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僕は羽島唯人。
そして、ここは異世界。
異世界転移したその日、僕は奴隷商に捕まってしまい、奴隷に身を落とした。
それから辛い日が続き、身も心もぼろぼろになってしまった。
今日も石切場で重い石を運び、一日を終えた。
明日は十八歳の誕生日だけど、祝ってはもらえないだろう。
異世界に来て一年。
どうしたらここから抜け出せるのかも分からずに、僕は眠りにつくべく冷たい床に寝転んだ。
◇
「え!?」
「今すぐこれに着替えて馬車に乗れ」
「は、はい」
監視人に渡された服はこれまで着ていたものよりも上等で、どこに連れられるのかは不明だけど、今日は重労働をしなくても済むのかもしれない。
首には首輪がつけられていて、逃げようとしたり勝手な行動をすると首輪が締まる。だから命令に背くわけにもいかないので、僕は大人しく従った。
馬車がゆっくりと動き出す。
幌馬車で振動がダイレクトにくる。
お尻が痛くなりそうだと思いながらも、馬車の後方に見える景色に心は弾む。
長い間石切場から出られなかったから、外の景色は新鮮で、たくさんの人が行き交う街の中なんて見ているだけで楽しい。
僕と同じ奴隷の人達を乗せた馬車は、石切場から野に出て街中を通り、とても大きな宮殿の前で止まった。
え、ここ!?
ここで何をすれば良いんだろう。
降りるように御者の人に言われ、僕達奴隷は横一列に並んだ。
「しばらく待つように」
その後暫くして、執事長だと言う人が現れて僕達に仕事内容を告げる。
王宮の雑務が今度の仕事のようだ。
当然王族もいるから失礼のないようにと言われたけど、難易度高そうだ。
不敬罪で罰されたらやだなと思いながら、早速洗濯場へと案内されたのだった。
この世界、魔法はあるけど僕には使えないし、洗濯機がないから洗濯は大変なんだよな。
シーツなどの大物は時間がかかるだろうし少ないといいな。
僕は袖を捲って洗濯を始めた。
そして、ここは異世界。
異世界転移したその日、僕は奴隷商に捕まってしまい、奴隷に身を落とした。
それから辛い日が続き、身も心もぼろぼろになってしまった。
今日も石切場で重い石を運び、一日を終えた。
明日は十八歳の誕生日だけど、祝ってはもらえないだろう。
異世界に来て一年。
どうしたらここから抜け出せるのかも分からずに、僕は眠りにつくべく冷たい床に寝転んだ。
◇
「え!?」
「今すぐこれに着替えて馬車に乗れ」
「は、はい」
監視人に渡された服はこれまで着ていたものよりも上等で、どこに連れられるのかは不明だけど、今日は重労働をしなくても済むのかもしれない。
首には首輪がつけられていて、逃げようとしたり勝手な行動をすると首輪が締まる。だから命令に背くわけにもいかないので、僕は大人しく従った。
馬車がゆっくりと動き出す。
幌馬車で振動がダイレクトにくる。
お尻が痛くなりそうだと思いながらも、馬車の後方に見える景色に心は弾む。
長い間石切場から出られなかったから、外の景色は新鮮で、たくさんの人が行き交う街の中なんて見ているだけで楽しい。
僕と同じ奴隷の人達を乗せた馬車は、石切場から野に出て街中を通り、とても大きな宮殿の前で止まった。
え、ここ!?
ここで何をすれば良いんだろう。
降りるように御者の人に言われ、僕達奴隷は横一列に並んだ。
「しばらく待つように」
その後暫くして、執事長だと言う人が現れて僕達に仕事内容を告げる。
王宮の雑務が今度の仕事のようだ。
当然王族もいるから失礼のないようにと言われたけど、難易度高そうだ。
不敬罪で罰されたらやだなと思いながら、早速洗濯場へと案内されたのだった。
この世界、魔法はあるけど僕には使えないし、洗濯機がないから洗濯は大変なんだよな。
シーツなどの大物は時間がかかるだろうし少ないといいな。
僕は袖を捲って洗濯を始めた。
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