14 / 48
第二章 元〈防国姫〉のヒーラーライフ
第十四話 守るための決意
「女子供は早く隠せ!」
「男は武器を取れ! 寝ている奴も今すぐ叩き起こすんだ!」
賑やかで和やかだった広場は、一瞬にして怒号と喧騒に包まれる。
物見櫓からは危険を知らせる鐘の音が鳴り響き、村人たちはパニックの極みに達していた。
私の隣にいた村長さんも同じだ。
すぐに酔いが醒めたのか、あわあわと動揺し始める。
一方の私もこの緊急事態に少なからず慌てた。
野伏せりという言葉を聞いたことはあっても、王都に住んでいたので実際に1度もこの目で見たことがない。
でも、野伏せりって村自体を襲うの?
私は頭上に疑問符を浮かべた。
野伏せりとはカスケード王国において徒党を組んで山中や街道に潜み、そこを通り過ぎる人間たちを襲って金品を強奪する悪漢の総称だ。
だが、こうして堂々と村を襲うなど聞いたことがない。
「どうやら、連中には村を襲いたい理由ができたのでしょうね」
冷静に声を発したのはリヒトである。
「この村の男たちは狩人を生業としているからか、他の農村の男たちと比べて体格がいい。それに狩人ならば短剣や弓も兵士並みに使いこなせるでしょう。いくら悪事を働くのが専門な野伏せり連中とはいえ、馬鹿正直に男たちがいるときに村を襲ってくるとは思えません」
けれども、とリヒトは淡々と言葉を続ける。
「たとえ屈強な男たちが揃っていたとしても、この村をすぐに襲いたい理由があったのなら話は別です」
「すぐにこの村を襲いたかった理由?」
私が訊き返すと、リヒトは「ギガント・ボアでしょうね」と答えた。
「おそらく、野伏せり連中はあの山中の開けた場所でギガント・ボアの死体を見つけたのでしょう。ギガント・ボアから採取できる素材は王都に持ち込めば高値で取引される。しかし、ギガント・ボアの死体からは高級素材の毛皮と牙がすべて剥ぎ取られていた。そこで野伏せり連中は気づいたはずです。このギガント・ボアの毛皮や牙を剥ぎ取ったのはフタラ村の人間たちだと」
私はリヒトが何を言いたいのか理解した。
「確かに動物の毛皮を綺麗に剥ぎ取れるのは狩人の特技と言われるものね。そしてこのフタラ村の男性たちはまさにその狩人たち」
リヒトは首を縦に振る。
「野伏せり連中もそう確信したのでしょうね。同時にマズイとも思った。名前や人数までは私もわかりませんが、一般的に1つの山には3~4つの悪事を働く集団が存在していると言われています。そしてギガント・ボアほどの巨大な死体などすぐに発見され、同じ山中にいる悪党どもの間で知れ渡ることになるでしょう」
私はハッと気づく。
「他の連中にギガント・ボアの死体を発見されたらフタラ村が襲われる。だからその前に自分たちがフタラ村を襲ってギガント・ボアの毛皮や牙を奪い取りたい……と、この村を襲いに来た野伏せり連中は考えたのね」
「間違いないでしょう。盗みを生業とする外道どもが考えることなど一緒です。しょせん奴らはどいつも食うため以上に楽して遊ぶ金が欲しい連中です。王都で上手く売れば少人数だと数年は豪遊できるギガント・ボアの素材が近くにあると知れば、是が非でも奪い取りたいと考えるのが道理でしょう」
私は小さく首を左右に振った。
「まともな人間の道理じゃない。まさに悪漢どもにしかわからない道理ね」
「はい、この世に必要のない人間だけが持つ歪んだ道理ですよ」
どうしますか、とリヒトはたずねてくる。
「このままでは野伏せりと村人たちの戦闘は避けられないでしょう。ですが、俺たちには関係ないことです。毛皮と牙の1本はすでに村に進呈済みなので、俺たちは残りの1本の牙を持ってこの村から立ち去ればいい。換金など他の場所でもできますから」
これには村長さんとメリダも言葉を失った。
特にメリダは、私にすがるような目を向けてくる。
「安心して、メリダ」
私はメリダに力強くうなずいた。
「あなたたちを見捨てて逃げるような真似は絶対にしない」
私はリヒトに鋭い視線を浴びせる。
「リヒト、さっきのような発言は2度としないこと。それにギガント・ボアの素材でこの村が狙われたというのなら、私たちにも大いに責任はある。その責任を果たさずに、我が身だけの可愛さで逃げ出すことはできないししたくない」
掛け値なしの本音だった。
そしてそれは元〈防国姫〉だからとか、新たに始めた〈放浪医師〉のプライドのためでは断じてなかった。
目の前で困っている人たちがいて、その人たちを助ける力があるのに背を向けるのなら、私は人として恥じるべき人生を歩むことになるだろう。
「承知いたしました!」
突如、リヒトは片膝をついて私に頭を下げる。
「先ほどのような無責任な発言は2度としないと誓います。そしてそのような発言をした俺に対して、何か罰をお与えください。このリヒト・ジークウォルト。お嬢さまからのどのような罰も喜んでお受けいたします」
「ば、罰ってそこまで大げさに……」
そのとき、私はリヒトの本心を察した。
よく周囲から誤解されていたのだが、リヒトは見た目や言動と違って冷血な人間などではない。
むしろ誰よりも他者を労わる心を持つ、温かみのある人間だった。
しかし一流と呼ばれる騎士というのは、一見すると冷血な人間に見えてしまうような誠実さと謙虚さを表に出さなくてはならないという。
たとえ今は元騎士という立場になったとはいえ、1度でも騎士になった人間は他人から軟弱者と言われるような行為を何より嫌うからだ。
それゆえにリヒトは、私という主人を差し置いて自分から村人たちを救いたいとは言えず、代わりにこのような回りくどいことをしたに違いない。
罰と称して私に命令をしてもらうために――。
「わかったわ」
私はリヒトに人差し指を勢いよく突きつけた。
「リヒト・ジークウォルト。あなたに罰を与えます。あなたの力を存分に使い、この村の人たちを悪漢どもから守ってみせなさい」
リヒトは顔を上げてニコリと笑った。
「御意。俺のご主人さま」
「男は武器を取れ! 寝ている奴も今すぐ叩き起こすんだ!」
賑やかで和やかだった広場は、一瞬にして怒号と喧騒に包まれる。
物見櫓からは危険を知らせる鐘の音が鳴り響き、村人たちはパニックの極みに達していた。
私の隣にいた村長さんも同じだ。
すぐに酔いが醒めたのか、あわあわと動揺し始める。
一方の私もこの緊急事態に少なからず慌てた。
野伏せりという言葉を聞いたことはあっても、王都に住んでいたので実際に1度もこの目で見たことがない。
でも、野伏せりって村自体を襲うの?
私は頭上に疑問符を浮かべた。
野伏せりとはカスケード王国において徒党を組んで山中や街道に潜み、そこを通り過ぎる人間たちを襲って金品を強奪する悪漢の総称だ。
だが、こうして堂々と村を襲うなど聞いたことがない。
「どうやら、連中には村を襲いたい理由ができたのでしょうね」
冷静に声を発したのはリヒトである。
「この村の男たちは狩人を生業としているからか、他の農村の男たちと比べて体格がいい。それに狩人ならば短剣や弓も兵士並みに使いこなせるでしょう。いくら悪事を働くのが専門な野伏せり連中とはいえ、馬鹿正直に男たちがいるときに村を襲ってくるとは思えません」
けれども、とリヒトは淡々と言葉を続ける。
「たとえ屈強な男たちが揃っていたとしても、この村をすぐに襲いたい理由があったのなら話は別です」
「すぐにこの村を襲いたかった理由?」
私が訊き返すと、リヒトは「ギガント・ボアでしょうね」と答えた。
「おそらく、野伏せり連中はあの山中の開けた場所でギガント・ボアの死体を見つけたのでしょう。ギガント・ボアから採取できる素材は王都に持ち込めば高値で取引される。しかし、ギガント・ボアの死体からは高級素材の毛皮と牙がすべて剥ぎ取られていた。そこで野伏せり連中は気づいたはずです。このギガント・ボアの毛皮や牙を剥ぎ取ったのはフタラ村の人間たちだと」
私はリヒトが何を言いたいのか理解した。
「確かに動物の毛皮を綺麗に剥ぎ取れるのは狩人の特技と言われるものね。そしてこのフタラ村の男性たちはまさにその狩人たち」
リヒトは首を縦に振る。
「野伏せり連中もそう確信したのでしょうね。同時にマズイとも思った。名前や人数までは私もわかりませんが、一般的に1つの山には3~4つの悪事を働く集団が存在していると言われています。そしてギガント・ボアほどの巨大な死体などすぐに発見され、同じ山中にいる悪党どもの間で知れ渡ることになるでしょう」
私はハッと気づく。
「他の連中にギガント・ボアの死体を発見されたらフタラ村が襲われる。だからその前に自分たちがフタラ村を襲ってギガント・ボアの毛皮や牙を奪い取りたい……と、この村を襲いに来た野伏せり連中は考えたのね」
「間違いないでしょう。盗みを生業とする外道どもが考えることなど一緒です。しょせん奴らはどいつも食うため以上に楽して遊ぶ金が欲しい連中です。王都で上手く売れば少人数だと数年は豪遊できるギガント・ボアの素材が近くにあると知れば、是が非でも奪い取りたいと考えるのが道理でしょう」
私は小さく首を左右に振った。
「まともな人間の道理じゃない。まさに悪漢どもにしかわからない道理ね」
「はい、この世に必要のない人間だけが持つ歪んだ道理ですよ」
どうしますか、とリヒトはたずねてくる。
「このままでは野伏せりと村人たちの戦闘は避けられないでしょう。ですが、俺たちには関係ないことです。毛皮と牙の1本はすでに村に進呈済みなので、俺たちは残りの1本の牙を持ってこの村から立ち去ればいい。換金など他の場所でもできますから」
これには村長さんとメリダも言葉を失った。
特にメリダは、私にすがるような目を向けてくる。
「安心して、メリダ」
私はメリダに力強くうなずいた。
「あなたたちを見捨てて逃げるような真似は絶対にしない」
私はリヒトに鋭い視線を浴びせる。
「リヒト、さっきのような発言は2度としないこと。それにギガント・ボアの素材でこの村が狙われたというのなら、私たちにも大いに責任はある。その責任を果たさずに、我が身だけの可愛さで逃げ出すことはできないししたくない」
掛け値なしの本音だった。
そしてそれは元〈防国姫〉だからとか、新たに始めた〈放浪医師〉のプライドのためでは断じてなかった。
目の前で困っている人たちがいて、その人たちを助ける力があるのに背を向けるのなら、私は人として恥じるべき人生を歩むことになるだろう。
「承知いたしました!」
突如、リヒトは片膝をついて私に頭を下げる。
「先ほどのような無責任な発言は2度としないと誓います。そしてそのような発言をした俺に対して、何か罰をお与えください。このリヒト・ジークウォルト。お嬢さまからのどのような罰も喜んでお受けいたします」
「ば、罰ってそこまで大げさに……」
そのとき、私はリヒトの本心を察した。
よく周囲から誤解されていたのだが、リヒトは見た目や言動と違って冷血な人間などではない。
むしろ誰よりも他者を労わる心を持つ、温かみのある人間だった。
しかし一流と呼ばれる騎士というのは、一見すると冷血な人間に見えてしまうような誠実さと謙虚さを表に出さなくてはならないという。
たとえ今は元騎士という立場になったとはいえ、1度でも騎士になった人間は他人から軟弱者と言われるような行為を何より嫌うからだ。
それゆえにリヒトは、私という主人を差し置いて自分から村人たちを救いたいとは言えず、代わりにこのような回りくどいことをしたに違いない。
罰と称して私に命令をしてもらうために――。
「わかったわ」
私はリヒトに人差し指を勢いよく突きつけた。
「リヒト・ジークウォルト。あなたに罰を与えます。あなたの力を存分に使い、この村の人たちを悪漢どもから守ってみせなさい」
リヒトは顔を上げてニコリと笑った。
「御意。俺のご主人さま」
あなたにおすすめの小説
役立たずと追放された令嬢ですが、極寒の森で【伝説の聖獣】になつかれました〜モフモフの獣人姿になった聖獣に、毎日甘く愛されています〜
腐ったバナナ
恋愛
「魔力なしの役立たず」と家族と婚約者に見捨てられ、極寒の魔獣の森に追放された公爵令嬢アリア。
絶望の淵で彼女が出会ったのは、致命傷を負った伝説の聖獣だった。アリアは、微弱な生命力操作の能力と薬学知識で彼を救い、その巨大な銀色のモフモフに癒やしを見いだす。
しかし、銀狼は夜になると冷酷無比な辺境領主シルヴァンへと変身!
「俺の命を救ったのだから、君は俺の永遠の所有物だ」
シルヴァンとの契約結婚を受け入れたアリアは、彼の強大な力を後ろ盾に、冷徹な知性で王都の裏切り者たちを周到に追い詰めていく。
偽聖女と蔑まれた私、冷酷と噂の氷の公爵様に「見つけ出した、私の運命」と囚われました 〜荒れ果てた領地を力で満たしたら、とろけるほど溺愛されて
放浪人
恋愛
「君は偽物の聖女だ」——その一言で、私、リリアーナの人生は転落した。 持っていたのは「植物を少しだけ元気にする」という地味な力。華やかな治癒魔法を使う本物の聖女イザベラ様の登場で、私は偽物として王都から追放されることになった。
行き場もなく絶望する私の前に現れたのは、「氷の公爵」と人々から恐れられるアレクシス様。 冷たく美しい彼は、なぜか私を自身の領地へ連れて行くと言う。
たどり着いたのは、呪われていると噂されるほど荒れ果てた土地。 でも、私は諦めなかった。私にできる、たった一つの力で、この地を緑で満たしてみせる。
ひたむきに頑張るうち、氷のように冷たかったはずのアレクシス様が、少しずつ私にだけ優しさを見せてくれるように。 「リリアーナ、君は私のものだ」 ——彼の瞳に宿る熱い独占欲に気づいた時、私たちの運命は大きく動き出す。
悪役令嬢に仕立て上げたいなら、ご注意を。
潮海璃月
ファンタジー
幼くして辺境伯の地位を継いだレナータは、女性であるがゆえに舐められがちであった。そんな折、社交場で伯爵令嬢にいわれのない罪を着せられてしまう。そんな彼女に隣国皇子カールハインツが手を差し伸べた──かと思いきや、ほとんど初対面で婚姻を申し込み、暇さえあれば口説き、しかもやたらレナータのことを知っている。怪しいほど親切なカールハインツと共に、レナータは事態の収拾方法を模索し、やがて伯爵一家への復讐を決意する。
【完結】 私を忌み嫌って義妹を贔屓したいのなら、家を出て行くのでお好きにしてください
ゆうき
恋愛
苦しむ民を救う使命を持つ、国のお抱えの聖女でありながら、悪魔の子と呼ばれて忌み嫌われている者が持つ、赤い目を持っているせいで、民に恐れられ、陰口を叩かれ、家族には忌み嫌われて劣悪な環境に置かれている少女、サーシャはある日、義妹が屋敷にやってきたことをきっかけに、聖女の座と婚約者を義妹に奪われてしまった。
義父は義妹を贔屓し、なにを言っても聞き入れてもらえない。これでは聖女としての使命も、幼い頃にとある男の子と交わした誓いも果たせない……そう思ったサーシャは、誰にも言わずに外の世界に飛び出した。
外の世界に出てから間もなく、サーシャも知っている、とある家からの捜索願が出されていたことを知ったサーシャは、急いでその家に向かうと、その家のご子息様に迎えられた。
彼とは何度か社交界で顔を合わせていたが、なぜかサーシャにだけは冷たかった。なのに、出会うなりサーシャのことを抱きしめて、衝撃の一言を口にする。
「おお、サーシャ! 我が愛しの人よ!」
――これは一人の少女が、溺愛されながらも、聖女の使命と大切な人との誓いを果たすために奮闘しながら、愛を育む物語。
⭐︎小説家になろう様にも投稿されています⭐︎
【完】瓶底メガネの聖女様
らんか
恋愛
伯爵家の娘なのに、実母亡き後、後妻とその娘がやってきてから虐げられて育ったオリビア。
傷つけられ、生死の淵に立ったその時に、前世の記憶が蘇り、それと同時に魔力が発現した。
実家から事実上追い出された形で、家を出たオリビアは、偶然出会った人達の助けを借りて、今まで奪われ続けた、自分の大切なもの取り戻そうと奮闘する。
そんな自分にいつも寄り添ってくれるのは……。
平民に転落した元令嬢、拾ってくれた騎士がまさかの王族でした
タマ マコト
ファンタジー
没落した公爵令嬢アメリアは、婚約者の裏切りによって家も名も失い、雨の夜に倒れたところを一人の騎士カイルに救われる。
身分を隠し「ミリア」と名乗る彼女は、静かな村で小さな幸せを見つけ、少しずつ心を取り戻していく。
だが、優しくも謎めいたカイルには、王族にしか持ちえない気品と秘密があり――
それが、二人の運命を大きく動かす始まりとなるのであった。
辺境は独自路線で進みます! ~見下され搾取され続けるのは御免なので~
紫月 由良
恋愛
辺境に領地を持つマリエ・オリオール伯爵令嬢は、貴族学院の食堂で婚約者であるジョルジュ・ミラボーから婚約破棄をつきつけられた。二人の仲は険悪で修復不可能だったこともあり、マリエは快諾すると学院を早退して婚約者の家に向かい、その日のうちに婚約が破棄された。辺境=田舎者という風潮によって居心地が悪くなっていたため、これを機に学院を退学して領地に引き籠ることにした。
魔法契約によりオリオール伯爵家やフォートレル辺境伯家は国から離反できないが、関わり合いを最低限にして独自路線を歩むことに――。
※小説家になろう、カクヨムにも投稿しています
偽りの家族を辞めます!私は本当に愛する人と生きて行く!
ユウ
恋愛
伯爵令嬢のオリヴィアは平凡な令嬢だった。
社交界の華及ばれる姉と、国内でも随一の魔力を持つ妹を持つ。
対するオリヴィアは魔力は低く、容姿も平々凡々だった。
それでも家族を心から愛する優しい少女だったが、家族は常に姉を最優先にして、蔑ろにされ続けていた。
けれど、長女であり、第一王子殿下の婚約者である姉が特別視されるのは当然だと思っていた。
…ある大事件が起きるまで。
姉がある日突然婚約者に婚約破棄を告げられてしまったことにより、姉のマリアナを守るようになり、婚約者までもマリアナを優先するようになる。
両親や婚約者は傷心の姉の為ならば当然だと言う様に、蔑ろにするも耐え続けるが最中。
姉の婚約者を奪った噂の悪女と出会ってしまう。
しかしその少女は噂のような悪女ではなく…
***
タイトルを変更しました。
指摘を下さった皆さん、ありがとうございます。