80 / 104
第八章 ~華やかで煌びやかな地下の世界・裏闘技場の闇試合編~
道場訓 八十 空手の流派
しおりを挟む
「……で? ワイをわざわざ呼びつけたっちゅうことは、何か深刻なトラブルでも起きたんでっか?」
カムイはへらへらと笑いながら言葉を続ける。
「ただ、お嬢はん。もしもそうでなくワイに会いたいだけで呼んだっちゅうのなら、申し訳ないんですがもう戻ってもええですか? 今、ちょうどワイ好みの女性を口説いている真っ最中ですねん」
このとき、俺はようやく気がついた。
珍しい銀髪と黒の空手着に目を奪われていたが、カムイの喋っている言葉はアルビオン公国の上位層が話す言葉だったのだ。
まさか、この男はリゼッタと同じくアルビオン公国の生まれなのか。
などと俺が考えていると、顔を真っ赤にしたマコトは「このお馬鹿!」と怒声を上げた。
「あなたのことが必要になったから呼んだに決まっているでしょう! それにシード選手だから1回戦を闘わなかったとはいえ、暢気に主人の付き添いの最中に女を口説いているんじゃないわよ!」
「せやけど、ビビッと来るもんがあったんやさかい仕方ないでっしゃろ。それに、ワイはいつ死んでもおかしくない闘技者や。だったら、本能の赴くまま生きたいと思うのが筋ってもんやおまへんか?」
1回戦に闘技者。
その言葉だけでピンときた。
こいつも俺と同じく闇試合に参加している選手の1人なのだろう。
「呆れた……闇試合の絶対王者のくせに何を言っているのよ」
と、マコトが大きなため息を吐いたときだ。
「ん!」
カムイは目を見開くと、こちらに勢いよく顔を向けてきた。
しかし、その視線が向けられたのは俺ではない。
俺の後方にいたエミリアに向けられたのだ。
そして――。
「これは運命やで!」
カムイは満面の笑みを浮かべ、身体で喜びを表すように両手を大きく広げる。
「なんちゅう別嬪な子や! 顔も身体もワイ好みやし、しかも何も編んだりしてへん金髪っちゅうのがええわ!」
直後、カムイはエミリアの元へ歩み寄っていく。
「金髪のお嬢さん。お名前を聞かせて貰ってもええですか?」
「え? え? え?」
まったく予想していない展開に、エミリアは明らかに困惑する。
だが、それは俺も同じだった。
表情と態度にこそ出さなかったものの、このカムイという銀髪の男のことが微塵も読めない。
それゆえに俺はすぐに動いた。
エミリアを守るようにカムイの前に躍り出る。
「何や、大将。人の恋路の邪魔をせんとってや」
俺と対峙した瞬間、立ち止まったカムイの表情が険しくなった。
「残念だが邪魔させて貰う。こいつは――エミリアは俺の弟子なんでな」
「ほう、その子はエミリアちゃん言うんか。ええ名前や。ますます気に入ったで」
カムイは俺からエミリアへと視線を移す。
「せやけど、弟子っちゅうのはあれか? 揃って同じ空手着を着ているところを見ると、おたくらは魔法使いなんか?」
俺は真顔で答える。
「お前の目には俺たちが魔法使いにでも見えるのか? それとも、そんな空手着を着ているお前は魔法使いなのか?」
そうや、とカムイは即答した。
「何を隠そう、ワイは空手着を着た稀代の大魔法使いなんや」
そう言うなり、カムイは握り込んだ右拳を脇へと引いた。
「――って、何でやねん!」
次の瞬間、カムイは鋭い踏み込みから正拳突きを放ってきた。
ゴオッ!
俺は破城槌のようなカムイの凄まじい正拳突きに目を見開く。
同時に俺はタイミングを見計らって中段横受けを行い、カムイの正拳突きを真横に弾いた。
もちろん、それだけでは終わらない。
空手の技には空手の技を――。
俺は軸にした左足を勢いよく返し、そのまま鞭のようにしならせた右足での上段回し蹴りを放つ。
狙いはカムイの顔面だ。
ドンッ!
半円を描いて飛んだ俺の蹴りが、カムイの側頭部で爆発音を発した。
直後、蹴り足を引いた俺は少しだけ後退る。
「……ええな。物凄くええわ」
カムイは自分の側頭部を守るように、左手の肘から先を垂直に立てていた。
常人ならまともに食らっていただろう、俺の上段回し蹴りを瞬時に左手で防御したのだ。
けれども、俺の蹴りは防御した腕ごと破壊する威力は十二分にあった。
現に周囲の人間たちは、爆発音だと勘違いしただろう俺の蹴りの衝撃音を聞いたはずだ。
しかし、カムイは顔色一つ変えずにケロリとしている。
それだけではない。
俺の蹴りを防御した左腕にも異常が見当たらなかった。
打撲や骨折どころか、まったくの無傷である。
こいつ……。
「手加減したとはいえ、ワイのツッコミ――もとい正拳を受けて即反撃してくるとはやるやないか。どうやら、うちのオンマを倒したのはまぐれやなかったっちゅうことやな」
やはり、凄まじく強いな。
それはたった数秒闘り合っただけでも感じ取れた。
しかし、これほどの空手の使い手がこんな地下にいるのも不思議な話だ。
もしかすると、元は表の世界でも有名な人間だったのだろうか。
ふとそんな疑問が過ったので、俺はカムイに対して〈闘神の真眼〉を使った。
そしてカムイの顔の横に個人情報が浮かんできた瞬間――。
パリンッ!
という音でも鳴ったかのように、カムイの個人情報が粉々に砕け散ったのだ。
「――――ッ!」
俺はあまりの出来事に驚愕した。
そんな俺を見つめながらカムイはニヤリと笑う。
「あかんで、大将。人の素性を覗き見するような真似をするのわ」
カムイは落ち着いた声で言葉を続ける。
「俺の個人情報を覗けるっちゅうことは、あんたの流派は闘神流やな? まさか、こんな場所で出会えるとは思っとらんかったわ」
「お前……闘神流のことを知っているのか?」
俺は念のためカムイに尋ねた。
「知っとるも何も、ワイの流派は闘神流と兄弟みたいなもんやさかいな」
このとき、俺は生前に祖父から聞いていたことを思い出した。
「まさか、お前の流派は……」
カムイは少しだけ緩んでいた自分の白帯を強く締め直す。
「ワイの空手の流派は魔神流や」
カムイはへらへらと笑いながら言葉を続ける。
「ただ、お嬢はん。もしもそうでなくワイに会いたいだけで呼んだっちゅうのなら、申し訳ないんですがもう戻ってもええですか? 今、ちょうどワイ好みの女性を口説いている真っ最中ですねん」
このとき、俺はようやく気がついた。
珍しい銀髪と黒の空手着に目を奪われていたが、カムイの喋っている言葉はアルビオン公国の上位層が話す言葉だったのだ。
まさか、この男はリゼッタと同じくアルビオン公国の生まれなのか。
などと俺が考えていると、顔を真っ赤にしたマコトは「このお馬鹿!」と怒声を上げた。
「あなたのことが必要になったから呼んだに決まっているでしょう! それにシード選手だから1回戦を闘わなかったとはいえ、暢気に主人の付き添いの最中に女を口説いているんじゃないわよ!」
「せやけど、ビビッと来るもんがあったんやさかい仕方ないでっしゃろ。それに、ワイはいつ死んでもおかしくない闘技者や。だったら、本能の赴くまま生きたいと思うのが筋ってもんやおまへんか?」
1回戦に闘技者。
その言葉だけでピンときた。
こいつも俺と同じく闇試合に参加している選手の1人なのだろう。
「呆れた……闇試合の絶対王者のくせに何を言っているのよ」
と、マコトが大きなため息を吐いたときだ。
「ん!」
カムイは目を見開くと、こちらに勢いよく顔を向けてきた。
しかし、その視線が向けられたのは俺ではない。
俺の後方にいたエミリアに向けられたのだ。
そして――。
「これは運命やで!」
カムイは満面の笑みを浮かべ、身体で喜びを表すように両手を大きく広げる。
「なんちゅう別嬪な子や! 顔も身体もワイ好みやし、しかも何も編んだりしてへん金髪っちゅうのがええわ!」
直後、カムイはエミリアの元へ歩み寄っていく。
「金髪のお嬢さん。お名前を聞かせて貰ってもええですか?」
「え? え? え?」
まったく予想していない展開に、エミリアは明らかに困惑する。
だが、それは俺も同じだった。
表情と態度にこそ出さなかったものの、このカムイという銀髪の男のことが微塵も読めない。
それゆえに俺はすぐに動いた。
エミリアを守るようにカムイの前に躍り出る。
「何や、大将。人の恋路の邪魔をせんとってや」
俺と対峙した瞬間、立ち止まったカムイの表情が険しくなった。
「残念だが邪魔させて貰う。こいつは――エミリアは俺の弟子なんでな」
「ほう、その子はエミリアちゃん言うんか。ええ名前や。ますます気に入ったで」
カムイは俺からエミリアへと視線を移す。
「せやけど、弟子っちゅうのはあれか? 揃って同じ空手着を着ているところを見ると、おたくらは魔法使いなんか?」
俺は真顔で答える。
「お前の目には俺たちが魔法使いにでも見えるのか? それとも、そんな空手着を着ているお前は魔法使いなのか?」
そうや、とカムイは即答した。
「何を隠そう、ワイは空手着を着た稀代の大魔法使いなんや」
そう言うなり、カムイは握り込んだ右拳を脇へと引いた。
「――って、何でやねん!」
次の瞬間、カムイは鋭い踏み込みから正拳突きを放ってきた。
ゴオッ!
俺は破城槌のようなカムイの凄まじい正拳突きに目を見開く。
同時に俺はタイミングを見計らって中段横受けを行い、カムイの正拳突きを真横に弾いた。
もちろん、それだけでは終わらない。
空手の技には空手の技を――。
俺は軸にした左足を勢いよく返し、そのまま鞭のようにしならせた右足での上段回し蹴りを放つ。
狙いはカムイの顔面だ。
ドンッ!
半円を描いて飛んだ俺の蹴りが、カムイの側頭部で爆発音を発した。
直後、蹴り足を引いた俺は少しだけ後退る。
「……ええな。物凄くええわ」
カムイは自分の側頭部を守るように、左手の肘から先を垂直に立てていた。
常人ならまともに食らっていただろう、俺の上段回し蹴りを瞬時に左手で防御したのだ。
けれども、俺の蹴りは防御した腕ごと破壊する威力は十二分にあった。
現に周囲の人間たちは、爆発音だと勘違いしただろう俺の蹴りの衝撃音を聞いたはずだ。
しかし、カムイは顔色一つ変えずにケロリとしている。
それだけではない。
俺の蹴りを防御した左腕にも異常が見当たらなかった。
打撲や骨折どころか、まったくの無傷である。
こいつ……。
「手加減したとはいえ、ワイのツッコミ――もとい正拳を受けて即反撃してくるとはやるやないか。どうやら、うちのオンマを倒したのはまぐれやなかったっちゅうことやな」
やはり、凄まじく強いな。
それはたった数秒闘り合っただけでも感じ取れた。
しかし、これほどの空手の使い手がこんな地下にいるのも不思議な話だ。
もしかすると、元は表の世界でも有名な人間だったのだろうか。
ふとそんな疑問が過ったので、俺はカムイに対して〈闘神の真眼〉を使った。
そしてカムイの顔の横に個人情報が浮かんできた瞬間――。
パリンッ!
という音でも鳴ったかのように、カムイの個人情報が粉々に砕け散ったのだ。
「――――ッ!」
俺はあまりの出来事に驚愕した。
そんな俺を見つめながらカムイはニヤリと笑う。
「あかんで、大将。人の素性を覗き見するような真似をするのわ」
カムイは落ち着いた声で言葉を続ける。
「俺の個人情報を覗けるっちゅうことは、あんたの流派は闘神流やな? まさか、こんな場所で出会えるとは思っとらんかったわ」
「お前……闘神流のことを知っているのか?」
俺は念のためカムイに尋ねた。
「知っとるも何も、ワイの流派は闘神流と兄弟みたいなもんやさかいな」
このとき、俺は生前に祖父から聞いていたことを思い出した。
「まさか、お前の流派は……」
カムイは少しだけ緩んでいた自分の白帯を強く締め直す。
「ワイの空手の流派は魔神流や」
0
あなたにおすすめの小説
魔力ゼロで出来損ないと追放された俺、前世の物理学知識を魔法代わりに使ったら、天才ドワーフや魔王に懐かれて最強になっていた
黒崎隼人
ファンタジー
「お前は我が家の恥だ」――。
名門貴族の三男アレンは、魔力を持たずに生まれたというだけで家族に虐げられ、18歳の誕生日にすべてを奪われ追放された。
絶望の中、彼が死の淵で思い出したのは、物理学者として生きた前世の記憶。そして覚醒したのは、魔法とは全く異なる、世界の理そのものを操る力――【概念置換(コンセプト・シフト)】。
運動エネルギーの法則【E = 1/2mv²】で、小石は音速の弾丸と化す。
熱力学第二法則で、敵軍は絶対零度の世界に沈む。
そして、相対性理論【E = mc²】は、神をも打ち砕く一撃となる。
これは、魔力ゼロの少年が、科学という名の「本当の魔法」で理不尽な運命を覆し、心優しき仲間たちと共に、偽りの正義に支配された世界の真実を解き明かす物語。
「君の信じる常識は、本当に正しいのか?」
知的好奇心が、あなたの胸を熱くする。新時代のサイエンス・ファンタジーが、今、幕を開ける。
収納魔法を極めた魔術師ですが、勇者パーティを追放されました。ところで俺の追放理由って “どれ” ですか?
木塚麻弥
ファンタジー
収納魔法を活かして勇者パーティーの荷物持ちをしていたケイトはある日、パーティーを追放されてしまった。
追放される理由はよく分からなかった。
彼はパーティーを追放されても文句の言えない理由を無数に抱えていたからだ。
結局どれが本当の追放理由なのかはよく分からなかったが、勇者から追放すると強く言われたのでケイトはそれに従う。
しかし彼は、追放されてもなお仲間たちのことが好きだった。
たった四人で強大な魔王軍に立ち向かおうとするかつての仲間たち。
ケイトは彼らを失いたくなかった。
勇者たちとまた一緒に食事がしたかった。
しばらくひとりで悩んでいたケイトは気づいてしまう。
「追放されたってことは、俺の行動を制限する奴もいないってことだよな?」
これは収納魔法しか使えない魔術師が、仲間のために陰で奮闘する物語。
大器晩成エンチャンター~Sランク冒険者パーティから追放されてしまったが、追放後の成長度合いが凄くて世界最強になる
遠野紫
ファンタジー
「な、なんでだよ……今まで一緒に頑張って来たろ……?」
「頑張って来たのは俺たちだよ……お前はお荷物だ。サザン、お前にはパーティから抜けてもらう」
S級冒険者パーティのエンチャンターであるサザンは或る時、パーティリーダーから追放を言い渡されてしまう。
村の仲良し四人で結成したパーティだったが、サザンだけはなぜか実力が伸びなかったのだ。他のメンバーに追いつくために日々努力を重ねたサザンだったが結局報われることは無く追放されてしまった。
しかしサザンはレアスキル『大器晩成』を持っていたため、ある時突然その強さが解放されたのだった。
とてつもない成長率を手にしたサザンの最強エンチャンターへの道が今始まる。
地味な薬草師だった俺が、実は村の生命線でした
有賀冬馬
ファンタジー
恋人に裏切られ、村を追い出された青年エド。彼の地味な仕事は誰にも評価されず、ただの「役立たず」として切り捨てられた。だが、それは間違いだった。旅の魔術師エリーゼと出会った彼は、自分の能力が秘めていた真の価値を知る。魔術と薬草を組み合わせた彼の秘薬は、やがて王国を救うほどの力となり、エドは英雄として名を馳せていく。そして、彼が去った村は、彼がいた頃には気づかなかった「地味な薬」の恩恵を失い、静かに破滅へと向かっていくのだった。
隠して忘れていたギフト『ステータスカスタム』で能力を魔改造 〜自由自在にカスタマイズしたら有り得ないほど最強になった俺〜
桜井正宗
ファンタジー
能力(スキル)を隠して、その事を忘れていた帝国出身の錬金術師スローンは、無能扱いで大手ギルド『クレセントムーン』を追放された。追放後、隠していた能力を思い出しスキルを習得すると『ステータスカスタム』が発現する。これは、自身や相手のステータスを魔改造【カスタム】できる最強の能力だった。
スローンは、偶然出会った『大聖女フィラ』と共にステータスをいじりまくって最強のステータスを手に入れる。その後、超高難易度のクエストを難なくクリア、無双しまくっていく。その噂が広がると元ギルドから戻って来いと頭を下げられるが、もう遅い。
真の仲間と共にスローンは、各地で暴れ回る。究極のスローライフを手に入れる為に。
防御力を下げる魔法しか使えなかった俺は勇者パーティから追放されたけど俺の魔法に強制脱衣の追加効果が発現したので世界中で畏怖の対象になりました
かにくくり
ファンタジー
魔法使いクサナギは国王の命により勇者パーティの一員として魔獣討伐の任務を続けていた。
しかし相手の防御力を下げる魔法しか使う事ができないクサナギは仲間達からお荷物扱いをされてパーティから追放されてしまう。
しかし勇者達は今までクサナギの魔法で魔物の防御力が下がっていたおかげで楽に戦えていたという事実に全く気付いていなかった。
勇者パーティが没落していく中、クサナギは追放された地で彼の本当の力を知る新たな仲間を加えて一大勢力を築いていく。
そして防御力を下げるだけだったクサナギの魔法はいつしか次のステップに進化していた。
相手の身に着けている物を強制的に剥ぎ取るという究極の魔法を習得したクサナギの前に立ち向かえる者は誰ひとりいなかった。
※小説家になろうにも掲載しています。
S級パーティを追放された無能扱いの魔法戦士は気ままにギルド職員としてスローライフを送る
神谷ミコト
ファンタジー
【祝!4/6HOTランキング2位獲得】
元貴族の魔法剣士カイン=ポーンは、「誰よりも強くなる。」その決意から最上階と言われる100Fを目指していた。
ついにパーティ「イグニスの槍」は全人未達の90階に迫ろうとしていたが、
理不尽なパーティ追放を機に、思いがけずギルドの職員としての生活を送ることに。
今までのS級パーティとして牽引していた経験を活かし、ギルド業務。ダンジョン攻略。新人育成。そして、学園の臨時講師までそつなくこなす。
様々な経験を糧にカインはどう成長するのか。彼にとっての最強とはなんなのか。
カインが無自覚にモテながら冒険者ギルド職員としてスローライフを送るである。
ハーレム要素多め。
※隔日更新予定です。10話前後での完結予定で構成していましたが、多くの方に見られているため10話以降も製作中です。
よければ、良いね。評価、コメントお願いします。励みになりますorz
他メディアでも掲載中。他サイトにて開始一週間でジャンル別ランキング15位。HOTランキング4位達成。応援ありがとうございます。
たくさんの誤字脱字報告ありがとうございます。すべて適応させていただきます。
物語を楽しむ邪魔をしてしまい申し訳ないですorz
今後とも応援よろしくお願い致します。
世界最強の賢者、勇者パーティーを追放される~いまさら帰ってこいと言われてももう遅い俺は拾ってくれた最強のお姫様と幸せに過ごす~
aoi
ファンタジー
「なぁ、マギそろそろこのパーティーを抜けてくれないか?」
勇者パーティーに勤めて数年、いきなりパーティーを戦闘ができずに女に守られてばかりだからと追放された賢者マギ。王都で新しい仕事を探すにも勇者パーティーが邪魔をして見つからない。そんな時、とある国のお姫様がマギに声をかけてきて......?
お姫様の為に全力を尽くす賢者マギが無双する!?
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる