異世界物語 ～転生チート王子と愉快なスローライフ？～

設定、解説 ※ネタバレ注意

世界(アストラダウド)地図 説明１

○五大大陸
  アストラダウドに存在する五つの大きな大陸のこと。

  面積の広い順は、

中央大陸、北大陸、東大陸、西大陸、南大陸

となっている。

＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿


・中央大陸

  アストラダウドで最も広大な面積を誇る大陸。

  大陸北西部に広がるヴァラルレア大深緑地帯内に存在する、エルフ族が形成している国ヴァルトヘイム＝ラルグレシア大樹林連盟王国の領土以外は、多種・多民族国家のベイルマート王国の領土である。

  地形としては、東西に長いが、南や北西にも伸びており、ベイルマート王国王都から北へ向かうと、山脈地帯があり、南へ向かうと大峡谷がある。
  大陸西部と南部に活火山が多く存在するため、大陸は年々大きくなっている。
  あと十数年程で、西大陸や南大陸と繋がり、さらに巨大化した１つの大陸になると予測されている。

＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿


・北大陸

  中央大陸の次に大きな面積を誇る大陸。

  東西に長く、北側の大陸の端は、永久凍土となっていて、年中霜と雪に覆われた極寒地帯である。

  大陸東端から南端までの一辺の付近を領土とする人族の国、キルシュイン王国と大陸の東寄りの北部に小さく残るセレグアズ公爵(離)領、それら以外の領土からなる多種族集合系獣人族国家のヴォルグルレイ征進国で構成されている。

  セレグアズ公爵(離)領は、高山地帯と海に囲まれているため、古い時代にヴォルグルレイ征進国の侵略から逃れていたものの、国元がキルシュイン王国に吸収されたため、当時の領主が公爵領宣言を出して、現在は半独立状態である。

＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿


・東大陸

  北大陸の次に大きい面積の大陸。

  大陸は円状に広がっており、大陸中心部には、巨大な休火山の山脈がある。

  大陸は北東と南西を結ぶ線と北西と南東を結ぶ線で４つの国に別れている。

  大陸北の国は、自由・多民族国家リベリアス共和国で、アストラダウドに２つしかない共和国の片方。

  大陸東の国は、魔法王国ラルザリアで、魔族に分類される種族が多く集まっている。
  魔法を学ぶなら、ベイルマートかラルザリアと言われるほどに、魔法に特化した国。
  王国を名乗っているが、国家元首は、『魔法帝』である、が王家も存在している。

  大陸南の国は、ベレブレイド同盟連合王国で、ザラネーダ公爵家、ビルハインド公爵家、レオスタンダリア公爵家、シュルクシルジア公爵家の４家が、同盟を結び、代々ベレブレイド王を輩出し合う、特殊な国家体制の国である。

  大陸西の国は、和国アマエイサメシモ皇国で、ベイルマート王国初代国王が、旅をして故郷の文化を広めた土地に建った国である、と言う説が濃厚。
  初代皇王は、ベイルマート王国初代国王の次男であり、ベイルマート王国とは兄弟国である。
  ちなみに、ソルトラルドの母の母はアマエイサメシモ皇国の皇族である。

＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿


・西大陸

  南大陸のおよそ、２倍ほどの面積を持つ大陸。

  元々、別々な２つの大陸であったが地殻変動などの理由で、突然一つになった大陸なため、民族同士の仲が非常に悪い。

  大陸の形は、横向きの８の字である。

  数十年ほど前までは、元々別の大陸だった国同士で、戦争を繰り返していたが、ベイルマート王国を筆頭とする、多くの国々の立ち会いや仲介で、平和条約を結んだ後に、革命が発生し、王政が廃されて、東のイルベリア連邦と西のラインベルク共和国に纏まった。

  イルベリア連邦は、古い時代にアマエイサメシモ皇国の人々が旅をして開拓した土地としての歴史を持つため、中央大陸と繋がった際、ベイルマート王国に吸収される事を希望しており、ベイルマート王国ゼンタール公爵領イルベリア地方となるべく、準備を進めている。

  ラインベルク共和国は、リベリアスを見本とした国家体制を築いた。
  国土の約９割が農業に向かない土地のため、特産品や伝統工芸品を輸出して、食糧を輸入する貿易に重点を置いている。

＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿


・南大陸

  中央大陸のおよそ、１２分の１ほどの面積を持つ大陸。

  大陸は、南北に長い形で、北は砂漠、南は氷土である。

  ギルメット公国のみがあり、公国の国土の約２割が砂漠で、約４割が氷土である。
  ラインベルク共和国とは違い、商人の誘致などに失敗しているため、財政難と飢餓に苦しんでいる。
  一刻も早く、ベイルマート王国に吸収される事を希望しており、代々公国の王族は、国民が飢餓に苦しまなくて済むことを祈っている。

＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿

※地図は、大きさ、距離関係などが、かなり適当です。
位置関係とおおよその形の参考にしてください。