【R18】超女尊男卑社会〜性欲逆転した未来で俺だけ前世の記憶を取り戻す〜

広東封建

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一章

9-便所行き

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 Sランクという荒唐無稽な話に、俺はしばらくの間疑わしい目で自分の首輪を確かめていたが、どうやら本当らしい。
 程なくして調教員が慌てて俺をランク分けの場所へと連れて行き、Aランクの集団の隣に立たされた。
 とはいってもSランク用のスペースは用意されていなかったため、俺だけ甲子園でマネージャーが掲げるプレートのように、即席で作られた『S』の看板を持たされた。

 一人だけ看板を持って立っているのは実に間抜けに見える。
 だが周りの女達や他の奴隷仲間達も、皆蔑みではなく羨望や戸惑い、恐れといった視線を送ってくる。
 その視線に俺も徐々にSランクとなった実感が沸々と湧いてきた。

(マジかよ……Sランク……本当にSランクだ! ……ははっ、やった。やったぞ!)

 今までにSランクとなった者はいないため、このランクがどれほどの意味合いを持つのかはまだ未知数。
 だが噂や法律の勉強等で少なからず学んだ知識を統合すれば、他のランクとは比較にならないほどの自由を手にしたことは間違いない。

 俺はこれからの楽しい人生を想像し、一人で舞い上がっていた。そう、その時はまだ―――

 俺がSランクとなったことで会場は騒がしくなったが、まだ精通式は終わっていないためそのまま他の奴隷達の筆下ろしは継続された。

 先程まで俺が犯しまくった夏美達は、目を回しながらステージに倒れている。
 そして他の調教員達は俺の乱暴なセックスに異常な興奮を覚え、夏美達の幸せに満ちた顔に当てられてしまったようだ。
 ここから……俺のプレイによって女達の満足度のハードルが上がってしまい、あちこちで奴隷への激しい搾取が始まったのだ―――

「もっと! もっと激しく突きなさいっっ! もっとぉ!!」

「ちょっと! 吸い付きが弱いわよっっ!! そんなんじゃ全然気持ちよくないんだけど!!」

 奴隷達への責めがどんどん過激さを増していく。そしてそれは俺の親友、たくやに対しても同様のことだった。

「この……! もっっっと!! 激・し・く・舐・め・ろっっ!! ッッッックソ雄!!」

『グチュッ! バンッ! バンッ!』

 たくやを相手する調教員が頭を掴みながら、がむしゃらにアソコを押し付けている。
 後頭部はマットに打ち付けられ、か細い腕を折れそうな程に掴まれながら膣に突っ込まれ、股の上では猛烈な勢いで精を搾り取られている。

 あまりにも酷い光景に俺は言葉を失った。
 先程までSランクに浮かれていた気持ちが、明日の彼方へと吹き飛んでしまう程に―――

 自分は性欲が戻ったからいいものの、性に興奮を覚えないたくや達は、物凄い苦痛の最中にいるに違いない。
 一人だけ幸せな道を歩めたところで、共に慰め合い、励まし合い、支え合ってきた仲間、親友のたくやが今にも気を失いそうな状況でそれを喜べるはずもなかった。

 俺はたくやをレイプする女達に対し激しい怒りと悔しさが込み上げ、奥歯を『ギリリッ』と噛み締めた。

「あーもーこいつ全っっ然ダメ! マジで使えねえ!」

 先程まで激しい顔面騎乗を食らわせていた調教員が、たくやを見限ったようにスクッと立ち上がった。

「かひゅ……かひゅっ……」

 ようやく呼吸を取り戻したたくやは息も絶え絶えで、先程やる気を見せていた顔は汚い汁で汚れ、ほぼ目の光を失いかけている。
 それでもなんとか意識を保っているのは、絶対に負けないという強い意志がギリギリのところで堪えているのだろう。

「た……たくや……」

 俺はたくやの成長した姿に感銘を受けると共に、その悲惨な姿に弱々しくその名を絞り出すことしか出来なかった。

 だが必死に堪え続けるたくやに対し、女達は非情な審判を下す。

「喜べクソ雄ーーーてめえも便所行きだ」

 調教員達がたくやの体を押さえ付け、高々と笑いながら注射器の先端を向ける。

「やめっ……やめろおおーーーーっ!」

 俺は必死に叫び、女達の暴挙を止めようと駆け出した。だがーーー

「ちょっとあなた何してるの!? 辞めなさい!」

 別の調教員達によって俺の体は取り押さえられてしまう。
 そして残酷にも、注射器の針がたくやの腕へと刺し込まれる。

(おい……やめろ! たくやはあんなに頑張っていたんだ! なんで便所行きにされなきゃいけないんだ!)

 その時、女達の手を必死に振りほどこうとする俺の耳に、か細い声が透き通るように届いたーーー

「ゆ……すけく……ごめ……」

 たくやは涙を流しながら、俺の目を見て、小さく微笑んだ。
 そして次の瞬間ーーー

『チュウゥーーーッ』

 たくやの体に薬が注入された。

「あっ……ぁああああっ!!」

 たくやの可愛らしい顔が、どんどん狂気に満ちていく。
 目は徐々に裏返り、萎えた股間が『ピンッ』と起き上がる。

「ぎもぢっ……ぎもぢいいぃぃっ!!」

 優しかったたくやが、沸き起こる快感にヨダレを垂らしながら歯を食いしばる。

「は~い、便所行きおめでと~」

 たくやに注射器を刺した女が、楽しそうに笑みを浮かべながら大きく股を開いた。
 そしてそれを見たたくやは、勢いよく女の体に飛びついた。そしてそのまま股間を挿入すると―――

『ズチュッズチュッズチュッズチュッ!』

 自ら激しく腰を動かし始めた。

「どうだクソ雄、便所になれて気持ちいいだろ~? チンポ気持ちいいの幸せか? 幸せだよなぁああ!?」

「ぎもぢっぎもぢいぃ! ぎもぢいいぃぃぃーーーーっ!」

 たくやは激しいピストンを繰り出しながら、舌を出して快感を悦んだ。

「そつ……そんな……」

 たくやの変わり果てた姿に、俺は力なくその場に崩れ落ちた。

(これが幸せだって? そんな訳あるか! これが幸せだっていうなら、どうして……どうしてたくやはあんなにも―――泣いているんだ!)

 たくやは女の膣に射精しながら、大粒の涙を流していた。自我を失う快楽に歓びの涙を流しているとでも言うのか。

 いや、違う。
 俺には分かる。
 俺には、たくやの目から悲痛な叫びが伝わってくる。

(やめて……壊れたくない……人でいたい……気持ちよくなりたくない……)

 そんな思いが、悔しさが、悲鳴が、歪んだ目と涙から溢れている。

 確かにこの薬がもたらす快楽は、性欲のない男に対してもこの上ない絶頂をもたらすだろう。
 前世で存在した違法な薬物白い粉が改良され、性感を高めることに特化し、男であれば勃起力も増すよう成分が合成されている。
 それを体に入れれば、性器に触れただけで絶頂の何倍もの快感が身体中を駆け巡り、イケば更に強烈な快楽の波が押し寄せる。
 その薬がもたらす妙味は、性欲がなくとも否応なく、気持ちいいという言葉では語れないほどの性の快楽に満たされるだろう。

 だがたとえ身体が快楽の信号に支配されようとも、元々性欲を持たなければ欲求を満たしたことにはならない。
 つまりいくら劇薬を使ったところで、性欲の高い女達はその強烈な刺激を愉しめても、男の心は満たされないのだ。それはまさにツワモノの辛党が喜ぶような激辛料理を、味覚の幼い子供が大量に食べさせられるようなもの。
 身体は一方的に快楽に支配され、大きなダメージを受けた男の心は人間性を失ってしまうのだ。

 俺達男は、たとえ奴隷と揶揄され、人として扱われなくても、自分は人間であるという思いを捨てたことはない。
 たくやも、今ではほとんどが禁書として捨てられてしまった大昔の書籍に描かれるような、男と女が仲良く暮らしていた時代に思いを馳せ、人でありたいと、奴隷の境遇の中必死に抗ってきた。

 そんなたくやが、このような結末を喜ぶはずがない。

「ぁぁあアアアッ! ひっ……ヒヒッ! ヒヒヒーーーッ!」

『ドピュッドピュルッ!』

 とうとう人外の表情で精を放ち始めたたくやの姿を……俺は泣きながら、ただ見ていることしか出来なかったーーー

(たくや……ごめん……ごめん! 俺の、俺のせいで……!)

 親友の首輪が真っ黒に染まっていく中、俺は地面に伏しながら、ワナワナと肩を震わせた。

 俺は性欲を取り戻した。これから女達とセックスを好きなだけ楽しめる。
 前世のような性欲が否定される世の中よりは、充実した生活を送れるだろう。だがーーー
 男から性欲を奪い、人権を奪い、俺の親友を奪った女達の事は許さない。

 絶対にだ!!


(見てろよーーー


 俺の性欲で、女達をーーー


 蹂躪してやる!!)


 俺は激しい怒りと憎しみを胸に秘め、自分が得たSランクという称号と取り戻した性欲を武器に、奴隷の反逆を決意したーーー
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