【R18】超女尊男卑社会〜性欲逆転した未来で俺だけ前世の記憶を取り戻す〜

広東封建

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三章

39-会議

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「―――やはり政府が動いたか」

 ホログラムで表示された凛が、神妙な面持ちで語った。
 学校から帰った後、俺は礼子の部屋で凛と礼子と共に緊急会議を開いていた。
 どうやら凛にも比奈から連絡があったようで、家に着くとすぐに凛の方からコンタクトが来た。

「な、なんで政府なんかが俺に……それも、どうして乙音との関係に口出しされなきゃいけないんだ?」

 比奈からは全ての生徒への手出しを禁じられている。
 既に茜とはセフレ状態にあるが、そのことで何かお咎めを食らうならまだしも、どうして他の生徒―――それも灰原乙音限定で関わりを禁止されなければならないのか。
 しかもそれに政府が関わっているというのは荒唐無稽にも程がある。

「詳しい事情は話してくれませんでしたが……政府が游助様を利用して、何やら良からぬことを企んでいるとか何とか言っておりましたわ。
 そして先程申しましたクラスメイトには極力関わるなと……」

 情報が曖昧すぎて真実味がない。単なる嫌がらせのような気さえしてくる。
 そんな疑いの目を浮かべる俺に対し―――

「政府から比奈に何らかのアプローチがあったというのは、恐らく本当だろう。
 何せ性務大臣の喜久川茉以子は比奈の従姉妹に当たる。
 君がSランクとなった日から、政府―――特に性務省からは頻繁に報告を求められてな。
 特に大臣の喜久川茉衣子は昔から中々に癖のある奴だ。君を巡って何かしら企んでいても不思議ではない。
 いや―――ひょっとするともっと上の意図が絡んでいる可能性も……」

 凛が一人で深く考え込む。
 何やら随分と話が大きくなってきていることに、不安が募っていく。

「で、でも今更関わるなと言われても。仲良くなったクラスメイトを無視する訳にもいかないし……」

「あら、もうお友達が出来たんですの? 流石游助様ですわ!
 道理で日中、お呼び出しの連絡が来ないと思いましたわ!」

「違う違う! い、いや……学校で別の子としてるのは違わないんだけど……
 乙音とはそういう関係じゃない!」

 既に比奈との約束を破ってクラスメイトに手を出しているのは事実だが、あらぬ誤解を生まぬよう全力で否定する。

「別に、比奈さんの言葉など気にする必要ありませんわ。
 茉衣子ちゃんの動きに反抗して比奈さんが今回のお達しを下してきたのであれば、それは寧ろ游助様が学園でお愉しみなさる上で政府のお墨付きを得たと見るべきですわ。
 わたくしは昔から茉衣子ちゃんとは気が合いましたし。
 きっと比奈さんから理不尽な制限を受けて苦しまれる游助様を救うために、茉衣子ちゃん達が動いたのですわ」

 もし礼子の言うことが本当なら、その性務省とやらは俺にとって非常に都合の良い存在だが……
 何せ比奈が危惧している企みというのが気になる。

 いくら俺の欲望に都合が良くても、この世界は男を奴隷とし、女の欲望を満たすために成り立っている。
 そんな中で果たして俺のために政府が動いたりするだろうか。
 Sランクとなった俺を女達が都合良く利用しようとしている可能性は無いだろうか。
 そんな不安から、礼子の言うようには素直に楽観視出来ないでいた。

 そして凛も俺と同じことを思っていたようだ。

「今のところは事を荒立てない方が無難だろう。
 礼子の言うように、その友人と変に距離を置く必要はないが、立場をバラして行為に及ぶような行動は慎んだ方が良い。
 比奈の言う政府の企みとやらが、君にとって喜ばしいものかは現時点では分からない」

 凛もあまり詳しいことは分かっていないようだが、礼子程には政府や喜久川茉衣子という人物を信用し切ってはいないように見受けられる。

「ひとまず乙音とは普通に友人として接しながら、様子を見ることにするよ」

 先程出来たばかりの友人に、いきなり絶交宣言する訳にもいかない。
 比奈の言う通りにするのも嫌だが、政府の思惑通りに動くのも憚られる。
 ひとまず俺は俺が思う通りに行動するとしよう。


 ―――――

「ふう……」

 丁度その頃理事長室では、比奈が一人椅子に座り思惟に耽っていた。

(茉衣子は知らぬ振りをしろなどと言っておったが、儂の生徒をみすみす差し出す訳にはいかん。
 儂に出来ることはせいぜい、小僧に釘を刺す程度のことじゃが……凛なら儂の意図を汲み取るじゃろう。
 後は茉衣子がどう出るかじゃが……全く、面倒な小僧じゃ)

 比奈は游助の顔を思い浮かべながら、深々と溜息をついた―――


 ―――――

 そして時を同じくして、茉衣子も自室にてワインを飲みながら、物思いに耽っていた。

(フフ……やはり比奈ちゃんは彼を抑制する方向に出たわね……
 性の悦びを妨げるなんて、本当愚かな女。でも予想通り。こちらは次の準備に取り掛かるだけよ。
 彼にはまだまだ欲望が足りない。こんな程度じゃあのお方は満足されないわ。
 もっと性欲を剥き出しにさせて、女への凌辱欲求を植え付けないと……
 ああっ……楽しみだわぁ)

 茉衣子はホログラムに映る游助の姿を眺めながら、いやらしく股に指を這わせ、淫靡な笑みを溢した―――
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