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四章
67-拒否権
しおりを挟む「いやほんとにこれは単なるレズプレイで……!」
忍び寄る女子達にひたすら言い訳を繰り返す。
『ガシッ―――』
だが彼女らは俺の言葉を全く聞き入れる様子もなく、3人がかりで俺の体を掴んだ。
「いいから……さっさと比留川ちゃんのソコがどうなってんのか、ウチらに見せ~や!」
『グイッ』
「ああっ……!?」
3人が俺の体を無理矢理引っ張ると、とうとう茜から引き剥がされてしまった。そして―――
「こ、これ……ホンマもんや……!」
「マジかよ……こ、これが本物の……!」
「やっば……! マジやっば……!」
いきり立った俺の肉棒が晒され、3人が驚愕の顔でそれを凝視した。
「ちょ、ちょっとそのスカーフの下見せて!」
「え、あっ、ちょ、やめっ……」
突然麻央が俺の体に覆い被さり、首元のスカーフを掴んだ。
俺は取られまいと身を捩るも、左右を実羽と優希に掴まれ抵抗もままならない。
『グイッ!』
そして難なくスカーフを外されてしまった。
そこには金色の首輪が神々しく輝いていた。
「Sラン奴隷の首輪や……!
ウチの学校におるいうんは、ほんまやったんか!」
「な!? な!? あーしの言った通りだろ!?」
「こんなの夢みた~い……
あのSラン奴隷が麻央の目の前にいる~!」
一体何処から嗅ぎ付けたのか―――
俺は正体がバレてしまったことは元より、既に怪しまれていたことに戸惑いを隠せなかった。
「なあなあ茜っ、ウチらも仲間に入れてくれへん!?
ウチらもこのSラン奴隷使ってええやろ!?」
「えっ、ええ~~っと……そ、それはぁ~」
実羽からの突然の申し出に、茜は目を泳がせながら戸惑う。
「なんだよ茜、あんただけでこいつ独り占めするつもりなのかよ」
「べっ別にそういう訳じゃないけどぉ……!
で、でも、游ちゃんがどう思うかな~って……」
「はぁ~? 奴隷に拒否権なんかある訳ないじゃん!
なんで奴隷の気持ちなんて考えるのか意味わかんないんだけどぉ~!」
3人に詰め寄られ、茜はどんどん後ろに下がっていく。
俺のことを完全に性の道具としか見ていない態度に、俺は思わずムッとなるが、最後の麻央の言葉にあることを思い出した。
「別に―――拒否権ならあるけど」
そう言いながら俺は首輪を2回タップした。すると―――
『拒否権が発動しました。只今の時間、本人の許可なく性行為に及んだ場合、処罰されます』
首輪が真っ赤に染まり、中から拒否権発動を伝えるメッセージが発せられた。
「はぁ? 拒否権ん? なんやそれ」
実羽が訝しげに赤い首輪を覗き込んだ。
「この状態で俺に性行為をしようとしたら、お前らが逮捕されるんだよ」
俺は自信満々に彼女らの疑問に答えた。
別にクラスメイトとのセックスなど断る必要もないのだが、突然やってきた上に強引な態度を取られて、はいどうぞと身を差し出す気持ちにはなれない。
だが―――
「ふーん。そっちがその気なら、こっちも色々考えるけど。
あんた自分がSラン奴隷なの内緒にしてんだろ?
他の奴等に正体がバレてもいいのかぁ?」
「そっそれは……!」
優希がニヤニヤと笑みを浮かべながら脅し文句を言い、俺は思わず閉口した。
「別に良いじゃん。君性欲アリアリでしょ~?
色々めんどくさいことになるより、麻央達にチンポ使われてた方がよさ気じゃん?
正体バレたくないんでしょ~?」
3人がジリジリと俺に迫ってくる。
確かにこの場では俺の置かれた状況は圧倒的に不利。
拒否権を発動したところで、正体をバラされれば退学間違いなしだ。
故に学校において俺に拒否権など、有って無いようなものだった。
「ええから大人しゅうその拒否権いうん解除しい? な?」
実羽が俺の腕を取り、首輪へと誘導する。
俺は腕を震わせながら―――
首輪を2度タップした。
『拒否権が解除されました』
音声と共に赤色に染まった首輪が、再び輝きを取り戻す。
色の変化に沿うようにゾクゾクと身を震わせながら、3人の少女達は笑みを溢した。
その様子を茜は、遠巻きから不安そうに見つめている。
「よーし、そんじゃああーしが最初にヤらせて貰うからな!」
「なんでやねん! ウチが最初や!」
「麻央が最初~~~!」
すると3人は、誰が最初に俺とセックスするかで揉め出した。
「あーしのお陰でSラン奴隷見つけたんだから、あーしが最初に決まってんだろ!」
「ぐ、ぐぐ……確かに一理有りや……
ほなウチは口使わせて貰うで!」
「ちょっとー! それなら麻央もSランクンニが良い~~!」
「ほなジャンケンや! 最初はグー!」
俺の部位を巡って3人は争っているが、俺の意思を汲み取る様子は全くない。
皆俺を使って自分が気持ちよくなることしか考えていない。
結局俺の下半身には優希、顔に実羽、腕に麻央が跨り、強引に俺の身体を押さえ付けた―――
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