百鬼淫行

其の四 恥肉（ちにく）

其の四 恥肉（ちにく）の二十六

　……男の命令では、地下実験室に近付く男以外の人間に精神感応で幻覚を見せたり、地下の動物霊を操（あやつ）って驚かせて追い払うのが風神の仕事だった。
　……然（しか）し、半（なか）ば廃墟化した秘密の地下実験室を訪れる不審者は無く、風神も退屈していた。
　……其処（そこ）で、風神は男に頼んで、雷神の様に自分の幼い兄を陵辱する許可を得たのだった。

　……深夜の地下実験室、灯りの全く無い真っ暗な闇の中に男の息子の美少年、娼童（ちごく）が全裸の四肢を大の字に大きく開いて、空中に磔（はりつけ）られていた。
　……よく見ると、青白い無数の透明な手が少年の全身を鷲掴みにして空中高く持ち上げ、身動き出来無い全裸の美少年の全身を、無数の透明な手や舌が淫らに這い回って執拗に、少年の裸身を愛撫し続けていたのだった。
　……風神は時々、男の許可を得て姿を消し、色情霊達や動物霊達を連れて戻って来ていた。
　……実は、風神は直接、自分で兄を犯すよりも霊達に命じて美少年を犯させ、嬲（なぶ）られて悶絶し、全裸で性的絶頂（オルガズム）を繰り返す幼い兄の姿を見るのが好きだったのだ。
　……雷神風神兄弟の兄の美少年は空中で、全裸で身動き出来ずに無数の、死者の色情霊達に全身を同時に愛撫され続け、勃起させた幼い陰茎（おちんちん）を吸い扱（しご）かれ続けては、全身の穴に霊達の透明な男根（ペニス）を挿入されて犯され続けていたのだった。

　……また、そんな美少年は全裸で四つん這いにされ、背後から動物霊達の透明な男根で肛門を犯され続けては可愛（あい）らしく、幼い性的絶頂（オルガズム）を繰り返し続けていたのだ。
　……実は、雷神が美少年の全身の筋肉を支配して、人形の様に操（あやつ）り、また肛門の筋肉を弛緩（しかん）させたり、逆に大きく開かせたりして風神に協力していたのだった。

　……真夜中の真っ暗な地下で、透明な動物霊達が全裸の美少年の幼い肛門を、音も無く犯し続けていた。
　……狼の群れが、熊達が、そして無数の蛇が全裸の美少年の全身を舐め回し、繰り返し犯し続けていた。
　……また、冷たい蛇達は、子供の性器から肛門をチロチロと舐め回し、特に敏感な少年の菊襞（アヌス）を周囲から舌先で愛撫し続け、舌を挿入し、やがて美少年の体を押し開いて体内に潜り込んで行った。