百鬼淫行

其の四 恥肉（ちにく）

其の四 恥肉（ちにく）の二十九

　……処が、やがて信じられ無い事態が発生した。
　……戦鬼達が突然、人類を裏切って、侵略者達側に寝返ったのだった。　……実は、地球防衛軍の将軍の鬼に、侵略者達の使者が密かに接触し、安全なエネルギーを無限に発生させるフリーエネルギージェネレータを、鬼達の世界システムに組み込む、新・世界システムの設計図を手土産に、鬼達に条件付きの降伏を持ち掛けて来たのだった。
　……彼等は、大銀河系小児愛好文化惑星連合の辺境星系調査団・未開惑星開発隊で、地球を新たな小児資源惑星として、鬼達に管理を委ねると云う提案だった。
　……彼等は基本的に、侵略した膨大な数の星々を、自分達で支配・管理する事は無く、鬼達に地球人の支配と管理を任せたのだ。

　……人類は、敗れた。
　……地球の人類は、戦鬼達に支配され、其の誕生から死までを、鬼達に完全に管理されて仕舞った。
　……地球は、球形（たま）の生き地獄に変容して行ったのだ。
　……人類は知識も言葉も奪われ、動物の様に常に全裸で、鬼達の家畜の様に飼育されたのだった。
　……人類は、少年も少女も、容姿の美しい者の遺伝子だけが保管され、人間工場の人工子宮で赤ん坊を量産されていた。
　……保管された人間の遺伝子は微調整され、遺伝病は全て除去されて、健康的な人間の子供の遺伝子に変えられた。
　……また、少年少女達の陰毛や髭や体毛は、遺伝子的に完全に除去されていて、特別な注文の無い限り、一生生える事は無かったのだ。

　……また、少年達の陰茎（ペニス）は年齢よりも早く、大きく成長する様に遺伝子的に改造されていて、特に其の亀頭は幼児達でも良く発達していた。
　……そして、そんな男児達の男性器（おちんちん）は刺激にも鋭敏で、普通の微かな刺激にも直ぐに反応して勃起して仕舞ったのだ。
　……だから、少年達は昼夜、眠っている間でも常に、幼い陰茎（ペニス）を勃起させ続けていたのだった。
　……人間の男の子達は、幼児達でも恥部への刺激で高校生の少年達の様に幼い陰茎（ペニス）を固く勃起させ、先端の包皮が大きく剥けて、桜色の小さな亀頭粘膜を覗かせていたのだ。
　……更に、そんな少年達の包皮にも遺伝子的な改造が施（ほどこ）されていて、包皮が急速に成長して常に少年達の亀頭粘膜を覆い隠し、何度包皮を大きく剥かれ、また包皮を切り取られても一生涯、亀頭粘膜が包皮に覆われた仮性包茎（かわかむり）の状態にされて仕舞っていたのだった。