百鬼淫行

淀川 乱歩

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其の十二 

其の十二 精栓草

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 ……ところで、実は、其の裸族の村では、男の子達が十五歳まで性的成熟を妨害する秘薬を、毎日、飲ませ続けていたのです。
 ……なので、其の裸族の村の少年達は、十五歳に成るまで陰毛も生えぬ無毛(すべすべ)の股間で、身長も低い幼児の様な、幼い肉体のままで育つのでした。

 ……また、そんな裸族の村の子供達は、十歳で家族の家を出て、村の若衆宿で全裸で共同生活を始めて、月に一度、満月の前後の日には家で家族と過ごしたのです。
 ……そして、そんな若衆宿は、青年や少年達だけで暮らす男屋と、少女や女児達だけで暮らす女屋とが有ったのでした。

 ……男屋では、昼間は全裸の年長少年達から、狩りや村の掟を学び、夜は年長少年達の稚児として、次々と全裸で抱かれ続けては、一晩中、肛門(アヌス)の中へ射精され続けるのです。
 ……そして、夜になると、そんな若衆宿では、念者の全裸青年達に鶏姦(アナルセックス)で抱かれる、稚児の全裸少年達は、精栓草と云う、精通草の様な草の茎を、尿道口から挿入されてから、抱かれたのでした。

 ……実は、其の精栓草の白い汁には、少年達の幼い凹(ペニス)を強制的に数時間、固く凸(ぼっき)させ続け、同時に人間の性的絶頂(オーガズム)を強く妨害する成分が大量に含まれていたのです。
 ……そして、そんな草の茎を、一面に覆った白い毛が、凸した少年の尿道を痒(かゆ)く刺激し続けたのですが、全裸の稚児少年達は性的絶頂(アクメ)して、射精(しゃせい)する事も出来無かったのでした。

 ……そんな、裸族の村の、全裸の稚児達は、尿道に挿入された茎の刺激で、男根(ファルス)や陰茎(おちんちん)を固く勃起(ぼっき)させ続けたまま、自分達は性的絶頂(アクメ)する直前の快感の持続したままで、全裸の念者の青年や少年達に抱かれ、繰り返し肛門(アヌス)を犯され続けては、直腸(アヌス)の中へ射精され続けたのです。
 ……そして、そんな全裸の稚児達は、全身が鋭敏な性感帯に変化していて、両乳首を勃起させたまま、其の裸族の村の若衆宿の中で、毎晩、全裸の青年や少年達に一晩中、全裸で仰向(あおむ)けや俯(うつぶ)せや、四つん這いの姿で、淫らに犯され続けたのでした。

 ……そして、やがて何人もの、全裸の年長少年達に繰り返し、交代で抱かれ続けた全裸の稚児少年達は、数時間後、やっと性的絶頂(オルガスムス)して、全裸の稚児少年達は尿道へ挿入されていた草の茎を、精液(ザーメン)ごと、一本の小さな矢の様に、勢い良く射精出来たのです。
 ……やがて、最後に、全裸の年長少年達は、地面の上に胡坐(あぐら)を掛(か)いて座ると、自分の固く勃起させた男根(ファルス)を肛門へ挿入した、稚児の全裸少年を背後から片腕で抱き寄せながら、もう一方の手で稚児の勃起した幼い陰茎(おちんちん)の包皮を摘(つま)んで扱(しご)き始め、やがて夜射稚(よいち)と云って、射精させて飛び出した草の茎の矢を、小さな的に当てて遊んでから、其の全裸の稚児を抱き枕にして地面に横になり、朝まで眠ったのでした。

 ……また、其の裸族の村では、精通した少年達が全裸で、犬万(いぬまん)を作っては、自分の手で包皮を大きく剥いた、自身の亀頭に犬万(それ)を塗って、地面の上に仰向(あおむ)けに寝たのです。
 ……犬万と云うのは、蚯蚓(ミミズ)を天日干(てんぴぼ)しで完全に乾燥させ、細かい粉末にした物で、人間の粘膜に塗ると水分で溶け、強い悪臭を放つのでした。

 ……然(しか)も、其の悪臭が、猫の木天蓼(マタタビ)の様に犬を異常に興奮させたので、其の裸族の村では各家に必ず数匹の、性格の大人しい雌犬を飼っていたのです。
 ……また、村には、雄犬の狩猟犬だけを飼っている家族がいて、時々、各家の雌犬達と交尾させて繁殖させていたのでした。


 ……そして、其の犬飼の家では、毎月の満月の夜に、新たに精通した少年達を集めて、狩猟犬達と交尾させる、狗咬(いぬがみ)の儀式が行われていたのです。
 ……実は、其の裸族の村には、祖先が犬と人との間に産まれたと云う伝承が有り、新精通した村の全裸の少年達は、村人全員に見守られながら、月夜の交合の儀(ミトゥナ)が始まったのでした。

 ……そして、そんな犬飼の一族は村の呪術師(シャーマン)で、大きな丸い小屋の中央には、霊を召喚する複雑な模様が描かれていたのです。
 ……室内の松明(たいまつ)が全て消され、真っ暗な中で呪術師が低い声で呪文を唱え、手にした短い杖の鈴を鳴らす中で、無数の犬達の霊を召喚すると、村の新しく精通した全裸の少年達の全身を、同時に、目には見え無いのに淡く青白い、無数の犬達の舌に舐め回される、淫(みだ)らな感触に覆われたのでした。

 ……そして、先(ま)ず村の大きな雄犬達が、地面の上に仰向(あおむ)けに寝て両脚を開くと、新精通した十歳前後の全裸の少年達は、四つん這いで雄犬達の股間へ顔を近付けると、犬の男根(ファルス)を幼い柔唇(くち)に咥(くわ)え、丹念に吸い扱(しご)いて凸(ぼっき)させ、小さな舌の先でペロペロと愛撫(なでまわ)し始めたのです。
 ……そして、そんな全裸の少年達も、裸身や肛門、凸した幼い性器(セックス)を犬の霊達に、淫らな感触で執拗に舐められ続けて、可愛(あい)らしく身悶え続けていたのでした。
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