仮 参

淀川 乱歩

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其の九 淫獄転生 其の参 稚児愛玩 其の獸糸痴

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 ……そして、そんな褌少年達の、全身の皮膚の下の気喰蟲達が、皮膚の神経を常に刺激し続けていたので、少年達は常に全身の皮膚を、無数の蛞蝓達(ナメクジ)に這い回られ続けているかの様な、淫らな感触で責め苛まれ続けていたのでした。
 ……更に、そんな気喰蟲達は、其の蟲の体の一部が褌少年達の汗腺から這い出して、常に子供の皮膚の上を薄く覆っては、漣(さざなみ)の様に無数の微細な襞(ひだ)が蠢(うごめ)き続けていて、淫らな感触で裸の褌少年達の、全身の皮膚を丹念に愛撫し続けていたのです。
 ……特に、蟲は、勃起させた子供の幼い男性器(おちんちん)の、陰茎(ペニス)や陰嚢(いんのう)、肛門(アヌス)の襞や両乳首の上を薄く覆って、常に丹念に愛撫し続け、責め苛み続けていたのでした。

 ……なので、青夜妓の下僕(しもべ)の褐色の褌少年達は、常に恍惚とした表情(かお)で可愛(あい)らしく快感に喘(あえ)ぎ続けながら、固く勃起させた自分の熱く疼(うず)く男根(ペニス)を、褌(ふんどし)の白布の上から鷲掴みにして、懸命に性的快感を堪え続けながら、内股で壁伝いに少しずつ歩いては立ち止まり、やがて耐え切れずに白い両足の裏を見せて、其の場で四つん這いに為って、直腸粘膜の射封呪印の入れ墨で、射精出来無い性的絶頂(オルガスムス)に大きく仰け反ったのです。
 ……また、少年達の全身の皮下に寄生した、気喰蟲達は男性ホルモンの様な物質を常に分泌し続けており、其の五六歳から十五六歳位の褌少年達の筋骨隆々(ガチムチ)な褐色の裸身の、滑らかな柔肌を玉の汗が幾つも滑り落ち続けていたのでした。

 ……処で、青夜妓の屋敷で、深夜に御館様の青夜妓に、断根を其の肛門内に挿入されて下僕(しもべ)にされた、そんな新入り少年へ、次に、先輩の褌少年達との性的相性を確かめられる、絶頂攻儀(いただぎ)が始まったのです。

 ……褌を解いて、全裸に為った褐色の先輩少年達は、乳白色の裸身の其の新入り少年を、冷たい板床の上に仰向(あおむ)けの大の字に、四肢を大きく開かせて寝かせ、手足を上から押さえ付けたのでした。
 ……そして、褐色の裸身の先輩少年達は、仰向けで身動き出来無い、乳白色の裸身の新入り少年の、大きく開かせた両足の間に一人ずつ、交代で正座したのです。
 ……そして、そんな新入り少年の勃起し続けている幼い男性器(おちんちん)を、指と口を駆使して責め苛みながら、新入り少年に性的絶頂を何度も繰り返させて、自分との性的相性を調べたのでした。
 ……仰向けで大の字に、床の上に全裸で磔(はりつけ)られた其の新入り少年は、身動き出来ず無抵抗に、敏感な陰茎(おちんちん)を先輩達に玩弄され続けては、可愛(あい)らしい声で性的絶頂(オルガスムス)を、繰り返させられ続けていたのです。

 ……すると、別の全裸の先輩少年が四つん這いに為って、そんな新入り少年の顔の上に跨(また)がり、固く勃起させた男根(ペニス)の先端を、後輩少年の可愛(あい)らしい唇(おくち)の中へ、挿入したのでした。
 ……床の上に、仰向けに寝かされた全裸の後輩少年は、自分の唇の中に挿入された先輩の、其の熱い男根を舌で愛撫し、先輩に命じられるままに、夢中で吸い続けたのです。
 ……そして、そんな仰向けの後輩少年の顔の上で、先輩少年が射精出来無い性的絶頂を繰り返したのでした。
 ……其の夜、明け方まで、其の新入りの後輩少年は、唇に先輩少年達の勃起した男根を挿入され、自分の敏感な男性器(おちんちん)を吸われ続けては、性的絶頂を繰り返させられ続けたのです。

 ……処で、そんな全裸で仰向けの大の字に、四方から床に押さえ付けた後輩少年の、乳白色の裸身の勃起させた恥部を舐め吸っている、全裸で四つん這いの褐色の裸身の先輩少年達の白いお尻で、子供の肛門(アヌス)を奥(なか)から押し開いて青夜妓の断根(ペニス)が、にゅるにゅると繰り返し抽挿(ちゅうそう)され続けていたのでした。
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