仮 参

淀川 乱歩

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其の九 淫獄転生 其の参 稚児愛玩 其の後獣吸

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 ……そして、そんな全裸で鶴の羽交い締めにした、人間族の少年少女達の肛門の中へ、勃起させた巨根の竿を深々と挿入させた人牛族の雄達は、竿(それ)を種族固有能力で伸縮させて、再び子供の肛門を犯し続けたのです。
 ……すると、上を向いた顔の全裸の少年少女達が、唇(おくち)を大きく開き乞い求めたので、其の子の肛門を激しく犯し続けながら、其の人牛族の雄は下を向き、大きな口を開け、種族固有能力を使って赤い舌を長く伸ばすと、全裸の子供の唇(くち)の中に挿入したのでした。

 ……やがて、其の人牛族の雄は、ずほっと大きな音を立てて、其の全裸の子供の肛門から、勃起させた巨根を、種族固有能力で元の円盤状に戻して引き抜いたのです。
 ……そして、触手の様に長く変形させた、赤い舌を、其の子の肛門の中へ深々と挿入しては、卑猥な音を立てて、淫らな感触で抽挿(ちゅうそう)させて、人牛族(じぶん)の体液を舐め取ってやったのでした。

 ……所(ところ)で、そんな獣人族達(ライカンスロープ)や人牛族(ミノタウロス)の種族固有能力(アビリティ)、つまり肉体の一部分のみを変形させる可塑化(フォーミング)、また自分自身の全身を同時に変形させる変身(メタモルフォーゼ)の能力と呼んだのです。
 ……そして、そんな可塑化や変身の種族固有能力を、錬金魔法で再現するのが超高速細胞操作(モーフィング)の術式だったのでした。

 ……錬金魔法の超高速細胞操作(モーフィング)の術式は、例えば人間界の蛙の様に、卵から孵化したお玉杓子(オタマジャクシ)が、やがて左右一対の後ろ足が生え、次に前足が生え、最後に尻尾が短く為って、成体の蛙の姿に変態する過程を、時間を操作して超高速で細胞操作し、一瞬で行うのです。
 ……つまり、超高速細胞操作の術式とは、生体操作の術式と、局所的時間操作の術式の、二つの術式を同時並列で実行する、二元連立術式だったのでした。

 ……そして、そんな局所的時間操作の術式と、もう一つの術式を同時並列で実行する、二元連立術式法は、長大な術式を瞬間的に展開出来る、術式圧縮法(ユニゾン)の開発にも使用されたのです。
 ……また、魔法使いが複雑で長い術式を一人で詠唱する為に、魔法の杖を魔法生物化(ゴーレメィション)して、多元連立術式を同時並列詠唱(ハーモナイズ)させる技術が開発されたのでした。

 ……そして、そんな同時並列詠唱の技術から、一つの複雑で巨大な呪文を、複数の副呪文に分割して、複数の詠唱者で同時並列に唱える、合詠唱(コーラス)が開発されたのです。
 ……やがて、そんな術式圧縮法で縮小された術式は、呪文書に使われ、更に紋章の開発にも使用されたのでした。

 ……そして、そんな局所的時間操作の術式と、もう一つの術式を同時並列で実行する、二元連立術式法は、長大な術式を瞬間的に展開出来る、術式圧縮法(ユニゾン)の開発にも使用されたのです。
 ……また、魔法使いが複雑で長い術式を一人で詠唱する為に、魔法の杖を魔法生物化(ゴーレメィション)して、多元連立術式を同時並列詠唱(ハーモナイズ)させる技術が開発されたのでした。

 ……そして、そんな同時並列詠唱の技術から、一つの複雑で巨大な呪文を、複数の副呪文に分割して、複数の詠唱者で同時並列に唱える、合詠唱(コーラス)が開発されたのです。
 ……やがて、そんな術式圧縮法で縮小された術式は、呪文書に使われ、更に紋章の開発にも使用されたのでした。

 ……所(ところ)で、昔、或る年に、そんな人牛族(ミノタウロス)と人間族の少年少女達の、兄弟や姉妹が、大量に姿を消した事が有ったのです。
 ……実は、其れは某国が、当時は極秘裏に開発を進めていた、新しい紋章魔法の実験の為に、人牛族と人間族の、牛跳び競技の優勝候補の選手の子供達を、高額で買い取ったのでした。

 ……そして、そんな買い取られた人牛族と人間族の、牛跳び競技の選手の子供達は、某国の秘密研究施設で、新開発の風水紋(フォンシュェイ)の実験台にされたのです。
 ……風水紋とは、初期の頃には万能の転移門(ゲート)の機能を限定して作成する、召喚魔法陣(サークル)を更に簡略化し、超小型化した召喚魔法陣(シンボル)を紋章化した物の事でした。

 ……然し、やがて亜空間に設置した戦略的、超巨大魔法陣へ交信(アクセス)し、術式を起動する為の通信端末呪文(ターミナル)が紋章化されたのです。
 ……そして、そんな紋章魔法は、魔素(マナ)の粉末化技術の進歩により顔料(インク)化された魔素で、魔法の衣服や、一回だけの使い捨ての魔法の道具(アイテム)や呪文書(スクロール)の作成に使用され、魔法使い以外の一般の魔物達にも魔法の行使を可能にしたのでした。

 ……やがて、魔素を一定期間、蓄積出来る人工魔晶石が開発されると、其れを微細な粉末化して、其の顔料で紋章を刺青化する技術が開発されたのです。
 …… 透明な、魔晶石の顔料を使った刺青は、普段は目に見え無い白粉彫(オシロイボ)りで、紋章が発動する時にのみ、美しく発光したのでした。

 ……そして、そんな召喚紋章(シンボル)は、生物の皮膚に刺青として装備(アーマー)する事が可能で、魔法使いで無くても、掌の召喚紋の刺青から、風水火土を無限に錬成召喚する事が出来たのです。
 ……風神と雷神、そして龍族や竜族達の種族固有能力(アビリティ)の研究から開発された召喚紋は、風水紋・風火紋・風土紋・風紋の、地水火風(ちすいかふう)の四大属性(エレメント)の紋章が完成したのでした。
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