仮 伍

淀川 乱歩

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其の九 淫獄転生 其の伍 半人半戯 其の伍

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 ……其れは、カミラ公国と、神聖ヴラド公国で共同開発された、撮影者(カメラマン)の精神感応波で遠隔操作する、千里眼と透視能力の原理で撮影する、万能撮影機でした。
 ……そして、万能撮影機の見た映像は、稚児館の地下に有る、記憶センターの結晶体に精神感応波で送信され、人工の夢として永遠に記憶されたのです。
  ……更に、万能撮影機は映像だけで無く、撮影中の二人の淫魔の子供達の意識も同時に記録していたので、性的快感で責め苛まれ続けている防御側、つまり受けの子の感じている快感も、自分の記憶の様に鮮やかに再生する事が出来たのでした。

 ……また、少年館と少女館、そして稚児館では、春と秋の身体測定時にも、淫魔の子供達を性的絶頂させて、其の情報を記録していたのです。
 ……保健室に集合させられた淫魔の子供達は、学友や看護士や乳母達に見守られながら、制服を全て脱いで全裸で並ばされ、一人ずつ名前を呼ばれて保健室の涅槃台に上がり、仰向けに寝ると両足を大きく開き、性的絶頂するまで全裸で自慰し続けては、其の様子を万能撮影機の精神感応波で記憶センターに送信され、記録され続けていたのでした。
 ……そして、其れ等の絶頂情報は、カミラ公国の秘密施設の国立絶頂図書館の、情報結晶体にも精神感応波で密かに送信され、記録されていたのです。
 ……実は、淫魔貴族達は、種族全員の未成年の個人絶頂情報を密かに収集記録し、管理し続けていたのでした。
  ……保健室の涅槃台の上で、全裸で友達や大人達に注目されながら、自慰で性的絶頂する為には大きな集中力が必要で、其の集中力が教室での授業や体育の練習に、大きく役に立っていたのです。
  ……そうして、カミラ公国の淫魔種達は、幼少期より自分の全裸姿を他人に見られたり、自分の性的絶頂する姿を他人に見られても平気な様に、国家に全裸でスパルタ調教され続けて、一人前の淫魔に育てられたのでした。
 ……そんな、山中に有る淫魔達の学園都市に出入り出来る道は、年中昼夜深い霧に覆われた、森や湿地帯の中を抜ける一本道だけで、外門と内門の二箇所で出入りする者を監視していたのです。
 ……そして、そんな森の外に開いた外門には、大きな文字で『此の門を潜(くぐ)りし者、全ての禁欲を捨てよ』と、また学園都市に開いた内門にも『淫魔は淫魔に産まれるに非(あら)ず、淫魔に育つ也(なり)』の文字が書かれていたのでした。

 ……処で、そんな外門と内門には、千里眼と透視、そして念動の三能力を備えた特殊狙撃兵が、超遠距離射撃用の強化狙撃銃に変身して、昼夜監視を続けていたのです。
  ……実は、年に数人程、学園都市を抜け出して、森の外の遊廓都市へ遊びに行く、年長者の生徒達がいて、脱獄組と呼ばれる彼等は、学園都市の英雄として生徒達の尊敬を集めたのでした。
  ……そして、そんな学園都市の少年館と少女館、そして稚児館に有る全ての衣類や備品には、特殊な魔力が添付(エンチャント)されていて、管理部の広域対魔レーダーに其れ等全ての位置を、常に把握されていたのです。
  ……然(しか)も、其の事は、学園都市の生徒全員に予め伝えられていたので、学園都市から脱獄する為には、瞬間移動防止結界に覆われた森や、沼地を徒歩で、全裸で移動する必要が有ったのでした。
 ……そして、そんな沼地とは、深緑色の柔らかな泥の中から無数の蛸足樹(マングローブ)が生えた盆地の、深い森の事だったのです。
 ……全裸の少年達は腰まで、そんな泥の中に浸かりながら、深緑に濁った泥の中に、網の目の様に無数に張り巡らせられた、蛸足樹の太い根を素足の先で弄(まさぐ)っては、一歩ずつ慎重に根の上を移動して行ったのでした。
 ……また、そんな全裸の少年達の、白い下半身は、沼の泥で深緑に濡れ、其の泥が生温かいのは、沼の底に無数の温泉が涌いていたからだったのです。
 ……然(しか)も、そんな粘液か唾液の様な淫らな感触の、ぬるぬるとした深緑の泥には強い催淫性の成分が含まれており、泥の中の少年達は全員、幼い陰茎(おちんちん)を固く勃起させ続けていたのでした。
 ……実は、泥の中には触手海栗と呼ばれている魔物達が潜んでいて、運悪く其の淫獣に出会った少年達は、丁度大人の勃起した男根(ペニス)位の太さの細長い触手群に全裸の四肢を絡(から)め取られ、身動きも出来ずに、透明な太い産卵管を肛門から深々と挿入されて、直腸に産卵されて仕舞ったのです。
 ……そして、そんな水母の様に透明な、触手海栗の触手の先端部分に、無数に存在する分泌腺からは、強い催淫性の透明な粘液が常に大量に分泌され、其の催淫性の粘液が沼の泥に溶け込み、泥を即効性の催淫剤に変えていたのでした。

  ……また、そんな森や沼地には、淫魔種の体内に寄生する菌類や昆虫達もいて、全裸で移動するのは大変危険な行為だったのです。
  ……なので、学園都市の外門と内門に待機している、特殊狙撃兵達が、強化狙撃銃から発射する麻酔弾で眠らされた脱獄者の生徒達は、直ちに、瞬間移動と結界中和結界の能力者の、医師と看護師達に回収され、学園都市の地下隔離施設の医務室の寝台の上に、全裸で寝かされたのでした。
 ……然し、其れでも脱獄に成功する生徒達がいて、未知の特殊能力を隠し持った彼等は、学園の英雄として生徒達の尊敬を集めたのです。
  ……そして、そんな脱獄する生徒達は、ほぼ全員が少年館の子供達で、脱獄理由の多くは愛する自分の稚児を、学園都市の手前に有る遊廓都市で、筆下ろしさせる事が目的でした。
  ……遊廓都市とは、カミラ公国淫魔領の国立の名物観光都市で、性愛の博物館から図書館、様々な分野の性愛研究施設、劇場と美術館、そして様々な趣向の置屋で構成された地方都市で、都市全体が光学結界に覆われていて、常に夜だったのです。
  ……そんな、置屋の中でも淫魔達に、特に大人気だったのが、人間界の日本の江戸時代の有名な花街を再現した一角で、提灯や松明の赤や橙色の、暖色の灯りで統一された、木造二階建ての町並みが、永遠の月夜の下に広がっていたのでした。
  ……置屋には、様々な年齢の男女や、無性や両性具有の魔物達が待機していたのですが、彼等は全てカミラ公国淫魔領の地方公務員だったのです。

  ……出生数が減少し、一時は絶滅危惧魔族種にも認定された淫魔種達は、国家戦略として性愛振興に取り組み、国内数カ所に遊廓都市を建設したのでした。
  ……さて、そんな遊廓都市に無事に逃げ込めた、学園都市の若き脱獄者達は、先ず都市入り口の隔離施設で、泥塗れの裸身を施設職員達に洗浄消毒され、診察台の上に全裸のままで寝かされると、全身の、特に性器と肛門への丹念な、寄生生物や性病の検査を受けてから、都市内に入る許可が下りたのです。
 ……然(しか)し、此の時に不幸にも寄生生物や性病が発見されて仕舞った少年達は、地下の隔離室に連行され、其の水槽の様な個室の中で全裸で過ごしながら、毎日医師の診察と治療を繰り返したのでした。
 ……隔離室は、魔法錬金術で錬成された透明金属の直方体の箱で、別名観察水槽とも呼ばれ、其の室内には感染者の少年が一つの箱の中に一人ずつ、四方の壁も天井も床も透明な密閉された箱の中に全裸で入れられ、昼夜常に外部から監視されていたのです。
 ……広大な地下の隔離病棟には、そんな透明な隔離室が無数に、規則正しく太い鎖で天井から吊るされていて、箱の透明な床の片隅に有る転送陣(ポータル)を使って換気や、食事の配膳や、少年の排泄(トイレ)が行われていたのでした。
 ……朝夕の医師の診察も、其の転送陣を使って行われ、透視能力者の医師と看護師、そして薬師の三人が順番に箱の中に転移(テレポート)しては、透明な床の中央で直方体に床が隆起した寝台の上に、全裸で寝た少年を診察し、最後に薬師が少年の体内に投薬したのです。
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