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第一章 オードヴル
4.美食家αの執着
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彼はまた夕希の隣に腰掛けた。
「失礼だけど君のその匂い、オメガなんだろう?」
「ちがいます。僕はベータで――」
夕希は咄嗟に否定してしまった。
「まあいい、なんだか知らないが性別を隠しておきたいならそれで構わない。君となら上手くやれる気がするんだ。もし引き受けてくれたら、一般人がなかなか行けないような店にも連れて行こう。それに君がコラムニストになりたいなら出版関係者を紹介することもできる」
「本当ですか!?」
「ああ。それにもし途中で俺の嗅覚が戻れば、ゴーストライターはやめてくれて構わない」
彼クラスの人が通うような高級店になど自力では絶対に行けない。しかも出版関係者とのつながりまで作って貰えるだなんて、まさに渡りに船だ。
「どうだ? 君にとっても良い条件だと思うが」
気がつくと、今にも彼と鼻先同士が触れそうな距離まで詰め寄られていた。いい香りのフェロモンを放つアルファ美食家に強く懇願され動悸がしてくる。
「わかるだろう? 匂いの無い世界にはうんざりなんだ。この二ヶ月間で香りを感じたのは本当に君だけだ」
堂々たるアルファの男性が、すがるような目でこちらを見つめてくる。夕希は至近距離で彼の匂いと共に視線を真っ向から浴び、頭がふわふわしてしまう。
――そんな顔で君だけだなんて言うの反則だよ。
彼の香りは夕希には刺激が強すぎてこの先自分がどうなるか考えただけでも恐ろしい。これまでもなんとかアルファに頼らずベータとして自立した生活を送ってきたのに――。
迷う夕希に彼が言う。
「君はスイーツが好きなんだよな?」
「はい」
「じゃあこれ、一緒に行こう」
「え、これってまさか……!」
隼一が取り出したのは来週Nホテルで開催される新作スイーツのお披露目イベントの招待券だった。予約が激戦な上に二名以上での参加が必須で一緒に行く人がいなくて断念したものだ。
――あそこのペストリーブティックのケーキは最高なんだよね……。
「うまいぞ、ここのケーキ」
隼一が夕希の目の前でチケットをヒラヒラとかざした。夕希はごくりと喉を鳴らす。甘い物の誘惑には勝てない――。
「わかりました。やらせていただきます」
「本当か!」
隼一が目を輝かせた。彼は「ありがとう。絶対に悪いようにはしないから」と言って右手を差し出した。夕希は恐る恐るその手を握り返す。久々に触れるアルファの手は、大きくて温かかった。
交渉が成立し、夕希が着替えて帰ろうとしていたら彼が言う。
「こんなに口説き落とすのに苦労するとは思わなかった。君の匂いは俺にとても好意的なのに、案外強情なんだな」
匂いから感情を読まれたみたいで気まずくて夕希は頬を赤らめた。
「そういうの恥ずかしいからやめてください」
「なぜ? わかりやすくていいじゃないか。喜ぶと甘くなるんだよ、君の匂い。なんだかこっちもいい気分になるな」
そう言って彼は目を細めた。そういう彼の方こそ、香りでなんとなく機嫌が良いのがわかる。
「大抵のオメガは俺から誘わなくても向こうからぐいぐいアピールしてくるのに、君は俺から逃げようとするのが面白いね」
「ですから、僕はオメガじゃないので……っ」
すると彼は夕希の肩をグイっと引き寄せて耳元で囁く。
「恥ずかしがらないで、味覚を共有するからには君のことを少しずつ教えてくれ。好きな味、好きな香り、好みの男――」
彼の吐息が耳にかかって夕希は更に赤面した。頭をブンブン振って彼から漂ってくる匂いを追い払う。
「鷲尾さん、僕は男が好きとは一言も……」
「隼一だ」
「え?」
「俺の名前は知ってる? 隼一と呼んでくれ」
それは知っているけど――海外育ちだからなのか妙に距離が近くて戸惑う。夕希は内心ドキドキしながら彼の手を逃れた。
「わかりました、隼一さん」
元々のミステリアスな印象の斜め上を行く提案に驚いたけど、これは夕希にとってはチャンスだ。ビジネスと割り切りさえすれば――思ったより早くコラムニストの夢が実現するかもしれない。
「失礼だけど君のその匂い、オメガなんだろう?」
「ちがいます。僕はベータで――」
夕希は咄嗟に否定してしまった。
「まあいい、なんだか知らないが性別を隠しておきたいならそれで構わない。君となら上手くやれる気がするんだ。もし引き受けてくれたら、一般人がなかなか行けないような店にも連れて行こう。それに君がコラムニストになりたいなら出版関係者を紹介することもできる」
「本当ですか!?」
「ああ。それにもし途中で俺の嗅覚が戻れば、ゴーストライターはやめてくれて構わない」
彼クラスの人が通うような高級店になど自力では絶対に行けない。しかも出版関係者とのつながりまで作って貰えるだなんて、まさに渡りに船だ。
「どうだ? 君にとっても良い条件だと思うが」
気がつくと、今にも彼と鼻先同士が触れそうな距離まで詰め寄られていた。いい香りのフェロモンを放つアルファ美食家に強く懇願され動悸がしてくる。
「わかるだろう? 匂いの無い世界にはうんざりなんだ。この二ヶ月間で香りを感じたのは本当に君だけだ」
堂々たるアルファの男性が、すがるような目でこちらを見つめてくる。夕希は至近距離で彼の匂いと共に視線を真っ向から浴び、頭がふわふわしてしまう。
――そんな顔で君だけだなんて言うの反則だよ。
彼の香りは夕希には刺激が強すぎてこの先自分がどうなるか考えただけでも恐ろしい。これまでもなんとかアルファに頼らずベータとして自立した生活を送ってきたのに――。
迷う夕希に彼が言う。
「君はスイーツが好きなんだよな?」
「はい」
「じゃあこれ、一緒に行こう」
「え、これってまさか……!」
隼一が取り出したのは来週Nホテルで開催される新作スイーツのお披露目イベントの招待券だった。予約が激戦な上に二名以上での参加が必須で一緒に行く人がいなくて断念したものだ。
――あそこのペストリーブティックのケーキは最高なんだよね……。
「うまいぞ、ここのケーキ」
隼一が夕希の目の前でチケットをヒラヒラとかざした。夕希はごくりと喉を鳴らす。甘い物の誘惑には勝てない――。
「わかりました。やらせていただきます」
「本当か!」
隼一が目を輝かせた。彼は「ありがとう。絶対に悪いようにはしないから」と言って右手を差し出した。夕希は恐る恐るその手を握り返す。久々に触れるアルファの手は、大きくて温かかった。
交渉が成立し、夕希が着替えて帰ろうとしていたら彼が言う。
「こんなに口説き落とすのに苦労するとは思わなかった。君の匂いは俺にとても好意的なのに、案外強情なんだな」
匂いから感情を読まれたみたいで気まずくて夕希は頬を赤らめた。
「そういうの恥ずかしいからやめてください」
「なぜ? わかりやすくていいじゃないか。喜ぶと甘くなるんだよ、君の匂い。なんだかこっちもいい気分になるな」
そう言って彼は目を細めた。そういう彼の方こそ、香りでなんとなく機嫌が良いのがわかる。
「大抵のオメガは俺から誘わなくても向こうからぐいぐいアピールしてくるのに、君は俺から逃げようとするのが面白いね」
「ですから、僕はオメガじゃないので……っ」
すると彼は夕希の肩をグイっと引き寄せて耳元で囁く。
「恥ずかしがらないで、味覚を共有するからには君のことを少しずつ教えてくれ。好きな味、好きな香り、好みの男――」
彼の吐息が耳にかかって夕希は更に赤面した。頭をブンブン振って彼から漂ってくる匂いを追い払う。
「鷲尾さん、僕は男が好きとは一言も……」
「隼一だ」
「え?」
「俺の名前は知ってる? 隼一と呼んでくれ」
それは知っているけど――海外育ちだからなのか妙に距離が近くて戸惑う。夕希は内心ドキドキしながら彼の手を逃れた。
「わかりました、隼一さん」
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