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番外編
セックス依存症が治った恋人ともっとエッチがしたいCEO
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俺は東郷雅貴。東郷グループの最高経営責任者だ。
東郷一族は明治時代に海運業を始めてから、重工業、軍需産業ーー戦闘機、潜水艦、衛星用機器などーーを中心に大きくなった会社だ。
同じく明治に会社を興した西園寺家とは古くからの付き合いで、その現当主の長男・西園寺静音と俺は現在一緒に暮らしている。
紆余曲折あり、晴れて恋人同士になったのだ。
俺の恋人は少々特殊な病気を患っていた。定期的にセックスしないと体調を崩すという病気で、どうやら遺伝的なものらしい。
それで苦しんできた恋人の静音は、俺とちゃんと付き合うようになってからその症状がすっかり良くなったのだった。
本人によると、セックスしなくても、俺とキスしたり、抱き合ったり、手を繋いだりするだけで心が穏やかになって体調も良いのだそうだ。
確かに俺だって静音と抱き合ったりキスしたら高揚感に包まれて気分が良くなる。こういった感覚が彼の中で病気の症状を抑える大切な要因になっているのだろう。
かくして、彼とのセックスの頻度は付き合い始めてから逆に少なくなった。
普通は逆だろうと思う。
しかし、静音の場合、精神的に満たされているため肉体的な繋がりにはもうそれほど重きを置いていないようだ。
俺の体調が優れないとか、仕事でのパフォーマンスが落ちていると言えばおそらくいくらでも相手をしてくれるはずだ。
だが、そういうのはフェアじゃない。
俺としては、体調がどうのという以前に、静音に触れたいし男として恋人の乱れるところがたまには見たい。
ごちゃごちゃと並べても仕方がないから率直に言うとつまり、俺は今猛烈にセックスがしたいんだ!
俺は元来健康だし、スポーツも好きだし性欲も旺盛なタイプだ。
男を相手にした事は無かったが、女を切らす事は無かった。元婚約者の麗華が呆れるくらいに、周りからプレイボーイだと思われていた。
それが、静音に対してセックスしたいの一言が言えないでいる。
彼の性遍歴は20歳そこそこからずっと続いていてなかなかの物であるはずだ。
それなのに、なんとなく彼にはそういう話題を出しにくい雰囲気がある。
性的に成熟しているはずなのに、どこか少年めいてあどけなく、淫らなことなど考えたこともないという顔に見える。
実際、仕事が早めに終わって今日こそはと思った日でも、「観たい映画があるから一緒に観よう」と無邪気に誘われるとつい断れずに夜中まで映画鑑賞に付き合ってその日が終わってしまうのだ。
俺はモヤモヤを抱えたままベッドに入るが、静音は楽しく映画鑑賞した後は満足し切った顔でスヤスヤ寝てしまう。
「はぁ……どうしたもんか」
健やかな寝息を立てる恋人の滑らかな頬を撫でる。俺はこの肌がしっとりと汗ばんで、快感の涙が伝うのを見たいのだ。
しかし結局何も出来ずに寝るのであった。
この話を麗華にしたのは間違いだった。
「あっはははは! ひーっ、おかしい!」
俺が静音に対して手をこまねいてるのを聞くや、この大爆笑だ。
「ああ、涙が出てきたわ。くくっ貴方がそんなことで悩んでるなんて……」
本当に涙を拭っている元婚約者に苛立ちを覚える。
「そんなに笑うことじゃないだろう。こっちは真剣に悩んでるってのに」
「だって、あの東郷がよ?ふっふふふ……ごめんなさい、ごめんなさいね? あれだけ浮き名を流した東郷雅貴様が……あはは! ダメよ、あはははは」
ツボに入ったようで笑いがおさまらない。俺はもう置いて帰ろうかと思ったくらいだ。
「ねえ貴方って、女と寝るために努力したこと無いでしょ?」
「あ? それは……無いな」
「世の中の男はそれなりに苦労して女と寝るところまで漕ぎ着けるのよ」
「そういうものか?」
「あんたみたいに、みんながみんなぼーっとつっ立ってるだけで女が寄ってくるわけじゃないのよ!」
「じゃあどうすればいいんだよ?」
「それを私に聞く? 一応元婚約者よ? 貴方って静音ちゃんのことになるとプライドも何も無くなるわよね」
「惚れてるから仕方ないだろう」
「ぎゃー! やめてよ、貴方がそんなこと言うなんてっ鳥肌立っちゃったわ」
麗華は腕をさすって眉を顰めている。
「うるさい。それでどうするって?」
「さぁねぇ、普通の女なら……美味しいものでもご馳走して、夜景見ながらお酒飲ませて……ホテル? かしらね」
「それ、静音は喜ぶのか?」
「さぁ……どうかしら」
「蒼井さんが、静音はああいう事情で肉体的には奔放だったけど、精神的には中学生女子みたいなもんだって言ってた。」
「ああ……そうね。わかるわ。やっぱり夜景じゃないかもね」
「でも酒は……良い手かもしれない。そういえば以前酒を飲ませたときにすごく甘えてきたことがあった!」
「それよ! それ。じゃあせいぜい良いお酒でも用意することね」
「よし、ありがとう麗華」
そして元婚約者に相談した結果俺は日本酒に詳しい知人に頼んで旨い酒をしこたま買い込んでもらった。
そして休日の前日に静音を利き酒に誘った。
「知人がうまい日本酒を色々試してみろって送ってくれたんだ。今夜は利き酒をやってみないか?」
「へー、利き酒? やったことない! 楽しそう」
何も知らない静音はわくわくした様子で酒の瓶を眺めている。
俺は小さめのグラス(これももちろん今回のために用意した)を並べて、アテになるものも何品か用意した。
「おいし~い! 甘いねこれ。こっちはさっぱりしてる」
「なんかフルーツみたいな香りまでするな? 不思議だな」
「ほんと? 一口ちょうだい」
結果的に、この作戦はめちゃくちゃ効いた。
そもそも酒自体がすごく美味しくて楽しかった上に、静音は酔ったら赤い顔でしなだれかかってきてすごく妖艶になった。
最初から酒を飲ませればよかったのか……。
俺はそんなことを考えながら、静音に勃起した自分自身を咥えられていた。
そんなことしなくて良いと言ったのだが、酔った静音は食べたい食べたいと言って聞かなかった。
酒を飲むと人が変わったように積極的になる。俺の方が押し倒されかねない勢いで静音は求めてきた。
どうしても俺のを飲みたいと言うから口の中に出したが、苦いと言ってむせていた。
俺はそれを見て吹き出してしまった。
余談だが、静音と暮らしていて気付いたことがある。静音はちょっと抜けてるところがあり、考え無しで行動してよく失敗していた。だが、それを気付かれていないと思っているようで真面目な顔で取り繕うようなところがあった。
今、俺が笑ったのも気に障ったようで怒ってキスしてきた。結果俺は自分の精液が残った静音の舌で、口中を弄られることになった。
「んもう、早く入れてよ」
俺の手を尻に持っていく。
すべすべで触り心地の良い尻だ。
「いや、いきなり入らないだろ?」
「入れたくないの? 雅貴は俺としたくないんだ?」
「え? そんなこと言ってないだろ」
「じゃあ早く……」
キスされた。
積極的になるのはいいが、ちょっと飲ませすぎたようだ。
早くとせがむ静音をなんとか宥めすかして、ローションでちゃんと後ろを解してから挿入する。
「あっ、やっときたぁ……」
「動くぞ?」
「うん、いっぱい気持ちよくして……」
「ああ、好きなだけしてやるよ」
「はぁ、ああっ。あんっいい……」
「気持ちいいか?」
「うん……っ、もっと奥にちょうだい」
俺は静音の希望に沿うように動いた。
「あっああっ! そこ、そこ気持ちいい」
「静音……静音……ずっとこうしたかった」
湿った水音が室内に響く。
ローションが結合部で泡立つのがいやらしい。
「あっあっ、雅貴ぁっ」
「愛してるよ静音……」
「奥突いて……強目にして欲しいの」
「いいよ、ほら」
「お願い、雅貴のが欲しい。僕の中で出して、ねぇ。お願い」
「いや、それは……」
「いや、お願いだからっ、中で感じたいの」
「静音……」
「あっイクッ、いいっ」
静音の白い喉がのけぞって、ピクピクと震えながら絶頂を迎えた。
俺は久々に求められて衝動が抑えきれず、少し乱暴に抱いて中に出してしまった。しかしそれでも静音がなかなか離してくれず、明け方近くまで汗だくで絡まりあっていた。
それから俺は、セックスしたくなったら静音に酒を飲ませることにしている。
静音もなんとなくわかっているようで、酒を飲もうと言うとちょっと頬を染めるようになった。
〈完〉
---------------
本編で最後結ばれた2人のラブシーンが入らなかった(なんとなく朝のシーンにしたかったのです)ので、あんなタイトルの割にどうなんだ? と思って気になっていました。
というわけで番外編もお読みいただきありがとうございました♡
東郷一族は明治時代に海運業を始めてから、重工業、軍需産業ーー戦闘機、潜水艦、衛星用機器などーーを中心に大きくなった会社だ。
同じく明治に会社を興した西園寺家とは古くからの付き合いで、その現当主の長男・西園寺静音と俺は現在一緒に暮らしている。
紆余曲折あり、晴れて恋人同士になったのだ。
俺の恋人は少々特殊な病気を患っていた。定期的にセックスしないと体調を崩すという病気で、どうやら遺伝的なものらしい。
それで苦しんできた恋人の静音は、俺とちゃんと付き合うようになってからその症状がすっかり良くなったのだった。
本人によると、セックスしなくても、俺とキスしたり、抱き合ったり、手を繋いだりするだけで心が穏やかになって体調も良いのだそうだ。
確かに俺だって静音と抱き合ったりキスしたら高揚感に包まれて気分が良くなる。こういった感覚が彼の中で病気の症状を抑える大切な要因になっているのだろう。
かくして、彼とのセックスの頻度は付き合い始めてから逆に少なくなった。
普通は逆だろうと思う。
しかし、静音の場合、精神的に満たされているため肉体的な繋がりにはもうそれほど重きを置いていないようだ。
俺の体調が優れないとか、仕事でのパフォーマンスが落ちていると言えばおそらくいくらでも相手をしてくれるはずだ。
だが、そういうのはフェアじゃない。
俺としては、体調がどうのという以前に、静音に触れたいし男として恋人の乱れるところがたまには見たい。
ごちゃごちゃと並べても仕方がないから率直に言うとつまり、俺は今猛烈にセックスがしたいんだ!
俺は元来健康だし、スポーツも好きだし性欲も旺盛なタイプだ。
男を相手にした事は無かったが、女を切らす事は無かった。元婚約者の麗華が呆れるくらいに、周りからプレイボーイだと思われていた。
それが、静音に対してセックスしたいの一言が言えないでいる。
彼の性遍歴は20歳そこそこからずっと続いていてなかなかの物であるはずだ。
それなのに、なんとなく彼にはそういう話題を出しにくい雰囲気がある。
性的に成熟しているはずなのに、どこか少年めいてあどけなく、淫らなことなど考えたこともないという顔に見える。
実際、仕事が早めに終わって今日こそはと思った日でも、「観たい映画があるから一緒に観よう」と無邪気に誘われるとつい断れずに夜中まで映画鑑賞に付き合ってその日が終わってしまうのだ。
俺はモヤモヤを抱えたままベッドに入るが、静音は楽しく映画鑑賞した後は満足し切った顔でスヤスヤ寝てしまう。
「はぁ……どうしたもんか」
健やかな寝息を立てる恋人の滑らかな頬を撫でる。俺はこの肌がしっとりと汗ばんで、快感の涙が伝うのを見たいのだ。
しかし結局何も出来ずに寝るのであった。
この話を麗華にしたのは間違いだった。
「あっはははは! ひーっ、おかしい!」
俺が静音に対して手をこまねいてるのを聞くや、この大爆笑だ。
「ああ、涙が出てきたわ。くくっ貴方がそんなことで悩んでるなんて……」
本当に涙を拭っている元婚約者に苛立ちを覚える。
「そんなに笑うことじゃないだろう。こっちは真剣に悩んでるってのに」
「だって、あの東郷がよ?ふっふふふ……ごめんなさい、ごめんなさいね? あれだけ浮き名を流した東郷雅貴様が……あはは! ダメよ、あはははは」
ツボに入ったようで笑いがおさまらない。俺はもう置いて帰ろうかと思ったくらいだ。
「ねえ貴方って、女と寝るために努力したこと無いでしょ?」
「あ? それは……無いな」
「世の中の男はそれなりに苦労して女と寝るところまで漕ぎ着けるのよ」
「そういうものか?」
「あんたみたいに、みんながみんなぼーっとつっ立ってるだけで女が寄ってくるわけじゃないのよ!」
「じゃあどうすればいいんだよ?」
「それを私に聞く? 一応元婚約者よ? 貴方って静音ちゃんのことになるとプライドも何も無くなるわよね」
「惚れてるから仕方ないだろう」
「ぎゃー! やめてよ、貴方がそんなこと言うなんてっ鳥肌立っちゃったわ」
麗華は腕をさすって眉を顰めている。
「うるさい。それでどうするって?」
「さぁねぇ、普通の女なら……美味しいものでもご馳走して、夜景見ながらお酒飲ませて……ホテル? かしらね」
「それ、静音は喜ぶのか?」
「さぁ……どうかしら」
「蒼井さんが、静音はああいう事情で肉体的には奔放だったけど、精神的には中学生女子みたいなもんだって言ってた。」
「ああ……そうね。わかるわ。やっぱり夜景じゃないかもね」
「でも酒は……良い手かもしれない。そういえば以前酒を飲ませたときにすごく甘えてきたことがあった!」
「それよ! それ。じゃあせいぜい良いお酒でも用意することね」
「よし、ありがとう麗華」
そして元婚約者に相談した結果俺は日本酒に詳しい知人に頼んで旨い酒をしこたま買い込んでもらった。
そして休日の前日に静音を利き酒に誘った。
「知人がうまい日本酒を色々試してみろって送ってくれたんだ。今夜は利き酒をやってみないか?」
「へー、利き酒? やったことない! 楽しそう」
何も知らない静音はわくわくした様子で酒の瓶を眺めている。
俺は小さめのグラス(これももちろん今回のために用意した)を並べて、アテになるものも何品か用意した。
「おいし~い! 甘いねこれ。こっちはさっぱりしてる」
「なんかフルーツみたいな香りまでするな? 不思議だな」
「ほんと? 一口ちょうだい」
結果的に、この作戦はめちゃくちゃ効いた。
そもそも酒自体がすごく美味しくて楽しかった上に、静音は酔ったら赤い顔でしなだれかかってきてすごく妖艶になった。
最初から酒を飲ませればよかったのか……。
俺はそんなことを考えながら、静音に勃起した自分自身を咥えられていた。
そんなことしなくて良いと言ったのだが、酔った静音は食べたい食べたいと言って聞かなかった。
酒を飲むと人が変わったように積極的になる。俺の方が押し倒されかねない勢いで静音は求めてきた。
どうしても俺のを飲みたいと言うから口の中に出したが、苦いと言ってむせていた。
俺はそれを見て吹き出してしまった。
余談だが、静音と暮らしていて気付いたことがある。静音はちょっと抜けてるところがあり、考え無しで行動してよく失敗していた。だが、それを気付かれていないと思っているようで真面目な顔で取り繕うようなところがあった。
今、俺が笑ったのも気に障ったようで怒ってキスしてきた。結果俺は自分の精液が残った静音の舌で、口中を弄られることになった。
「んもう、早く入れてよ」
俺の手を尻に持っていく。
すべすべで触り心地の良い尻だ。
「いや、いきなり入らないだろ?」
「入れたくないの? 雅貴は俺としたくないんだ?」
「え? そんなこと言ってないだろ」
「じゃあ早く……」
キスされた。
積極的になるのはいいが、ちょっと飲ませすぎたようだ。
早くとせがむ静音をなんとか宥めすかして、ローションでちゃんと後ろを解してから挿入する。
「あっ、やっときたぁ……」
「動くぞ?」
「うん、いっぱい気持ちよくして……」
「ああ、好きなだけしてやるよ」
「はぁ、ああっ。あんっいい……」
「気持ちいいか?」
「うん……っ、もっと奥にちょうだい」
俺は静音の希望に沿うように動いた。
「あっああっ! そこ、そこ気持ちいい」
「静音……静音……ずっとこうしたかった」
湿った水音が室内に響く。
ローションが結合部で泡立つのがいやらしい。
「あっあっ、雅貴ぁっ」
「愛してるよ静音……」
「奥突いて……強目にして欲しいの」
「いいよ、ほら」
「お願い、雅貴のが欲しい。僕の中で出して、ねぇ。お願い」
「いや、それは……」
「いや、お願いだからっ、中で感じたいの」
「静音……」
「あっイクッ、いいっ」
静音の白い喉がのけぞって、ピクピクと震えながら絶頂を迎えた。
俺は久々に求められて衝動が抑えきれず、少し乱暴に抱いて中に出してしまった。しかしそれでも静音がなかなか離してくれず、明け方近くまで汗だくで絡まりあっていた。
それから俺は、セックスしたくなったら静音に酒を飲ませることにしている。
静音もなんとなくわかっているようで、酒を飲もうと言うとちょっと頬を染めるようになった。
〈完〉
---------------
本編で最後結ばれた2人のラブシーンが入らなかった(なんとなく朝のシーンにしたかったのです)ので、あんなタイトルの割にどうなんだ? と思って気になっていました。
というわけで番外編もお読みいただきありがとうございました♡
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この作品は感想を受け付けておりません。
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