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7.夏帆に相談する
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柊一が帰宅後に儀礼的な挨拶のメッセージを送ると、間を置かずにごく当たり前の返事がきた。自分のテンションに京介が合わせてくれたのか、実際に冷めた気分にさせてしまったのかはわからない。
とにかく柊一はそれ以上こちらから連絡する気にはなれなかった。
彼ともう会いたくないからではない。それはむしろ逆で、彼の反応が怖くてこれ以上こちらからはこの件に触れたくなかったからだ。柊一はこの歳になってはじめて恋愛初心者の気分を味わっていた。
(女性となら簡単に出会って付き合うまでいくけど……男性相手だとどうして良いかわからないな……)
そもそも女性が相手でも、自分から気に入ってアプローチした経験があまり無い。この間の夏帆に対して必死になったのも珍しいケースだった。
これまでは大体、向こうから連絡が来て自然と誘う流れになりデートをして――と、今思えば相手の女性がこちらに対してわかりやすいメッセージを発してくれていた。
(俺ってもしかしてめちゃくちゃ恋愛下手なのか?)
彼に家を追い出された事を思い返していてもう一つわかった事がある。
これまで柊一は今夜感じたのと同じいたたまれない思いを女性側にさせていたということだ。
彼女たちがその気になっている時、「もう終電だから」とか「まだ知り合って間もないから」と理由をつけてキスやその先に進むのをやんわりと拒否した経験が何度もあった。
(だから俺は振られるんだ。こんな惨めな気分にさせられて、それでもその男とずっと付き合おうなんて思える女性がいるわけがない。なんでこんな簡単なことに今まで気づかなかったんだろう――)
このことに気づかせてくれただけでも、京介との出会いに意味はあったといえる。
◇
その数日後、夏帆から連絡があった。そういえば当日お礼のメッセージを送ったきりで、報告らしい報告もしていなかったのを思い出す。彼女に仕事帰りに会えないかと誘われて夕飯を共にすることになった。
待ち合わせ場所で柊一に向かって手を振る彼女は相変わらず明るい笑顔で、それを見ているだけで仕事の疲れが癒される。夏帆のお気に入りだというカフェに入りデリプレートとコーヒーを頼んで席に着いた。
「ねえねえ、あの晩はどうだった? その後どうなってるの?」
夏帆は食事もそこそこに核心に迫ってきた。やはり、先日のことを聞きたいのだ。
「あー……。うん、あの後京介さんの家にお邪魔して」
「うんうん!」
「で、ワイン飲んで」
「それで?」
「終電で帰った」
「え。待って、本当にそれだけ?」
柊一が鴨肉のローストを口に運びながら頷くと夏帆はこちらの顔をまじまじと見た。
「本当の本当に、それだけ?」
彼女の大きな瞳は柊一の嘘を見透かしているかのようだった。仕方なく白状する。
「いや、実は……キス、しました」
夏帆はフォークを持った手を止めてハッと息を呑んだ。
「で――?」
「え? いや、それで帰ったよ」
「嘘!」
「嘘じゃない。彼に帰ってくれって言われたから帰ったよ」
柊一は何となくその時の気まずさを思い出してしまい、ブロッコリーの粒マスタードサラダをもりもりと食べた。
「そんなわけない。お兄ちゃんが家まで連れてってキスだけで帰すなんて――」
皿から目を上げて彼女を見ると、口を開けたまま中空を睨んでいる。
「どうしたの?」
「――わかった。そうだよね」
「夏帆ちゃん?」
「ううん、なんでもない。で、柊一くんからその後連絡した?」
「うん。帰宅してからすぐにありがとうございましたって」
夏帆は「それで?」と先を促した。
「それで、京介さんが『楽しかったよ。また機会があればよろしく』って……」
彼女は眉を寄せてしばらく黙り込んだ。
「夏帆ちゃん、せっかく紹介してくれたけど彼は俺のこと趣味じゃなかったんじゃないかな。試しにキスしてみようって言われたからしてみたんだけど……その後すぐに帰れって言われたってことはそういう――」
「お兄ちゃん、本気になっちゃったんだ……」
「え?」
「柊一くんが趣味じゃないなんて絶対有り得ない。もしそうなら私が帰る時にしれっと帰ってるはずだし自宅に招いたりなんてしない」
そうなのだろうか。でも、自宅でじっくり話してキスしてみたら結局合わなかったって事もある。
「柊一くんはどう思った? やっぱり男は無理って思った?」
いきなり聞きれて面食らってしまう。しかし夏帆の顔は真剣そのもので、ネタにして笑おうなんていう意図は感じられなかった。だから柊一は正直に答えた。
「実はキスされても、嫌じゃなかった。出来ればもう少し京介さんのこと知りたいなって思ったよ。ただ、男と恋愛出来るかはまだわからないっていうか……」
夏帆の顔を見ると、目をキラキラと輝かせていた。
「じゃあ、連絡してみよ! 今すぐに」
「ええ……?」
柊一は夏帆にあの晩のことを少し詳しく話した。そして、こちらから誘う気はないと答えたのだが彼女は首を振る。
「あー、だめだめ。柊一くんは誘うとか誘わないとか、考えなくていいから」
何を言ってるかわからなくて答えに窮していると彼女は言う。
「相手は女の子じゃないんだよ、柊一くん。連絡したら即誘わないといけないって話じゃない。ただ、あなたともう少し話をする気はありますよって態度を見せるだけでいいの」
「はあ……?」
夏帆の言うことにはこうだ。男が女に連絡する時、それは「遊ぼう」という要件ありきの誘いの連絡。だけど女が男に連絡する時はそうじゃない。ただ、今暇だから相手が何をしてるか話したいだけのこともある――と。
たしかに、今まで付き合ってきた彼女からも度々何が言いたいのかわからなくて返答に困るメッセージを貰うことがあった。
「柊一くん、今まで何人と付き合ってきたの?」
「えー……いちいち数えてないからわからな――」
「数えきれないほど彼女がいたのに、こんなこともわかってないなんて。やっぱり女の子と付き合うの向いてないと思う」
彼女は相変わらず柊一の心をえぐる言葉掛けが上手だ。仮にも、好みのタイプで一度アプローチした相手なのに……。
「まあいいわ。柊一くん今日何か良いことあった?」
「いや、むしろ出向先で怒られて落ち込んでるっていうか」
「よしじゃあそれだ。仕事で落ち込むことがあって、外食してます。ってメッセージ送信して」
「え? 何でそんなこと――」
意味がわからない。あんな事があって気まずいのに、いきなりそんな日常会話なんて出来ないだろ、と柊一は思った。
しかし夏帆はそれで良いから、としつこく柊一をせっついた。メッセージを送信するまで家に帰さないとまで言われて渋々その意味不明なメッセージを送った。
すると、食事が終わらないうちにすぐ返信が来た。夏帆の催促に従って声に出して読み上げる。
「えーと、『お疲れ様。俺で良ければ話を聞くから、週末会えないかな?』って……」
(え、誘われたってこと……? なんで?)
柊一が呆然とそのメッセージを眺めていると、向かいの席に座った夏帆がニヤニヤしながらこちらを見て言う。
「ね? 私の言った通りでしょ」
「だって、どうして――」
「お兄ちゃんも柊一くんから連絡来るの待ってたってことよ」
夏帆の言うことはよくわからなかったが、週末にまた京介と会うことが決まったのだった。
とにかく柊一はそれ以上こちらから連絡する気にはなれなかった。
彼ともう会いたくないからではない。それはむしろ逆で、彼の反応が怖くてこれ以上こちらからはこの件に触れたくなかったからだ。柊一はこの歳になってはじめて恋愛初心者の気分を味わっていた。
(女性となら簡単に出会って付き合うまでいくけど……男性相手だとどうして良いかわからないな……)
そもそも女性が相手でも、自分から気に入ってアプローチした経験があまり無い。この間の夏帆に対して必死になったのも珍しいケースだった。
これまでは大体、向こうから連絡が来て自然と誘う流れになりデートをして――と、今思えば相手の女性がこちらに対してわかりやすいメッセージを発してくれていた。
(俺ってもしかしてめちゃくちゃ恋愛下手なのか?)
彼に家を追い出された事を思い返していてもう一つわかった事がある。
これまで柊一は今夜感じたのと同じいたたまれない思いを女性側にさせていたということだ。
彼女たちがその気になっている時、「もう終電だから」とか「まだ知り合って間もないから」と理由をつけてキスやその先に進むのをやんわりと拒否した経験が何度もあった。
(だから俺は振られるんだ。こんな惨めな気分にさせられて、それでもその男とずっと付き合おうなんて思える女性がいるわけがない。なんでこんな簡単なことに今まで気づかなかったんだろう――)
このことに気づかせてくれただけでも、京介との出会いに意味はあったといえる。
◇
その数日後、夏帆から連絡があった。そういえば当日お礼のメッセージを送ったきりで、報告らしい報告もしていなかったのを思い出す。彼女に仕事帰りに会えないかと誘われて夕飯を共にすることになった。
待ち合わせ場所で柊一に向かって手を振る彼女は相変わらず明るい笑顔で、それを見ているだけで仕事の疲れが癒される。夏帆のお気に入りだというカフェに入りデリプレートとコーヒーを頼んで席に着いた。
「ねえねえ、あの晩はどうだった? その後どうなってるの?」
夏帆は食事もそこそこに核心に迫ってきた。やはり、先日のことを聞きたいのだ。
「あー……。うん、あの後京介さんの家にお邪魔して」
「うんうん!」
「で、ワイン飲んで」
「それで?」
「終電で帰った」
「え。待って、本当にそれだけ?」
柊一が鴨肉のローストを口に運びながら頷くと夏帆はこちらの顔をまじまじと見た。
「本当の本当に、それだけ?」
彼女の大きな瞳は柊一の嘘を見透かしているかのようだった。仕方なく白状する。
「いや、実は……キス、しました」
夏帆はフォークを持った手を止めてハッと息を呑んだ。
「で――?」
「え? いや、それで帰ったよ」
「嘘!」
「嘘じゃない。彼に帰ってくれって言われたから帰ったよ」
柊一は何となくその時の気まずさを思い出してしまい、ブロッコリーの粒マスタードサラダをもりもりと食べた。
「そんなわけない。お兄ちゃんが家まで連れてってキスだけで帰すなんて――」
皿から目を上げて彼女を見ると、口を開けたまま中空を睨んでいる。
「どうしたの?」
「――わかった。そうだよね」
「夏帆ちゃん?」
「ううん、なんでもない。で、柊一くんからその後連絡した?」
「うん。帰宅してからすぐにありがとうございましたって」
夏帆は「それで?」と先を促した。
「それで、京介さんが『楽しかったよ。また機会があればよろしく』って……」
彼女は眉を寄せてしばらく黙り込んだ。
「夏帆ちゃん、せっかく紹介してくれたけど彼は俺のこと趣味じゃなかったんじゃないかな。試しにキスしてみようって言われたからしてみたんだけど……その後すぐに帰れって言われたってことはそういう――」
「お兄ちゃん、本気になっちゃったんだ……」
「え?」
「柊一くんが趣味じゃないなんて絶対有り得ない。もしそうなら私が帰る時にしれっと帰ってるはずだし自宅に招いたりなんてしない」
そうなのだろうか。でも、自宅でじっくり話してキスしてみたら結局合わなかったって事もある。
「柊一くんはどう思った? やっぱり男は無理って思った?」
いきなり聞きれて面食らってしまう。しかし夏帆の顔は真剣そのもので、ネタにして笑おうなんていう意図は感じられなかった。だから柊一は正直に答えた。
「実はキスされても、嫌じゃなかった。出来ればもう少し京介さんのこと知りたいなって思ったよ。ただ、男と恋愛出来るかはまだわからないっていうか……」
夏帆の顔を見ると、目をキラキラと輝かせていた。
「じゃあ、連絡してみよ! 今すぐに」
「ええ……?」
柊一は夏帆にあの晩のことを少し詳しく話した。そして、こちらから誘う気はないと答えたのだが彼女は首を振る。
「あー、だめだめ。柊一くんは誘うとか誘わないとか、考えなくていいから」
何を言ってるかわからなくて答えに窮していると彼女は言う。
「相手は女の子じゃないんだよ、柊一くん。連絡したら即誘わないといけないって話じゃない。ただ、あなたともう少し話をする気はありますよって態度を見せるだけでいいの」
「はあ……?」
夏帆の言うことにはこうだ。男が女に連絡する時、それは「遊ぼう」という要件ありきの誘いの連絡。だけど女が男に連絡する時はそうじゃない。ただ、今暇だから相手が何をしてるか話したいだけのこともある――と。
たしかに、今まで付き合ってきた彼女からも度々何が言いたいのかわからなくて返答に困るメッセージを貰うことがあった。
「柊一くん、今まで何人と付き合ってきたの?」
「えー……いちいち数えてないからわからな――」
「数えきれないほど彼女がいたのに、こんなこともわかってないなんて。やっぱり女の子と付き合うの向いてないと思う」
彼女は相変わらず柊一の心をえぐる言葉掛けが上手だ。仮にも、好みのタイプで一度アプローチした相手なのに……。
「まあいいわ。柊一くん今日何か良いことあった?」
「いや、むしろ出向先で怒られて落ち込んでるっていうか」
「よしじゃあそれだ。仕事で落ち込むことがあって、外食してます。ってメッセージ送信して」
「え? 何でそんなこと――」
意味がわからない。あんな事があって気まずいのに、いきなりそんな日常会話なんて出来ないだろ、と柊一は思った。
しかし夏帆はそれで良いから、としつこく柊一をせっついた。メッセージを送信するまで家に帰さないとまで言われて渋々その意味不明なメッセージを送った。
すると、食事が終わらないうちにすぐ返信が来た。夏帆の催促に従って声に出して読み上げる。
「えーと、『お疲れ様。俺で良ければ話を聞くから、週末会えないかな?』って……」
(え、誘われたってこと……? なんで?)
柊一が呆然とそのメッセージを眺めていると、向かいの席に座った夏帆がニヤニヤしながらこちらを見て言う。
「ね? 私の言った通りでしょ」
「だって、どうして――」
「お兄ちゃんも柊一くんから連絡来るの待ってたってことよ」
夏帆の言うことはよくわからなかったが、週末にまた京介と会うことが決まったのだった。
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