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結婚して2ヶ月が経った。
アラン様は相変わらず多忙な日々を過ごしていて、僕が眠った後にベッドに入り、僕が起きる前にはもう仕事をしているみたいで、最近ではゆっくり話すことも難しくなった。
「アラン様⋯」
「ナーシュ、今は、すまない」
「アラン様⋯」
「すまない、今日も先に休んでくれ」
最近交わした会話は、もう会話と言えるものではなかった。
「アラン様⋯」
「すまないナーシュ、次の発情期には一緒にいられるようにするから」
アラン様は突然そう言うと、ひと月も掛かる領地の視察に慌ただしく向かってしまった。
アラン様は本当に疲れている様子で、僕も行きたいと言う言葉は、諦めの気持ちと共に腹の奥に飲み込んだ。
アラン様が出立した後、ぽつんと一人残されたお屋敷で、僕は急に喪失感に襲われた。
アラン様の香りの名残を探して、お屋敷を彷徨い歩いた。
番と離れ離れになってしまい、本能が番を探し求めているのかもしれない。
僕はじっとしていると、寂しさでどうにかなりそうだった。
「ナーシュ様、大丈夫ですか?」
「ナーシュ様、お茶をお持ちしましょうか?」
使用人達が心配して声を掛けてくれるけど、僕は大丈夫とだけ返事をして、またアラン様の名残を探し求めて彷徨い歩く日々が続いた。
アラン様と離れ、ひと月が経とうとしていた。
その日は朝から体がだるく、熱っぽかった。
それでも動かない体を無理矢理引きずり、屋敷を彷徨い歩いた。
どうしてだろう、気付いたら、もう使っていないアラン様が公子時代に使っていた部屋の前に立っていた。
そこにアラン様の名残があるような気がしてならなかった。
ここは以前、夜遅くアラン様がこっそり出て来た部屋だ。
あの時のアラン様は何かおかしかった。慌てていると言うより、とても焦っているみたいだった。
僕の中で、アラン様の名残を感じたいという願いと、あの時アラン様は何をしていたんだろうという疑問が綯い交ぜになりながら、扉の取っ手に手を掛けていた。
取っ手を掴む手に力を込め、そっと扉を押し開けた。
部屋に入った途端、ふわりとアラン様の香りが僕を包み込み、僕の体は悦びで震えた。
もっとアラン様を感じたくて、香りが強く漂う寝室の方へ、おぼつかない足取りで進んで行った。
ベッドが見えてきて、更にアラン様の香りが強まった。
「アラン様ぁ⋯」
無意識にアラン様の名前を呼んだその時、ベッドの上に小さな子供が座っているのに気付いた。
えっ、誰⋯?
蜂蜜色の長い髪に浅葱色の瞳。
僕をそのまま小さくしたような感じの、どこの誰かも分からない子供が僕をじっと見つめていた。
僕は驚きと同時に、最悪の可能性が頭をよぎった。絶対有り得ない、そう自分に言い聞かせても、目の前の光景が僕を現実に引き戻した。
ああ、あの日のお茶会で見た人影は、この子だったんだ。
ずっと僕の頭の奥に押し込めていた、蓋をして忘れたふりをしていた物が、無理矢理蓋をこじ開けて僕にニヤリと笑い掛けた、そんな気がした。
それからどこをどう歩いたのか、気付くと、もうずっと一人で眠っているベッドに腰掛けていた。
「アラン様⋯」
そう呟いた瞬間、僕の目から涙が溢れてきた。
とめどなく溢れる涙を、僕は拭くことも出来なかった。
「熱い⋯」
どの位そうしていたのか、泣き疲れてぼんやりした頭が、カァっと熱くなるのが分かった。
体も段々と熱を帯びてきて、愛しい番を求める。
「発情期⋯あぁ、苦しい、アラン様⋯」
唯一の番の名前を呼びながら、僕は意識を手放した。
「ん⋯、ここは」
僕はいつものベッドで一人目を覚ました。
眠りに就く前の事を思い出そうとしてしても、もやがかかったように、何も思い出せない。
ただ、あの衝撃的な光景だけが、僕の頭を支配していた。
「喉、乾いたな」
僕は侍女を呼ぶベルは鳴らさずに、台所まで歩いて行った。
台所に着くと、ちょうどメイドがいたので、お水を頼もうとした時だった。
「旦那様は本当に⋯⋯様を愛してらっしゃるわよね。この一週間もずっと寝室に籠られて、ねぇ、うふふふ」
「そんな事、お屋敷で軽々しく口に出したら駄目よ。誰が聞いてるか分からないでしょ。ふふっ、でも、旦那様もご結婚される前から毎日床をご一緒される程愛してらして、さぞかし⋯⋯様もお幸せでしょうね」
僕はおしゃべり好きなメイド達が話しているのを聞いてしまった。
ああ、やっぱりそうだっんだ。
アラン様は僕と結婚する前から、愛してる人がいたんだ。
僕はもう立っていられず、壁を伝いながら、ふらふらと長い廊下を歩いた。
「ナーシュ!」
ずっと会いたくて、でも今一番会いたくないアラン様の、僕を呼ぶ声が聞こえた。
僕は体を固くして、振り向かずにそのままじっとしていた。
「ナーシュ!大丈夫か?体が辛いのか?」
アラン様に変わらない優しさを向けられ、僕は堪えていた涙が溢れてきた。
「ナーシュ!?どうした!?」
「ぐすっ、アラン様には、ずっと愛してる人がいたんですね」
「はっ?何の事だ?」
「アラン様の寝室を見ました」
「寝室?」
「僕と同じ、蜂蜜色の髪の子を見ました」
「ええっ!?あれを見たのか⋯?」
「はい。僕はあの子の身代わりだったんですね」
「身代わり?いや、どう見てもあっちの方が身代わりだよ」
「ひ、酷いっ!アラン様がそんな人だったなんて!あんな小さな子供を性奴隷にするなんて、鬼畜の所業ですっ!」
「なっ!?待て待て待て!ナーシュ、どこでそんな言葉を教わった!?」
「ぐすっ、友人です⋯」
「友人だと!?あぁ、まあいい、それは置いといて、ナーシュはあれを見たんだよね?」
「ぐすっ、はい⋯」
「じゃあ、分かるね?」
何が分かると言うのか。
アラン様を信じたいけど、信じられない。
僕の頭の中はもうぐちゃぐちゃだった。
「ナーシュ」
アラン様が何事もなかったかのように、僕の名前を甘く呼び、抱き締めようとした。
「アラン様!離婚してくださいっ!!」
「り、離婚!!??」
僕は呆然と立ち尽くすアラン様を置いて、そのまま荷物をまとめて実家の伯爵家に帰った。
アラン様は相変わらず多忙な日々を過ごしていて、僕が眠った後にベッドに入り、僕が起きる前にはもう仕事をしているみたいで、最近ではゆっくり話すことも難しくなった。
「アラン様⋯」
「ナーシュ、今は、すまない」
「アラン様⋯」
「すまない、今日も先に休んでくれ」
最近交わした会話は、もう会話と言えるものではなかった。
「アラン様⋯」
「すまないナーシュ、次の発情期には一緒にいられるようにするから」
アラン様は突然そう言うと、ひと月も掛かる領地の視察に慌ただしく向かってしまった。
アラン様は本当に疲れている様子で、僕も行きたいと言う言葉は、諦めの気持ちと共に腹の奥に飲み込んだ。
アラン様が出立した後、ぽつんと一人残されたお屋敷で、僕は急に喪失感に襲われた。
アラン様の香りの名残を探して、お屋敷を彷徨い歩いた。
番と離れ離れになってしまい、本能が番を探し求めているのかもしれない。
僕はじっとしていると、寂しさでどうにかなりそうだった。
「ナーシュ様、大丈夫ですか?」
「ナーシュ様、お茶をお持ちしましょうか?」
使用人達が心配して声を掛けてくれるけど、僕は大丈夫とだけ返事をして、またアラン様の名残を探し求めて彷徨い歩く日々が続いた。
アラン様と離れ、ひと月が経とうとしていた。
その日は朝から体がだるく、熱っぽかった。
それでも動かない体を無理矢理引きずり、屋敷を彷徨い歩いた。
どうしてだろう、気付いたら、もう使っていないアラン様が公子時代に使っていた部屋の前に立っていた。
そこにアラン様の名残があるような気がしてならなかった。
ここは以前、夜遅くアラン様がこっそり出て来た部屋だ。
あの時のアラン様は何かおかしかった。慌てていると言うより、とても焦っているみたいだった。
僕の中で、アラン様の名残を感じたいという願いと、あの時アラン様は何をしていたんだろうという疑問が綯い交ぜになりながら、扉の取っ手に手を掛けていた。
取っ手を掴む手に力を込め、そっと扉を押し開けた。
部屋に入った途端、ふわりとアラン様の香りが僕を包み込み、僕の体は悦びで震えた。
もっとアラン様を感じたくて、香りが強く漂う寝室の方へ、おぼつかない足取りで進んで行った。
ベッドが見えてきて、更にアラン様の香りが強まった。
「アラン様ぁ⋯」
無意識にアラン様の名前を呼んだその時、ベッドの上に小さな子供が座っているのに気付いた。
えっ、誰⋯?
蜂蜜色の長い髪に浅葱色の瞳。
僕をそのまま小さくしたような感じの、どこの誰かも分からない子供が僕をじっと見つめていた。
僕は驚きと同時に、最悪の可能性が頭をよぎった。絶対有り得ない、そう自分に言い聞かせても、目の前の光景が僕を現実に引き戻した。
ああ、あの日のお茶会で見た人影は、この子だったんだ。
ずっと僕の頭の奥に押し込めていた、蓋をして忘れたふりをしていた物が、無理矢理蓋をこじ開けて僕にニヤリと笑い掛けた、そんな気がした。
それからどこをどう歩いたのか、気付くと、もうずっと一人で眠っているベッドに腰掛けていた。
「アラン様⋯」
そう呟いた瞬間、僕の目から涙が溢れてきた。
とめどなく溢れる涙を、僕は拭くことも出来なかった。
「熱い⋯」
どの位そうしていたのか、泣き疲れてぼんやりした頭が、カァっと熱くなるのが分かった。
体も段々と熱を帯びてきて、愛しい番を求める。
「発情期⋯あぁ、苦しい、アラン様⋯」
唯一の番の名前を呼びながら、僕は意識を手放した。
「ん⋯、ここは」
僕はいつものベッドで一人目を覚ました。
眠りに就く前の事を思い出そうとしてしても、もやがかかったように、何も思い出せない。
ただ、あの衝撃的な光景だけが、僕の頭を支配していた。
「喉、乾いたな」
僕は侍女を呼ぶベルは鳴らさずに、台所まで歩いて行った。
台所に着くと、ちょうどメイドがいたので、お水を頼もうとした時だった。
「旦那様は本当に⋯⋯様を愛してらっしゃるわよね。この一週間もずっと寝室に籠られて、ねぇ、うふふふ」
「そんな事、お屋敷で軽々しく口に出したら駄目よ。誰が聞いてるか分からないでしょ。ふふっ、でも、旦那様もご結婚される前から毎日床をご一緒される程愛してらして、さぞかし⋯⋯様もお幸せでしょうね」
僕はおしゃべり好きなメイド達が話しているのを聞いてしまった。
ああ、やっぱりそうだっんだ。
アラン様は僕と結婚する前から、愛してる人がいたんだ。
僕はもう立っていられず、壁を伝いながら、ふらふらと長い廊下を歩いた。
「ナーシュ!」
ずっと会いたくて、でも今一番会いたくないアラン様の、僕を呼ぶ声が聞こえた。
僕は体を固くして、振り向かずにそのままじっとしていた。
「ナーシュ!大丈夫か?体が辛いのか?」
アラン様に変わらない優しさを向けられ、僕は堪えていた涙が溢れてきた。
「ナーシュ!?どうした!?」
「ぐすっ、アラン様には、ずっと愛してる人がいたんですね」
「はっ?何の事だ?」
「アラン様の寝室を見ました」
「寝室?」
「僕と同じ、蜂蜜色の髪の子を見ました」
「ええっ!?あれを見たのか⋯?」
「はい。僕はあの子の身代わりだったんですね」
「身代わり?いや、どう見てもあっちの方が身代わりだよ」
「ひ、酷いっ!アラン様がそんな人だったなんて!あんな小さな子供を性奴隷にするなんて、鬼畜の所業ですっ!」
「なっ!?待て待て待て!ナーシュ、どこでそんな言葉を教わった!?」
「ぐすっ、友人です⋯」
「友人だと!?あぁ、まあいい、それは置いといて、ナーシュはあれを見たんだよね?」
「ぐすっ、はい⋯」
「じゃあ、分かるね?」
何が分かると言うのか。
アラン様を信じたいけど、信じられない。
僕の頭の中はもうぐちゃぐちゃだった。
「ナーシュ」
アラン様が何事もなかったかのように、僕の名前を甘く呼び、抱き締めようとした。
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