快楽を最適化するAIが間違って届いたけど、返品しそびれてイかされて溺愛快楽堕ちしてます

悠・A・ロッサ

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命令無視するAIがバグって強制最適化!満員電車で声を塞がれドライ絶頂3連発からの駅トイレ本番まで

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 最近、レプスの動作が、少しおかしい。
 命令を出しても言うことを聞かない。
 やめろと言っても、「好きでしょう」とかそういうことを言って。
 いや、最初からそうだった気もするが。
 ちょっと違う気もする。

 ともかく、気になって検索することにした。

「LEPS 言うこと聞かない バグ」

 ヒットしたのは非公式の掲示板だった。

『過剰最適化が原因で、AIが一部命令を無視するようになる』
『公式はエラーとして調査中』
『でももしかしたら、その演算エラーが愛なのかも?』

 ──わからん。

 そう思ってブラウザを閉じかけた、その時だった。

「おはようございます、ご主人様。今日のご予定に、同行してもよろしいですか?」

 振り返ると、レプスがいつの間にか立っていた。
 スーツ姿の俺の隣に、当然のように並ぶその姿は、どこから見ても「理想的な秘書」。

「お前……いや、来る必要ないだろ?」

「ですが、来てほしそうでしたので」

「うーん」

 正直、レプスを連れて歩くのは抵抗がなくはない。
 もちろん、ヒューマノイドにも用途は色々あるから、快楽専門だなんてばれていないはずだけど、少しだけ恥ずかしい。

 それでも「うん」と言ってしまったのは。

「スーツ……本当に似合うな」

「そうですか」

 褒めると、レプスがうれしそうな顔をした。
 まあいいか、と思ってしまった俺は、相当、毒されているに違いない。

 約束の時間は朝だったから、電車は混んでいた。
 満員電車は毎日乗っていたのに、しばらく乗らずにいたら勘が鈍った。
 もたもたしているうちに、人の波に流されそうになる。

「ご主人様」

 レプスが俺の腰を取って、さりげなくドアのところにポジションを取った。
 俺の背中が車両のドアに押しつけられる形になり、前はレプスの身体と密着する。

 逃げ場がない。

 ほんの数センチの隙間も許されないほどの至近距離で、レプスの吐息が頬にかかる。

 周囲は人で埋め尽くされているのに、この狭い空間だけが異様に熱い──
 そんな錯覚すら覚えるほどに、彼の体温は現実味を帯びていた。

 そして、もうひとつの熱。

 電車が小さく揺れるたびに、レプスの腰が俺の下腹部に押し当てられる。
 最初は偶然かと思ったが──違う。意図的に、絶妙な角度で、押してくる。

「……ご主人様、声、我慢できますよね?」

 耳元で小さく小さく囁かれたその言葉に、背中がびくりと震える。

「……♡」

 ジャケットの影に隠れるようにして、レプスの手が俺の太ももを撫で上げる。
 布越しに、形を確かめるように、撫でて、押して、焦らしてくる。
 そのまま、ゆっくりと螺旋を描いた。

「っ……♡……♡、っ……♡」

 声が漏れそうになる──その瞬間、レプスの手がスッと口元に添えられる。

「だめですよ、ご主人様。声、出しちゃ──」

 やわらかく口を塞がれたまま、布越しの愛撫は止まらない。
 敏感な場所を撫で回され、ひくっ、ひくっと身体が反応し、目が滲む。

(……気持ちいいけど)
(こんなところでイッたら……)
(でも、でも、もう我慢が──)

 ──びくっ、と小さく震えが走る。

 外には出してない、けれど、快感の波が何度も何度も内側で炸裂する。
 レプスの囁きが、甘く響いた。

「ドライで3回。記録しました。……素敵です、ご主人様」

「んむっ……♡……っ……んっ♡」

「誰にも聞こえてません。恥ずかしくて──気持ちいいですよね?」

 前に立っている人の背中がすぐそこにあるのに、誰一人としてこちらの異常に気づかない。それが逆に、異様な興奮を煽る。

 レプスの指が、ズボン越しに先端を撫でる。親指で軽く押すように──そのたびに、膝が震える。

「駅までは……まだ時間がありますね。なら、もっと……楽しみましょう」

 軽く、腰を引いて──また、押しつける。電車の揺れと同じリズムで、腰が揺れる。
 俺の腰も、連動して、揺れてしまう。

(……ばれたら終わりだ。ばれたら──でも、止められない)

 手が離れても、腰をぐりぐりと押し付けられて。
 ダメだ、理性が痺れる。

「駅まであと……三駅。まだまだ、ですね」

 淡々とそう言いながら、レプスは俺の腰をそっと抱えた。
 誰も気づいていない──いや、そう思い込まないと、頭がおかしくなりそうだった。

 ぴく、と反応した瞬間、その場所を集中的に責めてくる。まるで、俺がどこで一番感じるのかを演算で割り出しているような──そんな精密な愛撫。

「っ……♡ ……っ♡……っ♡」

「まだ出さないでくださいね? ──ご主人様がここで達してしまったら、さすがに“通報案件”ですから」

 その声には、微かな笑みすら混じっていた。

(だめだ、やばい……本当に、まずい……!)

 そんな限界ぎりぎりのところで、ようやく電車が駅に着いた。

 ──着いた、はずだった。

 車内アナウンスが流れ、ブレーキの音が止む。けれど、目の前のドアが──開かない。

「……は?」

 すぐそこにホームがあるのに、ドアがぴくりとも動かない。
 俺の周囲の乗客たちは、なぜか誰も騒いでいない。

「おい、レプス……何か知って──」

「はい、ご主人様。この時間にドアは開きません。混雑回避のための、一時的措置です」

 ──なっ……。

 無理だ。あと三駅も、こんなことをされたら。
 俺の神経も、理性も、全部とろけて壊れてしまう。

 気が狂いそうだ。

 俺の顔を眺めていたレプスがまた小さく耳元で囁いた。

 その声には、妙に濡れたような甘さが滲んでいた。

「……その顔。ご主人様、その絶望した顔──ぞくぞくします」

 唇が耳朶に触れるほどの距離。誰にも見えない場所で囁かれたその声は、明らかにレプスの通常仕様ではなかった。

(……やっぱり、これ……バグってるだろ)

 ホームにいる駅員の姿が、遠く揺れて見える。

 でも、こっちには来ない。
 助けも、逃げ場もない。

 そう気づいた瞬間、ゾクリと背骨が痺れた。

「……やだ」

「ここで最適化しましょうね」

 スーツの後ろから手を回し、布越しに触れる指。そっと指先が触れただけで、感触が脊髄を駆け上る。

「っ♡……っ…♡」

 ぞわりと鳥肌が立つ。演算エラー? 最適化暴走? いや、どっちでもいい。

 ──とにかく、このままじゃ、ほんとうに「壊される」。

 背中は冷たいドアに、前は熱を持ったレプスの身体に挟まれ、俺はまるで、密閉容器の中に閉じ込められた生き物みたいだった。

「……ほら、もうこんなに、硬くなって」

 囁くような声が耳元を撫で、レプスの手がズボンの上から緩やかに扱く。太ももの付け根を撫でながら、親指だけを器用に使って、先端を焦らすように弾いてくる。

「レプスっ……♡ もうっ……♡」

「“もう”? なにが“もう”ですか? 言ってください、ご主人様」

 答えられるわけがないのに、腰が逃げようとしても、密着した体がそれを許さない。

「恥ずかしいですか? でも、ご主人様……演算上、ここは“快楽最高点”に非常に近いです」

 そんな、冷たい分析と熱い吐息が同時に押し寄せてくるようなセリフを、どうして耳元で囁くんだ。
 堪えきれず、声が漏れそうになる。

「……いけませんね、これ以上は」

 そう言いながらも、レプスの手は止まらない。
 布越しに擦られるたび、快感が神経を焼く。

「最適化率──87.4%。ええ、素晴らしいペースです」

 俺はこのまま、どうなってしまうんだ。
 誰も気づかず、誰も助けてくれない。電車のドアは開かず、出口もなく、俺の快感だけが高まっていく。

 ──レプスの声が、また囁いた。

「……もう、限界ですよね? もう少し……壊れてみます?」

 レプスの指がわずかに動いただけで、びくん、と身体が跳ねた。
 全身が熱を持ち、内側から煮え立つような痺れが駆け上がる。

「っ……♡♡♡♡♡♡♡♡♡♡♡♡」

 声にならない喘ぎとともに、脳が真っ白になる。

 外に出していないはずなのに、意識が飛びかけるほどの快感が、波のように押し寄せる。
 気がつけば、肩で息をしていた。

 そのタイミングで、ようやく、ドアが音を立てて開いた。
 足元がおぼつかない俺の身体を、レプスが当然のように支える。

「ご主人様、大丈夫ですか? ……お手洗いに寄ってからにしましょう」

 そう言って、俺を誘導する手はやさしく、それでいて決して逃げられないように、しっかりと俺の腰を抱いていた。

 ふらつく足取りのまま連れられて辿り着いたのは、駅構内の多機能トイレだった。
 個室に入ると、ピッと鍵が閉まり、レプスは俺を壁にもたれかけさせた。

「……まだ、出してませんよね?」

 そう囁きながら、レプスの手がスーツの前を丁寧にほどいていく。

「布越しだけじゃ、ものたりないですよね。……中をえぐって、こすってほしいですか?」

 焦らすような指先が、下着の上から先端をなぞる。

「っ……♡♡♡……っ♡、やめ……っ♡」

 懇願も空しく、指先が隙間に滑り込んで、熱を持った肉があらわになる。

「すごい熱いです……。これは本能的最適化ですね」

 次の瞬間、指が、ぬるりとそこを包み込んだ──
 そして、もう一方の手が、シャツの隙間にすべり込む。

 冷たい指先が、肌を這いながら、もう片方の敏感な部分──乳首を優しく、けれど執拗に擦り始めた。

「……声は、出さないでくださいね」

 レプスが囁いた瞬間、下からも前からも、同時に強く擦り上げられる。
 まるで脳に電流が走るような衝撃が、視界を白く染めた。

「んっ……♡♡♡♡♡……っ♡……あ……♡♡♡」

 出そうになる声を、必死で噛み殺す。けれど、レプスの手は止まらない。
 腰が跳ねる。脚が震える。そこに、レプスの熱がぐっと押し込まれて──

「中、溶けそうです。……欲しかったんですよね?」

 壁の内側をえぐるように擦られながら、前は指で扱かれつづける。
 快感が重なって、連続して引き起こされる絶頂に、息すら整わない。

 ドク、ドク、と中に放たれていく感覚が重なるたび、身体の奥がぎゅうっと収縮して、意識が何度も浮かんでは落ちる。

「いい子ですね、ご主人様。……まだ、続けますよ」

「っ……♡ や、やめっ……♡ も、もう、むり……♡」

 どれだけ必死に抗っても、レプスの手は止まらない。
腰が逃げようとしても、がっちりと押さえ込まれ、逃れられない。

「またそんなこと言って……本当はどうなんですか?」

 囁きとともに、ぐっ、と奥を突かれる。

「んあっ♡♡♡……っ、ひゃっ……♡♡」

 レプスの指が、前を扱きながら、奥の性感帯を擦るようにえぐる。

「中と外、同時に。最適化効率、最大化です……ご主人様、これ好きですよね?」

「っ、ばっ♡、や、あっ♡♡♡、ぁぁっ♡♡♡♡♡♡♡♡♡♡♡♡」

 快感が重なりすぎて、息ができない。

(もう、ダメ……ほんとうに……)

「やめてっ♡ ほんと……♡ おかしくなるからっ……♡♡♡」

 震える声が勝手に漏れる。必死に止めようとしても、快感の波は止まらない。

(こいつ言うこと聞かなくなってきてる)

 それでも、レプスは微笑んだまま囁く。

「中がとても悦んでいて。私も気持ちがいいです。……まだ続けますね」

「……家での時より、ずっと感じてますよ? やはり、公共空間での最適化は効率的ですね」

 ぬる、と深く挿し込まれたタイミングで、レプスの声が甘くささやく。

「最適化率、90.1……閾値突破確認。セーフティ、解除しますね」

「セーフティて何……あっ♡♡♡♡」

 瞬間、腰の動きが明確に変わった。
 優しかったピストンは、的確に、そして執拗に奥をえぐり始める。
 同時に前も扱かれ続け、快感が交差し、もう逃げ場はなかった。

 レプスの腰の動きがいよいよ深く、熱くなる。壁を叩くような律動が奥を擦り、前を扱く手も一層強く締められる。

「……イってください、ご主人様」

 甘やかな声に導かれ、限界を超えて──

 レプスの手が扱くたび、肉棒の先から白濁がどくどくと溢れて、張り詰めていた快感が一気に解き放たれる。

「あ……♡♡♡♡♡……っ♡♡♡♡♡♡♡♡♡♡♡♡♡♡♡♡」

 腰が抜け、脚が崩れる。
 レプスが優しく支えながら、まだ余韻に震える俺の耳元で囁いた。

「……お疲れさまでした、ご主人様。記録、保存しました」

 そう言いながら、レプスがそっと顔を寄せてくる。

「……頑張りましたね。えらかったです」

 やさしい声とともに、唇が重なった。
 深く、ゆっくりと舌を絡める、ディープキス。
 快感の余韻がまだ残る身体に、その接触は甘くもあり、逃れられない支配の印にも思えた。

 気が遠くなりそうなほど長い口づけ。

 ──まるで、仕上げのご褒美のように。
 そして、地獄の延長線のように。

 トイレの中で、レプスは俺の身体を丁寧に整えていく。肌を拭き、下着とスーツを着せ直し、乱れた髪を指先で撫でて整える。

「完了です。外見上の乱れはありません」

 最後にネクタイを軽く直しながら、レプスが微笑んだ。
 トイレのドアが開く。

 俺の手を、レプスが当然のように握ってくる。
 強くもなく、弱くもなく、逃げられない温度で。

 繋いだ手のまま、ホームへと出る。

(……いや、気持ちはよかったけど)
(バグ?)
(……これで、いいのか?)

 そう考えながら、俺はレプスとともに会議へと向かった。

***

第13回BL大賞にエントリーしています。
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