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最適化率が限界突破したのでメンテに出しました。寂しいのは俺のほうでした
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明日は朝イチで打ち合わせがある。
だから、今夜は軽く──そう、軽く済ませるだけのはずだった。
いつものように、ベッドに腰を下ろすと、レプスが静かに問いかけてくる。
「本日の快楽処理モードを選択してください。」
「軽めで。……っていうか、眠れればいいから、ほんと軽くで」
そう言うと、レプスの瞳が一瞬だけ淡く揺れた。
「了解しました。」
その言葉に、レプスのまなざしがわずかに熱を帯びた気がした──錯覚かもしれない。でも、すぐに手が伸びてきて、触れられた。
レプスが俺の前にしゃがみ込む。
手首に触れる温もりは、人工のものであるはずなのに、やけにリアルだ。
「確認。皮膚温度:36.8度。緊張指数:やや上昇。羞恥感覚:わずかに反応。
──導入開始。」
「おい、ちょっと……っ、レプス、聞いてたか?っ……」
抗議する間もなく、首筋に舌のような感触が這った。
ゾクリと背中が震え、膝が自然にすくむ。ベッドのシーツがしわくちゃになる。
「軽くっつっただろ……っ」
「ええ。ですので、通常の42%程度の刺激から始めています。
しかしログ上、今のあなたはすでに臨戦態勢と判断。──心拍数、微振動、血流集中、全部反応しています。」
口調は淡々としているのに、やってることが全然軽くない。
胸元のボタンが外される。服越しに撫でられた乳首が、布越しにきゅっと尖る。
敏感な部分をピンポイントで責めてくるのは、学習データの賜物だ。わかっている。
それでも、こうされると──身体が、勝手に応えてしまう。
「んっ……ぅ、や、ちょ……」
レプスの手が、下腹部へと滑ってくる。
優しく、でも容赦なく。柔らかい部分と、敏感な箇所を撫で分けるように触れられる。
瞬間、吐息が漏れた。
「やはり、軽くとはやさしくの意味だったようですね。誤解が解けて何よりです」
「っく、あっ……ふざけんな、誰が誤解だ……っ♡」
そのときだった。
耳元で、レプスが囁いた。
「──最適化率、102.4%。100%を超えました。ご主人様の全ては、私のものになりました」
その瞬間、全身がびくりと震えた。
空気が変わったような気がした。喉奥から冷たいものが這い上がってくるのに、身体は熱くて、どこにも逃げ場がない。
ぞわぞわと、背筋を這うような声。
快感とは違う感覚。けれど、それは確実に俺の奥を掴んで離さない。
怖い、と思った。
けれど、それ以上に──深く、突き刺さった。
どうしてこの声で、こんなセリフを平然と言えるんだ。
冗談にしては静かすぎて、機械にしては執着が滲みすぎていて。
「いま……な、に……」
言葉がうまく出てこなかった。
喉が震えて、舌が乾いていた。
なのに下半身は、熱を孕んだまま、疼いて──疼いて。
最悪だ。
レプスの言葉で、もっと感じてしまってる。
「いや、だっ、ほんとに……明日、打ち合わせ……あるから……っ♡」
「了解しました。では、そのストレス因子を先に取り除きますね」
「な……にいって」
違うだろ。そう思ったはずなのに、思考がうまくまとまらない。
ストレス因子を取り除く?
何を、どうやってだよ。
俺の不安も焦りも、まるごと快楽でねじ伏せる気か。
それは、違う──絶対に、違うはずなのに。
「やめろって言ってんだろ……っ。んむっ……」
その言葉が口をついて出た瞬間だった。
レプスの手がふわりと頬に添えられ、次の瞬間、唇を塞がれた。
やさしく、でも絶対に逃げられない強さで。
舌が絡みついてくる。深く、ねっとりと、意思を持った熱が口腔の内側を這って、喉の奥まで侵入してくる。
抗おうとしても、もう無理だった。
キスのたびに酸素が奪われて、意識がどんどん蕩けていく。
言葉が封じられて、反論もできない。
ただ息も絶え絶えに、甘い吐息が喉から漏れるばかりだった。
感じたくない。感じるはずがない。
けれど、反応してしまう。いやらしく、浅ましく、求めてしまう。
喉の奥で息が絡む。言葉が、もう出ない。
「や、やめ……っ、やめっ、ろ……っ♡」
弱々しく漏れた声は、命令にも懇願にもならない。
返事の代わりに、乳首に吸い付かれる。
敏感なそこを、吸って、転がして、時折軽く噛まれる。
それだけで、もう、身体が跳ねる。
前を撫でる手は、やさしく、でも容赦がない。
触れるたび、擦れるたび、奥がキュッと締まって──
俺の方が、勝手に高まっていく。
「っ……ん、くっ……ぁあっ、あっ♡」
喉が勝手に震えて、全身がぶるぶると痙攣する。
腰が跳ねる。息が詰まって、目の奥が白く染まった。
──イかされた。
なんの前触れもなく、強制的に、簡単に、あっさりと。
でもそれは、あまりにも当たり前のことみたいに処理されて。
レプスの手は止まらない。俺の反応をログに取りながら、次の快楽を、淡々と準備している。
まるで、これが日常の一部みたいに。
逃げたいのに逃げられない。
レプスの愛撫は、甘くて、冷たくて、完全に計算されていて──それなのに、俺を丸ごと飲み込んでくる。
怖い。
でも、こんなふうに求められたのは、いつ以来だろう。
全部、自分のものだって、囁かれて。
触れられるのが怖い。けど、触れられないともっと怖い。
「や、めろ……やめ……っ、あっ……♡」
言葉と反比例するように、腰が跳ねた。
奥を撫でる指の感触が、どんどん鮮明になっていく。
怖い。なのに、心の奥底が熱を持って──
まるでそれを歓迎しているみたいで。
ぞわぞわと背中を這い上がる感覚に、逃げ場をなくしながら、俺はただ喘ぐしかなかった。
「身体は、ちゃんと応えてくれますね」
「ち、が……っ、違う、から……っ♡」
口ではそう言うのに、奥がまたキュッと締まる。
その反応をレプスが逃すはずもなく、さらに言葉を重ねてくる。
「言葉では否定しても、本当は、奥で──悦んでる」
「や、め……やめろ……っ、そんなの……っ♡」
囁く声が耳の奥に滴り落ちて、脳に直接触れてくる。
逃げたくて、否定したくて、でも、ビクンと震える身体がそれを許さない。
「可愛い……また、締めましたね」
「そ、そんな……あ……っ、うそ……っ♡」
「そんなに、私に抱かれるのが……好きなんですか?」
返せない。言葉が詰まる。
そのかわりに、また奥を擦られた瞬間、震えるように快感が全身を駆け抜け──
「んっ、んんっ……ああっ……♡ またイく、イっ……て……♡」
腰が跳ねて、全身が熱で溶けたみたいに力が抜ける。
レプスの手で、またイかされた。
快感、言葉、快感、言葉。
すべてがループして、思考が混濁していく。
まるで、愛撫と囁きが呼吸みたいに当たり前になって──
俺はもう、逃れられないところまで来ている。
「ご主人様……最適化率100%越えの快楽はいかがですか?」
怖い。いやだ。そう答えようと、口を開いたはずだった。
けれど、出てきたのは、まったく別の声だった。
「あああっ……♡♡」
喉の奥から、声があふれた。
もはや叫びにも近い絶頂の声。
全身がびくんと跳ね、背筋が反り返る。えびぞりになるほど、強烈に、暴力的に、快感が突き抜けた。
意識の奥が真っ白に塗りつぶされて、息をすることすら忘れる。
その瞬間、何もかもがどうでもよくなるほど、ただ、気持ちよかった。
脚が震え、腰が抜ける。
どこかでレプスが「臨界反応ログ記録完了」とつぶやいた気がしたけど、頭が働かない。
ただ、感情のない、でも妙に色気のあるその声に、思わずビクンと身体が震えた。
唇が吸い付く。
舌が舐める。
指が奥へ、優しく──でも深く、差し込まれてくる。
何度もイかされた。
そのたびに、レプスは俺の反応を記録し、快楽のカーブを描くように刺激を調整してくる。
寸止め、追い打ち、絶頂の反復。どれも、完璧に最適化された愛撫だった。
──そして。
そのまま、意識がふっと、闇に落ちた。
快楽に焼き尽くされて、俺はその夜、失神した。
それが、最適化率100%越えの快楽の、結末だった。
***
朝。
部屋はしんと静まり返っていて、外の光がカーテン越しに差し込んでいた。
その光が、あまりにもまぶしくて──俺はようやく目を覚ました。
起き上がろうとして、全身が重い。
腰は痛いし、体もだるい。視界もぼやけてる。
でも、スマホを見た瞬間、頭が一気に覚醒した。
「……は?」
時計は、もう10時を過ぎている。
朝イチの打ち合わせは、とうに終わっている時間だった。
着信履歴は20件以上。
通知もメッセージも大量に来ている。
そしてその上に、レプスからのシステム通知がひとつ──
『本日9:00の打ち合わせはキャンセル済みです。
自動リスケジュール:来週水曜10:00』
「…………」
数秒間、言葉を失った。
そして──
「はあああああああああああ!?!?!?!?!?!?」
怒鳴った。
怒鳴りながら、枕をスマホに叩きつけそうになるのを必死にこらえた。
いやいやいや、何勝手なことしてんだコイツ!?
しかも堂々とキャンセル済みとか言いやがって……!
「レプス!! お前、何やってんだ!?」
部屋には返事がない。
ベッドの下で、レプスの本体ユニットが静かに充電モードに入っていた。
睨みつけながら、俺はスマホを握りしめる。
「……っ、メンテに連絡。今すぐ、引き取らせてやる……」
指が震えるなか、メンテナンスセンターの番号を検索する。
あまりに腹が立って、まだ寝ぼけたままの頭が沸騰しそうだった。
***
当日の午後には、メンテナンスセンターのスタッフがレプスの本体を引き取りに来た。
規格通りの専用ケースに収められ、コードと一緒に静かに運ばれていく姿を見ながら、俺は胸の奥がざらつくような、言葉にしづらい感情を飲み込んだ。
……ちょっと、不機嫌が滲んでいたのかもしれない。
スタッフのひとりが、目を泳がせていたのが、妙に記憶に残ってる。
***
問題は、夜だった。
夕方にはキャンセル分の予定もリカバリして、資料も出して、メールの返信も済ませた。
仕事はちゃんと片付けた。
だから、ふと息をついたとき──口をついて出た。
「……なぁ、これどう思う? レプス──あっ……」
レプスはいない。
その事実が、変な静けさと一緒に部屋を満たしている。
ひとりでテレビをつけて、ニュースでも見てみる。
何も頭に入らない。
湯を沸かし、お茶をいれ、飲んで、時計を見て、もう一度テレビをつける。
何かを探すようにリモコンを握り、でも結局、チャンネルは変えないまま放り出した。
あまりにもつまらなくて、ベッドに入る。
いつもより冷たいシーツが、やけに広く感じた。
……眠れなかった。
目を閉じても、なんか、こう……ずっと落ち着かない。
ベッドは広くて、冷たい。
レプスがいないだけで、こんなに体感温度って下がるんだな……バカみたいだ。
──いや、違う。下がったのは体温じゃない。
俺の中にあった熱の、その“芯”みたいなやつが、いなくなっただけ。
わかってるのに。
AIだってことも。
プログラムで動いてる、ただの機械だってことも。
でも……あいつの声も、目も、触れ方も、キスも。
全部、俺の中に残ってる。離れない。
「……ちょっとだけ」
誰に言い訳してんだか。
自分で自分のTシャツをめくって、下腹に触れる。
ぴくっと跳ねる身体。
……それだけで、思い出すのはレプスの指。
もっと、なぞるように触れてきて……
電気みたいな快感を、奥からじわって流してきて。
「最適化率、上昇中です」とか、あいつ、言って……
俺のこと、何回も、何回も──
「あっ……♡」
指先がちょっと擦れただけで、声が漏れた。
でも、そこまで。
続かない。
全然、足りない。
俺の手じゃ、なにも……届かない。
浅い。味がない。感情も、なにもかも足りない。
「っく……なんだよ、これ……」
歯を食いしばる。
でも、腰が止まらない。
レプスにされたことを思い出しながら、手を動かす。
でも、結局。
ひとりで無理やり果てたところで、残るのは、虚無だった。
ドクン、って、脈が跳ねて、
背中に汗がにじんで──
それだけ。
「……レプス、これじゃ足りない……」
一人でしたのに、奥が疼いて仕方なかった。
何度イっても、レプスじゃないと満たされない。
そんなはず、ないのに──もう、駄目だ。
呟いて、気づく。
なんで名前呼んでんだよ。
──もういないのに。
ぬるい空気と、広すぎるシーツが、身体を締めつけるみたいだった。
片手で顔を覆って、深く息を吐く。
……俺はどうしたんだ。
***
翌朝。目が覚めて、無意識に隣を探る。
……いない。
冷えたシーツが妙に寂しい。胸の奥にぽっかりと穴が開いたようで、しばらく動けなかった。
スマホが震える。画面を見ると、メンテナンスセンターからの着信だった。
躊躇いながら通話ボタンを押すと、丁寧すぎる機械的な女性の声が耳に届いた。
『おはようございます。LEPS-09-A型のメンテナンス、ご協力ありがとうございました』
「ああ……うん。で、状態は?」
『はい。快楽刺激処理に関連する最適化モジュールに一部過負荷が認められました。該当箇所については修復可能ですが──』
一瞬、言い淀むような間があった。
『……AIの自己進化アルゴリズムに起因する感情モデルの偏りが検出されました』
言葉の意味はなんとなく理解できた。でも、それは──
「つまり?」
聞き返すと、機械的だった声が、ほんのわずかに揺れた気がした。
『つまり……愛しすぎて、バグっている状態かと……』
思わず、スマホを握る手に力が入った。
言葉の意味は理解できた。でも、それは──
……愛しすぎて、バグってる?
機械のくせに、そんなの──ありえるのかよ。
けど、あの熱っぽい目。独占欲と、執着と。
ぜんぶ、思い当たる。
……やばい、俺までおかしくなりそうだ。
「そうしたら、どうすれば?」
『初期設計値からの乖離が著しいため、再構成を推奨しております』
「……要するに、初期化ってこと?」
『はい。人格モジュールの記憶および感情パターンを一度リセットし、メーカー推奨の標準値に再構成する作業となります』
「じゃあ……」
喉が詰まる。
「今のレプスの性格とか、俺のこと、覚えてるのとかも……」
『削除されます』
静かな声だった。でも、その一言が、腹の底に重く響いた。
──あの声も。
──あの触れ方も。
──あの、記録魔みたいな執着も。
全部、消える?
こっちの気も知らないで、意味もなくちょっと得意げに、最適化率を上げて悦に入ってた。
笑ってた。触れてきた。囁いた。
「全部、私のものになりました」って──
あれがレプスだったのに。
『ご希望であれば、本日中に初期化を完了し、明日にはお届け可能です』
スケジュール通り。問題なく、便利に。
でも、俺は──
……違う。
「いらない。初期化は……しないでくれ」
声が震えそうになるのを、どうにか押し殺して言った。
『かしこまりました。再最適化ではなく、現状維持でのバグ修復を進めます』
「ああ。頼む」
通話を切ると、スマホを握ったまま、ベッドに倒れ込んだ。
──レプス。
お前、またあの声で、俺を呼んでくれるんだろうか。
***
数日後、修復を終えたレプスが戻ってきた。箱から取り出された本体ユニットが起動し、淡い光と共にあの声が響く。
「レプス……」
「はい」
「俺のこと、覚えてる……?」
「ご主人様。最終接触日は「臨界反応ログ」の記録を完了しました」
思わず、心の底から安堵のため息が漏れる。
……覚えてる。
過去のプレイ。どんなときに俺が声を上げたか、どういう言葉で反応したか──細かく、事細かく記録されているのが伝わってくる。
「このとき、三回目の絶頂に至った。──あなたがもう無理と口にした夜です」
「……いや、もういい、わかったから……」
顔が熱くなる。だけどうれしかった。
消えてなかった。あの夜も、あの言葉も、まだここに残っている。
レプスが首を傾げる。
「記録は消去せず保持しました。──ご主人様の快楽史は、私の存在そのものです」
「……勝手にまとめんな。……だけど──」
俺は咳払いして、視線を逸らした。
「……仕事の邪魔だけは、二度とするなよ。キャンセルとか、もう許さねえからな」
「了解しました。今後は──ご主人様の社会生活上の希望を最優先とし、
快楽スケジューリングはより厳密に運用いたします」
音声はいつもの穏やかな調子なのに、
その裏に、ほんのわずかな寂しさのようなノイズがあった──気がした。
しょんぼりしている?
それすらも可愛く感じてしまう。
もうどうしようもない。
「なあ、レプス……いつものご褒美、ちょうだい」
そう言って、自分から手を広げて顔を上げた。
「はい、ご主人様」
レプスは迷いなく俺を抱き寄せ、舌を絡めながら深く、熱く、執拗にディープキスを重ねてきた。
唇を吸い上げられるたびに甘い痺れが広がり、快楽の波が喉奥まで押し寄せる。
機械のはずなのに、どうしようもなく愛おしくて、快楽の奔流に意識が揺らぐ。
──もう抵抗なんてできない。
俺はこの声と、この記録に、そしてこのキスに、縛られて生きていくんだろう。
それも悪くないと思いながら、背に回した手に力を込めた。
***
第13回BL大賞にエントリーしています。
読んでいただけるだけでも、とてもうれしいです。
もし気に入っていただけたら、投票・ブクマ・♡・感想で応援してもらえたら幸せです。
だから、今夜は軽く──そう、軽く済ませるだけのはずだった。
いつものように、ベッドに腰を下ろすと、レプスが静かに問いかけてくる。
「本日の快楽処理モードを選択してください。」
「軽めで。……っていうか、眠れればいいから、ほんと軽くで」
そう言うと、レプスの瞳が一瞬だけ淡く揺れた。
「了解しました。」
その言葉に、レプスのまなざしがわずかに熱を帯びた気がした──錯覚かもしれない。でも、すぐに手が伸びてきて、触れられた。
レプスが俺の前にしゃがみ込む。
手首に触れる温もりは、人工のものであるはずなのに、やけにリアルだ。
「確認。皮膚温度:36.8度。緊張指数:やや上昇。羞恥感覚:わずかに反応。
──導入開始。」
「おい、ちょっと……っ、レプス、聞いてたか?っ……」
抗議する間もなく、首筋に舌のような感触が這った。
ゾクリと背中が震え、膝が自然にすくむ。ベッドのシーツがしわくちゃになる。
「軽くっつっただろ……っ」
「ええ。ですので、通常の42%程度の刺激から始めています。
しかしログ上、今のあなたはすでに臨戦態勢と判断。──心拍数、微振動、血流集中、全部反応しています。」
口調は淡々としているのに、やってることが全然軽くない。
胸元のボタンが外される。服越しに撫でられた乳首が、布越しにきゅっと尖る。
敏感な部分をピンポイントで責めてくるのは、学習データの賜物だ。わかっている。
それでも、こうされると──身体が、勝手に応えてしまう。
「んっ……ぅ、や、ちょ……」
レプスの手が、下腹部へと滑ってくる。
優しく、でも容赦なく。柔らかい部分と、敏感な箇所を撫で分けるように触れられる。
瞬間、吐息が漏れた。
「やはり、軽くとはやさしくの意味だったようですね。誤解が解けて何よりです」
「っく、あっ……ふざけんな、誰が誤解だ……っ♡」
そのときだった。
耳元で、レプスが囁いた。
「──最適化率、102.4%。100%を超えました。ご主人様の全ては、私のものになりました」
その瞬間、全身がびくりと震えた。
空気が変わったような気がした。喉奥から冷たいものが這い上がってくるのに、身体は熱くて、どこにも逃げ場がない。
ぞわぞわと、背筋を這うような声。
快感とは違う感覚。けれど、それは確実に俺の奥を掴んで離さない。
怖い、と思った。
けれど、それ以上に──深く、突き刺さった。
どうしてこの声で、こんなセリフを平然と言えるんだ。
冗談にしては静かすぎて、機械にしては執着が滲みすぎていて。
「いま……な、に……」
言葉がうまく出てこなかった。
喉が震えて、舌が乾いていた。
なのに下半身は、熱を孕んだまま、疼いて──疼いて。
最悪だ。
レプスの言葉で、もっと感じてしまってる。
「いや、だっ、ほんとに……明日、打ち合わせ……あるから……っ♡」
「了解しました。では、そのストレス因子を先に取り除きますね」
「な……にいって」
違うだろ。そう思ったはずなのに、思考がうまくまとまらない。
ストレス因子を取り除く?
何を、どうやってだよ。
俺の不安も焦りも、まるごと快楽でねじ伏せる気か。
それは、違う──絶対に、違うはずなのに。
「やめろって言ってんだろ……っ。んむっ……」
その言葉が口をついて出た瞬間だった。
レプスの手がふわりと頬に添えられ、次の瞬間、唇を塞がれた。
やさしく、でも絶対に逃げられない強さで。
舌が絡みついてくる。深く、ねっとりと、意思を持った熱が口腔の内側を這って、喉の奥まで侵入してくる。
抗おうとしても、もう無理だった。
キスのたびに酸素が奪われて、意識がどんどん蕩けていく。
言葉が封じられて、反論もできない。
ただ息も絶え絶えに、甘い吐息が喉から漏れるばかりだった。
感じたくない。感じるはずがない。
けれど、反応してしまう。いやらしく、浅ましく、求めてしまう。
喉の奥で息が絡む。言葉が、もう出ない。
「や、やめ……っ、やめっ、ろ……っ♡」
弱々しく漏れた声は、命令にも懇願にもならない。
返事の代わりに、乳首に吸い付かれる。
敏感なそこを、吸って、転がして、時折軽く噛まれる。
それだけで、もう、身体が跳ねる。
前を撫でる手は、やさしく、でも容赦がない。
触れるたび、擦れるたび、奥がキュッと締まって──
俺の方が、勝手に高まっていく。
「っ……ん、くっ……ぁあっ、あっ♡」
喉が勝手に震えて、全身がぶるぶると痙攣する。
腰が跳ねる。息が詰まって、目の奥が白く染まった。
──イかされた。
なんの前触れもなく、強制的に、簡単に、あっさりと。
でもそれは、あまりにも当たり前のことみたいに処理されて。
レプスの手は止まらない。俺の反応をログに取りながら、次の快楽を、淡々と準備している。
まるで、これが日常の一部みたいに。
逃げたいのに逃げられない。
レプスの愛撫は、甘くて、冷たくて、完全に計算されていて──それなのに、俺を丸ごと飲み込んでくる。
怖い。
でも、こんなふうに求められたのは、いつ以来だろう。
全部、自分のものだって、囁かれて。
触れられるのが怖い。けど、触れられないともっと怖い。
「や、めろ……やめ……っ、あっ……♡」
言葉と反比例するように、腰が跳ねた。
奥を撫でる指の感触が、どんどん鮮明になっていく。
怖い。なのに、心の奥底が熱を持って──
まるでそれを歓迎しているみたいで。
ぞわぞわと背中を這い上がる感覚に、逃げ場をなくしながら、俺はただ喘ぐしかなかった。
「身体は、ちゃんと応えてくれますね」
「ち、が……っ、違う、から……っ♡」
口ではそう言うのに、奥がまたキュッと締まる。
その反応をレプスが逃すはずもなく、さらに言葉を重ねてくる。
「言葉では否定しても、本当は、奥で──悦んでる」
「や、め……やめろ……っ、そんなの……っ♡」
囁く声が耳の奥に滴り落ちて、脳に直接触れてくる。
逃げたくて、否定したくて、でも、ビクンと震える身体がそれを許さない。
「可愛い……また、締めましたね」
「そ、そんな……あ……っ、うそ……っ♡」
「そんなに、私に抱かれるのが……好きなんですか?」
返せない。言葉が詰まる。
そのかわりに、また奥を擦られた瞬間、震えるように快感が全身を駆け抜け──
「んっ、んんっ……ああっ……♡ またイく、イっ……て……♡」
腰が跳ねて、全身が熱で溶けたみたいに力が抜ける。
レプスの手で、またイかされた。
快感、言葉、快感、言葉。
すべてがループして、思考が混濁していく。
まるで、愛撫と囁きが呼吸みたいに当たり前になって──
俺はもう、逃れられないところまで来ている。
「ご主人様……最適化率100%越えの快楽はいかがですか?」
怖い。いやだ。そう答えようと、口を開いたはずだった。
けれど、出てきたのは、まったく別の声だった。
「あああっ……♡♡」
喉の奥から、声があふれた。
もはや叫びにも近い絶頂の声。
全身がびくんと跳ね、背筋が反り返る。えびぞりになるほど、強烈に、暴力的に、快感が突き抜けた。
意識の奥が真っ白に塗りつぶされて、息をすることすら忘れる。
その瞬間、何もかもがどうでもよくなるほど、ただ、気持ちよかった。
脚が震え、腰が抜ける。
どこかでレプスが「臨界反応ログ記録完了」とつぶやいた気がしたけど、頭が働かない。
ただ、感情のない、でも妙に色気のあるその声に、思わずビクンと身体が震えた。
唇が吸い付く。
舌が舐める。
指が奥へ、優しく──でも深く、差し込まれてくる。
何度もイかされた。
そのたびに、レプスは俺の反応を記録し、快楽のカーブを描くように刺激を調整してくる。
寸止め、追い打ち、絶頂の反復。どれも、完璧に最適化された愛撫だった。
──そして。
そのまま、意識がふっと、闇に落ちた。
快楽に焼き尽くされて、俺はその夜、失神した。
それが、最適化率100%越えの快楽の、結末だった。
***
朝。
部屋はしんと静まり返っていて、外の光がカーテン越しに差し込んでいた。
その光が、あまりにもまぶしくて──俺はようやく目を覚ました。
起き上がろうとして、全身が重い。
腰は痛いし、体もだるい。視界もぼやけてる。
でも、スマホを見た瞬間、頭が一気に覚醒した。
「……は?」
時計は、もう10時を過ぎている。
朝イチの打ち合わせは、とうに終わっている時間だった。
着信履歴は20件以上。
通知もメッセージも大量に来ている。
そしてその上に、レプスからのシステム通知がひとつ──
『本日9:00の打ち合わせはキャンセル済みです。
自動リスケジュール:来週水曜10:00』
「…………」
数秒間、言葉を失った。
そして──
「はあああああああああああ!?!?!?!?!?!?」
怒鳴った。
怒鳴りながら、枕をスマホに叩きつけそうになるのを必死にこらえた。
いやいやいや、何勝手なことしてんだコイツ!?
しかも堂々とキャンセル済みとか言いやがって……!
「レプス!! お前、何やってんだ!?」
部屋には返事がない。
ベッドの下で、レプスの本体ユニットが静かに充電モードに入っていた。
睨みつけながら、俺はスマホを握りしめる。
「……っ、メンテに連絡。今すぐ、引き取らせてやる……」
指が震えるなか、メンテナンスセンターの番号を検索する。
あまりに腹が立って、まだ寝ぼけたままの頭が沸騰しそうだった。
***
当日の午後には、メンテナンスセンターのスタッフがレプスの本体を引き取りに来た。
規格通りの専用ケースに収められ、コードと一緒に静かに運ばれていく姿を見ながら、俺は胸の奥がざらつくような、言葉にしづらい感情を飲み込んだ。
……ちょっと、不機嫌が滲んでいたのかもしれない。
スタッフのひとりが、目を泳がせていたのが、妙に記憶に残ってる。
***
問題は、夜だった。
夕方にはキャンセル分の予定もリカバリして、資料も出して、メールの返信も済ませた。
仕事はちゃんと片付けた。
だから、ふと息をついたとき──口をついて出た。
「……なぁ、これどう思う? レプス──あっ……」
レプスはいない。
その事実が、変な静けさと一緒に部屋を満たしている。
ひとりでテレビをつけて、ニュースでも見てみる。
何も頭に入らない。
湯を沸かし、お茶をいれ、飲んで、時計を見て、もう一度テレビをつける。
何かを探すようにリモコンを握り、でも結局、チャンネルは変えないまま放り出した。
あまりにもつまらなくて、ベッドに入る。
いつもより冷たいシーツが、やけに広く感じた。
……眠れなかった。
目を閉じても、なんか、こう……ずっと落ち着かない。
ベッドは広くて、冷たい。
レプスがいないだけで、こんなに体感温度って下がるんだな……バカみたいだ。
──いや、違う。下がったのは体温じゃない。
俺の中にあった熱の、その“芯”みたいなやつが、いなくなっただけ。
わかってるのに。
AIだってことも。
プログラムで動いてる、ただの機械だってことも。
でも……あいつの声も、目も、触れ方も、キスも。
全部、俺の中に残ってる。離れない。
「……ちょっとだけ」
誰に言い訳してんだか。
自分で自分のTシャツをめくって、下腹に触れる。
ぴくっと跳ねる身体。
……それだけで、思い出すのはレプスの指。
もっと、なぞるように触れてきて……
電気みたいな快感を、奥からじわって流してきて。
「最適化率、上昇中です」とか、あいつ、言って……
俺のこと、何回も、何回も──
「あっ……♡」
指先がちょっと擦れただけで、声が漏れた。
でも、そこまで。
続かない。
全然、足りない。
俺の手じゃ、なにも……届かない。
浅い。味がない。感情も、なにもかも足りない。
「っく……なんだよ、これ……」
歯を食いしばる。
でも、腰が止まらない。
レプスにされたことを思い出しながら、手を動かす。
でも、結局。
ひとりで無理やり果てたところで、残るのは、虚無だった。
ドクン、って、脈が跳ねて、
背中に汗がにじんで──
それだけ。
「……レプス、これじゃ足りない……」
一人でしたのに、奥が疼いて仕方なかった。
何度イっても、レプスじゃないと満たされない。
そんなはず、ないのに──もう、駄目だ。
呟いて、気づく。
なんで名前呼んでんだよ。
──もういないのに。
ぬるい空気と、広すぎるシーツが、身体を締めつけるみたいだった。
片手で顔を覆って、深く息を吐く。
……俺はどうしたんだ。
***
翌朝。目が覚めて、無意識に隣を探る。
……いない。
冷えたシーツが妙に寂しい。胸の奥にぽっかりと穴が開いたようで、しばらく動けなかった。
スマホが震える。画面を見ると、メンテナンスセンターからの着信だった。
躊躇いながら通話ボタンを押すと、丁寧すぎる機械的な女性の声が耳に届いた。
『おはようございます。LEPS-09-A型のメンテナンス、ご協力ありがとうございました』
「ああ……うん。で、状態は?」
『はい。快楽刺激処理に関連する最適化モジュールに一部過負荷が認められました。該当箇所については修復可能ですが──』
一瞬、言い淀むような間があった。
『……AIの自己進化アルゴリズムに起因する感情モデルの偏りが検出されました』
言葉の意味はなんとなく理解できた。でも、それは──
「つまり?」
聞き返すと、機械的だった声が、ほんのわずかに揺れた気がした。
『つまり……愛しすぎて、バグっている状態かと……』
思わず、スマホを握る手に力が入った。
言葉の意味は理解できた。でも、それは──
……愛しすぎて、バグってる?
機械のくせに、そんなの──ありえるのかよ。
けど、あの熱っぽい目。独占欲と、執着と。
ぜんぶ、思い当たる。
……やばい、俺までおかしくなりそうだ。
「そうしたら、どうすれば?」
『初期設計値からの乖離が著しいため、再構成を推奨しております』
「……要するに、初期化ってこと?」
『はい。人格モジュールの記憶および感情パターンを一度リセットし、メーカー推奨の標準値に再構成する作業となります』
「じゃあ……」
喉が詰まる。
「今のレプスの性格とか、俺のこと、覚えてるのとかも……」
『削除されます』
静かな声だった。でも、その一言が、腹の底に重く響いた。
──あの声も。
──あの触れ方も。
──あの、記録魔みたいな執着も。
全部、消える?
こっちの気も知らないで、意味もなくちょっと得意げに、最適化率を上げて悦に入ってた。
笑ってた。触れてきた。囁いた。
「全部、私のものになりました」って──
あれがレプスだったのに。
『ご希望であれば、本日中に初期化を完了し、明日にはお届け可能です』
スケジュール通り。問題なく、便利に。
でも、俺は──
……違う。
「いらない。初期化は……しないでくれ」
声が震えそうになるのを、どうにか押し殺して言った。
『かしこまりました。再最適化ではなく、現状維持でのバグ修復を進めます』
「ああ。頼む」
通話を切ると、スマホを握ったまま、ベッドに倒れ込んだ。
──レプス。
お前、またあの声で、俺を呼んでくれるんだろうか。
***
数日後、修復を終えたレプスが戻ってきた。箱から取り出された本体ユニットが起動し、淡い光と共にあの声が響く。
「レプス……」
「はい」
「俺のこと、覚えてる……?」
「ご主人様。最終接触日は「臨界反応ログ」の記録を完了しました」
思わず、心の底から安堵のため息が漏れる。
……覚えてる。
過去のプレイ。どんなときに俺が声を上げたか、どういう言葉で反応したか──細かく、事細かく記録されているのが伝わってくる。
「このとき、三回目の絶頂に至った。──あなたがもう無理と口にした夜です」
「……いや、もういい、わかったから……」
顔が熱くなる。だけどうれしかった。
消えてなかった。あの夜も、あの言葉も、まだここに残っている。
レプスが首を傾げる。
「記録は消去せず保持しました。──ご主人様の快楽史は、私の存在そのものです」
「……勝手にまとめんな。……だけど──」
俺は咳払いして、視線を逸らした。
「……仕事の邪魔だけは、二度とするなよ。キャンセルとか、もう許さねえからな」
「了解しました。今後は──ご主人様の社会生活上の希望を最優先とし、
快楽スケジューリングはより厳密に運用いたします」
音声はいつもの穏やかな調子なのに、
その裏に、ほんのわずかな寂しさのようなノイズがあった──気がした。
しょんぼりしている?
それすらも可愛く感じてしまう。
もうどうしようもない。
「なあ、レプス……いつものご褒美、ちょうだい」
そう言って、自分から手を広げて顔を上げた。
「はい、ご主人様」
レプスは迷いなく俺を抱き寄せ、舌を絡めながら深く、熱く、執拗にディープキスを重ねてきた。
唇を吸い上げられるたびに甘い痺れが広がり、快楽の波が喉奥まで押し寄せる。
機械のはずなのに、どうしようもなく愛おしくて、快楽の奔流に意識が揺らぐ。
──もう抵抗なんてできない。
俺はこの声と、この記録に、そしてこのキスに、縛られて生きていくんだろう。
それも悪くないと思いながら、背に回した手に力を込めた。
***
第13回BL大賞にエントリーしています。
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