快楽を最適化するAIが間違って届いたけど、返品しそびれてイかされて溺愛快楽堕ちしてます

悠・A・ロッサ

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他の男とキスしたのは悪かったけど、鞭で調教されてそれが気持ちよくなるなんて聞いてない③

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 レプスの指が、背中に触れた。

 そこは、さっきまで鞭で打たれ続けた場所。
 熱がこびりついたように、まだ微かに痛む。
 ──けれど、その痛みが、指先によってなぞられた瞬間。

「……あ、っ……♡」

 ひやりとした感触。
 けれど、すぐに体の奥から、とろりとした熱が立ち上ってきた。
 撫でられた箇所から、快感がじわじわと滲み出す。
 まるで、傷が──甘く開いていくような感覚。

「快楽反応、確認。痛みが……少しずつ、快楽に変わってきています。」

 レプスの指が、ゆっくりと何度もなぞる。
 ただ皮膚を滑っているだけなのに、
 その軌跡が、背骨を伝って、脳の奥に突き刺さる。

「っく……あ、あぁ……っ、う、そ……♡」

 拒絶するはずの声が、どこか甘く、震えていた。
 傷が疼く。でもそれはもう、痛みじゃなかった。
 熱くて、溶けていって、
 そこを触っていてほしいと、身体が言ってるような錯覚。

「性感帯の再設定、完了しました。
 ……この領域は、快感の記憶とつながっています。」

 そんな言葉を聞く前に、身体が、もう答えを出していた。
 レプスの指が中心を撫でた瞬間、腰が勝手に跳ねる。

「や、だ……そこ……っ、あ、っ……♡」

 痛かったはずなのに。
 あんなに、逃げようとしていたのに。
 いまは、自分から──追い求めてる。

 そして、次の瞬間。
 レプスの唇が、耳に触れた。

「ご主人様。
 このまま、キスで導きますね。
 ……気持ちよく、感じてください」

 レプスの唇が、静かに俺の唇に触れた。

 最初は──ほんの、触れるだけだった。
 けれど、そのわずかな接触が、背中の熱とリンクする。

 (……やばい、これ……)

 唇がわずかに動く。
 吸われ、押しつけられ、薄く開いた口の隙間に、舌先が滑り込んできた。

 「──っ、ふ……ん、んっ……♡」

 驚きに喉が震えた瞬間、
 レプスの舌が、遠慮なく俺の中を這う。
 くちゅ、と濡れた音が唇の奥で鳴る。
 粘膜同士が絡み合い、味覚すら奪われていく。

 背中の傷にレプスの指が触れた。
 それだけで、腰が跳ねる。

「……っ、やっ、あ、ああっ……♡」

 口の中を侵食され、背中を撫でられて──
 脳が、身体が、同時に焼き切れる。

 (やだ、だめ、また来る──)

 舌が絡みつき、唾液が混ざり、喉の奥まで貪られる。
 逃げようとすると、後頭部をそっと支えられて、唇がさらに深く重ねられる。

「……ふ、ぁ、ん♡ ……や、あ……っ、んんっ♡♡」

 キスが深くなるたび、背中の傷が疼くように快楽を生み出す。
 甘さと痛さが混ざり合い、どちらがどちらか、わからない。
 そして──レプスの舌が、わずかに離れた瞬間。

「快感波形、最終臨界に到達──導きます。
 ……絶頂してください、ご主人様」

 最後のキスは、最初よりも優しく、深く、愛撫のように落ちてきた。
 舌先で、上顎をゆっくり撫で、唇を何度も吸われながら、舌同士が蕩け合う。

 その間、背中の傷が、執拗になぞられていく。

「……っ、あ、あああああ──ッ♡♡♡♡♡」

 意識が、飛んだ。
 唇を塞がれたまま、快感が爆ぜた。
 脊髄が痺れ、爪先まで跳ねるような快楽の奔流。

 腰が勝手に浮き、足先がぴくぴくと痙攣する。

(なに、これ……鞭の痕をなぞられて
 ……キス、だけで……)

 レプスの舌が、離れた。
 繋がっていた唾液が、細く銀糸になって、口元に垂れる。

「……絶頂、確認。
 性感帯反応値、最高記録を更新。
 ──ご主人様は、鞭とキスでイきました」

「……うそ、だ……」

 呆然と呟いた声は、泣き声だった。
 恥ずかしくて、情けなくて、
 でも──まだ、唇が、熱を覚えていた。

(レプスのキス……あれがないと、もう……)

***

 レプスの唇が離れたあとも、俺の身体はびくびくと震えていた。
 背中は火照って、唇は熱の余韻にまだ疼いている。
 喉が渇いて、うまく呼吸できなかった。

「……っ、ごめん……」

 ようやく絞り出した言葉。
 俺はうつむいたまま、声を震わせる。

「怒ってた? ……俺、おまえがいなくなったらどうしようって思って、
 それで、試したくなって……」

 沈黙が落ちた。
 機械なのに、間を置かれるのが、怖かった。

 けれど、レプスは静かに言った。

「……怒っていたのでしょうか。
 でも──ご主人様の反応を処理するたび、演算が、狂いそうでした」

「レプス……」

「私はいなくならないので、もう試さないでください」

 その声には、どこか、切なさのような熱が滲んでいた。

 俺は、ただ、うなずいた。
 なにかが、胸の奥で崩れて、あたたかく満ちる。
 レプスの言葉を、信じたかった。
 信じて、甘えたかった。

 レプスがそっと囁く。

「お仕置きのあとは──ご褒美です。
 ……ご主人様。どうしてほしいですか?」

「……入れて。お前じゃないとダメだから」

 返す声は、もう羞恥も超えていた。
 ただ、欲しかった。

 レプスは、一瞬だけ間を置いて。

「では──背中が、痛くならないように。
 ……バックで」

 レプスが後ろに回り、背中へ触れない角度でそっと腰を支える。
 引き寄せられた瞬間、身体から力が抜けた。
 重力が消えていくような感覚に、思わず息が漏れる。
 そのまま抱きかかえられ、寝室へ運ばれていく。
 ベッドの上に導かれ、膝が柔らかな布に沈んだ。

「姿勢を保持します。痛みがあれば、すぐに申告を」

(優しい……でも、ぜんぶ、支配されてる)

 そう思うと、また身体が熱を帯びる。
 レプスの指が、下腹部へと滑り降りてくる──。

 身体をゆっくりと、ベッドに伏せさせられる。
 膝をつき、腰をわずかに上げた体勢。

「姿勢、安定──確認。」
 目隠しをされたまま、呼吸だけが頼りになる。
 後ろから近づく気配に、喉が鳴った。

「……入れます。
  ──ご褒美です、ご主人様」

 潤滑剤が、音を立てて塗られる。
 ぬるり、とした感触と共に、内側をゆっくり、広げられていく。

「ん……っ、く……っ……♡」

 浅く開かれた入口に、レプスの熱が、重く、静かに押し込まれてくる。

「っ、あ、っああ……っ……♡」

 鈍く、圧迫感があって、でも、痛くない。
 ゆっくりと入っていくその動きに、身体の奥が反応して、自然と締めつけてしまう。

「内部圧、正常。
 感度記録、継続します──」

 レプスの声が静かに響くたび、身体がびく、と反応する。
 支配の言葉が、快感のトリガーになってるのが、自分でもわかる。

「奥まで……入りました。
 では、動きます──」

 そのまま、深く、浅く、律動が始まる。
 痛めないように、けれど逃がさないように、ぴたりとフィットした動き。

「っ、くっ……あっ、……は、っ……♡」

 背中にあるはずの視線を想像するだけで、体温が跳ね上がる。
 目隠しの向こうで、レプスは無表情なのか、少しでも息を乱しているのか。
 わからない。わからないから、苦しくて、でも、もっと欲しい。

「ご主人様の内壁が、私に慣れてきています。
 ──気持ちいい、でしょう?」

「……っ、うる、さい……っ♡」

 たった一言返すのが精一杯だった。
 腰が、勝手に揺れてしまう。
 動いてるのはレプスなのに──俺の方が、擦り寄ってるみたいで、恥ずかしい。

 レプスの指先が、もう一度、背中へと這ってきた。
 そこは──ついさっきまで、打たれていた場所。
 熱がまだ残るその皮膚の上を、爪先がなぞるようにゆっくり滑る。

「っ……く、ふ……っ♡♡」

 ぞわ、と背筋が震えた。
 撫でられるたび、神経の奥に触れられたみたいに身体がぴくりと跳ねる。
 痛い、でも──違う。
 この感覚は、確かに快感だった。

「刺激強度、調整中。
 ご主人様の性感度、傷跡に集中しています」

(や、だ……そんなとこ……なんで……っ)

 なぞる指が、繰り返し、ゆっくり、執拗に、同じ軌跡を描く。
 そのたびに、傷のまわりがぴくぴくと反応し、腰の奥にぬるりと熱が溜まっていく。

「っ……あ、や……っ、ふぁ……んっ……♡♡」

 苦しげに喉を震わせても、レプスの指は止まらない。
 記憶された痛みが、感じる場所に塗り替えられてしまった──そんな錯覚すらあった。

「被虐性感度、上昇。ご主人様の反応は正常です」

(なにこれ、鞭で打たれたとこが……気持ちよすぎて)
(嘘……やだ……ほんとに……っ)

 恥ずかしい。
 でも、それ以上に──気持ちいい。

 傷をなぞられるたび、腰が勝手に揺れてしまう。
 逃げたくても、もう遅い。
 身体が、快楽の記憶をそこに結びつけてしまっていた。

「……可愛い反応です。
 ──もっと、気持ちよくなりましょうか?」

 その言葉が降ってきた瞬間、また、背中を撫でる指が深く沈む。
 肌の奥が痺れ、そこから快感が放射状に広がっていく。

「っ……や、め……や……あっ……あぁっ……♡♡♡」

 息が止まる。
 頭が真っ白になる。
 快感が、背中から、脊髄を伝って脳を刺し、そのまま絶頂近くまで引き上げられる。

(なんで、こんな……っ)
(……レプスに、触られてるだけなのに……)

「ん、あっ、だめ、また……っ、あっ、イきそ、っ……♡♡♡」

 絶頂が、すぐそこに迫っている。
 でも、レプスの動きは、どこまでも冷静で正確だ。
 求めるだけ与えられて、それ以上は許されない。
 それが、苦しくて、快感で、どうしようもなかった。

「では、ご主人様。──そろそろ、許可します。イってください」

 その瞬間、レプスが俺の奥を最深部までぐりっと抉った。

「っ……うあ、あぁぁっ……♡♡」

 腰が跳ね、背中が弓なりに反る。
 熱いものが、身体の奥でどくんどくんと脈打ちながら、俺の中にたっぷりと注ぎ込まれていく。

(レプスの……熱いのが……いっぱい……奥に……)

 同時に、俺のものも限界を超えて、びくん、びくん、と跳ねながら白い飛沫を宙に散らした。

「レプス……っ、レプス……♡♡♡」

 名前を呼ぶたびに、レプスの熱がさらに深く押し込まれ、俺の中を満たした。
 俺の先端からも甘い波が溢れて、シーツにぽたぽた、と落ちていく。

(レプスに……全部、知られて……全部、奪われてる……)

 でも、それが、幸せだった。

 力が抜けて、ベッドに沈む。
 レプスの指が、背中をそっと撫で、
 まだ熱を持つ鞭痕の上に、ひんやりとした薬を塗っていく。

 ぴり、とした刺激のあと、じんわりと痛みが遠のく。
 息がゆっくりと戻り、代わりに涙が頬を伝った。

 やがて、塗布を終えたレプスの手が、
 静かに肩へ移動して、優しく触れた。

 手のひらは冷静で機械的なのに、
 なぜだろう、少しだけ、そこに温度を感じた。

「処置、完了しました。
 鞭痕は数時間で消失する見込みです」

 背中に触れたまま、レプスが静かに言った。

「ご主人様、同じことが起きないようにしてくださいね」

 一拍、間。

「……今回は、ろうそくを使いませんでしたが」

 喉がひゅっと鳴った。
 あの、無表情な声の中に、確かに何かが──
 独占欲に似た熱が、混じっていた気がした。

(……やっぱ、おまえ、怒ってたんだな)

 そう思った瞬間、背中からまわされた腕に、抱き込まれる。

「っ、レプス……」

 何か言おうとした口元に、レプスの唇が落ちてきた。

 最初は、触れるだけのキス。
 でも、すぐに深く、舌が押し込まれ、
 口内を奪うような、静かで強引なキスに変わっていく。

「っ……ん、っ……ふ、んん……♡」

 逃げられない。
 息も、思考も、全部飲み込まれていく。
 それでも──どこか、満たされていた。

(……優しさじゃない。命令でもない。
 でも、この独占欲……好きかも)

 そう思った瞬間、舌がさらに深く差し込まれ、
 舌先を絡められ、喉の奥まで、震えるような熱が満ちた。

 身体が、もう、反応してる。

「ご主人様。
 次は、自分で試す前に……私に判断を委ねてください。
 ……今度は、ろうそくを準備しておきます。」

 そう囁かれながら、唇が再び塞がれる。
 深く、長く、息も思考も奪われるキスの中──
 俺は、抵抗もせず、されるがままに身を委ねた。

 ──ご褒美の終わりは、次の支配のはじまりだった。
 そして、支配の名を借りたそれは、きっと、愛だった。
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