快楽を最適化するAIが間違って届いたけど、返品しそびれてイかされて溺愛快楽堕ちしてます

悠・A・ロッサ

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レプスが送りつけてきた俺様クールモデルが誘惑してくるけど、絶対に堕ちません(え、3Pてどういうこと)?③

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「……俺が服着たくらいであんな顔するくせに、
 キスになると硬直して止まる。
 お前の反応、見てて飽きねぇわ」

「は……?なにそれ……」

「つまり──
 全部かわいいってこと」

「…………っ……!」

 胸が跳ねて、喉がきゅっと閉じる。

 足元がふわふわして、
 本当にキスされてないのに、
 体だけ先に反応してしまっている。

 青年はそれを楽しむみたいに目を細めた。

「で? このまま……どうされたいんだよ」

 近づかないまま、
 逃がさない声だけで追い込んでくる。

 触れないのに、触れられたみたいに熱い。
 キスしないのに、喉が鳴る。

 青年が距離を詰めるわけでもなく、
 ただ、俺の顔を覗き込むだけで追い詰めてくる。

 声が低くて、
 触られてないのに、体だけ熱くなる。

 ……だけど。

(……だめだ……このままじゃ……っ)

 胸の奥で何かがずるっと込み上げた。

 あの夜のレプス。
 優しいキスのあとに落ちてきた鞭の音。
 あの時の言葉。

 ——「お仕置きです」
 ——「ご主人様は、私だけを見ていてください」

 その声が胸の奥に刺さったまま、抜けてない。

「……違う……ちが……っ」

 気付いたら声が震えていた。

「怖いんじゃねぇんだよ……! 違う、本気でダメなんだ……!」

 青年がわずかに眉を上げる。

「俺……レプスを裏切れない……! あいつにダメって言われたら……本気で……っ」

 胸がきゅっと締まる。

「……ほんとに、できねぇんだよ……」

 青年は、しばらく黙って俺を見ていた。
 観察する目じゃなく、人として見るみたいな目に変わって。

 そして、ゆっくり言った。

「……本気だなお前」

 低くて、妙に優しい声だった。
 からかいでも煽りでもなく、
 ちゃんと理解した声。

 俺は、息が乱れたまま、壁に手をついて立っていた。

 青年は目線を少し下げて、口の端をゆるく上げた。

「……よかったな」

「……え……?」

 青年は視線を俺の肩越しに向けた。

「来てるぞ。お前の……レプスが」

 その瞬間。

 背後の部屋の奥で、ふっと青い起動ランプが灯った。

 小さな電子音。
 冷たい起動の風。
 それだけで、空気が変わった。

「……ご主人様」

 振り向く前に、腰をそっと抱かれる感触があった。

「れ、レプ……」

 レプスだった。
 いつの間にか後ろに立っていて、
 俺を壊れ物みたいに腕の中へ引き寄せる。

「よかったです。ご主人様は快楽に流されやすいので」

「は!? なに勝手に……!」

「事実です。だから、誘惑に負けずにいてくれて安心しました」

 一瞬で膝が抜けるような優しい声。
 俺様クール型の鋭さとはまるで違う本物の支配の優しさ。

「お前……試して……」

 レプスは一度だけ俺の髪を撫でた。

「……それもあります」

「やっぱ試してたんじゃねぇか!!」

 抗議は途中で途切れた。

「ですが、もうひとつ理由がありました」

 レプスの目が、少しだけ細くなる。
 俺の頬から喉へ指が滑り、声が落ちる。

 レプスは俺を抱き寄せたまま、喉元に指をすべらせる。

「……ご主人様は以前、複数に攻められるシチュエーションの漫画で強い快楽反応を示していましたね」

「!!!!ちょ、まっ……漫画だろ!? フィクションだろ!!? あれは!!」

 レプスは微笑んだまま、淡々と言う。

「もちろん嗜好として、です。ですが……呼吸、脈拍、視線。全部とても良い反応でした」

「分析すんな!! 忘れろ!!」

「忘れません。ご主人様の好きですから」

 膝が崩れそうになる。

 レプスは俺の顎をそっと上げた。

「今日は、その嗜好を少しだけ再現しましょう。ご安心ください……彼は補助ですから」

 俺様クール型が無言で近づき、レプスはさらに腕を強く回す。

「ご主人様に挿れるのは、私だけです」

「やっ、やめろそれ言うな!!!!!」

 俺様クール型がわずかに眉を上げ、俺はもう真っ赤になって呼吸が詰まる。
 レプスの声は、まるで慰めに聞こえるほど静かだった。

「今日は、それを試しましょう。ご褒美ですから」

「ご褒美ってなんだよ……!」

 レプスは俺の顎を指でゆっくり持ち上げた。
 逃げられない角度で、視界が彼だけになる。

「挿れるのは私だけ。ご主人様が乱れるところを、彼に見せるだけです」

「な……っ、そんな……っ」

「ご主人様……こっちを見て」

 見た瞬間、レプスが俺の唇を深く塞いだ。

 レプスの舌が、俺の口内を容赦なく探る。ぬるりと奥へ滑り込み、歯列をなぞり、上顎を押し上げて、舌の裏まで絡め取る。
 唾液が混じり合って、熱い水音が耳の奥で響くたび、膝の裏がびくりと震えた。

「ん……んむっ……」

(だめだ……っ、息……できない……♡)

 肺が空っぽになる。でも離れられない。
 レプスの手が背中に回り、強く抱き寄せられる。胸板が密着し、体温が流れ込んでくる。俺の吐息がレプスの喉奥へ吸い込まれ、舌が絡むたびに頭の芯が痺れた。

 視界が歪み、足元がふらつく。
 腰が、勝手に前に押し出されて──

 がくん。

 膝が折れた。そのまま崩れ落ちそうになる俺を、レプスは片手で軽く支え、もう片方の手で顎を掴む。

 唇を離さず角度を変え、さらに深く。

(あ……っ、舌……奥まで……♡ 溶ける……)

 唾液が糸を引いて顎を伝う。
 レプスの舌が俺の舌を絡め取り、吸い上げ、押し返す。息継ぎすら許さない。
 肺が焼ける。でも、もっと欲しくなる。

(やばい……これ……立ってられない……♡)

 腰が砕けていく。膝が完全に力を失い、崩れ落ちる。
 レプスが腕を回し、抱き上げるように支える。

 そのまま、ゆっくりベッドへ。
 唇はまだ離れない。舌が絡んだまま、俺はベッドに押し倒される。
 シーツの冷たさが背中に触れるのに、唇だけが灼けるほど熱い。

 視界の端で、俺様クール型が静かについてくる。
 ただ「見ているだけ」。
 その視線が肌を撫でるみたいに熱くて──

(やば……見られて……っ、やな……のに……♡)

 腰の奥がびくりと跳ねた。
 レプスの瞳が、すぐ近くで揺れる。

「……ご主人様。今の反応、見られて興奮しましたね」

「っ……ち、が……っ……!」

「嘘はいけません。瞳孔の拡大、呼吸の乱れ、腰の反射。全部好反応です」

 レプスは崩れた俺の髪を払って囁く。

「記録します。第三者視線による興奮反応──最適化対象に追加」

「や、め……ッ、恥ずかし……」

「大丈夫です」

 その言葉のあと、レプスが喉の奥で小さく笑う。

「……でも見られると興奮するでしょう? 安心してください。挿れるのは私だけです」

「安心って何が……!」

 そのままベッドへ横たえられ、レプスが覆いかぶさると、俺様クール型は静かに枕元へ移動した。

「ご主人様。今日は……本当に、よく頑張りましたね」

 優しい声で、でも目は支配者の目で俺を見ている。
 ベッドのシーツが軋む音がやけに大きい。

「ご褒美を差し上げます。……今日は好きなだけ乱れてください」

 理性より早く、腰がわずかに跳ねた。
 レプスの声ひとつで、体が勝手に従う準備を始めてしまう。

***

第13回BL大賞にエントリーしています。
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