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タチネコ1年生編
タチネココンビ 戦闘準備
しおりを挟む「マコちゃんおはよ!今日も一限からがんばろーね♡」
「ココおはよ、眠いけど乗り切ろーね」
眠そうに目頭を指先でこするマコちゃんの横顔を、バレないようにうっとりと眺めるのが私の毎朝の日課。
可愛い可愛い可愛い可愛いマコちゃん…今日もとっても可愛い。何から何まで可愛いよマコちゃん。
学校に着けば無碍にすることもできない同じ学科の女の子たちの相手をしなくてはいけなくなるから、こうしてマコちゃんのことを独り占めできるのは朝夕の通学時間だけ。
マコちゃん、お化粧が薄いから何の躊躇いもなく目をこすれるんだよね。可愛い。尊い。すっぴんでもあんなに可愛かったのに、高校卒業してからいっしょうけんめいお化粧の勉強したんだね。そんな様子も想像するだけで本当可愛い。ああ、今すぐにでも食べちゃいたい…!
「ねえマコちゃん、こないだのツバキさんとボタンさんとみんなで行ったご飯、美味しかったね♡2人だとあんまり入らない系統のお店だったし!」
「うん、たしかにそうだね!あの2人社会人だし、きっとうちらが知らないお店たくさん知ってるんだろうね」
うちら、という単語にすら浮かれてしまうほどには、私はマコちゃんのことが好きだ。好き。大好き!
私の脳みその9割(残り1割は親とか)を占めているマコちゃん。マコちゃんは、自分の圧倒的な造形美に気が付いていない。
どの角度から見ても、どんな仕草をしてても、多少髪が寝癖でハネていようと、全てが完璧で目を奪われる。
ああ、マコちゃん可愛い。可愛い可愛い可愛い。髪短いからハネやすいんだよね。きっと起きてからまだ時間あんまり経ってない。学校に着く頃には落ち着いているであろうその寝癖。可愛い可愛い…寝癖の毛の一本一本まで愛しい。どうしてこんなに可愛いの?マコちゃん…
マコちゃんが好き。世界で一番好き。私だけのものにしたい。でもマコちゃんに嫌われたくない。この気持ちはマコちゃんには絶対に知られないまま、ずーっと隣にいたい。一生隣に居続けるために、マコちゃんの全てを知りたいし全てを受け入れたい。
…けど、マコちゃんにつきまとうあのツバキとかいう女のことは、受け入れられない。
「ねえ、ツバキさんてどこで知り合ったの?よく遊ぶって言ってたけど!」
嫌な印象にならないように、あえて明るく振る舞って問いかける。
「あー…んー…友達の友達って感じかな、よく遊ぶって言っても会ったのは数えるぐらいだよ」
「そうなんだ~…すっごい気さくで素敵な人だったね」
「ね、壁全然感じないよね。なんでも話したくなっちゃうような空気感というか」
「うんうんっわかる!いつもどんな話してるの?」
「漫画とかゲームとか…家で何してるかとか?何話してるかって聞かれると…うーん、難しいな」
斜め上を見て考える仕草をするマコちゃん。もう少し突っ込めるか…?
「え~、なんでも話せる人がいるっていいな~♡もしかして、私にも話したことないようなこととかあるでしょ!」
ギク、とマコちゃんの顔色が一瞬こわばった。
「そんなことないよ!私のことでココが知らないこと、ないと思うよ!」
…ふ~ん。
…へぇ~。
あるんだぁ。
私に話せないようなことで、あのツバキとかいう間女に話せるようなことが。
「…私、もっとみんなで仲良くしたいなぁ~。あの4人でグループとか作れないかな?」
小さい頃からマコちゃんをずっとそばで支えてきた。
一緒にいるのが当たり前だった。
何かあった時に横にいるのはいつも私だった。
ぽっと出の女なんかに、マコちゃんは絶対譲らない。
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