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タチネコ1年生編
タッチー&ツバキ 略してタチツバ
しおりを挟む「ねえツバキ、こないだの謎会、結局なんだったの?」
通話を繋げながら、メンバー募集に誰か引っかかるまでツバキとペアでバトルに潜る。
『ん?私も分かんない。終始よく分かんない空気流れてたよね。あたしはあえて空気は読まなかったけど…うわ相手のスナイパー上手いな』
「私すっごいボタンさんに睨まれてたんだけど、なんかしたかな?そもそもどんな流れでボタンさんも来ることになったの?」
『んー…牡丹は私のこと大好きだから変な対抗心燃やしてんのかも。タッチーは気にしないでいいよ』
「気にしないでいいって言っても…あ、ボム踏んじゃった!」
『それ言ったらココちゃんも謎の運びで来ることになってたよね』
「そう!そうなの!私はただツバキからオススメのドスケベ本教わりたかっただけなんだよ!?」
『あっは!最近恥じらわないよね。もうっツバキさんやめてくださいよぉとかしおらしー反応してた頃が懐かしいわ』
「もー…そんな言い方してないし!それにツバキがいっつもオープンドスケベだからでしょ!」
『ふ、それは否定しないけど。また予定合わせて漫喫いこーね』
「ツバキつぎいつ暇なの~?バイトまだ希望休出してないから、予定合わせられるから!」
『なに、タッチーむらむらしてんの?ていうか一緒の個室でドスケベ本読んで、むらむら我慢できんの?我慢しなくていいけど』
「だッッッ…そんな公共の施設じゃしないよ!!心のメモリーに保存して家でゆっくりするから平気!」
『ふ、ほんとタッチー可愛いよね。あ、1人来れるっぽい。通話うつろっか』
「あ、まじか!移動するね~」
ポロリン♪という終話音がイヤホンから響く。
ツバキとは短大に入学する前、長く暇な春休みからの付き合いだ。
ちまちま1人でプレイしていたオンライン対戦ゲームである程度動けるようになって来たので、チームを探し加入した先にいたメンバーの1人。
入ってすぐの歓迎プライベートマッチ終了後、グループ通話を切る前に声をかけられた。
周りから、ナンパだナンパだ!とからかわれていたけど、プライベートマッチ中の動きとか周りの発言から、チームの中でもかなりランクの高いプレイヤーだってすぐに分かったから誘われたことが純粋に嬉しかった。
大人数で通話していた時には気が付かなかったけど、ハスキーな声質と落ち着いた喋り方、時折大人の色気を感じるツバキとの2人きりの通話はかなり刺激的で…
それでいてゲームも上手くて常に動きやすい環境を整えてくれるツバキとのペアマッチは本当に楽しくて、すぐに虜になった。
最初は淡々と敵の位置の報告や戦況をお互い口に出すだけだったが、遊ぶ回数を重ねるにつれて次第にプライベートの話もするようになって、気付いたら誰ともしたことがないようなシモネタまで話すような仲になってしまった。
こんなに自分の性的なことを隠さずに話せるのはツバキが初めてだった。案外ゲラなツバキがなんでも明るく笑って受け止めてくれるからかもしれない。
今日だって、正直募集はかけてはいたが誰も来なかったら良いのにとさえ思っていた。
私がこうやってツバキに夢中になるまで、そんなに時間はかからなかったと思う。
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