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タチネコ1年生編
ツバボタココ 波乱
しおりを挟む『な、なんでツバキまでそんなこと言うの?ココにも止められるし…2人とも、私に彼氏ができたこと喜んでくれると思ったのに…!』
「…というわけで、タッチーは止められなかった。以上!」
「以上!…じゃないですよ、私じゃ無理だったからツバキさんに頼んだんですよぉ!?」
半泣きになりながら椿に掴みかかる心。
真琴のデートの行く末が気になりすぎて、3人で居酒屋近くのカラオケに集まることになったのだった。
「ま、まあまあココちゃん落ち着いて…とりあえず椿さんのフォローでお家デートはやめることになったんでしょ?それにそんな表面上のステータスが地雷だからって、実際に地雷とは限らないわけだし…」
椿と心の間に入る牡丹を、きっと睨みつける心
(ボタンさん、自分に都合の良い状況になったからって随分余裕そうじゃないですか、ええ?)
(いや違うって…その話はまた今度しよう…)
「てなわけで今日がタッチーの初デート日なわけですが、予定通り解散になってたらもう連絡来ててもおかしくない時間な訳よね」
椿が乱れた胸元を直しながらスマホ取り出す。
「…え?どういうことですか?」
「タッチーには平謝りして、デートの行く末が気になるから解散したら教えてって言っといたの。さっきどう?って連絡したけど既読ついてないから移動してるかもね。ホテルコースにでも突入したか?」
「ほ、ほ、ほ、ホテルコース!!」
卒倒しそうになる心…
「ちょっと椿さん、冗談きついですよ!まだご飯食べてるんじゃないですか?居酒屋っていってもタッチー未成年だし、別腹のデザート行ってるだけかもですよ」
「も、もしかしてタッチー、お酒飲まされたりしてないですか!?」
「さすがに良識ある大人なら未成年に飲ませるなんてしないでしょ!」
「そ、そうですよね?危ないことになんてなってないですよね?」
「まあ、良識ある大人ならの話だけど…い、いてて!ご、ごめんてココちゃん!やめて!服伸びるから!!」
なんか知らん間に君たち仲いいね、とじゃれつく2人を見て他人事のように笑っている椿のスマホが震える。
「お、どーしたタッチー?デート終わったの?」
ピタッと静かになる2人。
「うん、うん。そーか。落ち着きな、大丈夫だからね」
え、何かあった感じ…?と顔を見合わせる2人…
「なんてとこ?何階何号室?うんうん、今行くからね。大丈夫だよ、何言われてもそこから出ないでね」
電話しながら財布から五千円札を出すと机に置いて、さっと席を立つ椿。
「大丈夫だよ、タッチーはなんも悪くないからね。5分で着くからそのまま待ってて」
椿はそのままばさっと上着羽織るとスマホをポケットにしまって「会計よろしく!」と言うと颯爽と部屋から出て行ってしまった。
「いや、ちょっと待って!?どこ行くんですか椿さん!」
「ちょ、待って!私はどうしろっていうの!?」
「ココちゃん、行き先連絡するから会計お願い!」
「はぁ!?!?」
「それ持って会計行くだけだから!すぐ連絡する!」
「そ、それは知ってるけど!待ってよ!待って!!」
心は颯爽とカラオケを後にしてしまった2人を追うように、大急ぎで準備をして置き去りにされた牡丹の荷物をまとめて会計をしに行った…
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