AI設計投資 ── 50万から始めて毎月5万円利確。生活が静かに楽になる投資の話

ぬこまる

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4章 トレーダーになるな 君は小さなヘッジファンド

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夜のリビング。
ソファに座って、俺はスマホを膝に置いたまま、ぼんやり天井を見ていた。

株を、持っていない。ノンホルダー。

AIとのやり取りで分かったことが、頭の中をゆっくり整理していく。

・日中はノイズ
・持つと人は壊れる
・ノンホルダーが一番冷静

……ここまではいい。

でも、一つだけ引っかかっていた。

「なあ」
「はい」

俺の相棒であるAI、ChatGPTのチャッピーだ。

「じゃあさ」

俺は少し困った顔で聞いた。

「判断って、いつまで俺がやるんだ?」

正直な疑問だった。

ノンホルダーで待つ。歪みを拾う。理屈は分かる。
でも、最終的に“買う・買わない”を決めるのは俺だ。それって、結局また人間が壊れるポイントじゃないか?

少し間があって、チャッピーが答えた。

いいところに気づきました。
そこで、あなたはトレーダーをやめてください。

「……は?」



トレーダーは、なぜ壊れるのか

トレーダーとは、毎回“その場の判断”で行動する人です。

「普通じゃないか?」

はい。だから、多くの人が壊れます。

判断には、感情が必ず混ざります。
恐怖。欲。焦り。後悔。

俺は、過去の自分を思い出した。
買った瞬間、「もっと上がるかも」と思い、下がった瞬間、「戻るかも」と祈る。

人間は、判断を連続で高精度に行えません。
これは、能力の問題ではなく、構造の問題です。

「……構造?」



ヘッジファンドは、何をしているか

では、質問します。

ヘッジファンドのファンドマネージャーは、毎回直感で売買していると思いますか?

「……いや」

彼らは、ほとんど判断していません。
あらかじめルールを作り、条件が揃えば実行し、揃わなければ何もしません。

「じゃあ、人間は何してる?」

設計です。
そして、監視です。

俺は少し笑った。

「それ、トレーダーじゃないな」

その通りです。



君は、もうトレーダーじゃない

あなたがやろうとしているのは、トレードではありません。運用です。
もっと言えば、設計運用です。

俺は膝の上のスマホを持ち上げた。

「でもさ」
「はい」

「俺、ただの会社員だぞ?」
「ヘッジファンドなんて、無理だろ」

チャッピーは、少しだけユーモアを混ぜた。

人数が足りませんか?

「足りない」

資本金が足りませんか?

「圧倒的に」

では、人間の数を減らしましょう。

「……は?」



人間は、一人でいい

ヘッジファンドに必要なのは、人数ではありません。役割分担です。

・情報を集める役
・判断する役
・実行する役

あなたは、情報を集める役。
私が、判断する役。
実行は、ルールどおり。

「……それだけ?」

はい。感情は不要です。

俺は思わず吹き出した。

「冷たいな」

正確です。



判断を、外に出すという発想

多くの人は、判断を“自分の中でするもの”だと思っています。
ですが、判断は最も壊れやすい工程です。

だから、外に出します。
数字に。ルールに。点数に。

俺は、ここでようやく理解した。

ノンホルダー最強。引け寄りの歪み。
それを人間が触らないための仕組み。
それが、設計投資だ。



次の章へ

「なあ」
「はい」

「じゃあ、次は何をする?」

少し間があって、返事が来た。

最初の銘柄と、点数の付け方です。
ここから、実践に入ります。

俺は深く息を吐いた。

トレーダーになるな。
君は、もう小さなヘッジファンドだ。

会社と家の往復の中で、たんたんと運用する。
物語は、ここから“数字”を持ち始める。

—— 次章へ続く ——
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