10 / 13
9章 じわじわ増えるという、いちばん信用できる感覚 ――月収が「副収入」から「柱」になるまで
しおりを挟む
月末の夜。
風呂から上がって、俺はソファに座り、何気なくスマホを開いた。
SBI証券。
損益画面。
特別な期待は、もうしていない。
ただ、確認するだけだ。
⸻
スズキ500株という現実
スズキ。
最初は100株。
そのころは、一回の利確で+3,000円、+5,000円。
「まあ、こんなもんか」
正直、その程度の感想だった。
でも、同じことを繰り返していると、自然と株数が増えた。
200株。
300株。
そして、500株。
スズキの株価は、だいたい2,200~2,400円。
500株なら、必要資金は110万円前後。
半年前、50万円から始めた自分を思うと、十分すぎる変化だった。
⸻
数字は、裏切らない
ある月のスズキ。
取引は、いつも通り引け寄りだけ。
・+7,500円
・+12,000円
・+9,000円
・-4,500円
・+15,000円
合計
+39,000円
次の月。
・+8,000円
・+14,000円
・+11,000円
・+6,000円
合計
+39,000円
さらに次の月。
・+10,500円
・+16,000円
・+12,500円
・+9,000円
合計
+48,000円
三ヶ月連続で、4万円前後。
ここで、ようやく思った。
「……これ、安定してるな」
⸻
喜びは、あとから来た
一発当てたときみたいな高揚感はない。
でも、ある夜ふと気づいた。
「今月、クレジットカードの請求、見てないな」
怖くない。
計算もしていない。
それが、一番の変化だった。
⸻
ChatGPTに聞いた
「なあ」
「はい」
「これ、増え方としてどうなんだ?」
はい。とても健全です。
一発当てた人より、10倍信用できます。
思わず、笑ってしまった。
⸻
三菱UFJを足す理由
その夜、もう一つ聞いた。
「なあ」
「はい」
「スズキだけでいい気もするんだけど」
少し間があった。
スズキは、設計投資を体に染み込ませる銘柄です。
今のあなたには、収益を安定させる銘柄を足す余地があります。
画面に出た名前。
三菱東京UFJ銀行。
「……地味だな」
地味は、再現性の別名です。
⸻
三菱UFJ、300株から
最初は、300株。
株価は1,050円前後。
必要資金は30万円ちょっと。
スズキ500株と合わせても、無理のない範囲だった。
⸻
小さな違和感、小さな勝ち
最初の月。
三菱UFJでの損益は、こんな感じだった。
・+6,000円
・-3,000円
・+9,000円
合計
+12,000円
派手じゃない。
でも、スズキと合わせると、
・スズキ:+41,000円
・三菱UFJ:+12,000円
合計
+53,000円
ここで、はっきり思った。
「……月5万が当たり前になってきたな」
⸻
株数が増えても、感情は増えない
翌月。
三菱UFJを500株にした。
スズキと合わせて、その月の損益は、
・スズキ:+46,000円
・三菱UFJ:+27,000円
合計
+73,000円
次の月。
・スズキ:+52,000円
・三菱UFJ:+38,000円
合計
+90,000円
二ヶ月続けて、8~9万円。
ここで、さすがに小さくガッツポーズした。
でも、声は出なかった。
⸻
喜び方が変わる
以前なら、「勝った!」と誰かに言いたくなっていた。
今は、違う。
「……続いてるな」
それだけだ。
⸻
会社員の感覚が、少しズレる
ある日、給料日。
通帳を見て、ふと思った。
「これ、株の一ヶ月分と同じくらいだな」
別に、仕事を辞めたいわけじゃない。
でも、選択肢が増えたという感覚があった。
⸻
チャッピーの一言
「なあ」
「はい」
「これ、どこまで行く?」
行き先より、続いていることが重要です。
あなたは、もう“副収入”の感覚を抜けています。
その言葉で、腑に落ちた。
⸻
次章へ
スズキで、設計を覚えた。
三菱UFJで、設計を安定させた。
次は、このやり方が他人にも通用すると分かる章だ。
高橋が、同じ場所に立とうとしている。
—— 次章へ続く ——
風呂から上がって、俺はソファに座り、何気なくスマホを開いた。
SBI証券。
損益画面。
特別な期待は、もうしていない。
ただ、確認するだけだ。
⸻
スズキ500株という現実
スズキ。
最初は100株。
そのころは、一回の利確で+3,000円、+5,000円。
「まあ、こんなもんか」
正直、その程度の感想だった。
でも、同じことを繰り返していると、自然と株数が増えた。
200株。
300株。
そして、500株。
スズキの株価は、だいたい2,200~2,400円。
500株なら、必要資金は110万円前後。
半年前、50万円から始めた自分を思うと、十分すぎる変化だった。
⸻
数字は、裏切らない
ある月のスズキ。
取引は、いつも通り引け寄りだけ。
・+7,500円
・+12,000円
・+9,000円
・-4,500円
・+15,000円
合計
+39,000円
次の月。
・+8,000円
・+14,000円
・+11,000円
・+6,000円
合計
+39,000円
さらに次の月。
・+10,500円
・+16,000円
・+12,500円
・+9,000円
合計
+48,000円
三ヶ月連続で、4万円前後。
ここで、ようやく思った。
「……これ、安定してるな」
⸻
喜びは、あとから来た
一発当てたときみたいな高揚感はない。
でも、ある夜ふと気づいた。
「今月、クレジットカードの請求、見てないな」
怖くない。
計算もしていない。
それが、一番の変化だった。
⸻
ChatGPTに聞いた
「なあ」
「はい」
「これ、増え方としてどうなんだ?」
はい。とても健全です。
一発当てた人より、10倍信用できます。
思わず、笑ってしまった。
⸻
三菱UFJを足す理由
その夜、もう一つ聞いた。
「なあ」
「はい」
「スズキだけでいい気もするんだけど」
少し間があった。
スズキは、設計投資を体に染み込ませる銘柄です。
今のあなたには、収益を安定させる銘柄を足す余地があります。
画面に出た名前。
三菱東京UFJ銀行。
「……地味だな」
地味は、再現性の別名です。
⸻
三菱UFJ、300株から
最初は、300株。
株価は1,050円前後。
必要資金は30万円ちょっと。
スズキ500株と合わせても、無理のない範囲だった。
⸻
小さな違和感、小さな勝ち
最初の月。
三菱UFJでの損益は、こんな感じだった。
・+6,000円
・-3,000円
・+9,000円
合計
+12,000円
派手じゃない。
でも、スズキと合わせると、
・スズキ:+41,000円
・三菱UFJ:+12,000円
合計
+53,000円
ここで、はっきり思った。
「……月5万が当たり前になってきたな」
⸻
株数が増えても、感情は増えない
翌月。
三菱UFJを500株にした。
スズキと合わせて、その月の損益は、
・スズキ:+46,000円
・三菱UFJ:+27,000円
合計
+73,000円
次の月。
・スズキ:+52,000円
・三菱UFJ:+38,000円
合計
+90,000円
二ヶ月続けて、8~9万円。
ここで、さすがに小さくガッツポーズした。
でも、声は出なかった。
⸻
喜び方が変わる
以前なら、「勝った!」と誰かに言いたくなっていた。
今は、違う。
「……続いてるな」
それだけだ。
⸻
会社員の感覚が、少しズレる
ある日、給料日。
通帳を見て、ふと思った。
「これ、株の一ヶ月分と同じくらいだな」
別に、仕事を辞めたいわけじゃない。
でも、選択肢が増えたという感覚があった。
⸻
チャッピーの一言
「なあ」
「はい」
「これ、どこまで行く?」
行き先より、続いていることが重要です。
あなたは、もう“副収入”の感覚を抜けています。
その言葉で、腑に落ちた。
⸻
次章へ
スズキで、設計を覚えた。
三菱UFJで、設計を安定させた。
次は、このやり方が他人にも通用すると分かる章だ。
高橋が、同じ場所に立とうとしている。
—— 次章へ続く ——
1
あなたにおすすめの小説
二重のカーテン (スカートの下の黒い意志)
MisakiNonagase
青春
洗濯物の隙間に隠したのは、母としての祈りと、娘のプライド。
かつて、女子高生という生き物はもっと無防備で、自由だった。
44歳の主婦、愛子が朝のベランダで手にするのは、娘たちが毎日履き替える漆黒のオーバーパンツ、通称「黒パン」。それは、令和を生きる娘たちが自らの尊厳を守るために身に着ける、鉄壁の「鎧」だった。
小学校時代のママ友たちとのランチ会。そこで語られるのは、ブルセラショップに下着を売っていた奔放な50代、無防備なまま凛と歩くしかなかった40代、そして「見せないこと」に命を懸ける10代の、あまりに深い断絶。さらには、階段で石像のように固まる父、生徒の背後に立たないよう神経を削る教師……。
一枚の黒い布を通して浮き彫りになる、現代社会の歪さと、その根底にある不器用なまでの「優しさ」。
ベランダに干された黒いカーテンの向こう側に、あなたは何を見ますか?
大絶滅 2億年後 -原付でエルフの村にやって来た勇者たち-
半道海豚
SF
200万年後の姉妹編です。2億年後への移住は、誰もが思いもよらない結果になってしまいました。推定2億人の移住者は、1年2カ月の間に2億年後へと旅立ちました。移住者2億人は11万6666年という長い期間にばらまかれてしまいます。結果、移住者個々が独自に生き残りを目指さなくてはならなくなります。本稿は、移住最終期に2億年後へと旅だった5人の少年少女の奮闘を描きます。彼らはなんと、2億年後の移動手段に原付を選びます。
『ミッドナイトマート 〜異世界コンビニ、ただいま営業中〜』
KAORUwithAI
ファンタジー
深夜0時——街角の小さなコンビニ「ミッドナイトマート」は、異世界と繋がる扉を開く。
日中は普通の客でにぎわう店も、深夜を回ると鎧を着た騎士、魔族の姫、ドラゴンの化身、空飛ぶ商人など、“この世界の住人ではない者たち”が静かにレジへと並び始める。
アルバイト店員・斉藤レンは、バイト先が異世界と繋がっていることに戸惑いながらも、今日もレジに立つ。
「袋いりますか?」「ポイントカードお持ちですか?」——そう、それは異世界相手でも変わらない日常業務。
貯まるのは「ミッドナイトポイントカード(通称ナイポ)」。
集まるのは、どこか訳ありで、ちょっと不器用な異世界の住人たち。
そして、商品一つひとつに込められる、ささやかで温かな物語。
これは、世界の境界を越えて心を繋ぐ、コンビニ接客ファンタジー。
今夜は、どんなお客様が来店されるのでしょう?
※異世界食堂や異世界居酒屋「のぶ」とは
似て非なる物として見て下さい
天才天然天使様こと『三天美女』の汐崎真凜に勝手に婚姻届を出され、いつの間にか天使の旦那になったのだが...。【動画投稿】
田中又雄
恋愛
18の誕生日を迎えたその翌日のこと。
俺は分籍届を出すべく役所に来ていた...のだが。
「えっと...結論から申し上げますと...こちらの手続きは不要ですね」「...え?どういうことですか?」「昨日、婚姻届を出されているので親御様とは別の戸籍が作られていますので...」「...はい?」
そうやら俺は知らないうちに結婚していたようだった。
「あの...相手の人の名前は?」
「...汐崎真凛様...という方ですね」
その名前には心当たりがあった。
天才的な頭脳、マイペースで天然な性格、天使のような見た目から『三天美女』なんて呼ばれているうちの高校のアイドル的存在。
こうして俺は天使との-1日婚がスタートしたのだった。
冤罪で辺境に幽閉された第4王子
satomi
ファンタジー
主人公・アンドリュート=ラルラは冤罪で辺境に幽閉されることになったわけだが…。
「辺境に幽閉とは、辺境で生きている人間を何だと思っているんだ!辺境は不要な人間を送る場所じゃない!」と、辺境伯は怒っているし当然のことだろう。元から辺境で暮している方々は決して不要な方ではないし、‘辺境に幽閉’というのはなんとも辺境に暮らしている方々にしてみれば、喧嘩売ってんの?となる。
辺境伯の娘さんと婚約という話だから辺境伯の主人公へのあたりも結構なものだけど、娘さんは美人だから万事OK。
主人公の恋敵として夫に処刑される王妃として転生した私は夫になる男との結婚を阻止します
白雪の雫
ファンタジー
突然ですが質問です。
あなたは【真実の愛】を信じますか?
そう聞かれたら私は『いいえ!』『No!』と答える。
だって・・・そうでしょ?
ジュリアーノ王太子の(名目上の)父親である若かりし頃の陛下曰く「私と彼女は真実の愛で結ばれている」という何が何だか訳の分からない理屈で、婚約者だった大臣の姫ではなく平民の女を妃にしたのよ!?
それだけではない。
何と平民から王妃になった女は庭師と不倫して不義の子を儲け、その不義の子ことジュリアーノは陛下が側室にも成れない身分の低い女が産んだ息子のユーリアを後宮に入れて妃のように扱っているのよーーーっ!!!
私とジュリアーノの結婚は王太子の後見になって欲しいと陛下から土下座をされてまで請われたもの。
それなのに・・・ジュリアーノは私を後宮の片隅に追いやりユーリアと毎晩「アッー!」をしている。
しかも!
ジュリアーノはユーリアと「アッー!」をするにしてもベルフィーネという存在が邪魔という理由だけで、正式な王太子妃である私を車裂きの刑にしやがるのよ!!!
マジかーーーっ!!!
前世は腐女子であるが会社では働く女性向けの商品開発に携わっていた私は【夢色の恋人達】というBLゲームの、悪役と位置づけられている王太子妃のベルフィーネに転生していたのよーーーっ!!!
思い付きで書いたので、ガバガバ設定+矛盾がある+ご都合主義。
世界観、建築物や衣装等は古代ギリシャ・ローマ神話、古代バビロニアをベースにしたファンタジー、ベルフィーネの一人称は『私』と書いて『わたくし』です。
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる