異世界で魔族が全滅してるらしいが、俺は普通にゴルフしてるだけ ~無能扱いされた男が 、距離だけで世界を変える話~

ぬこまる

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23 武器、いやクラブの強化

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漁村の昼間。

湖面はキラキラと光り、魚の匂いと炭火の匂いが混ざって、腹が勝手に「昼飯」を思い出す。  
村人は桶を洗い、子どもは走り、犬は走り疲れて寝ている。

……と、そのとき。

「帰ってこない船がある!」

その声で、空気が一瞬で変わった。

漁師たちが集まっている。顔が真剣だ。  
海に出た船が一艘、帰ってこないらしい。

「潮に流されたか?」  
「いや、逆に海が湖に入ってきてる。そんな流れじゃない」  
「じゃあ、何だよ……」

俺はゴルフバッグの肩紐を握り直した。

ガルドが、村の外れに立つ。  
視線は海のほう。  
目の動きが、さっきまでと違う。  
“測っている”ときの目だ。

「……見える」

「何が?」

ガルドは短く言った。

「……大きなタコだ」

「タコ?」

俺は思わず聞き返した。  
海にタコがいるのは知ってる。  
でも、今の言い方は「ちょっと大きいタコ」じゃない。  
「世界観を壊す大きさ」だ。

「船に巻きついている」

「え、見えるんですか」

「……見える」

シルフィが肩の横で、ふわっと浮いた。

「いや」
「だめ」

「何が?」

「つかむ」
「ひっぱる」
「しぬ」

子どもみたいな言葉なのに、内容は怖い。

「距離は?」

俺が聞くと、ガルドは少しだけ間を置いた。

「……千二百歩」

「千二百歩?」

「……千二百歩」

「ヤード換算すると1200ヤード?」

「それは、お前の単位だ」

(いや、単位は世界共通であってほしい)

千二百ヤード。  
世界記録の二倍。  
いや、世界記録とか言ってる場合じゃない。

「いや、無理だろ」

俺は正直に言った。

シルフィが、ふわっと俺の顔の前まで来る。

「フルパワー」
「風、ぜんぶ」
「いける」

「いけない」
俺は即答した。
「俺はプロじゃない」

「ナオキ」
シルフィが言う。
「芝、うそつかない」

「芝は嘘つかないけど」
「距離は嘘つくよ」

ガルドが淡々と言う。

「……近づくしかない」

「近づける距離ですか?」

「……八百歩まで詰めれば」
「風の加護で届く可能性がある」

「八百歩って言うな、怖い」
「八百ヤードでも怖い」

ガルドは肩をすくめたような気配だけ出した。

「怖いのは、正常だ」

(論破された)



俺たちは海側の高台へ移動した。

漁村の外れ、地面が少し高くなっている場所。ここなら、打てる!
風は気まぐれで、たまに強く吹く。
目を細めると、遠くの海面に黒い塊がある……気がする。

俺には“気がする”止まりだ。  
だがガルドは断言する。

「……あれだ」

「見えすぎ」

「……目が利くだけだ」

シルフィが、風を嗅ぐ。

「かぜ」
「いま、いい」

「ほんとか?」

「うん」
「まっすぐ」

俺は深呼吸した。

(やるしかない……)

ゴルフバッグから、今の俺の最強武器――木製ドライバーを取り出す。  
見た目は立派だ。  
だが木製は木製。  
湿気で感触が変わるし、芯も甘い。

「……よし」

俺は構える。

芝はない。  
土と石。  
踏み込みは決まりにくい。

でも、やる。

(体の回転だけ)
(腕は使わない)

よし、ティーアップを作ろう。

だが近くに砂が、なかった。

高台の地面を軽く掘ってみたが、出てくるのは乾いた土と小石ばかりだ。芝域と違って、ここは踏み固められている。

「……ティーが作れないな」

俺が呟くと、海風が足元をなぞっていった。強いが、乱れていない。方向も、さっきからずっと一定だ。

――条件は、悪くない。

問題は、玉をどうやって浮かせるか、だった。

ゴルフでは当たり前のティーアップ。ほんの数センチ、玉を地面から離すだけで、打感も初速もまるで変わる。特にドライバーは、ここを雑にすると全部が狂う。

俺はさらに周囲を見回した。

やはり砂はない。  
石は大きすぎる。  
草は短く、柔らかすぎる。

どうしよう……俺は周囲を見渡す。

高台に生えている一本の木に、ふと目が留まった。

海風を正面から受けながら、枝を伸ばし、葉を揺らしている。
曲がってはいるが、折れてはいない。
人に見せるためでも、守られるためでもなく、
ただ自然として、そこに立ち続けている。

(……綺麗だな)

そう思った瞬間、視線が足元へ落ちた。

木の根元に、一本の小枝が転がっている。
乾いていて、まっすぐで、余計な節がない。

(あ)

頭の中で、点と点が繋がった。

「……小枝だ」

乾いているが、割れていない。まっすぐで、節も少ない。指でつまむと、軽くしなる。

「……これか」

俺はしゃがみ込み、小枝を地面に立てた。力は入れない。ねじ込まず、ただ置くように。小枝は驚くほど素直に土に収まった。

ぐらつかない。  
倒れない。  
高さは、ほんの指一本分。

十分だ。

俺は金属の玉を取り出し、その先端にそっと乗せた。小枝は、玉の重さをちゃんと受け止めている。押し返さない。拒まない。

「……いいな」

誰に言うでもなく、そう呟いた。

完璧なティーとは違う。規格も、均一さもない。でも――この場所には、これが一番合っている気がした。

俺は一歩下がり、構える。

視線は玉だけを見る。小枝も、地面も、もう意識しない。

(壊さない)
(無理しない)
(当てるだけ)

肩の力を抜き、呼吸を整える。

そして、振った。

カキィン。

乾いた音が、海へ抜けていった。

小枝は、その場に残っていた。

振る。

カキィン。

乾いた音がして、球は飛んだ。

……飛んだが。

「届かない」
ガルドが即答した。

「早い!」
俺は叫ぶ。
「まだ見えてないよ俺!」

「……落下点が短い」

シルフィが言う。

「まだ」
「ぜんぜん」

(二人とも正直すぎる)

二発目。

もう少し力を入れる。
でも、力んだら終わりだ。

カキィン。

「届かない」
ガルド。

「まだ」
シルフィ。

「黙って」
俺は言った。
「精神が削れる」

三発目。

打った瞬間、嫌な感触がした。
芯じゃない。

「……」
ガルドが無言になる。

(無言はやめろ)

「届かない」
ガルド。

「やっぱり!」

(わかってたけど言われるとつらい)

俺はクラブを下ろした。

「無理だ」
「木製じゃ、そもそも再現性がない」

ガルドが、海を見たまま言う。

「……船が耐えられる時間は短い。漁師たちが危ない」

「分かってる」
俺は歯を噛む。
「でも届かないものは届かない」

そのときだった。

背後から、馬車の音がした。

ガラガラ、と急いでいる音。  
砂利を蹴散らし、息を切らした声が響く。

「間に合ったか!?」

ドランだ。

工房主ドランが、馬車から飛び降りる。
手に持っているのは――

見たことのないドライバー。

「……それは?」

俺が聞くより早く、ドランが叫ぶ。

「強化だ!」
「木は卒業しろ!」

「卒業って何!」
俺は叫んだ。
「俺、まだ入学したばっかなんだけど!」

ドランは笑う。

「うるせえ!」
「ほら、握れ!」

差し出されたドライバーは、明らかに違った。  
シャフトが細い。軽い。  
だが芯がある。

「これ……金属?」

「炭素系の鉱物を混ぜてる」
ドランが言う。
「しなる」
「戻る」
「折れない」

(カーボンシャフトだ……)

「作ったのか」

「作った」
ドランは胸を張る。
「お前が欲しがったからな」

俺は一瞬、感動しそうになった。

だがすぐ続く。

「礼なら宝石で払え!」

「やっぱりそれか!」

ガルドがぼそっと言う。

「……間に合うのか」

ドランが即答する。

「間に合わせた」
「仕事だ」

(この人もブラック企業適性高いな)

シルフィが、ドランの周りをくるくる回る。

「いい」
「すごい」
「とぶ」

「飛ぶって言うな、緊張する」

ガルドが静かに言う。

「……風は追い風に変わる」
「今が、一番いい」

「ありがとう、キャディ」

「キャディではない」

「もうキャディでいいよ」



俺は強化ドライバーを構えた。

握った瞬間、分かる。  
手に吸い付く。  
シャフトが「しなる準備」をしている。

(これなら……距離が出る)

ただし、距離は嘘をつかない。  
体が嘘をつく。

だから、やることは同じだ。

無理をしない。

でも今回は――  
“無理をしない最大出力”を出す。

足を決める。  
腰を回す。  
肩を回す。  
腕は遅れてついてくる。

「……よし」

シルフィが、短く言った。

「いま」

振る。

カキィン。

今までとは音が違う。  
高く、澄んで、芯がある音。  
背中の奥が震えた。

(これ、飛ぶ)

ガルドが目を細める。

「……届く」

「早いって!」
俺は叫びたいのをこらえた。

球は空を切り、海の上を進む。  
俺には見えない。  
だがガルドは見ている。

「……当たる」

次の瞬間。

遠くで、黒い塊がぐらりと揺れた。

「……当たったのか?」

「当たった」
ガルドが言う。
「足だ」
「巻きついてる足に当たった」

「足!?」

「タコだ」
ドランが言う。
「足が多い」

「知ってる!」

シルフィが跳ねる。

「ナイスショット!」

「急にゴルフ雑誌みたいだね」

二発目。

同じ動き。
同じ呼吸。

カキィン。

「当たった」
ガルド。

三発目。

カキィン。

「当たった」
ガルド。

(ガルドの実況が淡々としてて怖い)

四発目。

カキィン。

その瞬間、ガルドが言った。

「……離した」

「え?」

「船を離した」

ドランが肩を揺らして笑う。

「がはは!」
「強化ってのはこういうことだ!」

ガルドが、淡々と言う。

「……足が一本、流れてくる」

「え?」

波に乗って、黒いものが漂ってくる。

「タコの足だ……!」
漁師が目を丸くする。

「おい!」
「これ、食えるか!?」

村人たちの目が、一気に商売人の目になった。

遠くの海で、かすかに見える。

さっきまで船体に絡みついていた黒い影が、力を失ったように水面へ沈み、波が大きくうねる。  
絡め取られていた漁船は、ぎしりと音を立てながらも姿勢を戻し、風に押されてゆっくりこちらへ向きを変えた。

「……やった、戻ってくるぞ!」

誰かの叫びで、岸が一気にざわめく。

「生きてる!」  
「船、無事だ!」  
「やったぞ!」

漁師たちが駆け出し、網も桶も放り出して浜辺へ集まる。  
誰かが泣き、誰かが笑い、誰かが祈るように手を組んでいた。

俺は、ドライバーを下ろして深く息を吐いた。

(……よかった)

船が浜に着くと、漁師たちが一斉に駆け寄った。

「大丈夫か!」  
「怪我は!」  
「水は入ってないか!」

船員たちは呆然としながらも、次々に頷いた。

「だ、大丈夫だ……」  
「急に、軽くなって……」  
「何が起きたんだ……?」

その視線が、自然とこちらに集まる。

――俺。

正確には、俺の手に持ったドライバーと、まだ揺れる海。

「……あの人だ」  
「芝の人だろ?」  
「海でもやったのか?」

(芝の人、万能説)

俺は思わず頭を掻いた。

「いや、えっと……」
「普通に、ゴルフしただけです」

誰も信じない顔だった。

そこへ、少し遅れてリリアーナ姫が駆けてきた。

普段よりも足取りが早い。  

「ナオキさん!」

呼ばれて振り向いた瞬間、姫は俺の目の前で止まり――

「……すごいです」

一拍。

「本当に……すごいです」

真っ直ぐな目。  
飾らない声。

「船も、人も、無事で……」
「海なのに……」

言葉を探して、少しだけ詰まる。

「……ありがとうございます」

(やばい)

これはやばい。

俺は完全に距離を誤った。

「い、いや!」
「俺は、その……」
「ゴルフを――」

「ゴルフですよね」
姫は、ふっと笑った。

「距離を測って、風を読んで」
「無理をしない」

「……それです」

(なぜ姫はそんなに理解が早いのか)

姫は胸の前で手を握る。

「父も、きっと同じことを言います」
「でも……」

少し声を落として、

「私は、ナオキさんのほうが、安心します」

(言い方)

完全に言い方がラブコメのそれだ。

俺が言葉に詰まっていると、横から低い声が入った。

「……近い」

ガルドだ。

姫と俺の間に、半歩だけ入る。

「助かった」
「だが……距離は守れ」

「ガルド!」
姫がむっとする。

「今はお礼を――」

「ナオキは礼は受け取った」
ガルドは淡々と言った。
「船が戻った」
「それで十分だ」

(さすが距離職人、感情を距離で処理する)

シルフィが、空中でくるりと回った。

「すごい」
「ナイスショット」
「えらい」

「君、完全にゴルフ雑誌側だよね」

「うん」

即答だった。

姫が、改めて俺を見る。

「……あの」
「もし、よろしければ……」

ちょっとだけ、もじもじ。

「また……」
「一緒に、旅してもいいですか?」

(それ、ほぼデートの誘いでは?)

俺が返事に困っていると、

「……私もいる」

ガルドが即座に言った。

「当然だ」

シルフィが楽しそうに言う。

「シルフィも」
「よにん」
「ちょうどいい」

「何がちょうどいいんだ」

「バランス」

(妖精、恋愛もバランスで考えるな)

俺は観念して笑った。

「はい」
「距離を保てる範囲でなら」

姫が、ぱっと笑顔になる。

「はい!」

ガルドが、ため息のように言った。

「……問題ない」

(それ、ガルドなりの祝福だな)


漁師たちが、再び俺たちを囲む。

「ありがとう!」  
「芝の人!」  
「海でも芝は守れるんだな!」

「守ってないです」
俺は苦笑する。
「たまたまです」

誰も聞いていなかった。

姫は、少し誇らしそうに胸を張る。

「ナオキさんは……」
「距離を、知っているのです」

「距離、全肯定されてるな」
俺が言うと、

ガルドとシルフィが同時に頷いた。

「……全てだ」  
「ぜんぶ」

(包囲網が完成した)

夕日が、海と湖の境目を赤く染める。

船は無事。  
人も無事。  
村は笑っている。

俺は、ドライバーを肩に担いだ。

「いや……」
「本当に、ゴルフしてただけなんだけど……」

姫が、くすっと笑った。

「それが、一番すごいのだと思います」

(また距離、詰められた)

俺は、照れ隠しに笑うしかなかった。

「あはは」
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