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26 探し物はなんですか?
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朝の森を、風が低く渡っていった。
木々の梢をすり抜け、葉の影を揺らし、湿った土と若い草の匂いを巻き上げながら、風は静かに流れている。
鳥は鳴かず、獣の気配も薄い。
魔族はいない。
それなのに、自然ははっきりと告げていた。
――いやな朝だ。
その風の流れの中を、小さな影が飛んでいた。
妖精だ。
淡い羽を震わせながら、森の上空を滑るように進む。
芝も、木も、今日は穏やかだ。
だが、その奥に、はっきりとした“歪み”が混じっている。
「……くさい」
妖精は小さく鼻をひくつかせた。
森を抜けた先に、石造りの館が現れた。
高い塀。閉ざされた窓。
庭は整えられているが、空気が重い。
息を深く吸うと、胸の奥がざらつく。
その館の地下で、宝箱が開かれていた。
金属が擦れる音。
蓋の内側に反射する光。
宝石。
金貨。
魔族が落としたものだ。
それを見下ろしている男がいた。
グラウス・エディン。
かつて悪徳貴族として名を轟かせ、芝域を踏み荒らし、飼い慣らしていたはずの魔族で自滅した男。
だが、その目にはまだ光が残っていた。
「……終わったと思ったか」
宝石を布に包み、ひとつひとつ丁寧に隠していく。
「貴族としては終わった」
「だがな……」
グラウスは、ゆっくりと笑った。
「執事なら、何度でもやり直せる」
金はある。
身分を隠すには、十分すぎるほどだ。
「次は……“まともな家”に仕えるとしよう」
低い高笑いが、地下に反響した。
妖精は、その音を聞いて小さく身震いした。
「……まだ、いる」
羽を強く打ち、妖精は男の後を追った。
◆
グラウスが向かった先は、別の館だった。
白い石で造られた、広く整った屋敷。
派手さはないが、庭の芝は柔らかく刈り揃えられている。
グランハイム家。
金持ちで知られ、城とも商人とも穏健な関係を保つ“優良貴族”だ。
門前で、グラウスは深く頭を下げた。
「はじめまして」
「旅の途中で主人と別れた執事でございます」
差し出された小箱。
中には、磨き上げられた宝石が並んでいる。
「手土産に」
館の主、ヴォルター・グランハイムは一瞬目を見開き、すぐに表情を整えた。
「……ほう」
その隣に立つ青年が、静かに会釈する。
ルーカス・グランハイム。
真面目そうな顔つきで、背筋も伸びている。
「よろしくお願いします」
妖精は屋根の上から、その様子を見ていた。
「……いいひと、そう」
「でも……」
そのとき、蹄の音が近づいた。
王城からの使者だ。
応接室に通され、家来は淡々と告げた。
「王命です」
「ローナ殿との縁談は、正式に破綻となりました」
ヴォルターは、小さく息を吐いた。
「……そうか」
ルーカスは一瞬だけ目を伏せる。
「……仕方ありませんね」
「ご縁がなかった、ということで」
だが、ぽつりと漏れた。
「……でも」
「ローナは、綺麗な人でした」
ヴォルターは咳払いをした。
「だがな、ルーカス」
「縁談とは、縁だ」
「別の娘を探そう」
その空気を裂くように、グラウスが一歩前に出た。
「名案がございます」
視線が集まる。
「ローナ殿は、貴族ではありません。むしろ貧困した家庭かと思われます」
「ならば――」
「別の形で、ローナ殿を取り入ればよいのです」
ヴォルターは眉をひそめた。
「……ほう」
ルーカスは、わずかに不安そうな顔をする。
だが、ヴォルターはゆっくりと頷いた。
「話だけは、聞こう」
グラウスは深く頭を下げた。
妖精は、はっきりと嫌悪を覚えた。
「……だめ」
「ローナ、あぶない」
◆
朝は、変わらない。
ガルドの家の朝は、余計な音がしない。
鍋がことりと鳴る音と、木の床がきしむ音と、外を抜ける風の音。
それだけで、ちゃんと朝だと分かる。
俺は庭先に出て、いつも通り素振りをしていた。
芝域じゃない土の上だが、身体を起こすには十分だ。
振り幅は大きくしない。力も入れない。
ただ、同じ動きを繰り返す。
(こういうのが一番落ち着く)
少し離れたところで、ガルドが遠くを見ていた。
今日も剣には触れない。視線だけが滑るように動く。
「……魔族の気配はない」
「よかった」
俺は素直に言った。
「朝から芝域が燃えてたら、メンタルが死ぬ」
「芝域は燃やすな」
ガルドが即答する。
「燃えるって比喩」
「比喩でも良くない」
(芝の守護者みたいになってきたな、この人)
「朝ごはんできましたよー!」
ローナの声がして、俺はクラブを下ろした。
中に入ると、机の上にはパンとスープと果物。
今日は少し肉の匂いもする。
「いただきます」
俺が手を合わせると、向かい側でも手が合わせられた。
「いただきます」
声が柔らかい。
――リリアーナ姫だ。
普通に座ってる。
普通にパンを持ってる。
普通にもぐもぐしてる。
(お忍び、もはや日常)
俺がもぐもぐしていると、ガルドの動きが止まった。
「……姫」
ガルドが言う。
「出られるのですか」
遅い。
気づくのが遅い。
姫はもぐもぐしながら頷く。
「許可は、いただいています」
「……許可」
ガルドが眉をひそめる。
ローナが、何でもないことのように言った。
「よかったですね」
姫が少し照れて、またもぐもぐする。
俺は、もぐもぐを続けた。
(この家、王族の出入りが雑になってきたな)
そのとき、窓がぱたんと開いた。
風が走る。
小さな影が飛び込んでくる。
「ナオキ!」
シルフィだ。
朝からテンションが高い。
「かねもち、おーびー」
「ローナ、きれい、あぶない」
「……は?」
俺は素で言った。
「急に何の話?」
ガルドも首をかしげる。
「……意味が分からない」
ローナも困った顔だ。
「え……私が……?」
姫が、ぽつりと言った。
「ローナさんは、綺麗ですよね」
「そこは納得するんだ」
俺は思わずツッコんだ。
姫は真顔で頷く。
「事実です」
ローナが、困ったように笑う。
「ありがとうございます……?」
シルフィが、うんうんと頷く。
「きれい」
「あぶない」
(妖精、危険なほど綺麗ってこと?)
姫がパンを置き、急に目を輝かせた。
「そうだ」
嫌な予感がする。
「ローナさん」
姫が言う。
「今日は“一目惚れした人”を探しに行きましょう」
「……探すんですか?」
俺が言うと、姫は当然のように答えた。
「探します」
「手がかりは?」
「ローナさんの過去にあります」
「難易度高いな」
俺は呟く。
「それ、伝説のクエストじゃん」
姫は少し頬を赤くした。
「ローナさんは……十五年前に」
「魔族から命を救ってくれた兵士がいるそうです」
「ロマンチックじゃないですか?」
ローナが小さく息を呑む。
「姫様……」
姫はさらに赤くなる。
自分が言って照れている。
(かわいいけど、雑に巻き込むタイプだな)
ガルドが、沈黙した。
視線が、剣に向く。
次に、ローナへ。
そしてまた、どこか遠くへ。
(……あ)
さすがに気づく。
でも俺は言えない。
ガルドの年齢も知らない。
過去も知らない。
何より、この人は自分から話さないタイプだ。
姫は、俺の迷いなど気にしない。
「もちろん」
姫は、にこっと笑って言った。
「手伝ってくれますよね、男子たち?」
「え、俺も?」
俺が聞くと、
「当然です」
姫が即答する。
「ローナさん、綺麗ですし」
(そこは関係ない)
ガルドが短く言った。
「……承知しました」
俺も、もぐもぐを飲み込んで言うしかない。
「……ああ、うん」
シルフィが、くるりと回る。
「たのしそう」
楽しいかどうかは分からない。
でも、今日の予定が勝手に決まったのは分かった。
朝は変わらない。
パンもスープも温かい。
なのに、今この家の空気は、
少しだけ落ち着かない。
ローナの過去と、
ガルドの沈黙と、
姫の行動力と、
妖精の意味不明な危機感。
全部が、同じテーブルに並んでいる。
俺は小さく息を吐いた。
(……はあ、ゴルフしたい)
木々の梢をすり抜け、葉の影を揺らし、湿った土と若い草の匂いを巻き上げながら、風は静かに流れている。
鳥は鳴かず、獣の気配も薄い。
魔族はいない。
それなのに、自然ははっきりと告げていた。
――いやな朝だ。
その風の流れの中を、小さな影が飛んでいた。
妖精だ。
淡い羽を震わせながら、森の上空を滑るように進む。
芝も、木も、今日は穏やかだ。
だが、その奥に、はっきりとした“歪み”が混じっている。
「……くさい」
妖精は小さく鼻をひくつかせた。
森を抜けた先に、石造りの館が現れた。
高い塀。閉ざされた窓。
庭は整えられているが、空気が重い。
息を深く吸うと、胸の奥がざらつく。
その館の地下で、宝箱が開かれていた。
金属が擦れる音。
蓋の内側に反射する光。
宝石。
金貨。
魔族が落としたものだ。
それを見下ろしている男がいた。
グラウス・エディン。
かつて悪徳貴族として名を轟かせ、芝域を踏み荒らし、飼い慣らしていたはずの魔族で自滅した男。
だが、その目にはまだ光が残っていた。
「……終わったと思ったか」
宝石を布に包み、ひとつひとつ丁寧に隠していく。
「貴族としては終わった」
「だがな……」
グラウスは、ゆっくりと笑った。
「執事なら、何度でもやり直せる」
金はある。
身分を隠すには、十分すぎるほどだ。
「次は……“まともな家”に仕えるとしよう」
低い高笑いが、地下に反響した。
妖精は、その音を聞いて小さく身震いした。
「……まだ、いる」
羽を強く打ち、妖精は男の後を追った。
◆
グラウスが向かった先は、別の館だった。
白い石で造られた、広く整った屋敷。
派手さはないが、庭の芝は柔らかく刈り揃えられている。
グランハイム家。
金持ちで知られ、城とも商人とも穏健な関係を保つ“優良貴族”だ。
門前で、グラウスは深く頭を下げた。
「はじめまして」
「旅の途中で主人と別れた執事でございます」
差し出された小箱。
中には、磨き上げられた宝石が並んでいる。
「手土産に」
館の主、ヴォルター・グランハイムは一瞬目を見開き、すぐに表情を整えた。
「……ほう」
その隣に立つ青年が、静かに会釈する。
ルーカス・グランハイム。
真面目そうな顔つきで、背筋も伸びている。
「よろしくお願いします」
妖精は屋根の上から、その様子を見ていた。
「……いいひと、そう」
「でも……」
そのとき、蹄の音が近づいた。
王城からの使者だ。
応接室に通され、家来は淡々と告げた。
「王命です」
「ローナ殿との縁談は、正式に破綻となりました」
ヴォルターは、小さく息を吐いた。
「……そうか」
ルーカスは一瞬だけ目を伏せる。
「……仕方ありませんね」
「ご縁がなかった、ということで」
だが、ぽつりと漏れた。
「……でも」
「ローナは、綺麗な人でした」
ヴォルターは咳払いをした。
「だがな、ルーカス」
「縁談とは、縁だ」
「別の娘を探そう」
その空気を裂くように、グラウスが一歩前に出た。
「名案がございます」
視線が集まる。
「ローナ殿は、貴族ではありません。むしろ貧困した家庭かと思われます」
「ならば――」
「別の形で、ローナ殿を取り入ればよいのです」
ヴォルターは眉をひそめた。
「……ほう」
ルーカスは、わずかに不安そうな顔をする。
だが、ヴォルターはゆっくりと頷いた。
「話だけは、聞こう」
グラウスは深く頭を下げた。
妖精は、はっきりと嫌悪を覚えた。
「……だめ」
「ローナ、あぶない」
◆
朝は、変わらない。
ガルドの家の朝は、余計な音がしない。
鍋がことりと鳴る音と、木の床がきしむ音と、外を抜ける風の音。
それだけで、ちゃんと朝だと分かる。
俺は庭先に出て、いつも通り素振りをしていた。
芝域じゃない土の上だが、身体を起こすには十分だ。
振り幅は大きくしない。力も入れない。
ただ、同じ動きを繰り返す。
(こういうのが一番落ち着く)
少し離れたところで、ガルドが遠くを見ていた。
今日も剣には触れない。視線だけが滑るように動く。
「……魔族の気配はない」
「よかった」
俺は素直に言った。
「朝から芝域が燃えてたら、メンタルが死ぬ」
「芝域は燃やすな」
ガルドが即答する。
「燃えるって比喩」
「比喩でも良くない」
(芝の守護者みたいになってきたな、この人)
「朝ごはんできましたよー!」
ローナの声がして、俺はクラブを下ろした。
中に入ると、机の上にはパンとスープと果物。
今日は少し肉の匂いもする。
「いただきます」
俺が手を合わせると、向かい側でも手が合わせられた。
「いただきます」
声が柔らかい。
――リリアーナ姫だ。
普通に座ってる。
普通にパンを持ってる。
普通にもぐもぐしてる。
(お忍び、もはや日常)
俺がもぐもぐしていると、ガルドの動きが止まった。
「……姫」
ガルドが言う。
「出られるのですか」
遅い。
気づくのが遅い。
姫はもぐもぐしながら頷く。
「許可は、いただいています」
「……許可」
ガルドが眉をひそめる。
ローナが、何でもないことのように言った。
「よかったですね」
姫が少し照れて、またもぐもぐする。
俺は、もぐもぐを続けた。
(この家、王族の出入りが雑になってきたな)
そのとき、窓がぱたんと開いた。
風が走る。
小さな影が飛び込んでくる。
「ナオキ!」
シルフィだ。
朝からテンションが高い。
「かねもち、おーびー」
「ローナ、きれい、あぶない」
「……は?」
俺は素で言った。
「急に何の話?」
ガルドも首をかしげる。
「……意味が分からない」
ローナも困った顔だ。
「え……私が……?」
姫が、ぽつりと言った。
「ローナさんは、綺麗ですよね」
「そこは納得するんだ」
俺は思わずツッコんだ。
姫は真顔で頷く。
「事実です」
ローナが、困ったように笑う。
「ありがとうございます……?」
シルフィが、うんうんと頷く。
「きれい」
「あぶない」
(妖精、危険なほど綺麗ってこと?)
姫がパンを置き、急に目を輝かせた。
「そうだ」
嫌な予感がする。
「ローナさん」
姫が言う。
「今日は“一目惚れした人”を探しに行きましょう」
「……探すんですか?」
俺が言うと、姫は当然のように答えた。
「探します」
「手がかりは?」
「ローナさんの過去にあります」
「難易度高いな」
俺は呟く。
「それ、伝説のクエストじゃん」
姫は少し頬を赤くした。
「ローナさんは……十五年前に」
「魔族から命を救ってくれた兵士がいるそうです」
「ロマンチックじゃないですか?」
ローナが小さく息を呑む。
「姫様……」
姫はさらに赤くなる。
自分が言って照れている。
(かわいいけど、雑に巻き込むタイプだな)
ガルドが、沈黙した。
視線が、剣に向く。
次に、ローナへ。
そしてまた、どこか遠くへ。
(……あ)
さすがに気づく。
でも俺は言えない。
ガルドの年齢も知らない。
過去も知らない。
何より、この人は自分から話さないタイプだ。
姫は、俺の迷いなど気にしない。
「もちろん」
姫は、にこっと笑って言った。
「手伝ってくれますよね、男子たち?」
「え、俺も?」
俺が聞くと、
「当然です」
姫が即答する。
「ローナさん、綺麗ですし」
(そこは関係ない)
ガルドが短く言った。
「……承知しました」
俺も、もぐもぐを飲み込んで言うしかない。
「……ああ、うん」
シルフィが、くるりと回る。
「たのしそう」
楽しいかどうかは分からない。
でも、今日の予定が勝手に決まったのは分かった。
朝は変わらない。
パンもスープも温かい。
なのに、今この家の空気は、
少しだけ落ち着かない。
ローナの過去と、
ガルドの沈黙と、
姫の行動力と、
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