荒れ果てた僕の心

1章

不幸を呼ぶ鴉

今日は、夏休みまであと2日だ。
僕は夏休みが楽しみと言うより、あのカラスの入った巾着袋が気になっていた。

しかも、ポストに。
それがなぜ不思議か、
僕の家のポストはダイヤル式で、3桁数字を入れないといけないから勘で当てられるものでは無い。
しかも、僕の家は住宅街で、人も大体いる。よっぽどの奇跡が起きない限り、あかないはずだと思った。
知ってるとしたら...
家族の誰か？
いや、そんなことするメリットがあるのか。
あと知ってる人は...いる気がするけど、誰かあまり思い出せない。
そんな触る機会なんてない。


犯人が誰かも分からないまま、花暮と登校する。

俺は昨日の出来事を信頼出来る花暮に話した。

「え、。一応番号知ってるんだけど。。」

「あ、前、花暮を家に呼んだ時に頼んだ時に教えたっけ？」

「そうそう、、疑ってる？」

「いやまさか、ごめんよ。」

そうだった。花暮に教えたことがあった。
だけど、親友を疑う訳にもいかない。

「あ！そういえばさ、ミーゴロウのアルバム買った？」
花暮がいきなり話題を変えてきた。
少し疑問に思ったけど、気を利かせてくれたのだろう。

「もちろん買ったよー！」

「だよね～、影琉の家族みんな好きだもんね！」

「そりゃね～ガチだもん！」


いつも通りの会話をする。
蛇足だと思うけど僕の家族はミーゴロウというアーティストが大好きで、僕自身もクラスいや、学校中でオタクと言われるほど、知られているんだ。


そして、別れてそれぞれの教室に向かう。


また。なにかザワザワしている。
何故だろう。

僕はドアを開ける。


黒板には...





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