迷探偵ごっこ。

大黒鷲

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本当の始まり

よろしくな。

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森に着いた。

もう、日が落ちてきた。

暗い、獣がうじゃうじゃ居そうな気しかしない。葉同士が擦れ合う音が帰れ帰れと聞こえた。

森へはいると、木々の間から、僅かではあるが、希望のような暖かいような目障りな日が差してきた。

とりあえず、俺は、辺りを見渡した。

人間のクズが群がって捨てた、テレビ、パソコン、自転車。などと。
1箇所に集められて捨てられていた。

そこのものを使って拠点作りをしてもいいが、それは、俺が許せなかった。

ゴミがゴミを捨てた。
その、ゴミが捨てたゴミを俺が使ったら、俺はもっとゴミになってしまうと思った。

誰にだって、プライドはある。
そう、誰にだって。

俺が発してる言葉にも、かっこつけたいというプライドがある。

そもそも、犯人が誰かの匂わせもしていない。
それは、俺が犯人なのに、そんな、ポンポンとヒントを言ったりするわけが無い。

だから、ぼろを出していたら、それを見つけろ。
犯人を突き止めたいのなら。


そんなことは、さておき、拠点探しだ。俺は落ち着いたとこが好きだ。
うるさい所は、いらない。

少し進むと、大きな、木があった。
神木のようだ。

俺は、そこの木を拠点にすることにした。

それは、万が一、人が来た時に、バレてしまうからだ。
俺が子供のせいで、よく分からん人間は心配してくる。鬱陶しい。

だから、人は飛べないし、もし、ヘリコプターできたとしても、見えない、木にした。

まず、木の枝を切った。と言うより、折った。
そして、その木を、近くにツルがあったから、それで、結び締め付け、ハシゴにした。

さて、いけるのか。

どーーーーんっ。


当たり前のように尻もちを着いた。
くっ、、今まで、いい感じに格好つけてたのに!!!あー、うざい。

あーもうもう、恥ずかしいから読むな

おい、、やだよーーー、、ママ、、


少し、取り乱してしまった。

流石に、中学生の知識で、しかも自然の中でハシゴを作るのは無理だった。

ツルの結び方が、悪かったと思う、だが、分からないから、森を少し出たところにたまたまあったコンビニでノコギリと釘とビニール紐とライターを買った。ノコギリは万引きしたから、沢山入っている釘とビニール紐とライター。
975円で買えた。

ノコギリは、2500円したから、結構節約できた。

俺は、森へ戻り、暗くなってきた中、ノコギリで木を切り、暗いから、燃えやすい葉を備えて火をつけ、作業した。

ひとまず、ハシゴはできた。

まだ、寝るところができてない。

ここで寝たら、危険も多い。

さて、木の中に、寝床を作ろう。
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