男子高校生ヒロサダの日常

mr110

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体育の時間

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今日はマラソン大会だった。
ヒロサダは、運動部ではなかったが走る事は人一倍好きだった。
「よーい、スタートーー」
体育教師が言ったと同時に一斉にみんな走り出した。
ヒロサダはよいスタートダッシュをきり
1キロの時点で独走状態だった。
しかし、まだまだ、マラソン大会は始まったばかりだ。
ゴールまであと11キロもあるからだ。
ヒロサダはよいスタートダッシュはきれたがだんだんとペースが落ちていた。
折り返しの地点では背後に人がどんどん見えてくる。
「やばい、、、抜かれる」
彼は、負けず嫌いだったので懸命に足を動かした。
意識が飛びかけても彼は懸命に足を動かした
そして、11キロの地点で後ろには人が一人しかいなかった。
「うおーーー」
彼は最後の力を振り絞って走った。
後ろの彼もペースを上げてきた。
ゴールテープが見えてきた。
横並びになったところでヒロサダが転けてしまった。
「あっ、」
そして先にゴールをされてしまった。
ゆっくりと立ち上がり
「二位か、、、」
彼はそう呟いてゴールした。
ゴールした彼に来ていた観客、体育教師、生徒に拍手で迎えられた。
そして、体育教師に言われた。
「最下位だけどいい走りだったよ、、、」


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