男子高校生ヒロサダの日常

mr110

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今は冬真っ只中の12月だ。
「こういう寒いにには鍋が食べたいなぁ」
ヒロサダとその友達数人はそんなことをボヤいていた。
そして、そのグループのリーダー的なやつが言った。
「皆で闇鍋をしよう!!!」 と
闇鍋とは暗闇や目隠しをしている中でそれぞが持ち寄った食べ物を入れ食べるというものだ。
しかし、闇鍋では食べ物ではないものを持って来る場合がある。
ヒロサダはこれを考慮し
言った。
「皆、それぞれ一品『食材』を絶対持ってこよう」と
そして、ヒロサダは好物のマロニーを買って帰りこれを鍋の食材にした。
当日、、、
全員が集まり鍋に汁を入れ食材を第三者である母に入れてもらい鍋に蓋をし煮込んだ。
そして、部屋を暗くし闇鍋が始まった。
「ズル、ズル」といったマロニーをすする音が聞こえる。
さて、では食べようとヒロサダも暗闇の中鍋に箸をつけた。
取れたものはマロニーだった。
これは幸先良いと思い
もう一度鍋に箸をつけた。
しかしまた取れたものはマロニーだった。
そして、その後何度も何度も
鍋に箸をつけたが取れたものはマロニーだった。
なんと、運が悪いとヒロサダは思った。
「皆、何食べた?」
誰かが聞いた。
「マロニー、、、」
皆答えた。
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