ゴックン、その口で食べるの？ ／Osaka発ドラァグドライブ、掛け違いの旅

【 旅と温泉グルメ しゃぶれどもしゃぶれども（中部編） 】

33: 福井 芦原温泉とその周辺 ①芝政ワールド

　北陸で大雨の被害が出ているというのに、カンカン照りの大阪から北陸に近づく形で、芦原温泉に出かけるというのもなんだかな～と思いながら、これ以上働いていると発狂しそうなので、思い切っての出発なのだ。
　いつもなら、あちこち寄り道をしたりするのだけれど、今回は温泉三昧に絞るつもり。
　相当疲れているんだ、アタシ、、。

　どっぷり温泉三昧と言ってもチェックインの時間もあり、多少の時間潰しが必要ってことで、北陸の小京都と言われる越前大野に立ち寄った。
　往々にして「○○の小京都」っていうネーミングの場所には、ろくな観光地がないんだけど、大野もご多分に漏れずでした。

　ロケーションとしては、整備された門前町という良いものがあるんだけど、ベストな観光地として上げるには地元の熱気というか、何かが足りないんだよね。
　もっともこれは、住人の方々が自分達の町の観光地化を望んでいるのかっていう事もあって、一観光客の勝手な言い分なんだけど、、。
　毒の吐きすぎはゴメンなさい。
　町としては素敵なところなんですよ、越前大野は。七間朝市なんかホントにこの目で見たかった。
　昔の「遠くへ行きたい」気分で行くと、なんとなくイイカンジの場所だと思います。

　大野に訪れる事がありましたら「割烹杉」がお勧めです。
　岩魚・山女・鮎、地元の野菜を素材に使いながらしっかりした味が楽しめます。
　それに、かなり良心的なお値段。
　大阪の高級割烹なら三倍以上の値段になりそう。

　そんな大野を後にして、再び北陸道に乗って金津ICで芦原に向かったのだけれど、まだ時間が余って「今さら東尋坊？」って時に見つけたのが、芝政ワールド。

　ここって多分、昔は純粋な巨大ゴルフ場だったんだと思うんだけれど、今はプールがあったりの総合アミューズメントに衣替えって感じ。
　大阪から出向くと、何かこう、芝政ワールドって、自然の中にある割にはキッチュな感じがするんだけど、北陸三県の人達には、あって当たり前の馴染みの場所なんでしょうね。
　大阪の「枚パー」みたい？違うか（笑）。
　それとも、片一方でイオンとかがあると同時に、その地方で有力なスーパーチェーン店もある、みたいな？

　でも「芝政」って名前が付いてる時点で違うんですよね、受け取り感覚が。
　なんだか地方の激安スーパーの名前にありそうじゃないですか？
　そして「芝政」に続く「ワールド」という言葉ね。
　芝政ワールドとレオマワールド、、共に経営不振を体験してるんだけど、、、まあネーミングだけでいうと、レオマの方が格好良さげで、実際、このネームバリューが捨てられなくて再建後のレオマはNEWレオマワールドと名乗っています（笑）。

　そうとうテーマパークの名称って、東京ディズニーランドを筆頭に「○○ランド」が多いですね。
　意外と「○○ワールド」は少ない、上の二つを除くと、よこはまコスモワールドとかリナワールドとかくらいかな、、。
（よこはまコスモワールドの箱庭的な有り様も、大阪人からするとちょっと奇異な感じがします。芝政ワールドの対極みたい、、。）

　こういう、出自が一時の勢いっで「やっちゃった傾向」のある場所には、何故かキッチュな造形物が自然発生するものなんだけど、ありましたね。
　ありましたよ。
　干支と星座をモチーフにした石像群が。
　アンってこういうの大好き。
　いいなーこれ。