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プロローグ -2-
しおりを挟む俺こと爀醒月は転生した。転生したのだ。
大事なことなので2度言いました。
転生先は異世界ガルナンド。
種族は人族、魔族、獣人族、妖精族の4種が住んでいる世界だ。
まぁ、4種の中も種族が多々あるが…
陸地の大きさはユーラシア大陸約20個分という破格な大きさで、この世界の中心には奈落という反対岸が見えないほど大きな穴がある。
その穴を魔大陸という魔族の領域が囲い、魔大陸の周りは1面海。
それらを囲うように4つの大陸が囲っているのだ。
ここからは俺自身の話をしようか。
俺はこの世界の長命種である龍人族とシルフ族のハーフとして産まれてきた。
そのおかげなのか、今では通常の竜人族やエルフ族の倍以上生きている。
今までの出来事を箇条書きで説明しようか。
・転生した。
・0歳、魔力操作ができた。
・5歳、ステータスを授かった。
・10歳、初めて幼馴染と出会った。
・15歳、独立してソロの冒険者として働き出した。
・20歳、幼馴染と再会。この時、互いが長命種だと知った。
・25歳、幼馴染と長々と旅を楽しむ。
・1,025歳、世界戦争が始まった。
・1,090歳、世界戦争を引き起こした元凶と接敵した。
・1,110歳、後から来た勇者達と俺達、計10名で元凶を討滅した。
・1,150歳、元凶の消滅により終えた世界戦争の後始末が終えたため、旅の再会。
・1,175歳、後から来た勇者達5人の葬儀を執り行った。
・1,180歳、勇者達のうち残った3人が勇者達5人の死から立ち直ったため、共に旅を楽しむ。
・1,500歳、残った3人が各地で定住。それぞれの道に歩みだした。
そこから長々と旅を続けて、俺は4,800歳となった。何故か幼馴染も健在だ。
世界戦争が始まって以来ステータスを見てないため、そろそろ見た方がいいのだろうか?
久々に開こうか。
「ステータスオープン」
✲✲✲
真名 ルナ=ザーク
性別 男
年齢 4,813歳
種族 彗龍神
天職 調停者
職業 EX級冒険者
Lv. 95,774
筋力 768,857,373
敏捷 999,464,557
耐久 227,216,794
魔力 991,257,958
幸運 85/100
技能 槍聖Lv.MAX 棍聖Lv.MAX
極技Lv.MAX 覇闘Lv.MAX
嵐魔法Lv.MAX 雷魔法Lv.MAX
聖魔法Lv.MAX 刻魔法Lv.MAX
空間魔法Lv.MAX 切断魔法Lv.MAX
千里眼Lv.MAX 隠蔽Lv.MAX
感知【気配 魔力 熱 空間】
遮断【気配 魔力 熱 空間】
状態異常無効 魔力攻撃無効
寿命無効 不撓不屈 眷属化
孤軍奮闘 疾風迅雷
加護 最高神 龍神 獣神 鍛冶神
称号 EX級冒険者 全大陸踏破 極王
槍聖 超越者 不死者 最速
眷属 エナ=ニルウィ ニミル=ハイル
マイル=ジョン カイン=ゲネル
✲✲✲
あれ?バグってる?
幼馴染に聞いてみた方がいいよな。
「なぁ、エナ。ステータスがどうなってるか確認したか?」
只今、乗合馬車に揺られる中、終始無言で外を眺める幼馴染に聞いてみた。
「…………ん?確認してない。………ルナが確認して。」
「了解。紙に書いて渡すからな?」
「ん。」
エナから許可を得たため、技能の千里眼を発動させた。
✲✲✲
真名 エナ=二ルウィ
性別 女
年齢 4,813歳
種族 妖精王
天職 王
職業 EX級冒険者
Lv. 92,877
筋力 992,462,333
敏捷 994,859,650
耐久 156,008,964
魔力 788,445,273
幸運 90/100
技能 剣聖Lv.MAX 弓聖Lv.MAX
魔闘Lv.MAX 天帝Lv.MAX
海魔法Lv.MAX 嵐魔法Lv.MAX
聖魔法Lv.MAX 爆魔法Lv.MAX
混屯魔法Lv.MAX 重力魔法Lv.MAX
鑑識Lv.MAX 隠蔽Lv.MAX
感知【気配 魔力 熱 空間】
遮断【気配 魔力 熱 空間】
状態異常無効 物理攻撃無効
器用過多 料理上手 連速射
高圧振動 一刀一滅
加護 最高神 精霊神 狩猟神 恋愛神
称号 EX級冒険者 全大陸踏破 極女王
剣聖 超越者 不死者 美少女
隷属 ルナ=ザーク
✲✲✲
「は?…………まぁいいか。ほれ、書いたぞ。」
「……ん。ん?…………これマジ?」
「らしいぞ?俺自身もそんな感じだ。バグっちまったのさ。」
「…………ニミルに聞いたらいい。丁度呼ばれてたのもあるけど。」
本来ならば俺とエナは乗合馬車には乗らない。しかし、あの時の3人のうちの1人から緊急の呼び寄せがあったのだ。
そのため、乗合馬車に乗っている。
もう時期たどり着くのはゼナンド王国という人族主体の国の1つにある王都だ。
最近、魔獣が活発化してきているため、それに関する何かだろう。そう高を括って俺達は乗合馬車に揺られて行った。
大騒動に巻き込まれることをまだ俺達は知らないでいた。
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