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第五十話 フーフの間にも秘密は必要やって言うしな
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「んまぁ解ったけど、おっちゃん、そんな器用なことしよったんか」
『分かりました』
「んお? なんか聞こえたで? “ワカリマシタ”言うたやろ?」
「俺が通訳しようかと思っていたのに、なんで聞こえるんだ?」
「そこはダバダ~ってヤツ。一流同士で通じるモンがあるわけや」
そんなことなのか? そんなことでいいのか?
「…何はともあれアリア、ここからは魔法節約はナシだ。使わねばと思ったときは、遠慮せず使ってくれ。飛んでる間に攻撃食らったらシャレにならん」
『分かりました』
「おぉう、頭ん中にビンビン来たで! なんかな、プールで耳に水が入ったときみたいに、声がキョワキョワしてる!」
ううむ。分かるような分からないような。
とにかくアリアの声が聞こえているのなら問題はないし、深く拘らないことにする。
「じゃあ、心の閊えもなくなったし、これで心置きなく…」
そう言って前を向いた俺だったが、ミスズが袖を引っ張っていることに気付いた。
「どうしたんだ?」
「…あ、あんなぁ、ウチもな…」
珍しくミスズがモジモジしていた。
「ん? ミスズさんも、なにか言うことがあるのか?」
「…うんにゃ。終わってからにするわ」
ふるふると首を横に振った後、ニッと笑って続けた。
「フーフの間にも秘密は必要やって言うしな」
さっきと言っていることが矛盾しているのだが?
そんな話をしながら約一時間、ミスズを抱えて蠱龍に吊られていたが、魔女のアジトの、崖の中腹を平たく削ったテラスのような場所に着陸した。
「あぁ疲れたわー。バケモンが攻めて来るかと思うてたのに、すんなり来れてしもたな。拍子抜けしたわ」
「疲れたのは、ミスズさんを抱えていた俺のほうなのだがな」
「おっちゃんは肉体労働、ウチは頭脳労働やからな。すぐに石投げれるように準備しとったから、気疲れしたんや」
ああ言えばこう言う。
「まさか場所間違えたんとちゃうやろな?」
「それは間違いないはずだ」
途中、アレクス隊の動向を見守っていたであろう監視小屋が建っているのが見えたから、ここに間違いない。今頃“シオン隊通過”の報が、城に向けて送られているだろう。
テラスの山側には、洞窟がポカっと口をあけている。
「…腕が棒みたいだ。もう十分あのままだったら、落としていたな」
「なんちゅーこと言うねん」
「冗談だよ。ここ数日筋トレしていたし、アリアが強力殺を使ってくれていたから大丈夫だ。羽根のように軽かったぞ」
「んはは、羽根は言いすぎやろ」
真昼間だからか、テラスには動死体もバケモノも居ない。
「いかにもここから入ってくださいって佇まいなんだが、…罠か?」
『分かりませんが、近くにバケモノの気配はありません』
まぁ、俺たちみたいな小部隊を、本丸に誘い込んで叩く。
…なんて搦め手を使うとも思えないが。
これ幸いと、俺たちは腹ごしらえをしたが、さしずめ“最後の昼餐”というところか。
余談だが、それほど時間は取らなかったはずだが、食事の間に蠱龍が干からびてカランと転がった。これ、飛行中だとヤバかったよな?
砂漠でもこんなことがあったが、予告なく乾いて転がるのは止めて欲しい。
「さて、行こうか」
俺は乾いた蠱龍を背負って立ち上がった。
乾眠している間の蠱龍は、脚や羽根を折りたたんでいるので、非常に衝撃に強い。しかも背中に背負っていると、鎧の一部のようになって、後ろからの攻撃を防げてお得だ。
入り口に向かおうとすると、アリアがそれを止めた。
『お待ちください。恐らくこの中は腐臭と瘴気が充満して、普通の人間が生存できる環境ではないと思われます』
「おっと、それを忘れていたな」
魔女が何者かは分からないが、それ以外はバケモノと動死体ばかりで、生きた人間はいないだろう。動死体がウジャウジャなんて、腐臭と瘴気もだが精神的にもキツイな。
「めっちゃ臭いんか。あー、臭いんは嫌やな」
「臭くても、食えるやつならいいけどな」
「せやな。食えるやつに悪いやつはおらん」
なんだこの会話。
『それでは“魑魅割!” …これで大丈夫です』
入り口から顔を突っ込んで、すんすんと息をしてみても特に変化は感じられないが、これで悪臭やガスから守られるはずだ。多分。
「おっちゃん、寝てもうたこりゅんは起こさんの?」
なんだか可愛い名前が定着してしまったな。
「狭いところではアイツは動きにくいだろうし、火を吐かれたらこっちも危ないだろう? 安心しろ、魔女とやるときは起きてもらうさ」
「そっか、忘れてるわけやなかったんやな」
「失礼な!」
「んははは」
俺の杞憂かも知れないから口には出さないが、理由はもうひとつある。大神官も刃を当てるように言っていたが、“重くて硬い剣”の刀身を横から叩いたときに、カンセイギヨとテーテクカの石は働かなかった。
それと同じように、蠱龍はこちらから攻撃するときは硬くて強いが、不意を衝かれると脆い気がするのだ。本物さながら、羽根とか脚が、簡単にもげてしまうかも知れない。
「それじゃ、気を取り直して出発!」
「しゅっぱつ・しんこー!」
アジトの内部は回廊で、自然にできたものではない。床と壁面は綺麗に切られた石がはめ込まれており、魔女のアジトにされる前は、なにか別のことに使われていたのだと想像できる。空き物件を最近魔女が居抜きしたというふうだ。
ミスズじゃないが、俺はいま、現在進行形で拍子抜けしている。
ミスズのナビ能力で魔女までの最短を進んでいると、先刻否定したはずの“罠説”が、回廊を進むに従って濃厚になってくる。
本当に、敵らしい敵が出ないのだ。
普通に考えれば、最短ルートは罠を仕掛けたり、強いバケモノを置いたりして、遠回りせざるを得ないようにさせて戦力を殺ぐものだろう。誰だってそうするだろうし、俺が魔女でもそうする。
「なんかスイスイやな。これやったら昼に間に合うかも知れんで」
本気なのか冗談なのか分からない調子でミスズが言った。
「流石にそれは、どうだろうなぁ」
「こんなん、折角の重くて軽い剣が、宝の持ち腐れやん」
微妙に間違っているぞ。それは重いのか軽いのか。
「いくら動死体でも、人型したヤツとはできるだけ戦いたくないしな。俺としては、敵が出ないのはありがたい」
むこうで人間を殴りまくっていた俺だが、平気で剣を振り下ろせる気がしない。
『可哀想ですが、動死体はもう人ではありません。決して人には戻れないのです』
今まで無言で先頭を進んでいたアリアが、振り返って言った。
『自分の身体が勝手に動いて、罪を犯すのはお嫌でしょう? 例えそれが、死んだ後だったとしても…』
「…そうだな。ミスズさんが動死体になるなんて、絶対嫌だな」
「ウチかておっちゃんを丸コゲにすんの嫌やわ」
「それはぞっとしないな」
「それがよう分からんねん。ぞっとする話やのに、ぞっとせん言うの、なんでなん?」
「…ははっ、なんでだろうな?」
こんな状況でもバカみたいな話をしている。
「ありがとうミスズさん。なんだか落ち着いたよ」
「? そうなん? なんや分からんけど、どう致しまして。んはは」
「んー、この辺りに広い部屋があるんやけど、道がぐねぐねしてて、ちっとも近付かん」
「それが魔女の部屋ってことなのか?」
「そこまでは分からんけど、えらい広いで?」
その後も敵らしい敵が出ることなく、俺たちはたくさんのハテナを頭に浮かべながら、回廊を進んでいった。
全然出なければ気が楽なのだが、無駄に緊張感を強いられるのが地味に辛い。
もしかしてこういう作戦なのか?
「ううむ。こういう状態が続くと、テストの三択問題で“ア”が五回くらい続いたときみたいに、“これでいいのか?”という、モヤモヤした気分になるな」
「勉強してないからやろ。ウチは十回続いても一向に構わんで?」
「ミスズさんは本当に心が強いなぁ」
俺たちに背を向けて先頭を進んでいたアリアが、不意に振り返った。
『分かりました』
「んお? なんか聞こえたで? “ワカリマシタ”言うたやろ?」
「俺が通訳しようかと思っていたのに、なんで聞こえるんだ?」
「そこはダバダ~ってヤツ。一流同士で通じるモンがあるわけや」
そんなことなのか? そんなことでいいのか?
「…何はともあれアリア、ここからは魔法節約はナシだ。使わねばと思ったときは、遠慮せず使ってくれ。飛んでる間に攻撃食らったらシャレにならん」
『分かりました』
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ううむ。分かるような分からないような。
とにかくアリアの声が聞こえているのなら問題はないし、深く拘らないことにする。
「じゃあ、心の閊えもなくなったし、これで心置きなく…」
そう言って前を向いた俺だったが、ミスズが袖を引っ張っていることに気付いた。
「どうしたんだ?」
「…あ、あんなぁ、ウチもな…」
珍しくミスズがモジモジしていた。
「ん? ミスズさんも、なにか言うことがあるのか?」
「…うんにゃ。終わってからにするわ」
ふるふると首を横に振った後、ニッと笑って続けた。
「フーフの間にも秘密は必要やって言うしな」
さっきと言っていることが矛盾しているのだが?
そんな話をしながら約一時間、ミスズを抱えて蠱龍に吊られていたが、魔女のアジトの、崖の中腹を平たく削ったテラスのような場所に着陸した。
「あぁ疲れたわー。バケモンが攻めて来るかと思うてたのに、すんなり来れてしもたな。拍子抜けしたわ」
「疲れたのは、ミスズさんを抱えていた俺のほうなのだがな」
「おっちゃんは肉体労働、ウチは頭脳労働やからな。すぐに石投げれるように準備しとったから、気疲れしたんや」
ああ言えばこう言う。
「まさか場所間違えたんとちゃうやろな?」
「それは間違いないはずだ」
途中、アレクス隊の動向を見守っていたであろう監視小屋が建っているのが見えたから、ここに間違いない。今頃“シオン隊通過”の報が、城に向けて送られているだろう。
テラスの山側には、洞窟がポカっと口をあけている。
「…腕が棒みたいだ。もう十分あのままだったら、落としていたな」
「なんちゅーこと言うねん」
「冗談だよ。ここ数日筋トレしていたし、アリアが強力殺を使ってくれていたから大丈夫だ。羽根のように軽かったぞ」
「んはは、羽根は言いすぎやろ」
真昼間だからか、テラスには動死体もバケモノも居ない。
「いかにもここから入ってくださいって佇まいなんだが、…罠か?」
『分かりませんが、近くにバケモノの気配はありません』
まぁ、俺たちみたいな小部隊を、本丸に誘い込んで叩く。
…なんて搦め手を使うとも思えないが。
これ幸いと、俺たちは腹ごしらえをしたが、さしずめ“最後の昼餐”というところか。
余談だが、それほど時間は取らなかったはずだが、食事の間に蠱龍が干からびてカランと転がった。これ、飛行中だとヤバかったよな?
砂漠でもこんなことがあったが、予告なく乾いて転がるのは止めて欲しい。
「さて、行こうか」
俺は乾いた蠱龍を背負って立ち上がった。
乾眠している間の蠱龍は、脚や羽根を折りたたんでいるので、非常に衝撃に強い。しかも背中に背負っていると、鎧の一部のようになって、後ろからの攻撃を防げてお得だ。
入り口に向かおうとすると、アリアがそれを止めた。
『お待ちください。恐らくこの中は腐臭と瘴気が充満して、普通の人間が生存できる環境ではないと思われます』
「おっと、それを忘れていたな」
魔女が何者かは分からないが、それ以外はバケモノと動死体ばかりで、生きた人間はいないだろう。動死体がウジャウジャなんて、腐臭と瘴気もだが精神的にもキツイな。
「めっちゃ臭いんか。あー、臭いんは嫌やな」
「臭くても、食えるやつならいいけどな」
「せやな。食えるやつに悪いやつはおらん」
なんだこの会話。
『それでは“魑魅割!” …これで大丈夫です』
入り口から顔を突っ込んで、すんすんと息をしてみても特に変化は感じられないが、これで悪臭やガスから守られるはずだ。多分。
「おっちゃん、寝てもうたこりゅんは起こさんの?」
なんだか可愛い名前が定着してしまったな。
「狭いところではアイツは動きにくいだろうし、火を吐かれたらこっちも危ないだろう? 安心しろ、魔女とやるときは起きてもらうさ」
「そっか、忘れてるわけやなかったんやな」
「失礼な!」
「んははは」
俺の杞憂かも知れないから口には出さないが、理由はもうひとつある。大神官も刃を当てるように言っていたが、“重くて硬い剣”の刀身を横から叩いたときに、カンセイギヨとテーテクカの石は働かなかった。
それと同じように、蠱龍はこちらから攻撃するときは硬くて強いが、不意を衝かれると脆い気がするのだ。本物さながら、羽根とか脚が、簡単にもげてしまうかも知れない。
「それじゃ、気を取り直して出発!」
「しゅっぱつ・しんこー!」
アジトの内部は回廊で、自然にできたものではない。床と壁面は綺麗に切られた石がはめ込まれており、魔女のアジトにされる前は、なにか別のことに使われていたのだと想像できる。空き物件を最近魔女が居抜きしたというふうだ。
ミスズじゃないが、俺はいま、現在進行形で拍子抜けしている。
ミスズのナビ能力で魔女までの最短を進んでいると、先刻否定したはずの“罠説”が、回廊を進むに従って濃厚になってくる。
本当に、敵らしい敵が出ないのだ。
普通に考えれば、最短ルートは罠を仕掛けたり、強いバケモノを置いたりして、遠回りせざるを得ないようにさせて戦力を殺ぐものだろう。誰だってそうするだろうし、俺が魔女でもそうする。
「なんかスイスイやな。これやったら昼に間に合うかも知れんで」
本気なのか冗談なのか分からない調子でミスズが言った。
「流石にそれは、どうだろうなぁ」
「こんなん、折角の重くて軽い剣が、宝の持ち腐れやん」
微妙に間違っているぞ。それは重いのか軽いのか。
「いくら動死体でも、人型したヤツとはできるだけ戦いたくないしな。俺としては、敵が出ないのはありがたい」
むこうで人間を殴りまくっていた俺だが、平気で剣を振り下ろせる気がしない。
『可哀想ですが、動死体はもう人ではありません。決して人には戻れないのです』
今まで無言で先頭を進んでいたアリアが、振り返って言った。
『自分の身体が勝手に動いて、罪を犯すのはお嫌でしょう? 例えそれが、死んだ後だったとしても…』
「…そうだな。ミスズさんが動死体になるなんて、絶対嫌だな」
「ウチかておっちゃんを丸コゲにすんの嫌やわ」
「それはぞっとしないな」
「それがよう分からんねん。ぞっとする話やのに、ぞっとせん言うの、なんでなん?」
「…ははっ、なんでだろうな?」
こんな状況でもバカみたいな話をしている。
「ありがとうミスズさん。なんだか落ち着いたよ」
「? そうなん? なんや分からんけど、どう致しまして。んはは」
「んー、この辺りに広い部屋があるんやけど、道がぐねぐねしてて、ちっとも近付かん」
「それが魔女の部屋ってことなのか?」
「そこまでは分からんけど、えらい広いで?」
その後も敵らしい敵が出ることなく、俺たちはたくさんのハテナを頭に浮かべながら、回廊を進んでいった。
全然出なければ気が楽なのだが、無駄に緊張感を強いられるのが地味に辛い。
もしかしてこういう作戦なのか?
「ううむ。こういう状態が続くと、テストの三択問題で“ア”が五回くらい続いたときみたいに、“これでいいのか?”という、モヤモヤした気分になるな」
「勉強してないからやろ。ウチは十回続いても一向に構わんで?」
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俺たちに背を向けて先頭を進んでいたアリアが、不意に振り返った。
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