22 / 47
魔法学
国際緊急会議
しおりを挟む
「カヤ、佐助。沢山の被害者を守ってくれてありがとう。だが、私の許可なく勝手に行動した事は許される事はない。」
世界的に見ればカヤと佐助は英雄。しかし勝手に行動した事は事実。その為シンの言葉に反論する事が出来なかった。どんな処罰も受ける覚悟をしていた二人は身構えていた。
「まぁそう身構えるな。君たちは既にサインに殴られた。それだけで十分だ。よく世界を救うために動いてくれた。あの時拉致被害者を一人残らず生還させたという実績はこれからの経験の糧となる。今回の国際緊急会議では私が君たちの責任を持つ。いいな?」
予想外の言葉にきょとんとする二人だったが、シンは微笑み、椅子に座る。
「さぁ私の横に座りなさい。これから会議が始まる。」
そして国際緊急会議が始まった。全世界の国家施設にカヤと佐助の姿が映しだされる。その瞬間首脳たちは拍手をした。
『カヤ様、佐助様。我が国の民を救ってくださりありがとうございました。この御恩は絶対に忘れません。貴方方を我々は認めます。』
どうやらシンが知らない内に各国で話し合ってカヤと佐助の処遇を決めていたらしい。英雄に処罰を与える事は罪になるだろうと。称賛を送る事が正しいという結論になったのだ。
「皆様。カヤの成長を待って下さりありがとうございました。初めてカヤがこの会議に参加してから3か月経過しましたが、カヤはその間魔法の研究に熱心に取り組み、調査員と共に様々な魔法を覚え、人を救う努力をしていました。そして彼の師である佐助。彼を口外しなかった事をお許しください。ご存知の通り彼は大和の生き残り。この事が全世界に広まったら混乱に陥ると判断し隠していました。申し訳ありませんでした。彼は大和の一番隊隊長をつとめていましたが、自らの愚君、大我を討ちこの国、セキトに亡命したのです。カヤ、佐助。まずは全世界に挨拶を。」
「はい。私は3か月間の魔法研究の末、魔力のコントロール及びに、人々を救う火、水、風、土の応用術を身につけました。今回の騒動。それは私にとって許せないものでした。勝手な理由で命を奪われるのはなにがあっても許されない行為です。これからまた同じようなものが起きようなら何度でも私が止めます。」
カヤに対する世界の目は3か月前とは全然別の物だった。3か月前は忌み嫌われる存在だったカヤ。しかし今は笑顔で迎え入れられている。これはカヤにとって嬉しい事であった。
「次に私からです。私はシン大統領のいう通り、自国の長、大我を斬りこの国へとやってきました。祖国、大和は秘密裏にブルと手を組み、世界を混乱に陥れようとしていた事は事実です。核爆弾を用い世界を征服する。そんな愚行が許されるはずがありません。そう考えた私は大和が滅びる直前、大我の首を討ち取った後小舟に乗り、私を拾ってくれたセキトに忠誠を誓うと決心したのです。そしてこれからは世界の為にこの刀で戦い、人々を救うためにカヤ様の特訓についていたのです。今まで会議に参加する事なく、沈黙を貫いていた事をお許しください。」
頭を下げる佐助。しかし世界は彼に頭をあげるよう言い、彼に対し深い感謝を述べた。するとセキトに並ぶ大国、イカデの首脳が言葉をかける。
『シン大統領。お二人の功績は世界で式を挙げるのが一番だと思われます。カヤ様、佐助様の力は今の渾沌渦巻く世界にとって必要不可欠な存在。いわば神から力を与えられた者といってもいい。9か月後のイズへの遠征に行く前に勲章を与えるべきです。』
「とても良い考えですね。ですが、カヤと佐助はまだセキトの国民全員に認められているか分からない。勲章を与えるのはイズから生還し、全てが落ち着いた時にします。」
『確かに国民から信頼を得る事は必要ですね…。承知致しました。私からの称賛の声もその時が来るまで控えるようにします。では皆様、改めてカヤ様、佐助様に盛大な拍手を!』
カヤと佐助に再度盛大な拍手が送られ、国際緊急会議は終了した。
・・・
「カヤ、そして佐助。これからは私たちの国、セキトの国民と接しないか?セキトの国民は二人の活躍を見て興味を持っている。あと9か月。この時間を人助けに使いたいと思うのだが、二人はどう考えている?」
「シン大統領のお望みとあらば。私は刀と共に生きてきた。もしこの国で犯罪が起きようものなら、私が断罪します。カヤ様、しばらく稽古はお預けですね。」
佐助は国の護衛につきたいと申しでる。その言葉を聞いたシンは「ぜひお願いしたい。」といい、頷いた。
「私は…。皆様に魔法を見てほしいです!これは催し物というべきでしょうか。皆様に魔法がどんなものなのか、そしてそれが怖くないものと知ってほしいのです!……だめでしょうか?」
「とてもいい案だと思う。国民からの支持を得れば、この地で暮らす事が好きになるだろう。ぜひ、国民に見せてやってくれ。」
「はい!!」
この時カヤは喜んでいた。魔法を皆にみせる事が出来るからだ。ただそれだけでよかったんだ。
世界的に見ればカヤと佐助は英雄。しかし勝手に行動した事は事実。その為シンの言葉に反論する事が出来なかった。どんな処罰も受ける覚悟をしていた二人は身構えていた。
「まぁそう身構えるな。君たちは既にサインに殴られた。それだけで十分だ。よく世界を救うために動いてくれた。あの時拉致被害者を一人残らず生還させたという実績はこれからの経験の糧となる。今回の国際緊急会議では私が君たちの責任を持つ。いいな?」
予想外の言葉にきょとんとする二人だったが、シンは微笑み、椅子に座る。
「さぁ私の横に座りなさい。これから会議が始まる。」
そして国際緊急会議が始まった。全世界の国家施設にカヤと佐助の姿が映しだされる。その瞬間首脳たちは拍手をした。
『カヤ様、佐助様。我が国の民を救ってくださりありがとうございました。この御恩は絶対に忘れません。貴方方を我々は認めます。』
どうやらシンが知らない内に各国で話し合ってカヤと佐助の処遇を決めていたらしい。英雄に処罰を与える事は罪になるだろうと。称賛を送る事が正しいという結論になったのだ。
「皆様。カヤの成長を待って下さりありがとうございました。初めてカヤがこの会議に参加してから3か月経過しましたが、カヤはその間魔法の研究に熱心に取り組み、調査員と共に様々な魔法を覚え、人を救う努力をしていました。そして彼の師である佐助。彼を口外しなかった事をお許しください。ご存知の通り彼は大和の生き残り。この事が全世界に広まったら混乱に陥ると判断し隠していました。申し訳ありませんでした。彼は大和の一番隊隊長をつとめていましたが、自らの愚君、大我を討ちこの国、セキトに亡命したのです。カヤ、佐助。まずは全世界に挨拶を。」
「はい。私は3か月間の魔法研究の末、魔力のコントロール及びに、人々を救う火、水、風、土の応用術を身につけました。今回の騒動。それは私にとって許せないものでした。勝手な理由で命を奪われるのはなにがあっても許されない行為です。これからまた同じようなものが起きようなら何度でも私が止めます。」
カヤに対する世界の目は3か月前とは全然別の物だった。3か月前は忌み嫌われる存在だったカヤ。しかし今は笑顔で迎え入れられている。これはカヤにとって嬉しい事であった。
「次に私からです。私はシン大統領のいう通り、自国の長、大我を斬りこの国へとやってきました。祖国、大和は秘密裏にブルと手を組み、世界を混乱に陥れようとしていた事は事実です。核爆弾を用い世界を征服する。そんな愚行が許されるはずがありません。そう考えた私は大和が滅びる直前、大我の首を討ち取った後小舟に乗り、私を拾ってくれたセキトに忠誠を誓うと決心したのです。そしてこれからは世界の為にこの刀で戦い、人々を救うためにカヤ様の特訓についていたのです。今まで会議に参加する事なく、沈黙を貫いていた事をお許しください。」
頭を下げる佐助。しかし世界は彼に頭をあげるよう言い、彼に対し深い感謝を述べた。するとセキトに並ぶ大国、イカデの首脳が言葉をかける。
『シン大統領。お二人の功績は世界で式を挙げるのが一番だと思われます。カヤ様、佐助様の力は今の渾沌渦巻く世界にとって必要不可欠な存在。いわば神から力を与えられた者といってもいい。9か月後のイズへの遠征に行く前に勲章を与えるべきです。』
「とても良い考えですね。ですが、カヤと佐助はまだセキトの国民全員に認められているか分からない。勲章を与えるのはイズから生還し、全てが落ち着いた時にします。」
『確かに国民から信頼を得る事は必要ですね…。承知致しました。私からの称賛の声もその時が来るまで控えるようにします。では皆様、改めてカヤ様、佐助様に盛大な拍手を!』
カヤと佐助に再度盛大な拍手が送られ、国際緊急会議は終了した。
・・・
「カヤ、そして佐助。これからは私たちの国、セキトの国民と接しないか?セキトの国民は二人の活躍を見て興味を持っている。あと9か月。この時間を人助けに使いたいと思うのだが、二人はどう考えている?」
「シン大統領のお望みとあらば。私は刀と共に生きてきた。もしこの国で犯罪が起きようものなら、私が断罪します。カヤ様、しばらく稽古はお預けですね。」
佐助は国の護衛につきたいと申しでる。その言葉を聞いたシンは「ぜひお願いしたい。」といい、頷いた。
「私は…。皆様に魔法を見てほしいです!これは催し物というべきでしょうか。皆様に魔法がどんなものなのか、そしてそれが怖くないものと知ってほしいのです!……だめでしょうか?」
「とてもいい案だと思う。国民からの支持を得れば、この地で暮らす事が好きになるだろう。ぜひ、国民に見せてやってくれ。」
「はい!!」
この時カヤは喜んでいた。魔法を皆にみせる事が出来るからだ。ただそれだけでよかったんだ。
0
あなたにおすすめの小説
アガルタ・クライシス ―接点―
来栖とむ
SF
神話や物語で語られる異世界は、空想上の世界ではなかった。
九州で発見され盗難された古代の石板には、異世界につながる何かが記されていた。
同時に発見された古い指輪に偶然触れた瞬間、平凡な高校生・結衣は不思議な力に目覚める。
不審な動きをする他国の艦船と怪しい組織。そんな中、異世界からの来訪者が現れる。政府の秘密組織も行動を開始する。
古代から権力者たちによって秘密にされてきた異世界との関係。地球とアガルタ、二つの世界を巻き込む陰謀の渦中で、古代の謎が解き明かされていく。
エレンディア王国記
火燈スズ
ファンタジー
不慮の事故で命を落とした小学校教師・大河は、
「選ばれた魂」として、奇妙な小部屋で目を覚ます。
導かれるように辿り着いたのは、
魔法と貴族が支配する、どこか現実とは異なる世界。
王家の十八男として生まれ、誰からも期待されず辺境送り――
だが、彼は諦めない。かつての教え子たちに向けて語った言葉を胸に。
「なんとかなるさ。生きてればな」
手にしたのは、心を視る目と、なかなか花開かぬ“器”。
教師として、王子として、そして何者かとして。
これは、“教える者”が世界を変えていく物語。
春の雨はあたたかいー家出JKがオッサンの嫁になって女子大生になるまでのお話
登夢
恋愛
春の雨の夜に出会った訳あり家出JKと真面目な独身サラリーマンの1年間の同居生活を綴ったラブストーリーです。私は家出JKで春の雨の日の夜に駅前にいたところオッサンに拾われて家に連れ帰ってもらった。家出の訳を聞いたオッサンは、自分と同じに境遇に同情して私を同居させてくれた。同居の代わりに私は家事を引き受けることにしたが、真面目なオッサンは私を抱こうとしなかった。18歳になったときオッサンにプロポーズされる。
屈辱と愛情
守 秀斗
恋愛
最近、夫の態度がおかしいと思っている妻の名和志穂。25才。仕事で疲れているのかとそっとしておいたのだが、一か月もベッドで抱いてくれない。思い切って、夫に聞いてみると意外な事を言われてしまうのだが……。
偽夫婦お家騒動始末記
紫紺
歴史・時代
【第10回歴史時代大賞、奨励賞受賞しました!】
故郷を捨て、江戸で寺子屋の先生を生業として暮らす篠宮隼(しのみやはやて)は、ある夜、茶屋から足抜けしてきた陰間と出会う。
紫音(しおん)という若い男との奇妙な共同生活が始まるのだが。
隼には胸に秘めた決意があり、紫音との生活はそれを遂げるための策の一つだ。だが、紫音の方にも実は裏があって……。
江戸を舞台に様々な陰謀が駆け巡る。敢えて裏街道を走る隼に、念願を叶える日はくるのだろうか。
そして、拾った陰間、紫音の正体は。
活劇と謎解き、そして恋心の長編エンタメ時代小説です。
【完結】異世界で魔道具チートでのんびり商売生活
シマセイ
ファンタジー
大学生・誠也は工事現場の穴に落ちて異世界へ。 物体に魔力を付与できるチートスキルを見つけ、 能力を隠しつつ魔道具を作って商業ギルドで商売開始。 のんびりスローライフを目指す毎日が幕を開ける!
敗戦国の姫は、敵国将軍に掠奪される
clayclay
恋愛
架空の国アルバ国は、ブリタニア国に侵略され、国は壊滅状態となる。
状況を打破するため、アルバ国王は娘のソフィアに、ブリタニア国使者への「接待」を命じたが……。
第5皇子に転生した俺は前世の医学と知識や魔法を使い世界を変える。
黒ハット
ファンタジー
前世は予防医学の専門の医者が飛行機事故で結婚したばかりの妻と亡くなり異世界の帝国の皇帝の5番目の子供に転生する。子供の生存率50%という文明の遅れた世界に転生した主人公が前世の知識と魔法を使い乱世の世界を戦いながら前世の奥さんと巡り合い世界を変えて行く。
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる