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正と負の軋轢
無明剣零
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セキトに戻ったカヤはサインの亡骸を皆に託し、「無明剣零を使って、文明を再建し今は亡き人間を再生させる。」と言った。その言葉に驚く一同。しかし、文明が滅び、内乱が起こりつつあった世界。これを止めるにはカヤの最期の力が必要だった。
「そんなの……認めない…。」
カノンはふらつきながら、言う。しかしカヤの覚悟は決まっていた。
「カノンさん今までありがとう。カノンさんがいなかったら私は今頃生物兵器になっていたかもしれない。今こうしていられるのはカノンさんのお陰。いつも優しく接してくれてありがとう。」
その瞬間カノンはカヤに抱きつき、大泣きする。するとカヤはゴズに顔を向けた。
「ゴズさん。貴方は素敵な人だ。私と佐助さんの歴史を誰よりも知ろうとして、優しく接してくれた。もう感謝しかない。これから先も歴史学者として頑張ってね。」
「あぁ、俺はカヤと佐助に会えて本当に良かった。今までありがとう。お別れだな、さようなら。」
ゴズの言葉に微笑むカヤ。そして次にフィアーに顔を向ける。
「フィアーさん。一番熱心だったね。私、フィアーさんみたいにひたむきに頑張る人が好きだった。魔法という未知の力に興味を示してくれて本当に嬉しかった。私がいなくなっても研究頑張ってね。」
「うぅ…。泣かせるなよ……。僕はカヤさん、佐助さんと接する事が出来て本当に嬉しかった。もういなくなっちゃうんだね。さびしいな。最後に握手をしてほしい。」
カヤはフィアーに右手を出す。その瞬間フィアーはカヤの右手を引っ張り、服を握り「行かないでくれ…頼む。」と言った。しかしカヤの気持ちはそれでも揺らぎなかった。「もう覚悟は出来ているから、しなくてはいけないんだ。」と言い、別れを告げる。
そして最後に佐助に目を向ける。
「佐助さん……。私に剣術を、そして心に安心を与えてくれて……本当に……ありがとう。もう会えなくなるのは辛いけど、これも始まりだね。本当に、ありがとう……ありがとう…!!」
カヤは涙を見せるつもりはなかったが、いざお別れになるととても胸が痛くなり、泣いてしまった。皆はカヤに対し「いつでも見守っているよ。」と口にし、その手を放す。そしてカヤは頷き、空高く舞い上がった。この時カノンは「行かないで、行かないで!!!!」と叫んでいたが、カヤはもう戻らなかった。
───本当にいいのかい?無明剣零はもう帰ってこれないよ。───
「大丈夫。私は皆に救われたから。色々あったよね。時にはゴズさんと筋トレしたり、カノンさんと一緒にご飯を食べたり。フィアーさんは魔法に関心をもってよく怪我してたっけ。サインさんは私の事を大切に想ってくれた。本当に嬉しかった。佐助さんも最初大和の生き残りと知って驚いたけど、内心はとても優しくてそれに救われた。この世界が好きなんだ。だから私は無明剣零を使う。」
───そうか。では私も力を貸そう。───
「ありがとう。」
無明剣が青色に輝く。それはとても美しく、今は赤くなってしまった星を青く照らした。
「皆、ありがとう。そしてさようなら。」
その瞬間カヤの体は無明剣に吸い込まれ、放出した。
大地に草木が芽吹き、崩壊した建物は元通りに。そしてカヤの救いたかった命が再生する。その光景を下で見ていた調査団はある人物に気がついた。それはサインとシンだった。二人はカヤの力により生き返ったのだ。
この世界は科学に満ちた世界。情報が常に飛んでいる世界からたった一人の魔法少女が今消えた。
・・・
それから丁度一年後。カヤの命日として、全世界がカヤに対し祈りを捧げていた。
「私はカヤ・サウンドラに命を救われた身。そして皆も同じはずだ。彼女は世界を平和にする為の努力を惜しまなかった。いつでも前を向き、私たちを明るく照らしてくれた。今日は彼女の命日。カヤ・サウンドラに祝福あれ!」
シンが声をあげると、国民たちは涙した。それほどカヤは皆にとって大切な人物となったのだ。
・・・
「あ、やっぱりここにいたんだ。」
「カノンか。うん。やっぱりこの浜辺から見る景色はとてもいいなって思ってさ。」
真っ平になった島には文明が戻らなかったが、草木が生え、生命の息吹を感じた。
「あれから1年か…。時が過ぎるのははやいね。最後カヤに会いたかったよ。」
「……私はさ、大統領の娘だからという理由で特別にあの施設のカウンセリングをするってなったけど、あの施設でカヤちゃんと佐助と一緒に生活出来て幸せだった。今はフィアーの施設になっているけどね…笑」
「確かに。佐助は今どうしているの?」
「佐助は今大和の共同墓地でお祈りしているよ。「この刀はセキトの国宝として祀ります。」って言ってた。もう戦いが起こらないといいね。」
サインとカノンはただ浜辺を見て、カヤの魂を慰霊した。
・・・
「ゴズさん!最近筋トレが続かなくってさ~。」
「こらっ!筋トレは毎日続けないと、成長しないぞ!!身長も、伸びないかもな!」
「そんなのやだ!!」
「ならしっかりやれ!!」
ゴズは施設から離れはしたが、未知なる冒険へ出る旅をするつもりだ。
・・・
「でね!この式が火の弾を生成する科学式なんだけど…。ほら見て!!この科学式があれば人工太陽だって可能になるんだ!!」
「フィアー研究長。話が難しすぎてお客様がついていけてません……。」
「あ、すまない。僕の悪いくせだね。まあこのように、火の弾は原理的に見ると科学で証明できるってわけさ。丁度カヤさんがやっていた動画があるから、見せるね。」
フィアーはあの施設の最高責任者となっていた。まぁこれは誰もが想像した事だろう笑
・・・
「カヤ様。私はもう迷いません。この刀は私の代で終わりにします。これからは平和の為にセキトの国衛隊へ所属し、守り抜きます!!」
佐助は、異次元の身体能力で、体力テストでは毎回1位をキープしていた。カヤが消えた後もその能力は消える事なく、国を守る英雄として今でも語り継がれている。
カヤがもたらした無明剣零は確実に世界を前進させるものとなり、幸せを運んでいた。
「そんなの……認めない…。」
カノンはふらつきながら、言う。しかしカヤの覚悟は決まっていた。
「カノンさん今までありがとう。カノンさんがいなかったら私は今頃生物兵器になっていたかもしれない。今こうしていられるのはカノンさんのお陰。いつも優しく接してくれてありがとう。」
その瞬間カノンはカヤに抱きつき、大泣きする。するとカヤはゴズに顔を向けた。
「ゴズさん。貴方は素敵な人だ。私と佐助さんの歴史を誰よりも知ろうとして、優しく接してくれた。もう感謝しかない。これから先も歴史学者として頑張ってね。」
「あぁ、俺はカヤと佐助に会えて本当に良かった。今までありがとう。お別れだな、さようなら。」
ゴズの言葉に微笑むカヤ。そして次にフィアーに顔を向ける。
「フィアーさん。一番熱心だったね。私、フィアーさんみたいにひたむきに頑張る人が好きだった。魔法という未知の力に興味を示してくれて本当に嬉しかった。私がいなくなっても研究頑張ってね。」
「うぅ…。泣かせるなよ……。僕はカヤさん、佐助さんと接する事が出来て本当に嬉しかった。もういなくなっちゃうんだね。さびしいな。最後に握手をしてほしい。」
カヤはフィアーに右手を出す。その瞬間フィアーはカヤの右手を引っ張り、服を握り「行かないでくれ…頼む。」と言った。しかしカヤの気持ちはそれでも揺らぎなかった。「もう覚悟は出来ているから、しなくてはいけないんだ。」と言い、別れを告げる。
そして最後に佐助に目を向ける。
「佐助さん……。私に剣術を、そして心に安心を与えてくれて……本当に……ありがとう。もう会えなくなるのは辛いけど、これも始まりだね。本当に、ありがとう……ありがとう…!!」
カヤは涙を見せるつもりはなかったが、いざお別れになるととても胸が痛くなり、泣いてしまった。皆はカヤに対し「いつでも見守っているよ。」と口にし、その手を放す。そしてカヤは頷き、空高く舞い上がった。この時カノンは「行かないで、行かないで!!!!」と叫んでいたが、カヤはもう戻らなかった。
───本当にいいのかい?無明剣零はもう帰ってこれないよ。───
「大丈夫。私は皆に救われたから。色々あったよね。時にはゴズさんと筋トレしたり、カノンさんと一緒にご飯を食べたり。フィアーさんは魔法に関心をもってよく怪我してたっけ。サインさんは私の事を大切に想ってくれた。本当に嬉しかった。佐助さんも最初大和の生き残りと知って驚いたけど、内心はとても優しくてそれに救われた。この世界が好きなんだ。だから私は無明剣零を使う。」
───そうか。では私も力を貸そう。───
「ありがとう。」
無明剣が青色に輝く。それはとても美しく、今は赤くなってしまった星を青く照らした。
「皆、ありがとう。そしてさようなら。」
その瞬間カヤの体は無明剣に吸い込まれ、放出した。
大地に草木が芽吹き、崩壊した建物は元通りに。そしてカヤの救いたかった命が再生する。その光景を下で見ていた調査団はある人物に気がついた。それはサインとシンだった。二人はカヤの力により生き返ったのだ。
この世界は科学に満ちた世界。情報が常に飛んでいる世界からたった一人の魔法少女が今消えた。
・・・
それから丁度一年後。カヤの命日として、全世界がカヤに対し祈りを捧げていた。
「私はカヤ・サウンドラに命を救われた身。そして皆も同じはずだ。彼女は世界を平和にする為の努力を惜しまなかった。いつでも前を向き、私たちを明るく照らしてくれた。今日は彼女の命日。カヤ・サウンドラに祝福あれ!」
シンが声をあげると、国民たちは涙した。それほどカヤは皆にとって大切な人物となったのだ。
・・・
「あ、やっぱりここにいたんだ。」
「カノンか。うん。やっぱりこの浜辺から見る景色はとてもいいなって思ってさ。」
真っ平になった島には文明が戻らなかったが、草木が生え、生命の息吹を感じた。
「あれから1年か…。時が過ぎるのははやいね。最後カヤに会いたかったよ。」
「……私はさ、大統領の娘だからという理由で特別にあの施設のカウンセリングをするってなったけど、あの施設でカヤちゃんと佐助と一緒に生活出来て幸せだった。今はフィアーの施設になっているけどね…笑」
「確かに。佐助は今どうしているの?」
「佐助は今大和の共同墓地でお祈りしているよ。「この刀はセキトの国宝として祀ります。」って言ってた。もう戦いが起こらないといいね。」
サインとカノンはただ浜辺を見て、カヤの魂を慰霊した。
・・・
「ゴズさん!最近筋トレが続かなくってさ~。」
「こらっ!筋トレは毎日続けないと、成長しないぞ!!身長も、伸びないかもな!」
「そんなのやだ!!」
「ならしっかりやれ!!」
ゴズは施設から離れはしたが、未知なる冒険へ出る旅をするつもりだ。
・・・
「でね!この式が火の弾を生成する科学式なんだけど…。ほら見て!!この科学式があれば人工太陽だって可能になるんだ!!」
「フィアー研究長。話が難しすぎてお客様がついていけてません……。」
「あ、すまない。僕の悪いくせだね。まあこのように、火の弾は原理的に見ると科学で証明できるってわけさ。丁度カヤさんがやっていた動画があるから、見せるね。」
フィアーはあの施設の最高責任者となっていた。まぁこれは誰もが想像した事だろう笑
・・・
「カヤ様。私はもう迷いません。この刀は私の代で終わりにします。これからは平和の為にセキトの国衛隊へ所属し、守り抜きます!!」
佐助は、異次元の身体能力で、体力テストでは毎回1位をキープしていた。カヤが消えた後もその能力は消える事なく、国を守る英雄として今でも語り継がれている。
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