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31. 蚤の市
正午。待ち合わせ場所には、木立の陰にいつもの黒塗りの馬車。
私が近づくと、御者台からギデオンが降りてくる。彼は一礼した。
「フィンレイ様の急なお誘いにもかかわらず、ありがとうございます」
「――おい、ひとこと余計だ」
馬車の中から、不服そうな声がそれを制する。ギデオンは小さく溜息をついた。
私は彼に微笑みかける。
「いいえ。せっかくのお天気ですし、お誘いいただいて嬉しいです」
扉が開く。馬車に乗り込むと、そこにはフィンレイ様がいた。心臓がひっそりと小さく跳ねる。
彼が纏うのはシンプルな白シャツにダークカラーのベストとズボン。街に溶け込むためのラフな装い。けれど、まるで絵画から抜け出てきたようだった。変わらないその美しさに目が吸い込まれる。
彼は私を認めると、ふっと表情を緩めた。
「そのドレス……やはり、よく似合っている」
低い声が、耳に優しく響いた。トクリ、と心臓が跳ねる。頬が熱くなる。
馬車がゆっくりと動き出す。言葉はなかったけれど、沈黙は重苦しくない。むしろ、柔らかい毛布に包まれているような、心地よい静けさだった。
「あの、今日はどちらへ?」
「――蚤の市だ。セレスタリアの名物と聞いた。賑やかで面白い場所らしいな」
馬車は王宮広場へと向かった。
――蚤の市。それは年に一度、王宮広場で開かれる盛大なお祭りのようなものだ。お忍びの貴族から庶民まで、多くの人が行き交う。
そこには怪しげなガラクタから掘り出し物まで、本、おもちゃ、洋服、アクセサリーと、あらゆるものが所狭しと並んでいた。
「人が多い。……これを被っておくといい」
馬車を降りる際、フィンレイ様はつばの広い帽子を私の頭に乗せてくれた。それは、顔がすっぽりと隠れ、人目から守ってくれる小さな隠れ家となる。
私たちは賑やかな人混みの中を歩き始めた。
フィンレイ様は、まるで初めて世界を見た子供のように、キラキラした瞳で辺りを見回している。
彼は次々に不思議な「ガラクタ」を買い込んでいった。妙な顔の木彫りの像、錆びついた望遠鏡、表紙の破れた本――。
「見ろ、ギデオン。このカラクリは面白いぞ」
「殿下……それはただの壊れた胡椒挽きです」
謎の品々を両手に抱えさせられたギデオンは、諦めきった顔で天を仰いでいた。
その様子がおかしくて、私は思わずクスクスと笑ってしまった。その笑い声は、自分でも長い間、聞いていないような音だった。
フィンレイ様が足を止め、不思議な瞳で私を見つめる。
「君は笑うと雰囲気が変わるんだな」
「変……でしたか?」
私は不安になり彼を見上げる。
「いや、もっと笑うといい。暗い顔より、笑顔のほうがずっとよく似合っている」
彼は優しく微笑んだ。
その時、甘く香ばしい匂いが漂ってきた。シナモンと砂糖の香り。
フィンレイ様が足を止める。彼は煙を上げる屋台を、珍しそうに見つめていた。
私はその横顔を見て、ふと気づく。もしかしたら――。彼はこれまで、こうした雑多な場所に降り立ったことがないのかもしれない。この喧騒も、匂いも、彼にとっては未知の世界なのだろうか。
「……こういった場所は、初めてなのですか?」
「あ、ああ。あまり馴染みがなくてな」
不意に、彼の目が輝いた。
「あの香り……。焼き林檎か」
彼は私を振り返った。その瞳の奥で、少年のようないたずら心が揺らめいていた。
「君の好物だと言っていたな。食べてみよう」
「フィンレイ様――」
口を挟もうとするギデオンを、彼は鋭い視線ひとつで黙らせた。
私たちは焼きたての林檎を買い、近くのベンチに座った。手づかみで食べることに不慣れな様子で、フィンレイ様が一口かじる。
「……甘いな。それに、温かい」
そう呟く彼の口元に、黄金色のソースが一滴、ついていた。私は無意識に手を伸ばし、ハンカチでそっとそれを拭った。フィンレイ様が動きを止める。じっと私を見つめた。
「す、すみません……失礼でしたか?」
「いや……ありがとう」
気のせいか、夕焼けのせいか。彼がふいと逸らした耳の先が、ほんのりと赤くなっているように見えた。
「はぁ、美味しいです……。食べたのは久しぶりです」
私はつぶやき、林檎を口に運ぶ。ふと視線を感じて顔を上げると、フィンレイ様が目を細めていた。彼は風景ではなく、私だけをじっと見つめている。
「あ、あの……何か?」
「何も。……続けてくれ。君が食べている姿は、見ていて幸せな気分になる」
彼は視線を離さない。その温かな瞳に見つめられながら食べる焼き林檎は、いつもよりずっと甘い。あまりに熱心なそのブルーの瞳が、私の胸にそっと熱を灯す。
「蚤の市に来たことは?」
彼が優しく尋ねた。
「一度だけ。ずっと昔、五歳の頃です」
私はリンゴを見つめ、懐かしさに目を細めた。
「母上が連れてきてくれました。亡くなる、少し前のことです。実はその時、初めて焼き林檎を食べたんです。それが本当に美味しくて……それ以来、大好きになりました」
「そうだったんだな。……もっと君のお母上について教えてくれないか?」
「母上は……私の唯一の味方でした」
私の声は少し小さくなり、雑踏の中に溶けた。
「優しくて、何でも上手にこなす人でした。毎晩、母上が読み聞かせてくれるお姫様のおとぎ話を聞きながら、眠りに落ちるのが好きでした。あの声を聞くと、安心できたんです」
「お母上が亡くなった後は?」
「屋敷の空気は一変しました。使用人たちは皆、私を腫物のように扱いました。父上は私が授かった予言が外に漏れないよう、箝口令を敷いて……。家の中は常に異様な雰囲気が漂っていました。屋敷の敷地の外に出ることも、滅多にありませんでした」
母がいなくなってから、私は痛いほど思い知らされた。
彼女がどれほど必死に、屋敷に蔓延る悪意から私を守ってくれていたか。
そして、一人で眠る夜がどんなに静かで、寂しいものかということを。
「君は、ずっと一人で頑張ってたんだな」
手。大きく、温かい手。それが私の頭にそっと触れた。優しい重み。それは同情ではない。私の孤独を丸ごと認めてくれるような、深い優しさだった。
目の奥がじわりと熱くなる。世界が揺らぐ。私は慌てて瞬きをし、零れ落ちそうな涙を堪えた。
「ーーあの、本当に感謝しています」
震える声で、私は伝えた。
「フィンレイ様が、こうして気にかけてくださって……文を送ってくださって、あなたといられて、毎日がとても楽しいです。私は……本当に、幸せです」
彼は困ったように、けれど優しく微笑んだ。
「君は本当に……欲がないな」
彼は手を伸ばし、親指の腹で私の目尻をそっと拭った。
「たかが焼き林檎一つで、そんなに喜ぶなんて。……だが、連れてきた甲斐があったよ」
「フィンレイ様……」
「ほら、泣くな。せっかくの味が台無しになる」
彼はそれ以上、何も言わなかった。ただ自分の分のリンゴをかじり、目元を和ませて私を見守ってくれた。
その飾らない優しさが、私にはどんなものよりも尊かった。
日が暮れて、辺りが薄紫色に染まる頃。
ふと、フィンレイ様が足を止めた。彼が視線を向けるのは、骨董品が並ぶエリア。近づき、指先で小さな箱をなぞる。
それは繊細な銀細工が施されたオルゴールだった。
「これは……間違いなくリンドストロムで作られたものだ。ほら、見てごらん。この細かい雪の結晶のような模様。北国に伝わる伝統的なデザインだ」
彼がネジを巻く。静かで、どこか優しいメロディが流れ出した。私には馴染みのない曲だったが、フィンレイ様の瞳が、懐かしむように柔らかく緩んだ。
「母が昔、よく歌ってくれた子守唄だ。故郷の歌だよ」
「素敵な音楽ですね……。静かな海の底にいるような、深い安らぎを感じます」
私がうっとりと聴き入ると、フィンレイ様は迷わずそれを購入した。そして私の手を取り、ひんやりとした銀の箱を掌に乗せてくれた。
「あ、あの……」
いただけません、と言いかけた私の口元に彼がそっと人差し指をあてる。
「もらってくれ。今日の記念に。……君が夜、寂しくないように」
夕闇の中を、馬車は屋敷へと走り出した。
一日の心地よい疲れで、私の瞼は鉛のように重くなる。必死に耐えていたけれど、強い眠気に抗えず、やがてカクンと頭が落ちた。
眠りに落ちた夢の中で、温かい手が、私の頭をそっと彼自身の肩へと導く。
「眠るといい」
フィンレイ様が、優しく髪を撫でる。瞳を閉じていても分かるその視線は、私にはあまりにも甘く、優しすぎた。
私が近づくと、御者台からギデオンが降りてくる。彼は一礼した。
「フィンレイ様の急なお誘いにもかかわらず、ありがとうございます」
「――おい、ひとこと余計だ」
馬車の中から、不服そうな声がそれを制する。ギデオンは小さく溜息をついた。
私は彼に微笑みかける。
「いいえ。せっかくのお天気ですし、お誘いいただいて嬉しいです」
扉が開く。馬車に乗り込むと、そこにはフィンレイ様がいた。心臓がひっそりと小さく跳ねる。
彼が纏うのはシンプルな白シャツにダークカラーのベストとズボン。街に溶け込むためのラフな装い。けれど、まるで絵画から抜け出てきたようだった。変わらないその美しさに目が吸い込まれる。
彼は私を認めると、ふっと表情を緩めた。
「そのドレス……やはり、よく似合っている」
低い声が、耳に優しく響いた。トクリ、と心臓が跳ねる。頬が熱くなる。
馬車がゆっくりと動き出す。言葉はなかったけれど、沈黙は重苦しくない。むしろ、柔らかい毛布に包まれているような、心地よい静けさだった。
「あの、今日はどちらへ?」
「――蚤の市だ。セレスタリアの名物と聞いた。賑やかで面白い場所らしいな」
馬車は王宮広場へと向かった。
――蚤の市。それは年に一度、王宮広場で開かれる盛大なお祭りのようなものだ。お忍びの貴族から庶民まで、多くの人が行き交う。
そこには怪しげなガラクタから掘り出し物まで、本、おもちゃ、洋服、アクセサリーと、あらゆるものが所狭しと並んでいた。
「人が多い。……これを被っておくといい」
馬車を降りる際、フィンレイ様はつばの広い帽子を私の頭に乗せてくれた。それは、顔がすっぽりと隠れ、人目から守ってくれる小さな隠れ家となる。
私たちは賑やかな人混みの中を歩き始めた。
フィンレイ様は、まるで初めて世界を見た子供のように、キラキラした瞳で辺りを見回している。
彼は次々に不思議な「ガラクタ」を買い込んでいった。妙な顔の木彫りの像、錆びついた望遠鏡、表紙の破れた本――。
「見ろ、ギデオン。このカラクリは面白いぞ」
「殿下……それはただの壊れた胡椒挽きです」
謎の品々を両手に抱えさせられたギデオンは、諦めきった顔で天を仰いでいた。
その様子がおかしくて、私は思わずクスクスと笑ってしまった。その笑い声は、自分でも長い間、聞いていないような音だった。
フィンレイ様が足を止め、不思議な瞳で私を見つめる。
「君は笑うと雰囲気が変わるんだな」
「変……でしたか?」
私は不安になり彼を見上げる。
「いや、もっと笑うといい。暗い顔より、笑顔のほうがずっとよく似合っている」
彼は優しく微笑んだ。
その時、甘く香ばしい匂いが漂ってきた。シナモンと砂糖の香り。
フィンレイ様が足を止める。彼は煙を上げる屋台を、珍しそうに見つめていた。
私はその横顔を見て、ふと気づく。もしかしたら――。彼はこれまで、こうした雑多な場所に降り立ったことがないのかもしれない。この喧騒も、匂いも、彼にとっては未知の世界なのだろうか。
「……こういった場所は、初めてなのですか?」
「あ、ああ。あまり馴染みがなくてな」
不意に、彼の目が輝いた。
「あの香り……。焼き林檎か」
彼は私を振り返った。その瞳の奥で、少年のようないたずら心が揺らめいていた。
「君の好物だと言っていたな。食べてみよう」
「フィンレイ様――」
口を挟もうとするギデオンを、彼は鋭い視線ひとつで黙らせた。
私たちは焼きたての林檎を買い、近くのベンチに座った。手づかみで食べることに不慣れな様子で、フィンレイ様が一口かじる。
「……甘いな。それに、温かい」
そう呟く彼の口元に、黄金色のソースが一滴、ついていた。私は無意識に手を伸ばし、ハンカチでそっとそれを拭った。フィンレイ様が動きを止める。じっと私を見つめた。
「す、すみません……失礼でしたか?」
「いや……ありがとう」
気のせいか、夕焼けのせいか。彼がふいと逸らした耳の先が、ほんのりと赤くなっているように見えた。
「はぁ、美味しいです……。食べたのは久しぶりです」
私はつぶやき、林檎を口に運ぶ。ふと視線を感じて顔を上げると、フィンレイ様が目を細めていた。彼は風景ではなく、私だけをじっと見つめている。
「あ、あの……何か?」
「何も。……続けてくれ。君が食べている姿は、見ていて幸せな気分になる」
彼は視線を離さない。その温かな瞳に見つめられながら食べる焼き林檎は、いつもよりずっと甘い。あまりに熱心なそのブルーの瞳が、私の胸にそっと熱を灯す。
「蚤の市に来たことは?」
彼が優しく尋ねた。
「一度だけ。ずっと昔、五歳の頃です」
私はリンゴを見つめ、懐かしさに目を細めた。
「母上が連れてきてくれました。亡くなる、少し前のことです。実はその時、初めて焼き林檎を食べたんです。それが本当に美味しくて……それ以来、大好きになりました」
「そうだったんだな。……もっと君のお母上について教えてくれないか?」
「母上は……私の唯一の味方でした」
私の声は少し小さくなり、雑踏の中に溶けた。
「優しくて、何でも上手にこなす人でした。毎晩、母上が読み聞かせてくれるお姫様のおとぎ話を聞きながら、眠りに落ちるのが好きでした。あの声を聞くと、安心できたんです」
「お母上が亡くなった後は?」
「屋敷の空気は一変しました。使用人たちは皆、私を腫物のように扱いました。父上は私が授かった予言が外に漏れないよう、箝口令を敷いて……。家の中は常に異様な雰囲気が漂っていました。屋敷の敷地の外に出ることも、滅多にありませんでした」
母がいなくなってから、私は痛いほど思い知らされた。
彼女がどれほど必死に、屋敷に蔓延る悪意から私を守ってくれていたか。
そして、一人で眠る夜がどんなに静かで、寂しいものかということを。
「君は、ずっと一人で頑張ってたんだな」
手。大きく、温かい手。それが私の頭にそっと触れた。優しい重み。それは同情ではない。私の孤独を丸ごと認めてくれるような、深い優しさだった。
目の奥がじわりと熱くなる。世界が揺らぐ。私は慌てて瞬きをし、零れ落ちそうな涙を堪えた。
「ーーあの、本当に感謝しています」
震える声で、私は伝えた。
「フィンレイ様が、こうして気にかけてくださって……文を送ってくださって、あなたといられて、毎日がとても楽しいです。私は……本当に、幸せです」
彼は困ったように、けれど優しく微笑んだ。
「君は本当に……欲がないな」
彼は手を伸ばし、親指の腹で私の目尻をそっと拭った。
「たかが焼き林檎一つで、そんなに喜ぶなんて。……だが、連れてきた甲斐があったよ」
「フィンレイ様……」
「ほら、泣くな。せっかくの味が台無しになる」
彼はそれ以上、何も言わなかった。ただ自分の分のリンゴをかじり、目元を和ませて私を見守ってくれた。
その飾らない優しさが、私にはどんなものよりも尊かった。
日が暮れて、辺りが薄紫色に染まる頃。
ふと、フィンレイ様が足を止めた。彼が視線を向けるのは、骨董品が並ぶエリア。近づき、指先で小さな箱をなぞる。
それは繊細な銀細工が施されたオルゴールだった。
「これは……間違いなくリンドストロムで作られたものだ。ほら、見てごらん。この細かい雪の結晶のような模様。北国に伝わる伝統的なデザインだ」
彼がネジを巻く。静かで、どこか優しいメロディが流れ出した。私には馴染みのない曲だったが、フィンレイ様の瞳が、懐かしむように柔らかく緩んだ。
「母が昔、よく歌ってくれた子守唄だ。故郷の歌だよ」
「素敵な音楽ですね……。静かな海の底にいるような、深い安らぎを感じます」
私がうっとりと聴き入ると、フィンレイ様は迷わずそれを購入した。そして私の手を取り、ひんやりとした銀の箱を掌に乗せてくれた。
「あ、あの……」
いただけません、と言いかけた私の口元に彼がそっと人差し指をあてる。
「もらってくれ。今日の記念に。……君が夜、寂しくないように」
夕闇の中を、馬車は屋敷へと走り出した。
一日の心地よい疲れで、私の瞼は鉛のように重くなる。必死に耐えていたけれど、強い眠気に抗えず、やがてカクンと頭が落ちた。
眠りに落ちた夢の中で、温かい手が、私の頭をそっと彼自身の肩へと導く。
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