438 / 769
しんしつのどあ
しんしつのどあ
しおりを挟む
少年が寝ようとしてベッドに横になっていると、カチャリという音がした。
ドアの開くことだ。
少年は親が入って来たのか、そう思ったが、ドアは少しだけ開いてそれ以上開くことはない。
ドアに向かい少年は声をかける。
だが返事は返ってこない。
少年は起きて、部屋の電気をつけて、ドアを見る。
確かの少しだけ開いている。
ドアを閉じたとき、ちゃんと閉めれてなかったのだと思い、ドアをしっかりと閉める。
そして、部屋の電気を消し、ベッドに横になる。
しばらくすると、ドアがカチャリと音を立てる。
少年は部屋の電気をつけて、今度はドアを勢いよく開ける。
ドアを開けると、そこには何もいない。
少年は首を捻り、ドアをしっかりと閉める。
その瞬間だ。
ドアがカチャリという音を立てて少しだけ開いた。
ドアが壊れたのだと少年は思った。
少年はドアを閉め、その状態でドアを引いてみる。
ドアは開かない。
少年がドアノブから手を離すと、ドアノブがゆっくりと回り始めた。
慌てて少年はドアノブを掴む。
回させないように強く掴む。
だが、ものすごい力でドアノブは回されている。
少年は両手を使って何とかドアノブを抑え込む。
そうするとドアがガタガタガタと、音を立て始める。
少年はドアノブを両手で押さえながら大きな声で助けを呼ぶ。
そうすると、ドアがガタガタというのをやめて、親の声で少年の名を呼ぶ声がする。
少年は親が来てくれたと思い、両手を放す。
そうすると、カチャリという音がしてドアが少しだけ開いた。
少年は恐る恐るドアを開くと、そこには誰もいなく、暗い廊下が広がっているだけだった。
大きな声をあげて少年は親のいる部屋まで走り込んでいく。
少年の親が起きて、こんな夜になんだと、聞いてくるので、少年は今体験したことを素直に話した。
父親が少年の部屋まで行く。
少年はドアを全開に開けてきたはずなのだが、ドアは少しだけ開いている。
父親は廊下側からドアを開く。
そこには少年の部屋があるだけで、当たり前だが誰もいない。
父親はドアを閉める。
そして、少年の方を振り返ったとき、カチャリ、と音を立ててドアが少しだけ開いたのだ。
これには父親も驚く。
少年と共に親の寝室へと逃げ込み、少年の部屋のドアを観察する。
そこへ少年の母親が起きてきて、むすっとした顔で廊下を進んでいく。
途中で収納から殺虫スプレーを取り出し、少年の部屋のドアノブに吹きかけた。
そして、母親は言うのだ。
これで平気よ、と。
何が起きた、と、父親と少年が聞くと母親は眠たそうに、手だけが見えて、ドアノブを掴んでいた。けど殺虫スプレーをかけたらどっか行った。
そう言って、母親は自分のベッドに戻っていった。
父親は少年に今日は一緒に寝るか、と聞く。少年は無言でうなずいた。
それだけの話だが、少年の部屋のドアが勝手に開くことはなくなった。
ドアの開くことだ。
少年は親が入って来たのか、そう思ったが、ドアは少しだけ開いてそれ以上開くことはない。
ドアに向かい少年は声をかける。
だが返事は返ってこない。
少年は起きて、部屋の電気をつけて、ドアを見る。
確かの少しだけ開いている。
ドアを閉じたとき、ちゃんと閉めれてなかったのだと思い、ドアをしっかりと閉める。
そして、部屋の電気を消し、ベッドに横になる。
しばらくすると、ドアがカチャリと音を立てる。
少年は部屋の電気をつけて、今度はドアを勢いよく開ける。
ドアを開けると、そこには何もいない。
少年は首を捻り、ドアをしっかりと閉める。
その瞬間だ。
ドアがカチャリという音を立てて少しだけ開いた。
ドアが壊れたのだと少年は思った。
少年はドアを閉め、その状態でドアを引いてみる。
ドアは開かない。
少年がドアノブから手を離すと、ドアノブがゆっくりと回り始めた。
慌てて少年はドアノブを掴む。
回させないように強く掴む。
だが、ものすごい力でドアノブは回されている。
少年は両手を使って何とかドアノブを抑え込む。
そうするとドアがガタガタガタと、音を立て始める。
少年はドアノブを両手で押さえながら大きな声で助けを呼ぶ。
そうすると、ドアがガタガタというのをやめて、親の声で少年の名を呼ぶ声がする。
少年は親が来てくれたと思い、両手を放す。
そうすると、カチャリという音がしてドアが少しだけ開いた。
少年は恐る恐るドアを開くと、そこには誰もいなく、暗い廊下が広がっているだけだった。
大きな声をあげて少年は親のいる部屋まで走り込んでいく。
少年の親が起きて、こんな夜になんだと、聞いてくるので、少年は今体験したことを素直に話した。
父親が少年の部屋まで行く。
少年はドアを全開に開けてきたはずなのだが、ドアは少しだけ開いている。
父親は廊下側からドアを開く。
そこには少年の部屋があるだけで、当たり前だが誰もいない。
父親はドアを閉める。
そして、少年の方を振り返ったとき、カチャリ、と音を立ててドアが少しだけ開いたのだ。
これには父親も驚く。
少年と共に親の寝室へと逃げ込み、少年の部屋のドアを観察する。
そこへ少年の母親が起きてきて、むすっとした顔で廊下を進んでいく。
途中で収納から殺虫スプレーを取り出し、少年の部屋のドアノブに吹きかけた。
そして、母親は言うのだ。
これで平気よ、と。
何が起きた、と、父親と少年が聞くと母親は眠たそうに、手だけが見えて、ドアノブを掴んでいた。けど殺虫スプレーをかけたらどっか行った。
そう言って、母親は自分のベッドに戻っていった。
父親は少年に今日は一緒に寝るか、と聞く。少年は無言でうなずいた。
それだけの話だが、少年の部屋のドアが勝手に開くことはなくなった。
0
あなたにおすすめの小説
意味が分かると怖い話(解説付き)
彦彦炎
ホラー
一見普通のよくある話ですが、矛盾に気づけばゾッとするはずです
読みながら話に潜む違和感を探してみてください
最後に解説も載せていますので、是非読んでみてください
実話も混ざっております
洒落にならない怖い話【短編集】
鍵谷端哉
ホラー
その「ゾワッ」は、あなたのすぐ隣にある。
意味が分かると凍りつく話から、理不尽に追い詰められる怪異まで。
隙間時間に読める短編ながら、読後の静寂が怖くなる。 洒落にならない実話風・創作ホラー短編集。
【⁉】意味がわかると怖い話【解説あり】
絢郷水沙
ホラー
普通に読めばそうでもないけど、よく考えてみたらゾクッとする、そんな怖い話です。基本1ページ完結。
下にスクロールするとヒントと解説があります。何が怖いのか、ぜひ推理しながら読み進めてみてください。
※全話オリジナル作品です。
百物語 厄災
嵐山ノキ
ホラー
怪談の百物語です。一話一話は長くありませんのでお好きなときにお読みください。渾身の仕掛けも盛り込んでおり、最後まで読むと驚くべき何かが提示されます。
小説家になろう、エブリスタにも投稿しています。
(ほぼ)1分で読める怖い話
涼宮さん
ホラー
ほぼ1分で読める怖い話!
【ホラー・ミステリーでTOP10入りありがとうございます!】
1分で読めないのもあるけどね
主人公はそれぞれ別という設定です
フィクションの話やノンフィクションの話も…。
サクサク読めて楽しい!(矛盾してる)
⚠︎この物語で出てくる場所は実在する場所とは全く関係御座いません
⚠︎他の人の作品と酷似している場合はお知らせください
【電子書籍化】ホラー短編集・ある怖い話の記録~旧 2ch 洒落にならない怖い話風 現代ホラー~
榊シロ
ホラー
【1~4話で完結する、語り口調の短編ホラー集】
ジャパニーズホラー、じわ怖、身近にありそうな怖い話など。
八尺様 や リアルなど、2chの 傑作ホラー の雰囲気を目指しています。現在 150話 越え。
===
エブリスタ・小説家になろう・カクヨムに同時掲載中
【総文字数 800,000字 超え 文庫本 約8冊分 のボリュームです】
【怖さレベル】
★☆☆ 微ホラー・ほんのり程度
★★☆ ふつうに怖い話
★★★ 旧2ch 洒落怖くらいの話
※8/2 Kindleにて電子書籍化しました
『9/27 名称変更→旧:ある雑誌記者の記録』
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる