女子大生の魔女裁判―高級プリン盗難事件―

八木山

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愛すべき馬鹿

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かいり:
まふらないへっへいっふぁふぁなふぇふふぁ殴らないでって言ったじゃないですか

ひかり:
ごめん、なんか、自分が抑えられなくて

ぽかり:
ふろむげーの てきじゃないんだから

あかり:
毛の少ないチンパンジーだろ、もはや

ゆかり:
で、プリン食べたって認めるってことでいいのかな

かいり:
違うんです・・・
食べたのは、その、この中の誰かの・・・ハーゲンダッツなんです

ひかり:
それ多分ポのじゃない?

ぽかり:
もっぺんなぐらせろや

かいり:
顔はやめて!アバッ!

あかり:
普通に顔

ゆかり:
しかも手刀水平打ち
跡残ってるわ、可哀そうに

ぽかり:
ひとのものとったら どろぼう!
よくそれで、わたしをはんにんに しあげようとしたなぁ!

かいり:
謝ります、ごめんなさい
つい体が勝手に動いて、気付いたら食べていました
そう言う意味では、獣は自分だったのかもしれませんね・・・

ひかり:
そうだよ

あかり:
えぇ・・・(ドン引き)

ぽかり:
はぁ、もういいよ
もういちどせいりしよう
じょぎんぐからかえってきて?

かいり:
すぐお風呂に入りました
かなり汗かいていたので

ひかり:
今日は日差し強かったもんね

あかり:
わかる
水泳日和だった

かいり:
お風呂から出てリビングに来たらハーゲンダッツとスプーンがテーブルに置いてあったんです
冷凍庫に戻すことも考えたんですが、既に蓋が外れていたんですよ
だから、誰かが食べるために出したんだろうと思ったんです
暫くリビングでくつろいでても誰も来なかったので、溶けて勿体ないと思って食べました

ゆかり:
・・・うん?うーん?

ぽかり:
たしかに、とけたあいすをかためなおしたの あんまりすきじゃないけどさ

ひかり:
それを黙ってたわけだ
それなりの値段がするとわかった上で、黙って食べて

あかり:
コソコソコソコソと・・・一体お前ってやつは・・・

ぽかり:
かいなおせばいいから、こんかいはゆるしたる

かいり:
ならせめて殴る前に許してほしかったですけどね

あかり:
ふてぶてしいにもほどがある
略してふてほど

ひかり:
ラップかけて戻せばよかったじゃない

かいり:
ははは、それはタラレバですよ
お風呂が思ったより熱かったので、すごくおいしそうに見えたんです

ゆかり:
それって、おかしくないか?

かいり:
いや、本当に熱かったんですよ!
ぎりぎり耐えられないくらいの!

ゆかり:
そうじゃない
うちの給湯器、温度を設定して5分くらいしたらたまるだろ
なのにかいりの言葉を信用すると
「家に着いたらすでに風呂にはお湯が張られていて」
「しかもそれはいつもの温度より熱かった」
ってことになる

ぽかり:
わたしも、あいすたべようとなんてしてない
たくさんぷりんたべるひに あいすたべるほど いかれてないから

ゆかり:
そうなると、かいりがアイスを食べるまでの一連の行動は、別の誰かがお膳立てしていたってことになる
かいり、お風呂は誰かが浸かった跡はあった?

かいり:
いや、特になかったですね

ひかり:
つまり、最初から熱い温度の風呂を用意しておいて

ぽかり:
そこからでたかいりが あいすをたべるようにしむけた

あかり:
馬鹿面でモソモソと、な・・・

ゆかり:
そんなことするのは...
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