女子大生の魔女裁判―高級プリン盗難事件―

八木山

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この女が終始下着でいることを忘れてはならない

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ぽかり:
やっぱりひかりなんじゃない?

かいり:
いや、そうですよね
右に同じです

ひかり:
いや私のターン終わったでしょ

かいり:
だって自分が疑われたのは元を正せばこの期限切れのシールが原因じゃないですか
知ってて、悪くなる前に食べたんでしょう?

ひかり:
それは違うよ!(カットイン)
だから、それなら期限の切れてないやつを食べるってば!

ぽかり:
っていういいわけのために、しーるをはりかえたんじゃない?

ひかり:
それは違うよ!(証拠なし)

ゆかり:
それもあるけど、かいりに罪を被せて得するのは、その時間に家にいなかったやつなんだよ
私とポは確かに準備できたからこそ疑わしいんだけど、逆に言えば一番疑われないのはその場にいなかった二人なんだよ

かいり:
アリバイトリックとは、アリバイのある人間のためにある、そう言うことですね

ひかり:
それならあかりだって疑わしいじゃない
かいりが帰ってきたって言う15時半、私は確かにバイトしてたもん
証拠だって・・・出勤記録を見せればいいんでしょ?

あかり:
だがよぉ、私は聞き逃さなかったぜ?
お前確かに「バニラのフレーバー」つったよな?

ひかり:
え、言ってないけど

ぽかり:
いや、いってる
ふたつまえのはなしで

ひかり:
あっ

あかり:
食べてるからこそ出てくる発言
これはもう 黒 ですよねぇ?

ひかり:
・・・・・

ぽかり:
どうなの、ひかり

ひかり:
・・・おかしいよみんな
こんなの間違ってる
私が買ってこなかったら、みんなはそもそも食べられないんだよ?


あの、【禁断の味】をさァ...!


ゆかり:
有罪ギルティィ・・・

かいり:
不思議と殴り返そうとは思わないですね

ゆかり:
反撃が怖いんだ

かいり:
YES!YES!YES!

あかり:
じゃあお前はプレミアムプリンを食べたって認めるんだな

ひかり:
えぇ、認めるよ~ん
私が食べたんだよ、高級プリンを
それも、2ォ!
あーっはっはっはっは!

ぽかり:
なんてことなの・・・

ゆかり:
2個、だと・・・!?

あかり:
かいり、こいつ許せないよな!な!

かいり:
あ、あかりが取り押さえてくださいよ
自分か弱い大和撫子ですんであんな肌色面積の多いアバズレ、近寄りたくないです!
バカが感染うつる!

ぽかり:
てっきりおまえが かんせんげんだとおもってたぜ

ゆかり:
まあまあ
そもそも、2個食べたってのがおかしいんだよ
だって元々あったのは5個だよな、ポ

ぽかり:
そうだね
たしかにあれは5こだった
かさなってるとかもぜったいにない

ゆかり:
でも今ある空の容器は4個だ
ひかりが2個食べたんじゃ辻褄が合わない

ひかり:
ほう、いいところに気付きましたね
そう、私は2個プリンを食べた
それは事実だと認めるよ、ああ認める!
でもそれは、あくまで、の話だがな!
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