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女子修道院のお仕置き~セラスルート~
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分岐 セラスルート
何よ……三顧の礼どころじゃないわ。何度も私の誘いを断るなんて…でもそこがまた良いのだけれど……お姉様になって…優しく叱ってもらいながら……あら、開いてる」
ソファから立ち上がり、部屋の中をうろうろしながら己の欲望を口にするセラス。エレンの頭脳も体も全てが欲しかった。これが町娘ならとうに攫って自分の物にしているところだ。
相手が教皇庁でも絶大な人気を誇る女修道院長ではそうもいかない。さすがに、教会本部と事を構える事など出来るはずもない。
そうやっていると、執務机の引き出しが半分開いているのに気づいた。鍵の掛かる所だが、パドルを取り出すのに開けたのだろうか。自戒に使ったパドルが見えている。
「これを使うのは得意だけど……で、でもエレンが私に膝に乗りなさいって言うなら……」
思慕の念を持つ相手がこれ持つ姿を思い描いて、セラスは薄く頬を染めながらパドルを取り出した。
修道院で使う物の中でもっとも厳しいお仕置き用の物。これを使われればセラスとて子供のように泣き叫んでしまうだろう。
「セラス様っ!」
「え?」
ほんの数分前に部屋を出て行ったエレンが扉を開けて室内に入ってきていた。
「お茶はちょうど淹れてくれていたので、すぐに持って来れました。それよりも、他人の物を勝手に触るのは感心できませんね」
「あっ…えっと…わ、悪かったわ。引き出しが開いていたものだから、つい…」
エレンは二人分のお茶をテーブルに置くと、腰に手を当て妹を叱るような口調で静かに低い声でセラスを嗜めた。その様子にセラスの鼓動は早鐘のように高鳴った。
エレンはいつもそうやって叱る。この国でも有数の権力者となった自分を。
歳相応の子供として扱われるのは恥ずかしくもあり、悔しくもあり、少し嬉しかった。
「こちらにお座りなさい。お説教して差し上げます」
「な、何よ…私にお説教なんて…。ちょっと、そんな怖い顔しないでよ…わ、分かったわ、座るから…」
エレンから目を背けようとしたが、その澄んだ瞳に射竦められそれは叶わなかった。パドルを机の上に置くとおずおずとエレンの向かい側に座る。
「例えどれほど権力があり、高貴なお方だとしても他人の机を漁って良いわけはありません。違いますか?」
「う…、そうれはそうだけど…だから、悪かったって…言ってるじゃない?だからそんな怖い顔はやめてよ…」
エレンの曇りの無い純粋な怒りの視線。後ろめたさのあるセラスには到底まっすぐ見つめる事などできるはずもなった。
「な、何よ!その眼は!文句があるって言うの!?ならお尻でも何でも叩けばいいじゃない!このセラスにそんな事できるのかしらね!」
「なるほど…」
セラスは言ってしまったと思った。もう少し柔らかく言えばよかっただろうか?そう言ってしまえば厳格なエレンは、例え修道院の援助がなくなろうとも自分を許しはしないだろう。
鼓動が早まる。エレンを怒らせてしまった事は何よりも恐ろしく、微かに期待に満ちていた。
「エ、エレン…?」
エレンはソファから立ち上がると先程のパドルを手に戻ってきた。セラスはその光景を熱病に冒されたようにぼうっと見つめた。
怖れと期待。唾を飲み込もうとしたが上手くはいかなかった。
「セラス様?貴女には厳しいお仕置きが必要なようですね。私の膝にお乗りになってください」
慈愛の女神のように美しいエレン。思慕からくる思い描いた情景。
「い、いやよ…やめて…エレン…おねがいよ…」
誰に口を聞いているのかと一喝すれば済む話だった。例え素手であろうとも並の騎士よりも戦えるセラスが一修道女のエレンに負けるはずはない。
だと言うのにセラスの足はがくがくと震え、他者を威圧するはずの声は弱々しく怯えに満ちている。
「悪い事をしたら叱られるのは当然です。さぁ、たっぷりとお尻ペンペンして差し上げますから。どうしました?早くなさい、セラス様」
「ひっ……」
シスター達にいつも言っている事なのだろう。威厳があるその様子にセラスは手をぎゅっと握り締めながら俯いて、ゆっくりとエレンの膝に向かった。
「貴女は偉大な御領主様です。しかし、怖れながら可愛い妹のようにも思っております。強く賢く気高い貴女ですが、どこか危うい。そんな貴女を大切に思います」
「ずるい…そんな言い方ずるい…エレン。私だって…一番心を許せる姉のように思っているわ…そんな貴女に叱って欲しいって思うけど…」
欲しかった言葉がそこにあった。気がつけば腕を強く引かれ、憧れた女性の柔らかな膝に己の身を横たえていた。
「ならばしっかりと叱って差し上げます。さ、セラス様。厳しくお仕置きしますから覚悟なさってください」
「エ、エレン…お願い…余り酷くしないで…きゃあっ!?」
エレンはセラスの言葉を意に介さずに、黒のスカート捲ると淡い藍色のパンティを無造作に太股まで下ろした。
セラスの丸く形のよいお尻が剥き出しになった。生まれて初めてそんな風に扱われる。領主としての自分、憧れの女性に恥ずかしい所を見られている自分。
羞恥で涙が溢れてくる。セラスはすでに顔をいやいやと振りながら涙を流していた。
「しっかりと反省するのですよ?躾けは初めが肝心ですから、厳しく致しますからね」
バッチィーンッ!
「あああーっ!?」
初めてお尻を叩かれるセラスには余りにも厳しい打ち方。日常的にお仕置きを受けているシスターでさえ、すぐに泣き叫んで許しを請う厳しいお尻打ちだった。
バッチィーンッ!バッチィーンッ!バッチィーンッ!バッチィーンッ!バッチィーンッ!バッチィーンッ!バッチィーンッ!
「痛ぁいぃっ!やだっ!やだやだぁっ!ひぃーっ!痛いぃっ!こんなの無理よぉっ!ああーっ!」
セラスはすぐにエレンの膝から逃れようとしたが、巧みに腰を掴んで逃がしはしなかった。
「セラス様!素直にお仕置きを受けれないならいつまでも終わりませんよ。ムチも追加して差し上げましょうか?」
バッチィーンッ!バッチィーンッ!バッチィーンッ!バッチィーンッ!バッチィーンッ!バッチィーンッ!バッチィーンッ!
「いやぁっ!だっていたいぃっ!エレンもうやめてぇっ!反省したわっ!いたぁいっ!もう反省したからぁっ!」
セラスのお尻はあっという間に真っ赤に腫れ上がり、その厳しい痛みに泣き叫んでいる。領主としてのプライドは痛みの前で崩壊していた。
両足をバタつかせ、子供のようにわんわんと泣いた。
「人の机を勝手に漁って悪い子ですね?セラス様」
バッチィーンッ!バッチィーンッ!バッチィーンッ!バッチィーンッ!バッチィーンッ!バッチィーンッ!バッチィーンッ!
「ひぃーっ!いたいいたいぃっ!ごめんなさいぃっ!もうしませんっ!あああーっ!ごめんなさいぃっ!」
あれほど憧れた柔らかな膝の上は、あまりにも辛く羞恥に満ちた場所だった。初めてのお仕置きとしては誰もこれ程厳しく打たれる事はないだろう。
エレンは本当に大事な妹のように思っていたからこそ、誰に対するよりも厳しくお仕置きをする。
バッチィーンッ!バッチィーンッ!バッチィーンッ!バッチィーンッ!バッチィーンッ!バッチィーンッ!バッチィーンッ!
「いやっ!いやぁっ!こんなのひどいぃっ!えれんーっ!いやよぉっ!いたいのっ!おしりいたいのぉっ!うわーんっ!」
セラスは身を捩り、必死に膝の上でもがいた。エレンはそれでも許さず、腫れ上がったお尻に硬いパドルを叩きつける。
「目上の者には礼節を持って接しなくてはなりませんよ?何です先程の態度は?程度があるでしょうに」
バッチィーンッ!バッチィーンッ!バッチィーンッ!バッチィーンッ!バッチィーンッ!バッチィーンッ!バッチィーンッ!
「ごめんなさいっ!えれん、ごめんなさぃっ!もうしませんからぁっ!はんせいしましたぁっ!えれんーっ!いやぁっ!」
セラスのお尻が一回りも腫れ上がり、赤黒い痣に覆われた頃ようやくエレンは手を止めた。セラスは涙と汗で顔を濡らしながら、蹲る様にしてしゃくり上げている。
剥き出しのお尻を晒したままソファに横たわっているセラスを、エレンは冷静に立ち上がらせる。
「よく我慢しましたねセラス様。さ、反省の時間ですよ。あの隅まで行ってお尻を出したまま私が良いというまで立っていなさい。もし、動けばまたお尻ですよ」
「やだぁ…エレン許して…お願いよ…」
「いけません。言う事を聞かないのであれば本当にケインでお尻をぶってしまいますよ?」
小さな子供を叱りつけ追い立てる仕草。お仕置きは厳しかったが、エレンのセラスに対する態度は幼い子供に対するようだった。
「……わかったわ」
セラスは俯いたまま幼子のようにそう言うと、許されないと分かったのかとぼとぼと部屋の隅まで行きお尻を出したままぐすぐすと涙を流した。
「うぅ…いじわる…」
「はい?何かおっしゃいましたか?」
「い、言ってないわよぅ…ちゃんと反省します…」
「よろしい。手は前ですよ」
「はぃ…」
火傷ような酷い痛みと引きつるような鈍痛が同時にセラスのお尻を苛んでいる。試しにお尻を触ってみようかと思ったが、エレンは本当にケインで自分のお尻を打ちかねない。
さすがにそれは恐ろしかった。そうやって素直に腫れ上がったお尻を晒したまま、永遠にも思える時間じっと立っていると不意にエレンが優しく声をかけた。
「もういいですよセラス様。素直に反省できましたね」
セラスが恐々に振り返るとエレンはソファに腰掛けながら、慈愛に満ちた顔で微笑んでいた。いつもの大好きで憧れた年上の人。
セラスは足首に絡まるパンティに苦労しながらもエレンに駆け寄り抱きついた。そんな事をしたのは初めてだったが、エレンは優しく抱きとめてやった。
「何よ…私にこんな事して…酷いわ…誰だと思っているのよ…」
「まぁ、叱られる様な事をしたセラス様がいけないのでしょう?例え領主様でも悪い事をした子はうんとお尻をぶたれて当然です」
「もう!うぅ~、もっと撫でて!」
「はいはい。でもセラス様?これからは貴女の躾は私が厳しくして上げます。よろしいですね?」
エレンの胸に鼻先を埋めながらねだるセラスの頭をエレンはゆっくりと撫でてやる。その上でこの尊大で可愛い子に有無を言わせぬ口調でそう宣言した。
「き、厳しく…?し、叱ってくれてもいいわ…でも優しくしてよね…」
エレンに叱られて許されるのは嫌ではない。お仕置きは辛かったが、こうして抱きしめてもらえる。でも修道院の厳しいお仕置きで躾けられるのは何とも恐ろしかった。
「セラス様甘えは許しませんよ?やれやれ、シスターなら当分毎日ここに呼び出してお仕置きするところですが、貴女はそうもいきません。…私がこれから毎日お屋敷にお尻を叩きに通って上げましょう」
「そ、そんなぁ…」
結局それからセラスは何日もの間エレンの膝の上でお尻を叩かれて泣き叫ぶ事になってしまった。そしてなぜかは分からないが、尊大さが少し納まったセラスの様子に部下全員がエレンの指導力に感服し、事ある毎にエレンに相談に行くことになる。
相談寄せられると、セラスは私室の扉を硬く閉ざしてエレンと二人きりになる。その時、セラスの顔色が真っ青になっている事をメイド達は不思議に思うのだった。
「ひぃーっ!ごめんなさぁいっ!エレン許してぇっ!痛いよぉっ!」
「今日はケインもありますからたっぷりとお尻を痛くして差し上げますよ?」
二人だけの厳しく優しい関係は続く。
何よ……三顧の礼どころじゃないわ。何度も私の誘いを断るなんて…でもそこがまた良いのだけれど……お姉様になって…優しく叱ってもらいながら……あら、開いてる」
ソファから立ち上がり、部屋の中をうろうろしながら己の欲望を口にするセラス。エレンの頭脳も体も全てが欲しかった。これが町娘ならとうに攫って自分の物にしているところだ。
相手が教皇庁でも絶大な人気を誇る女修道院長ではそうもいかない。さすがに、教会本部と事を構える事など出来るはずもない。
そうやっていると、執務机の引き出しが半分開いているのに気づいた。鍵の掛かる所だが、パドルを取り出すのに開けたのだろうか。自戒に使ったパドルが見えている。
「これを使うのは得意だけど……で、でもエレンが私に膝に乗りなさいって言うなら……」
思慕の念を持つ相手がこれ持つ姿を思い描いて、セラスは薄く頬を染めながらパドルを取り出した。
修道院で使う物の中でもっとも厳しいお仕置き用の物。これを使われればセラスとて子供のように泣き叫んでしまうだろう。
「セラス様っ!」
「え?」
ほんの数分前に部屋を出て行ったエレンが扉を開けて室内に入ってきていた。
「お茶はちょうど淹れてくれていたので、すぐに持って来れました。それよりも、他人の物を勝手に触るのは感心できませんね」
「あっ…えっと…わ、悪かったわ。引き出しが開いていたものだから、つい…」
エレンは二人分のお茶をテーブルに置くと、腰に手を当て妹を叱るような口調で静かに低い声でセラスを嗜めた。その様子にセラスの鼓動は早鐘のように高鳴った。
エレンはいつもそうやって叱る。この国でも有数の権力者となった自分を。
歳相応の子供として扱われるのは恥ずかしくもあり、悔しくもあり、少し嬉しかった。
「こちらにお座りなさい。お説教して差し上げます」
「な、何よ…私にお説教なんて…。ちょっと、そんな怖い顔しないでよ…わ、分かったわ、座るから…」
エレンから目を背けようとしたが、その澄んだ瞳に射竦められそれは叶わなかった。パドルを机の上に置くとおずおずとエレンの向かい側に座る。
「例えどれほど権力があり、高貴なお方だとしても他人の机を漁って良いわけはありません。違いますか?」
「う…、そうれはそうだけど…だから、悪かったって…言ってるじゃない?だからそんな怖い顔はやめてよ…」
エレンの曇りの無い純粋な怒りの視線。後ろめたさのあるセラスには到底まっすぐ見つめる事などできるはずもなった。
「な、何よ!その眼は!文句があるって言うの!?ならお尻でも何でも叩けばいいじゃない!このセラスにそんな事できるのかしらね!」
「なるほど…」
セラスは言ってしまったと思った。もう少し柔らかく言えばよかっただろうか?そう言ってしまえば厳格なエレンは、例え修道院の援助がなくなろうとも自分を許しはしないだろう。
鼓動が早まる。エレンを怒らせてしまった事は何よりも恐ろしく、微かに期待に満ちていた。
「エ、エレン…?」
エレンはソファから立ち上がると先程のパドルを手に戻ってきた。セラスはその光景を熱病に冒されたようにぼうっと見つめた。
怖れと期待。唾を飲み込もうとしたが上手くはいかなかった。
「セラス様?貴女には厳しいお仕置きが必要なようですね。私の膝にお乗りになってください」
慈愛の女神のように美しいエレン。思慕からくる思い描いた情景。
「い、いやよ…やめて…エレン…おねがいよ…」
誰に口を聞いているのかと一喝すれば済む話だった。例え素手であろうとも並の騎士よりも戦えるセラスが一修道女のエレンに負けるはずはない。
だと言うのにセラスの足はがくがくと震え、他者を威圧するはずの声は弱々しく怯えに満ちている。
「悪い事をしたら叱られるのは当然です。さぁ、たっぷりとお尻ペンペンして差し上げますから。どうしました?早くなさい、セラス様」
「ひっ……」
シスター達にいつも言っている事なのだろう。威厳があるその様子にセラスは手をぎゅっと握り締めながら俯いて、ゆっくりとエレンの膝に向かった。
「貴女は偉大な御領主様です。しかし、怖れながら可愛い妹のようにも思っております。強く賢く気高い貴女ですが、どこか危うい。そんな貴女を大切に思います」
「ずるい…そんな言い方ずるい…エレン。私だって…一番心を許せる姉のように思っているわ…そんな貴女に叱って欲しいって思うけど…」
欲しかった言葉がそこにあった。気がつけば腕を強く引かれ、憧れた女性の柔らかな膝に己の身を横たえていた。
「ならばしっかりと叱って差し上げます。さ、セラス様。厳しくお仕置きしますから覚悟なさってください」
「エ、エレン…お願い…余り酷くしないで…きゃあっ!?」
エレンはセラスの言葉を意に介さずに、黒のスカート捲ると淡い藍色のパンティを無造作に太股まで下ろした。
セラスの丸く形のよいお尻が剥き出しになった。生まれて初めてそんな風に扱われる。領主としての自分、憧れの女性に恥ずかしい所を見られている自分。
羞恥で涙が溢れてくる。セラスはすでに顔をいやいやと振りながら涙を流していた。
「しっかりと反省するのですよ?躾けは初めが肝心ですから、厳しく致しますからね」
バッチィーンッ!
「あああーっ!?」
初めてお尻を叩かれるセラスには余りにも厳しい打ち方。日常的にお仕置きを受けているシスターでさえ、すぐに泣き叫んで許しを請う厳しいお尻打ちだった。
バッチィーンッ!バッチィーンッ!バッチィーンッ!バッチィーンッ!バッチィーンッ!バッチィーンッ!バッチィーンッ!
「痛ぁいぃっ!やだっ!やだやだぁっ!ひぃーっ!痛いぃっ!こんなの無理よぉっ!ああーっ!」
セラスはすぐにエレンの膝から逃れようとしたが、巧みに腰を掴んで逃がしはしなかった。
「セラス様!素直にお仕置きを受けれないならいつまでも終わりませんよ。ムチも追加して差し上げましょうか?」
バッチィーンッ!バッチィーンッ!バッチィーンッ!バッチィーンッ!バッチィーンッ!バッチィーンッ!バッチィーンッ!
「いやぁっ!だっていたいぃっ!エレンもうやめてぇっ!反省したわっ!いたぁいっ!もう反省したからぁっ!」
セラスのお尻はあっという間に真っ赤に腫れ上がり、その厳しい痛みに泣き叫んでいる。領主としてのプライドは痛みの前で崩壊していた。
両足をバタつかせ、子供のようにわんわんと泣いた。
「人の机を勝手に漁って悪い子ですね?セラス様」
バッチィーンッ!バッチィーンッ!バッチィーンッ!バッチィーンッ!バッチィーンッ!バッチィーンッ!バッチィーンッ!
「ひぃーっ!いたいいたいぃっ!ごめんなさいぃっ!もうしませんっ!あああーっ!ごめんなさいぃっ!」
あれほど憧れた柔らかな膝の上は、あまりにも辛く羞恥に満ちた場所だった。初めてのお仕置きとしては誰もこれ程厳しく打たれる事はないだろう。
エレンは本当に大事な妹のように思っていたからこそ、誰に対するよりも厳しくお仕置きをする。
バッチィーンッ!バッチィーンッ!バッチィーンッ!バッチィーンッ!バッチィーンッ!バッチィーンッ!バッチィーンッ!
「いやっ!いやぁっ!こんなのひどいぃっ!えれんーっ!いやよぉっ!いたいのっ!おしりいたいのぉっ!うわーんっ!」
セラスは身を捩り、必死に膝の上でもがいた。エレンはそれでも許さず、腫れ上がったお尻に硬いパドルを叩きつける。
「目上の者には礼節を持って接しなくてはなりませんよ?何です先程の態度は?程度があるでしょうに」
バッチィーンッ!バッチィーンッ!バッチィーンッ!バッチィーンッ!バッチィーンッ!バッチィーンッ!バッチィーンッ!
「ごめんなさいっ!えれん、ごめんなさぃっ!もうしませんからぁっ!はんせいしましたぁっ!えれんーっ!いやぁっ!」
セラスのお尻が一回りも腫れ上がり、赤黒い痣に覆われた頃ようやくエレンは手を止めた。セラスは涙と汗で顔を濡らしながら、蹲る様にしてしゃくり上げている。
剥き出しのお尻を晒したままソファに横たわっているセラスを、エレンは冷静に立ち上がらせる。
「よく我慢しましたねセラス様。さ、反省の時間ですよ。あの隅まで行ってお尻を出したまま私が良いというまで立っていなさい。もし、動けばまたお尻ですよ」
「やだぁ…エレン許して…お願いよ…」
「いけません。言う事を聞かないのであれば本当にケインでお尻をぶってしまいますよ?」
小さな子供を叱りつけ追い立てる仕草。お仕置きは厳しかったが、エレンのセラスに対する態度は幼い子供に対するようだった。
「……わかったわ」
セラスは俯いたまま幼子のようにそう言うと、許されないと分かったのかとぼとぼと部屋の隅まで行きお尻を出したままぐすぐすと涙を流した。
「うぅ…いじわる…」
「はい?何かおっしゃいましたか?」
「い、言ってないわよぅ…ちゃんと反省します…」
「よろしい。手は前ですよ」
「はぃ…」
火傷ような酷い痛みと引きつるような鈍痛が同時にセラスのお尻を苛んでいる。試しにお尻を触ってみようかと思ったが、エレンは本当にケインで自分のお尻を打ちかねない。
さすがにそれは恐ろしかった。そうやって素直に腫れ上がったお尻を晒したまま、永遠にも思える時間じっと立っていると不意にエレンが優しく声をかけた。
「もういいですよセラス様。素直に反省できましたね」
セラスが恐々に振り返るとエレンはソファに腰掛けながら、慈愛に満ちた顔で微笑んでいた。いつもの大好きで憧れた年上の人。
セラスは足首に絡まるパンティに苦労しながらもエレンに駆け寄り抱きついた。そんな事をしたのは初めてだったが、エレンは優しく抱きとめてやった。
「何よ…私にこんな事して…酷いわ…誰だと思っているのよ…」
「まぁ、叱られる様な事をしたセラス様がいけないのでしょう?例え領主様でも悪い事をした子はうんとお尻をぶたれて当然です」
「もう!うぅ~、もっと撫でて!」
「はいはい。でもセラス様?これからは貴女の躾は私が厳しくして上げます。よろしいですね?」
エレンの胸に鼻先を埋めながらねだるセラスの頭をエレンはゆっくりと撫でてやる。その上でこの尊大で可愛い子に有無を言わせぬ口調でそう宣言した。
「き、厳しく…?し、叱ってくれてもいいわ…でも優しくしてよね…」
エレンに叱られて許されるのは嫌ではない。お仕置きは辛かったが、こうして抱きしめてもらえる。でも修道院の厳しいお仕置きで躾けられるのは何とも恐ろしかった。
「セラス様甘えは許しませんよ?やれやれ、シスターなら当分毎日ここに呼び出してお仕置きするところですが、貴女はそうもいきません。…私がこれから毎日お屋敷にお尻を叩きに通って上げましょう」
「そ、そんなぁ…」
結局それからセラスは何日もの間エレンの膝の上でお尻を叩かれて泣き叫ぶ事になってしまった。そしてなぜかは分からないが、尊大さが少し納まったセラスの様子に部下全員がエレンの指導力に感服し、事ある毎にエレンに相談に行くことになる。
相談寄せられると、セラスは私室の扉を硬く閉ざしてエレンと二人きりになる。その時、セラスの顔色が真っ青になっている事をメイド達は不思議に思うのだった。
「ひぃーっ!ごめんなさぁいっ!エレン許してぇっ!痛いよぉっ!」
「今日はケインもありますからたっぷりとお尻を痛くして差し上げますよ?」
二人だけの厳しく優しい関係は続く。
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