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1章
10.~ぬいぐるみでも見つかるのか?~
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果たして、今の状態で俺が見つかってしまえば、一体どうなるのだろうか。羊のぬいぐるみが動くだけでも可笑しな話なのに、壁抜けまでするとなれば、珍妙な新生物かはたまたどこかの国の新技術なのかと騒ぎ立てられるに違いない。夢見た少女に見つかってしまえば、魔法少女のマスコットだと騒ぎ立てるだろう。
疲れたOLに捕まれば、『話ができるぬいぐるみはいいね、ストレス発散になるわ』とでも言われて、ひたすら愚痴を聞かされるに違いない。そうなって捕まって仕舞えば、脳内での時間などあっという間に消費してしまう。つまりはこのぬいぐるみから離れて、俺はあのドロのようになり現世に悪霊とどまるのだろう。だからこそ、人が少なそうな場所を見つけてすり抜けていく。廊下は使わずに、部屋から部屋へと移り行く。病室にはベッドがあるので、下を通れば小さなぬいぐるみは簡単に目を盗むことができる。
「こうして、深夜の病室に入って徘徊するハメになるとは。少しでも見つかったら、病院の七不思議に仲間入りだろうな。」
そう呟き、順調に赤い針の示す先へ近づいていく。たまに行きすぎて、針が向きを変える。そうしたら上の階へ浮かんでは、また針の方向へ歩いていく。ぬいぐるみのおかげか、足音がたたないと言うのは、とても便利だ。そうして、また上へ抜けると、目の前に少年の顔と対面して、目が合ってしまった。今週のしまった!
「え??え????」
「ま、まずい。これは。」
どうしてぬいぐるみが下から、と声に出したくても、驚きすぎて言葉にならないのだろう。ただ、口をパクパクとして、少しの空気が漏れている。
「に、逃げるんだよォーーー!!!」
三十六計逃げるに如かず!逃げるが勝ちで、逃げの一手ばかりで今までもどうにかしてきたはずだった。なぜか今までよりも、生きていた頃の記憶が簡単に蘇った。いつも、何かの言い訳をしては、虎口を逃れては竜穴に入るように災難はやってきた。それでも、最後まで逃げ切れば、なんだかんだ生きていけたのである。トラックからは逃げられなかったのは、どうしようもないだろう。思わず人間の頃の記憶から、ドアに走りすり抜ける。
「なにあれー!!すげー!!」
その無邪気な声が背中から聞こえて、追いかけてきていることが分かった。これは一心不乱に逃げるしかないな。そうして、廊下に出れば走っていく。ただ、歩幅が狭いためか後ろから追いかけてくる子供の声が近くなってくる。少し振り返ると、あまりにも子供が大きく感じる。
「なるほど、これが子供に追いかけられる猫の気持ちか。これは確かに、逃げるだろうな。」
いや、そんなことを言っている場合ではない。もうすぐに追いつかれてしまう。ここで捕まれば、あの子はこの一晩俺のもふもふとした柔らかい体を離さないだろう。恐れていた事態がすぐ後ろに迫っていた。
「もう、ダメかもしれない。人間の体ならまだしも、この体ではーーー」
「上に飛んでください!その状態なら出来るでしょ!」
その声に返事をする前に、体が動いていた。そうして、浮かんだ体で上の階に向かう事で先程までのスピードよりも早く天井へ向かっていく。何とかその両手に捕まるのを逃れることができた。声がした方向へ飛んでいくと、白い手が天井からぬるっと生えてきた。その細くて絹のような肌、差し伸べられる手にはどこか見覚えがあった。手を取ると、一気に引き上げられる。思いっきり、上の階へ引き上げられて、まるで一本釣りをされたように打ちつけられた。
「危なかったですね!この死神ちゃんがいなければ、一体どうなっていた事やら。まあ、お礼は向こうに戻ってからで、、、え?」
この調子のいい話し方は、彼女しかいないだろう。手を握った腕に巻いた針が赤く向こうを指している。見つけに行ったのに、最後には見つけられてしまった。俺の魂に気がついたのだろう。それこそ、先程仕事をした相手が目の前にいるのだから忘れるはずがないだろう。どうして?とでも言いたげな顔で口を大きく広げて、手で覆っている。また古典的な仕草だな。
「死神ちゃん、えーとさっきぶり。君を探してここまで来たんだ。」
咄嗟に出てきた言葉は、場面が違えばあまりにもキザだろう。ただ、俺にとっては切羽詰まった問題だ。その言葉を勘違いしたのか、彼女の頬は赤く染まる。
「えー、えーっと。え?こんなおばちゃんになに言ってんすか?っていうか、死神ちゃんは結婚とかできませんよ!?惚れてくれるのは、嬉しいですがそんな刹那主義な魂とは、ちょっと。うーん、やっぱり無理。」
秒でフラれたらしい。魂になって初めての、告白のつもりではない告白は、飴細工よりも脆い代物だった。
「いやちげーよ!この脳内までピンク死神!」
「ひどい!確かにピンクの髪色は入ってますよ!それでも脳内までって、言っていいことと悪いことがあると思います!」
喚く喚く。ピーピーとうるさいが、実際に全ての非はあちらにあるのだから、これぐらい言っていいだろう。
「いや、俺にはここまで言える権利がある!原因、自己肯定感マシマシの死神ちゃんはわかりますか?」
「そんな権利なんて!あるわけ…無い……です、よね?」
ゆっくりと、現状を飲み込んできたらしい。先程までのクライアントが何故わざわざ危険を犯してまで、アースに来たのか。どうしてぬいぐるみのような羊の肉体が手に入れられたのか。腕に巻いた針が、彼女に向いている理由。そうして、一つ一つを確認するように見つめる事で、顔が引きつっていく。
「もしかして、私、なにかミスしちゃいました?」
繕った笑顔は、俺も生前によくしていたな。思い出して、できるだけ優しい眼差しで、満面の笑みでこう言った。
「上司の方、凄いお怒りでしたよ!」
もちろん嘘である。いや、本当かもしれない。
「やっぱりだーー!魂だけで追ってくるなんて、絶対なんかやらかしちゃったんだ!え、なに?何だろ?全然想像つかないんだけど!」
さっきまでの飄々とした、そして胡散臭い敬語が取れてしまえば、あまりにもポンコツが溢れる話し方をする。
「ここまで来て、自分がしたミスをまだわからないんですか!?自分ですごい死神ちゃんとか宣言してたくせに!?」
「ヤーメーテー!やめてください!パワハラです!モラハラです!セクハラです!クレームは受け付けていませーーん。」
あまりにも無茶苦茶な言い訳をする。まるで覚えたての単語を覚えた4歳児みたいだ。不安になる。
「どうやって逃げよう。ミスの原因もわからないから、言い訳もできないし。」
今でも、こんなことを呟いているし。とりあえず、説明しないと話も進まない。こちらには時間がないし、病室でここまで騒ぐのはこれ以上はよくない気がする。
「えーと、とりあえずミスをして叱られる人を見るのも、あまり気持ちがいいものではないので落ち着いて聞いてもらえますか。俺がここまで追ってきたのは、『死亡診断書』を貰いに来たんです。だから、さっさと貰ってもいいですか。」
最後の最後に辛辣さが出てしまった。その言葉にビクッと反応する死神ちゃんを見て、忍びない気持ちになるのは本当だ。
「え、えっと『死亡診断書』渡しませんでした?確か渡し舟で、お渡しするために作成して、一度このポケットの……中に……入れて……。」
「ありましたか?」
「ありました。」
疲れたOLに捕まれば、『話ができるぬいぐるみはいいね、ストレス発散になるわ』とでも言われて、ひたすら愚痴を聞かされるに違いない。そうなって捕まって仕舞えば、脳内での時間などあっという間に消費してしまう。つまりはこのぬいぐるみから離れて、俺はあのドロのようになり現世に悪霊とどまるのだろう。だからこそ、人が少なそうな場所を見つけてすり抜けていく。廊下は使わずに、部屋から部屋へと移り行く。病室にはベッドがあるので、下を通れば小さなぬいぐるみは簡単に目を盗むことができる。
「こうして、深夜の病室に入って徘徊するハメになるとは。少しでも見つかったら、病院の七不思議に仲間入りだろうな。」
そう呟き、順調に赤い針の示す先へ近づいていく。たまに行きすぎて、針が向きを変える。そうしたら上の階へ浮かんでは、また針の方向へ歩いていく。ぬいぐるみのおかげか、足音がたたないと言うのは、とても便利だ。そうして、また上へ抜けると、目の前に少年の顔と対面して、目が合ってしまった。今週のしまった!
「え??え????」
「ま、まずい。これは。」
どうしてぬいぐるみが下から、と声に出したくても、驚きすぎて言葉にならないのだろう。ただ、口をパクパクとして、少しの空気が漏れている。
「に、逃げるんだよォーーー!!!」
三十六計逃げるに如かず!逃げるが勝ちで、逃げの一手ばかりで今までもどうにかしてきたはずだった。なぜか今までよりも、生きていた頃の記憶が簡単に蘇った。いつも、何かの言い訳をしては、虎口を逃れては竜穴に入るように災難はやってきた。それでも、最後まで逃げ切れば、なんだかんだ生きていけたのである。トラックからは逃げられなかったのは、どうしようもないだろう。思わず人間の頃の記憶から、ドアに走りすり抜ける。
「なにあれー!!すげー!!」
その無邪気な声が背中から聞こえて、追いかけてきていることが分かった。これは一心不乱に逃げるしかないな。そうして、廊下に出れば走っていく。ただ、歩幅が狭いためか後ろから追いかけてくる子供の声が近くなってくる。少し振り返ると、あまりにも子供が大きく感じる。
「なるほど、これが子供に追いかけられる猫の気持ちか。これは確かに、逃げるだろうな。」
いや、そんなことを言っている場合ではない。もうすぐに追いつかれてしまう。ここで捕まれば、あの子はこの一晩俺のもふもふとした柔らかい体を離さないだろう。恐れていた事態がすぐ後ろに迫っていた。
「もう、ダメかもしれない。人間の体ならまだしも、この体ではーーー」
「上に飛んでください!その状態なら出来るでしょ!」
その声に返事をする前に、体が動いていた。そうして、浮かんだ体で上の階に向かう事で先程までのスピードよりも早く天井へ向かっていく。何とかその両手に捕まるのを逃れることができた。声がした方向へ飛んでいくと、白い手が天井からぬるっと生えてきた。その細くて絹のような肌、差し伸べられる手にはどこか見覚えがあった。手を取ると、一気に引き上げられる。思いっきり、上の階へ引き上げられて、まるで一本釣りをされたように打ちつけられた。
「危なかったですね!この死神ちゃんがいなければ、一体どうなっていた事やら。まあ、お礼は向こうに戻ってからで、、、え?」
この調子のいい話し方は、彼女しかいないだろう。手を握った腕に巻いた針が赤く向こうを指している。見つけに行ったのに、最後には見つけられてしまった。俺の魂に気がついたのだろう。それこそ、先程仕事をした相手が目の前にいるのだから忘れるはずがないだろう。どうして?とでも言いたげな顔で口を大きく広げて、手で覆っている。また古典的な仕草だな。
「死神ちゃん、えーとさっきぶり。君を探してここまで来たんだ。」
咄嗟に出てきた言葉は、場面が違えばあまりにもキザだろう。ただ、俺にとっては切羽詰まった問題だ。その言葉を勘違いしたのか、彼女の頬は赤く染まる。
「えー、えーっと。え?こんなおばちゃんになに言ってんすか?っていうか、死神ちゃんは結婚とかできませんよ!?惚れてくれるのは、嬉しいですがそんな刹那主義な魂とは、ちょっと。うーん、やっぱり無理。」
秒でフラれたらしい。魂になって初めての、告白のつもりではない告白は、飴細工よりも脆い代物だった。
「いやちげーよ!この脳内までピンク死神!」
「ひどい!確かにピンクの髪色は入ってますよ!それでも脳内までって、言っていいことと悪いことがあると思います!」
喚く喚く。ピーピーとうるさいが、実際に全ての非はあちらにあるのだから、これぐらい言っていいだろう。
「いや、俺にはここまで言える権利がある!原因、自己肯定感マシマシの死神ちゃんはわかりますか?」
「そんな権利なんて!あるわけ…無い……です、よね?」
ゆっくりと、現状を飲み込んできたらしい。先程までのクライアントが何故わざわざ危険を犯してまで、アースに来たのか。どうしてぬいぐるみのような羊の肉体が手に入れられたのか。腕に巻いた針が、彼女に向いている理由。そうして、一つ一つを確認するように見つめる事で、顔が引きつっていく。
「もしかして、私、なにかミスしちゃいました?」
繕った笑顔は、俺も生前によくしていたな。思い出して、できるだけ優しい眼差しで、満面の笑みでこう言った。
「上司の方、凄いお怒りでしたよ!」
もちろん嘘である。いや、本当かもしれない。
「やっぱりだーー!魂だけで追ってくるなんて、絶対なんかやらかしちゃったんだ!え、なに?何だろ?全然想像つかないんだけど!」
さっきまでの飄々とした、そして胡散臭い敬語が取れてしまえば、あまりにもポンコツが溢れる話し方をする。
「ここまで来て、自分がしたミスをまだわからないんですか!?自分ですごい死神ちゃんとか宣言してたくせに!?」
「ヤーメーテー!やめてください!パワハラです!モラハラです!セクハラです!クレームは受け付けていませーーん。」
あまりにも無茶苦茶な言い訳をする。まるで覚えたての単語を覚えた4歳児みたいだ。不安になる。
「どうやって逃げよう。ミスの原因もわからないから、言い訳もできないし。」
今でも、こんなことを呟いているし。とりあえず、説明しないと話も進まない。こちらには時間がないし、病室でここまで騒ぐのはこれ以上はよくない気がする。
「えーと、とりあえずミスをして叱られる人を見るのも、あまり気持ちがいいものではないので落ち着いて聞いてもらえますか。俺がここまで追ってきたのは、『死亡診断書』を貰いに来たんです。だから、さっさと貰ってもいいですか。」
最後の最後に辛辣さが出てしまった。その言葉にビクッと反応する死神ちゃんを見て、忍びない気持ちになるのは本当だ。
「え、えっと『死亡診断書』渡しませんでした?確か渡し舟で、お渡しするために作成して、一度このポケットの……中に……入れて……。」
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