怖い話 が好きなヤマダさん

ヤマダさんの話

記憶喪失

　彼は記憶喪失だ。彼には身の回りのお世話をしてくれる女性がいた。しかし彼にはその女性が誰なのかわからない。

彼の記憶を呼び戻すべく、女性は多くの医者に彼を診てもらった。

そしてついに、彼は記憶の大部分を取り戻した。

彼は申し訳なさそうに言った。

「あなたは本当に私の妻ですか？どうしてもあなたのことを思い出せないんだ」

女性は低い声でこう言った。


「そんなことは重要ではありません。私はあなたにたった１つだけ、聞きたいことがあるんです」









「なぜ私を殺したのですか？」

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　　「うわあぁぁぁ！！！！！」

ヤマダレイカが驚いたボクをポカンと見つめている。


　「…なんや？そんな怖かったん？」

ニヤリと口角が上がっている。自分の話を怖がってくれて嬉しいのだろうか。

しかし、僕が驚いたのは、そんなくだらない話ではなく、彼女の後ろで、






「なぜ私を殺したのですか？」

と、凄い形相で睨む女だった。

もしかしたら、彼女の言うとおり、僕は本当に霊感があるのかもしれない。