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しおりを挟む目が覚めた。
森のなかにいる。
ドラマや映画だと天国や地獄は人それぞれで自分の行きたい場所や時間になると聞いたことがある。
「おれは森に行きたかったのかな?確かに早めに隠居したいなとは考えたけど」
長年一人だった為独り言がクセになってるみたいだ。
《少年よ、すまない。》
声の方へ顔を向けると、童話に出てくるような5体の獣達がいた。
というか龍までいる。四神?かな?
《突然のことで困惑しているだろう?我の名は黄竜(コウリュウ)。少し今の状況を伝えてもいいかな?》
真ん中にいた金色の竜が話しているようだ。
状況?意識してからずっと混乱続きだ。
最後の記憶も定かではない。
《私の後ろにいるのは、君の世界でいう四神達だ。実は我も含め君の世界で存在が維持できなくなる手前の状態だったのだ》
黄竜が話すと四神が両脇に控える。
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