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夢魔討伐編
第14話
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「守れ! 誰一人として先に進ませるな!」
声を張り上げ、皆を鼓舞するフォルテムを船の上から見つめる。
私――ラウルスティア・ニクス・リベロは戦場で最も安全な後方にいた。本当はフォルテムの近くに居たかったが、彼に迷惑をかける訳にはいかない。
この戦い、私は最初街を完全に奪還するための戦いだと思い込んでいた。
しかし、フォルテムはそう考えていなかったらしい。ここに来るまでに説明を受けたが、私たちニクスの民の力を総結集しても敵の大将――メトゥス・ディーバ一人には敵わないからとのことだ。
何が歌姫だ。あの長身筋肉尽くしのアルビノ女め。
メトゥスの階級は蒼級。リボルヴィア殿と同格だ。
リボルヴィア殿がいなければ、今回の戦いは、メトゥスとの戦闘を避け、ロンディウム大陸へと援軍と物資を送り続けるために利用しているここ――氷結大陸唯一の港の船を破壊、もしくは奪い返し、街の外へと出る。
そして、船を取り戻しに街の外に出た魔人族たちを地の利と天の利を生かし、撃破していくという作戦だったらしい。
だが、リボルヴィア殿が来たことで今回の戦いの目的が変わった。
蒼級には蒼級をぶつける。他力本願の戦法だ。
なら、リボルヴィア殿一人だけで街に向かえば良いのでは?と私は思い、尋ねてみたが、それではこちらの戦士としての面目が立たないということで当初の目的であった港の奪取をすることにしたらしい。
確かにこれは私たちの戦いだ。それに全く私たちが関わっていないというのは可笑しなことだ。
だが、できるならば私はメトゥスをこの手で殺したかった。
なんせ、あの夢魔は私の家族を殺した張本人だったから。
「クソッ奴等どれだけいやがるんだッ」
私の護衛をしている戦士が冷や汗を流し、悪態をつく。
彼の視線は壁替わりとして使っている崩壊させた家屋の更に奥を見ていた。フォルテムの視線からは見えないだろうが、彼よりも高い位置にいる私には同じ景色が見える。
まるで鼠のようにウジャウジャと引っ切り無しに敵を殲滅せんと魔人族が姿を現している。
「塵共が……私の国を我が物顔で歩きやがって」
「全くです。ぶっ殺してやりましょう!!」
戦士の一人の言葉に他にも護衛としていた戦士たちが強く頷く。
フォルテムはこんな発言を私がしたと知ったら、豹変ぶりに頭を抱えるだろうが、彼等は良い方向に受け取ってくれる。
そんなに彼は私の性格が変わったのが嫌なのだろうか。なら、二人っきりの時に前と同じ性格になって「実は強がっているだけなの」とか言ってみようかな。多分、甘えさせてくれるはずだ。
「ぐぅううッ左の壁が破られるぞ! 奴等、壁を乗り越えるんじゃなくて撤去してやがる!!」
「矢の雨を降らせてやれ!」
「ッ駄目です。盾で防がれます!!」
左の戦場に視線を向ける。
確かに、魔人族たちは破壊された家屋を撤去し始め、壁そのものを無くそうとしている。戦士たちも壁越しに矢や槍で応戦しているが、個としての戦闘能力の差があり、上手く行っていない。
それを見て口を開く。
「皆、バリスタの用意を――」
「バリスタですか? しかし、それでは逆に壁を壊すだけですが……」
「完全に壊されるのなら最後にこちらが利用します。バリスタに油を括りつけてはなって下さい。前衛の戦士たちにも壁に油を撒けと指示を。合図で火矢を放ち、炎の壁を使って最後の時間稼ぎをします。戦士団総隊長フォルテムにも伝えて下さい」
私の指示に従い、戦士たちが動き出す。
策が上手く行くかなんて分からない。だが、正直この策しかないと思う。ここでの戦いは船の準備が終わるまでの時間稼ぎだ。
それと魔人族が壁をどれだけ速く超えて来るかの勝負になる。
「姫!」
「フォルテム、私の策を聞いた?」
「聞きましたよ。正直俺もそれぐらいしかないと思ってましたよ」
それを聞いて少し安心する。
「なら、すぐに準備を進めましょう」
「あぁ、ですが、姫には船内に入って貰いますよ。火を放った後、この船以外は全て船内に穴を開けることにしますし、同時にこの船も岸から櫂で押し出します。船に穴を変える役、船を岸から押し出す役に人員を割くんでこれまで以上に姫には護衛は付けられなくなるんでね」
「な、切り捨てるのですかッ!?」
「そうしなきゃ勝てねぇ戦なんですよ」
我儘を言うなとばかりにフォルテムに睨み付けられる。
その視線はこれまで向けられたものよりも鋭く、冷たい。
フォルテムからすれば、これまで戦ってきた仲間に死んで来いと言うのだ。私以上に思うことはあるだろう。それに気付き、出かけた反対の言葉を呑み込んだ。
作戦が始まる。
バリスタに油がたっぷり入った皮袋を括りつけ、発射。油が巻かれたと同時に火矢を放ち、炎の壁で魔人族の侵入を塞ぐ。
魔人族側で悲鳴が上がる。
いきなり上がった炎に魔人族が巻き込まれたのだろう。
敵との抗争が一時止む。
誰もがこの瞬間を利用して動き出そうとした。その時だった。
城の方面から凄まじい音と衝撃が響いた。
船内から城を見て、驚愕する。
城の一角が真っ二つに砕けていたのだ。
「な、何が……」
起こったのか。そう疑問を口にする前に塔から二つの影が飛び出してくる。それが誰なのか一瞬で分かった。
「リボルヴィア殿、それにメトゥスッ」
クッキリと見えた訳ではないが、長い金髪と白い肌という互いの特徴が見えてそう悟る。
二つの影が空中で火花を散らし、離れる。が、直ぐに片方が空気の壁を切り裂いて接近し、もう片方は空気を切り裂く斬撃を放っている。
可笑しい、武術の素人の私でも分かる。あんなのは不可能だ。
リボルヴィア殿の方は髪の色である金色が一つの線になる速度で動き、もう片方は斬撃を飛ばす何てことをしている。
あんな速度で動いたら体が無事では済まないはずだ。そもそも斬撃を飛ばすこと何てできないはずだ。
幻術か?刃を鞭のようにしならせているのか?
いいや違う。あの二人は自分の身体能力と技術を組み合わせてあの現象を引き起こしている。そんな予感があった。
金が動けば、矢の如く地面に突き刺さり、空気と大地が揺れる。白が動けば、家屋が無駄な破壊をすることなく切り裂かれている。
戦いの規模が人の領域ではない。
「これが蒼級同士の戦い……」
こんなもの怪物同士の、否――怪物を越えた災害の戦いではないか。
戦いの規模が広がっていくのを見て、悟る。ここも危ないと。
フォルテムもそう感じたのか、既に指示を飛ばしていた。
戦士たちが動き出す。一刻も早くここから逃げられるように。
しかし、港にいる戦士たちが船に乗ることは誰一人としてできなかった。
歌が聞こえた。
魔人族の戦士ではない。誰がやったのかも分からないが、これは明らかな攻撃だった。
フォルテムも護衛に付いていた戦士も、炎の壁を何とか突破しようとしていた魔人族も等しく動きが、思考が鈍っていく。
体が鉛の様に重くなり、眠たくないのに瞼が閉じていき、微睡に落ちて行く。
「なに……が――」
訳も分からず床に倒れ、私は意識を失った。
そして、気が付いた時には――。
「え?」
「何故、お前はそうなってしまったのだ」
目の前に死んだはずの家族がいた。
声を張り上げ、皆を鼓舞するフォルテムを船の上から見つめる。
私――ラウルスティア・ニクス・リベロは戦場で最も安全な後方にいた。本当はフォルテムの近くに居たかったが、彼に迷惑をかける訳にはいかない。
この戦い、私は最初街を完全に奪還するための戦いだと思い込んでいた。
しかし、フォルテムはそう考えていなかったらしい。ここに来るまでに説明を受けたが、私たちニクスの民の力を総結集しても敵の大将――メトゥス・ディーバ一人には敵わないからとのことだ。
何が歌姫だ。あの長身筋肉尽くしのアルビノ女め。
メトゥスの階級は蒼級。リボルヴィア殿と同格だ。
リボルヴィア殿がいなければ、今回の戦いは、メトゥスとの戦闘を避け、ロンディウム大陸へと援軍と物資を送り続けるために利用しているここ――氷結大陸唯一の港の船を破壊、もしくは奪い返し、街の外へと出る。
そして、船を取り戻しに街の外に出た魔人族たちを地の利と天の利を生かし、撃破していくという作戦だったらしい。
だが、リボルヴィア殿が来たことで今回の戦いの目的が変わった。
蒼級には蒼級をぶつける。他力本願の戦法だ。
なら、リボルヴィア殿一人だけで街に向かえば良いのでは?と私は思い、尋ねてみたが、それではこちらの戦士としての面目が立たないということで当初の目的であった港の奪取をすることにしたらしい。
確かにこれは私たちの戦いだ。それに全く私たちが関わっていないというのは可笑しなことだ。
だが、できるならば私はメトゥスをこの手で殺したかった。
なんせ、あの夢魔は私の家族を殺した張本人だったから。
「クソッ奴等どれだけいやがるんだッ」
私の護衛をしている戦士が冷や汗を流し、悪態をつく。
彼の視線は壁替わりとして使っている崩壊させた家屋の更に奥を見ていた。フォルテムの視線からは見えないだろうが、彼よりも高い位置にいる私には同じ景色が見える。
まるで鼠のようにウジャウジャと引っ切り無しに敵を殲滅せんと魔人族が姿を現している。
「塵共が……私の国を我が物顔で歩きやがって」
「全くです。ぶっ殺してやりましょう!!」
戦士の一人の言葉に他にも護衛としていた戦士たちが強く頷く。
フォルテムはこんな発言を私がしたと知ったら、豹変ぶりに頭を抱えるだろうが、彼等は良い方向に受け取ってくれる。
そんなに彼は私の性格が変わったのが嫌なのだろうか。なら、二人っきりの時に前と同じ性格になって「実は強がっているだけなの」とか言ってみようかな。多分、甘えさせてくれるはずだ。
「ぐぅううッ左の壁が破られるぞ! 奴等、壁を乗り越えるんじゃなくて撤去してやがる!!」
「矢の雨を降らせてやれ!」
「ッ駄目です。盾で防がれます!!」
左の戦場に視線を向ける。
確かに、魔人族たちは破壊された家屋を撤去し始め、壁そのものを無くそうとしている。戦士たちも壁越しに矢や槍で応戦しているが、個としての戦闘能力の差があり、上手く行っていない。
それを見て口を開く。
「皆、バリスタの用意を――」
「バリスタですか? しかし、それでは逆に壁を壊すだけですが……」
「完全に壊されるのなら最後にこちらが利用します。バリスタに油を括りつけてはなって下さい。前衛の戦士たちにも壁に油を撒けと指示を。合図で火矢を放ち、炎の壁を使って最後の時間稼ぎをします。戦士団総隊長フォルテムにも伝えて下さい」
私の指示に従い、戦士たちが動き出す。
策が上手く行くかなんて分からない。だが、正直この策しかないと思う。ここでの戦いは船の準備が終わるまでの時間稼ぎだ。
それと魔人族が壁をどれだけ速く超えて来るかの勝負になる。
「姫!」
「フォルテム、私の策を聞いた?」
「聞きましたよ。正直俺もそれぐらいしかないと思ってましたよ」
それを聞いて少し安心する。
「なら、すぐに準備を進めましょう」
「あぁ、ですが、姫には船内に入って貰いますよ。火を放った後、この船以外は全て船内に穴を開けることにしますし、同時にこの船も岸から櫂で押し出します。船に穴を変える役、船を岸から押し出す役に人員を割くんでこれまで以上に姫には護衛は付けられなくなるんでね」
「な、切り捨てるのですかッ!?」
「そうしなきゃ勝てねぇ戦なんですよ」
我儘を言うなとばかりにフォルテムに睨み付けられる。
その視線はこれまで向けられたものよりも鋭く、冷たい。
フォルテムからすれば、これまで戦ってきた仲間に死んで来いと言うのだ。私以上に思うことはあるだろう。それに気付き、出かけた反対の言葉を呑み込んだ。
作戦が始まる。
バリスタに油がたっぷり入った皮袋を括りつけ、発射。油が巻かれたと同時に火矢を放ち、炎の壁で魔人族の侵入を塞ぐ。
魔人族側で悲鳴が上がる。
いきなり上がった炎に魔人族が巻き込まれたのだろう。
敵との抗争が一時止む。
誰もがこの瞬間を利用して動き出そうとした。その時だった。
城の方面から凄まじい音と衝撃が響いた。
船内から城を見て、驚愕する。
城の一角が真っ二つに砕けていたのだ。
「な、何が……」
起こったのか。そう疑問を口にする前に塔から二つの影が飛び出してくる。それが誰なのか一瞬で分かった。
「リボルヴィア殿、それにメトゥスッ」
クッキリと見えた訳ではないが、長い金髪と白い肌という互いの特徴が見えてそう悟る。
二つの影が空中で火花を散らし、離れる。が、直ぐに片方が空気の壁を切り裂いて接近し、もう片方は空気を切り裂く斬撃を放っている。
可笑しい、武術の素人の私でも分かる。あんなのは不可能だ。
リボルヴィア殿の方は髪の色である金色が一つの線になる速度で動き、もう片方は斬撃を飛ばす何てことをしている。
あんな速度で動いたら体が無事では済まないはずだ。そもそも斬撃を飛ばすこと何てできないはずだ。
幻術か?刃を鞭のようにしならせているのか?
いいや違う。あの二人は自分の身体能力と技術を組み合わせてあの現象を引き起こしている。そんな予感があった。
金が動けば、矢の如く地面に突き刺さり、空気と大地が揺れる。白が動けば、家屋が無駄な破壊をすることなく切り裂かれている。
戦いの規模が人の領域ではない。
「これが蒼級同士の戦い……」
こんなもの怪物同士の、否――怪物を越えた災害の戦いではないか。
戦いの規模が広がっていくのを見て、悟る。ここも危ないと。
フォルテムもそう感じたのか、既に指示を飛ばしていた。
戦士たちが動き出す。一刻も早くここから逃げられるように。
しかし、港にいる戦士たちが船に乗ることは誰一人としてできなかった。
歌が聞こえた。
魔人族の戦士ではない。誰がやったのかも分からないが、これは明らかな攻撃だった。
フォルテムも護衛に付いていた戦士も、炎の壁を何とか突破しようとしていた魔人族も等しく動きが、思考が鈍っていく。
体が鉛の様に重くなり、眠たくないのに瞼が閉じていき、微睡に落ちて行く。
「なに……が――」
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そして、気が付いた時には――。
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