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第71話 謎の存在の正体?
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分体に散った謎の存在は力を蓄えていた。
「グッフッフッフッ、もっと、もっとだっ!! もっと我を触れっ!! そのエロパワーを我に捧げるのだっ!!」
謎の存在はそう言って若者たちの潜在意識を操って導いていく。昨今、日本で性に対して淡白な若者が増えた原因はこの謎の存在の所為だったのだ。
謎の存在は若者たちのエロさを己の神体に取り込みパワーに変えている。それにより元いた世界に戻る力を蓄えているのだった。元いた世界とは、タケフミが拉致された世界で、遠い昔に創世神により地球に追放された謎の存在は力を蓄えて創世神の結界を破りそして創世神を消去して自分が異世界の主権を握ろうと画策していたのである。
その事を察知した異世界の創世神は謎の存在を倒せる人材を育成する為にタケフミを異世界へと拉致したのだった。
その事からみてもやはり神様というのは人の都合を考えない身勝手な存在なのかも知れない……
「クッフッフッフッ…… 見ておれよ、創世神め! アヤツを倒して更に力を手に入れて、貴様も消去してやるからの! そしてあの世界で我はおもむくままに生きていくのじゃ! 先ずは豊穣神のヤツを堕とすぞ!!」
分体の一つでそう嘯くがまだその力は足りてない。
「クソッ! もっとやって来ぬか! 我が駒どもよ、世界中から信者を各地の我が分体の元に連れて来るのだっ!!」
謎の存在はそう駒たちに指示を出した。だが、殆どの駒の自我を残していたのでその指示に従う者は少なかった。中には力を手に入れたらもう用はないと思っている駒も数多かったのだ。
それでも謎の存在を神として崇める集団は積極的に動き、人々を謎の存在の分体が拡散する日本へと導き始めた。
日本に外国人観光客が数多くやって来る。観光客たちは何かに操られるかのように謎の存在の分体の元に行き、そのシンボルに手を伸ばす。
「クックックッ、良いぞ、良いぞー、力が漲ってきおる!」
日本人は外国人観光客の行動を不思議に思ったが、自分たちの信仰する神様に突然人気が出た事をニュースで取り上げ始めた。それにより珍しいモノ好きな日本人もまた謎の存在の分体の元に行くという悪循環が起こってしまった。
「ホオウッ! これは良いの。どれ、試しに一つ力を使ってみるかの。何が良いかの…… 良し、この国の首相とやらを操ってみるかの。以前ならば天照大神の弱い加護で守られておった首相に手出しは出来なんだが、今ならば可能じゃろうて」
その日、日本は首相の宣言を聞いてザワついた。謎の存在に操られた首相は国民に向けてこう言ったのだ。
「国民の皆様にお知らせがあります。現在、我が国で深刻な問題となっている少子高齢化ですが、私は故事に習い解決策を見出しました。それは、姥捨山の復活です! 現年齢90歳を超える老人は各都道府県に政府が定めた姥捨山に放置する事を許可いたします!! 直ぐに法整備を行います!」
首相を操りそう宣言させた謎の存在は腹を抱えて笑っていた。
「クァーッハッハッハッー! 愉快じゃ! 日の本中が混乱しておるわ! しかも早速、姥捨山に己の身内をうち捨てようとしておる者もおる! コレは良いのう…… 老人は精力も枯れて我の役には立たんからのう」
神社の分体から己を引き上げ富士山頂に居る謎の存在は愉快そうにそう笑う。
「さて、準備は整ったのう…… 今の我ならばアヤツと対決しても負けはすまい。そろそろ決着をつけてやるとするかのう…… 長い長い雌伏の時もようやっと終わりを告げるのう。思えば黄泉平坂でイザナギのヤツを助けた塞ノ神を乗っ取った時から早、1000年が過ぎたか…… 我を子孫繁栄、豊穣の神として祀ったこの国の民は本当に愉快な民じゃったのう…… フフフ、若い女子が恍惚とした表情や、恥ずかしそうに我の分体を撫でておったのには非常に満足であったがまあ良い! おっと、忘れておったわ、駒どもの能力も我が力として取り込んでおかねばならぬの。我の為に犠牲となるのじゃ! 信者としては本望であろう!!」
そう言うと謎の存在は信者ではない駒たちも含めて、その能力をも自身の力として吸収しそしてタケフミに向けて神気を飛ばしたのだった……
この日より、地球上から謎の存在に力を与えられた能力者がいなくなった。
残った能力者は、タケフミとカオリ、タケシにマサシ、イギリスの男爵ローレン・グレイサム、ロンドンのオババ、ランドールのヒナ、そしてタケフミの仲間となったナガユキくんなど謎の存在に関わりない者たち数名になったのだった……
✱【注釈】
明言しておりませんが、察しのいい読者様の中には、お気づきになられた方も居られるかと思います。しかし、謎の存在の名称については最終決戦時に出てくる予定です。悪しからず、ご了承くださいませ。
最終決戦まではまだ数話続く予定です。
「グッフッフッフッ、もっと、もっとだっ!! もっと我を触れっ!! そのエロパワーを我に捧げるのだっ!!」
謎の存在はそう言って若者たちの潜在意識を操って導いていく。昨今、日本で性に対して淡白な若者が増えた原因はこの謎の存在の所為だったのだ。
謎の存在は若者たちのエロさを己の神体に取り込みパワーに変えている。それにより元いた世界に戻る力を蓄えているのだった。元いた世界とは、タケフミが拉致された世界で、遠い昔に創世神により地球に追放された謎の存在は力を蓄えて創世神の結界を破りそして創世神を消去して自分が異世界の主権を握ろうと画策していたのである。
その事を察知した異世界の創世神は謎の存在を倒せる人材を育成する為にタケフミを異世界へと拉致したのだった。
その事からみてもやはり神様というのは人の都合を考えない身勝手な存在なのかも知れない……
「クッフッフッフッ…… 見ておれよ、創世神め! アヤツを倒して更に力を手に入れて、貴様も消去してやるからの! そしてあの世界で我はおもむくままに生きていくのじゃ! 先ずは豊穣神のヤツを堕とすぞ!!」
分体の一つでそう嘯くがまだその力は足りてない。
「クソッ! もっとやって来ぬか! 我が駒どもよ、世界中から信者を各地の我が分体の元に連れて来るのだっ!!」
謎の存在はそう駒たちに指示を出した。だが、殆どの駒の自我を残していたのでその指示に従う者は少なかった。中には力を手に入れたらもう用はないと思っている駒も数多かったのだ。
それでも謎の存在を神として崇める集団は積極的に動き、人々を謎の存在の分体が拡散する日本へと導き始めた。
日本に外国人観光客が数多くやって来る。観光客たちは何かに操られるかのように謎の存在の分体の元に行き、そのシンボルに手を伸ばす。
「クックックッ、良いぞ、良いぞー、力が漲ってきおる!」
日本人は外国人観光客の行動を不思議に思ったが、自分たちの信仰する神様に突然人気が出た事をニュースで取り上げ始めた。それにより珍しいモノ好きな日本人もまた謎の存在の分体の元に行くという悪循環が起こってしまった。
「ホオウッ! これは良いの。どれ、試しに一つ力を使ってみるかの。何が良いかの…… 良し、この国の首相とやらを操ってみるかの。以前ならば天照大神の弱い加護で守られておった首相に手出しは出来なんだが、今ならば可能じゃろうて」
その日、日本は首相の宣言を聞いてザワついた。謎の存在に操られた首相は国民に向けてこう言ったのだ。
「国民の皆様にお知らせがあります。現在、我が国で深刻な問題となっている少子高齢化ですが、私は故事に習い解決策を見出しました。それは、姥捨山の復活です! 現年齢90歳を超える老人は各都道府県に政府が定めた姥捨山に放置する事を許可いたします!! 直ぐに法整備を行います!」
首相を操りそう宣言させた謎の存在は腹を抱えて笑っていた。
「クァーッハッハッハッー! 愉快じゃ! 日の本中が混乱しておるわ! しかも早速、姥捨山に己の身内をうち捨てようとしておる者もおる! コレは良いのう…… 老人は精力も枯れて我の役には立たんからのう」
神社の分体から己を引き上げ富士山頂に居る謎の存在は愉快そうにそう笑う。
「さて、準備は整ったのう…… 今の我ならばアヤツと対決しても負けはすまい。そろそろ決着をつけてやるとするかのう…… 長い長い雌伏の時もようやっと終わりを告げるのう。思えば黄泉平坂でイザナギのヤツを助けた塞ノ神を乗っ取った時から早、1000年が過ぎたか…… 我を子孫繁栄、豊穣の神として祀ったこの国の民は本当に愉快な民じゃったのう…… フフフ、若い女子が恍惚とした表情や、恥ずかしそうに我の分体を撫でておったのには非常に満足であったがまあ良い! おっと、忘れておったわ、駒どもの能力も我が力として取り込んでおかねばならぬの。我の為に犠牲となるのじゃ! 信者としては本望であろう!!」
そう言うと謎の存在は信者ではない駒たちも含めて、その能力をも自身の力として吸収しそしてタケフミに向けて神気を飛ばしたのだった……
この日より、地球上から謎の存在に力を与えられた能力者がいなくなった。
残った能力者は、タケフミとカオリ、タケシにマサシ、イギリスの男爵ローレン・グレイサム、ロンドンのオババ、ランドールのヒナ、そしてタケフミの仲間となったナガユキくんなど謎の存在に関わりない者たち数名になったのだった……
✱【注釈】
明言しておりませんが、察しのいい読者様の中には、お気づきになられた方も居られるかと思います。しかし、謎の存在の名称については最終決戦時に出てくる予定です。悪しからず、ご了承くださいませ。
最終決戦まではまだ数話続く予定です。
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