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領地発展
062話 領地に戻ったよ
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翌朝だよ……
ね、眠たい……
ヤーコ地獄が僕を襲うんだ……
『うふふふ、はい~ 嬉しいです、はい~ サーベル王国ってどんな国なんでしょう、はい~ トーヤ様もフェル様も可愛らしくて、はい~ トモジさんは好みのお顔ですし、はい~ 侍女とお抱え商人のイケナイ恋が始まったらどうしましょう、はい~……』
延々と一晩中繰り返された独り言…… 最初は無視しようと頑張ったんだよ、本当だよ。でも…… ダメなんだ。あの『はい~』が僕の耳に入って来るんだ。遮音しようとしたんだけど、僕の深層意識があの『はい~』を聞きたいって遮音を拒否しちゃってたんだ…… まさか、あんな耳に心地よい『はい~』が僕の睡眠を邪魔するなんて思わなかったよ……
僕は眠気と戦いながら朝食を食べ終えた。そして、同じく目を真っ赤にしたルソン陛下を見て寝ないとダメですよと心の中で言っておいたんだ。
どうやら通じたようで、陛下が僕を見ながら頷いていたよ。
それからアカネ様が僕たちの方を見て挨拶をされたんだ。アカネ様らしいくだけた口調でね。
「ホンマにあっという間に帰るんやから~。もっと滞在してくれてもかめへんのに。せやけど、転移陣があるさかい、また何時でも遊びに来てや。
それから、トーヤくんとラウールくんの領地に着いていく職人たち! 気張ってくるんやでっ! サーベル王国でナニワサカイ国の職人は一流なんやって見せつけてきいやっ!! 今から1人1人に餞別を渡すさかい、受取においで!」
そう言ってアカネ様は手ずから職人さんたちに巾着袋を渡していたんだ。受取った職人さんたちは気張ってきますってアカネ様に返事をして頭を下げてたよ。そして遂に転移陣で移動する時が来たんだ。僕はラウールさんに
【お互いの領地は近いから、頻繁に情報交換しましょうね。先ずは領地発展に尽くしましょう。それとサハーラさんとの結婚式には呼んで下さいね】
って書いた紙を見せてラウールさんが赤くなるのを見届けてから転移陣に乗ったよ。
「必ず呼ぶよ! トーヤくん!」
ラウールさんのその言葉を聞いてから僕たちは転移したんだ。
転移用の部屋から出るとロッテンとハレが待っていたんだよ。そして、職人さんたちに声をかけてくれたんだ。
「ようこそ、ハイナイト伯爵家へ。私はハイナイト伯爵領地で代官をしております、ロッテンと申します。皆様、先ずはこれから暫くの間過ごされる場所にご案内致しますので、コチラの侍女長であるハレについて行って頂けますか? なに分にも急ごしらえでしたのでご不満などあるかとも思いますが、私に教えていただけたら可能な限り対処しますのでよろしくお願いします」
ロッテンは職人さんたちにそう言うと今度は僕たちの方を向いて言う。
「お帰りなさいませ、トーヤ様、フェル様。そちらがトモジ様でしょうか? 先ずは応接間でよろしいでしょうか?」
僕が頷くと、ロッテンは畏まりましたと言って歩き出した。ついていく僕たち。ヤーコさんも当然のようについてくる。ロッテンはヤーコさんについて聞きたいだろうに、何も言わない。
「トーヤ様、王族専用にサラディーナ様がお出でです。トーヤ様が戻られたら知らせるようにと言われておりますが?」
フェルがそれに答えた。
「ロッテン、午後になったらこちらからご挨拶に伺う事にしますわ。午前中にトモジさんと職人さんたちの要望を聞く必要がありますから」
「畏まりました、フェル様。それではそのようにお伝えしておきます」
応接間までの短い時間に必要な話が終わったので、ロッテンは退室して代わりにレミとセラスが入ってきたよ。
「お帰りなさいませ、トーヤ様、フェル様。王都の屋敷からガルン伯爵様からのお手紙が届いております。こちらです」
レミとセラスも侍女服姿のヤーコさんについて言及しない。
とりあえず何も言わずにセラスが差し出した手紙を受取る僕。トモジ爺ちゃんに断って手紙を開いて読んでみたら、僕の為に社交に力を入れてくれていたらしく多くの貴族からの温泉由来のハンドクリームやフェイスクリームの注文を受入れてもいいか? との問合せだったよ。特にサカキ侯爵家の派閥の貴族からが多いのはリラとシンくんの事を思うと嬉しいね。
僕はその場で返事をサラサラと書いて、手紙に名のあった貴族の注文は受けて貰えると助かると書いて封をした。それをセラスに渡して届けて欲しいと身振りで伝えると、セラスはナーガを呼んで転移陣で王都の屋敷に届けるようにと手渡した。
そうだったよ、忘れてたよ。ココと王都の屋敷もフィリップ殿下に繋いで貰ったんだ。
それからレミがフェルにとうとう聞いてきたよ。
「フェル様、あの、そちらの侍女の服装をされた方はどなたでしょうか?」
フェルは茶目っ気たっぷりに答えた。
「レミ、こちらはナニワサカイ王国の王妃殿下の姪っ子様よ。この服は趣味で着ておられるの」
身元については嘘は言ってない。服については嘘だけどね。そこでヤーコさんが口を開いた。
「諸先輩方、初めまして。はい~ この度、新たにトーヤ様とフェル様にお仕えする事になった、ヤーコと申します。身元についてはフェル様の仰ったとおりですが、この服は趣味ではなく仕事として着ておりますので、よろしくお願い致します。はい~」
そう言ってカーテシーを決めるヤーコさん。いや、侍女の礼の仕方じゃないからね。僕が手振りでそれを伝えると不思議そうにヤーコさんが言った。
「これが正しいサーベル王国での礼の仕方だと伯母に聞きましたが、間違ってますか? はい~?」
おお、疑問形バージョンの『はい~』を初めて聞いたよ。コレはコレで面白いね。セラスが素早く立ち直りヤーコさんに言った。
「それでは、ヤーコさんは侍女としてトーヤ様、フェル様にお仕えするという認識でよろしいでしょうか?」
「はい~、そのとおりです。けれども、トーヤ様から別の仕事も言われる可能性がありますので、どちらかと言えばトーヤ様専属になるかと思います。はい~」
それを聞いたセラスは怪訝そうな顔で僕を見る。僕は後でみんなの前で説明すると紙に書いて見せたんだ。そして、レミにロッテンと3人の職人さんを呼んで来てほしいと伝えた。そう、お抱え職人になってくれる、ハチキンさん、ダルーマさん、ワンさんだよ。
レミに呼ばれて先ずはロッテンがやって来たんだ。そして、ロッテンも遂にヤーコさんについて喋ったよ。
「トーヤ様、ナニワサカイ国随一と言われた伝説の元諜報員、【モズのヤーコ】が何故この屋敷についてきたのかお聞きしてもよろしいでしょうか?」
で! 伝説になるぐらい凄腕だったんだね! ヤーコさん! 僕はその情報にびっくりしたよ。
ね、眠たい……
ヤーコ地獄が僕を襲うんだ……
『うふふふ、はい~ 嬉しいです、はい~ サーベル王国ってどんな国なんでしょう、はい~ トーヤ様もフェル様も可愛らしくて、はい~ トモジさんは好みのお顔ですし、はい~ 侍女とお抱え商人のイケナイ恋が始まったらどうしましょう、はい~……』
延々と一晩中繰り返された独り言…… 最初は無視しようと頑張ったんだよ、本当だよ。でも…… ダメなんだ。あの『はい~』が僕の耳に入って来るんだ。遮音しようとしたんだけど、僕の深層意識があの『はい~』を聞きたいって遮音を拒否しちゃってたんだ…… まさか、あんな耳に心地よい『はい~』が僕の睡眠を邪魔するなんて思わなかったよ……
僕は眠気と戦いながら朝食を食べ終えた。そして、同じく目を真っ赤にしたルソン陛下を見て寝ないとダメですよと心の中で言っておいたんだ。
どうやら通じたようで、陛下が僕を見ながら頷いていたよ。
それからアカネ様が僕たちの方を見て挨拶をされたんだ。アカネ様らしいくだけた口調でね。
「ホンマにあっという間に帰るんやから~。もっと滞在してくれてもかめへんのに。せやけど、転移陣があるさかい、また何時でも遊びに来てや。
それから、トーヤくんとラウールくんの領地に着いていく職人たち! 気張ってくるんやでっ! サーベル王国でナニワサカイ国の職人は一流なんやって見せつけてきいやっ!! 今から1人1人に餞別を渡すさかい、受取においで!」
そう言ってアカネ様は手ずから職人さんたちに巾着袋を渡していたんだ。受取った職人さんたちは気張ってきますってアカネ様に返事をして頭を下げてたよ。そして遂に転移陣で移動する時が来たんだ。僕はラウールさんに
【お互いの領地は近いから、頻繁に情報交換しましょうね。先ずは領地発展に尽くしましょう。それとサハーラさんとの結婚式には呼んで下さいね】
って書いた紙を見せてラウールさんが赤くなるのを見届けてから転移陣に乗ったよ。
「必ず呼ぶよ! トーヤくん!」
ラウールさんのその言葉を聞いてから僕たちは転移したんだ。
転移用の部屋から出るとロッテンとハレが待っていたんだよ。そして、職人さんたちに声をかけてくれたんだ。
「ようこそ、ハイナイト伯爵家へ。私はハイナイト伯爵領地で代官をしております、ロッテンと申します。皆様、先ずはこれから暫くの間過ごされる場所にご案内致しますので、コチラの侍女長であるハレについて行って頂けますか? なに分にも急ごしらえでしたのでご不満などあるかとも思いますが、私に教えていただけたら可能な限り対処しますのでよろしくお願いします」
ロッテンは職人さんたちにそう言うと今度は僕たちの方を向いて言う。
「お帰りなさいませ、トーヤ様、フェル様。そちらがトモジ様でしょうか? 先ずは応接間でよろしいでしょうか?」
僕が頷くと、ロッテンは畏まりましたと言って歩き出した。ついていく僕たち。ヤーコさんも当然のようについてくる。ロッテンはヤーコさんについて聞きたいだろうに、何も言わない。
「トーヤ様、王族専用にサラディーナ様がお出でです。トーヤ様が戻られたら知らせるようにと言われておりますが?」
フェルがそれに答えた。
「ロッテン、午後になったらこちらからご挨拶に伺う事にしますわ。午前中にトモジさんと職人さんたちの要望を聞く必要がありますから」
「畏まりました、フェル様。それではそのようにお伝えしておきます」
応接間までの短い時間に必要な話が終わったので、ロッテンは退室して代わりにレミとセラスが入ってきたよ。
「お帰りなさいませ、トーヤ様、フェル様。王都の屋敷からガルン伯爵様からのお手紙が届いております。こちらです」
レミとセラスも侍女服姿のヤーコさんについて言及しない。
とりあえず何も言わずにセラスが差し出した手紙を受取る僕。トモジ爺ちゃんに断って手紙を開いて読んでみたら、僕の為に社交に力を入れてくれていたらしく多くの貴族からの温泉由来のハンドクリームやフェイスクリームの注文を受入れてもいいか? との問合せだったよ。特にサカキ侯爵家の派閥の貴族からが多いのはリラとシンくんの事を思うと嬉しいね。
僕はその場で返事をサラサラと書いて、手紙に名のあった貴族の注文は受けて貰えると助かると書いて封をした。それをセラスに渡して届けて欲しいと身振りで伝えると、セラスはナーガを呼んで転移陣で王都の屋敷に届けるようにと手渡した。
そうだったよ、忘れてたよ。ココと王都の屋敷もフィリップ殿下に繋いで貰ったんだ。
それからレミがフェルにとうとう聞いてきたよ。
「フェル様、あの、そちらの侍女の服装をされた方はどなたでしょうか?」
フェルは茶目っ気たっぷりに答えた。
「レミ、こちらはナニワサカイ王国の王妃殿下の姪っ子様よ。この服は趣味で着ておられるの」
身元については嘘は言ってない。服については嘘だけどね。そこでヤーコさんが口を開いた。
「諸先輩方、初めまして。はい~ この度、新たにトーヤ様とフェル様にお仕えする事になった、ヤーコと申します。身元についてはフェル様の仰ったとおりですが、この服は趣味ではなく仕事として着ておりますので、よろしくお願い致します。はい~」
そう言ってカーテシーを決めるヤーコさん。いや、侍女の礼の仕方じゃないからね。僕が手振りでそれを伝えると不思議そうにヤーコさんが言った。
「これが正しいサーベル王国での礼の仕方だと伯母に聞きましたが、間違ってますか? はい~?」
おお、疑問形バージョンの『はい~』を初めて聞いたよ。コレはコレで面白いね。セラスが素早く立ち直りヤーコさんに言った。
「それでは、ヤーコさんは侍女としてトーヤ様、フェル様にお仕えするという認識でよろしいでしょうか?」
「はい~、そのとおりです。けれども、トーヤ様から別の仕事も言われる可能性がありますので、どちらかと言えばトーヤ様専属になるかと思います。はい~」
それを聞いたセラスは怪訝そうな顔で僕を見る。僕は後でみんなの前で説明すると紙に書いて見せたんだ。そして、レミにロッテンと3人の職人さんを呼んで来てほしいと伝えた。そう、お抱え職人になってくれる、ハチキンさん、ダルーマさん、ワンさんだよ。
レミに呼ばれて先ずはロッテンがやって来たんだ。そして、ロッテンも遂にヤーコさんについて喋ったよ。
「トーヤ様、ナニワサカイ国随一と言われた伝説の元諜報員、【モズのヤーコ】が何故この屋敷についてきたのかお聞きしてもよろしいでしょうか?」
で! 伝説になるぐらい凄腕だったんだね! ヤーコさん! 僕はその情報にびっくりしたよ。
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