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冒険者ギルドの件
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目眩く官能の夜も明けて、俺の隣にはサヤちゃんが寝ている。お互いに初めてだったから、最初こそぎこちない感じだったが、最後の方には互いに満足出来ていたと思う。
サヤちゃんが(闇)魔法に避妊魔法があるなんて言うから、俺は十五回も頑張ってしまった。
惚気はこれぐらいにしておこう!
起きた俺はステータスを確認してみた。すると、職業の下に【配偶者】という項目と、その横に【サヤ】の文字が燦然と輝いていた。
俺は嬉しくて、ニヤニヤとその部分をジーっと眺めていたら、サヤちゃんが起きてきて言った。
「おふぁようございます。うわ~、ト、トウジさんは本当に神級職なんですね!それに凄いスキルです~」
俺はそれを聞いてビックリした。
「えっ、! サヤちゃん見えるのっ!」
「はい、お互いに配偶者と認識した者同士なら、隠れステータスも見れる様になります。トウジさん、こっちには結婚式ってないそうですが、私と結婚してくれますか?」
そう言いながら、自分のステータスを出して俺に見せるサヤちゃん。
俺と同じ様に【配偶者】があり、その横には俺の名前が!!
「勿論だ! サヤちゃん、いや、サヤ! 俺と結婚してください!」
俺は大きな声で応えていた。俺の返事を聞いて抱き付いてきたサヤ。
第二ラウンドが始まった。
三回でTKOになったサヤを見ながら、俺は幸せを噛み締めていた。
何時もより一時間遅く受付に行った俺に、ニヤニヤと笑うコーランさんが声をかけてきた。
「トウジさん、お早うございます。夕べはサヤちゃんと何をしてたんですか~?」
問われた俺は顔を赤くしながらも、コーランさんに言う。
「いや~、コーランさんお早うございます。実はサヤと契りを結びまして······」
こちらでは男女が一緒に生活していく事を決めた時には契りを結ぶと言うそうだ。
「やっぱり! おめでとうございます! 今日の夜は宿からお祝いをお渡ししますので、必ず帰って来て下さいね!」
「はい、分かりました。有り難うございます」
そして、コーランさんに二人分を支払うから、サヤの部屋はキャンセルして欲しいと頼み、了承してもらう。それから何時ものコーヒーを二つ受け取り部屋に戻った。
部屋に戻った俺はサヤを起こして、二人で朝食を食べて部屋をキャンセルした事を伝えた。
この部屋で一緒に過ごせると分かったサヤは凄く喜んでくれた。
そして、互いに呼び捨てで呼びあう事にも合意してくれた。
それから、準備を整えて冒険者ギルドに向かう。サヤは俺と腕を組み、そのまま扉を開けて二人ならんで中に入った。
不躾な視線に晒される俺とサヤ。サヤは気にせずに俺を連れて受付に向かう。向かった受付は俺と同い年位のオジサンが座っていた。
内心、その横にいる美人なお姉さんの誰かが良かったなと思ってしまったのは、健全な男の証拠だから許して欲しい。
受付に行くと、オジサンから声をかけてきた。
「サヤさん、お早うございます。男性連れとは珍しいですね?」
「ゼムさん、お早う。私、この人と契りを結んだの! 今日は私の旦那様の登録にきたの! よろしくね」
「おお! それはおめでとうございます! 登録ですね。分かりました。では、こちらの用紙にご記入をお願いします」
心から祝福してくれていると分かる笑顔でそう言ったゼムさんは、俺に一枚の紙を差し出してきた。
受け取り、用紙を見ると、【冒険者登録書】と読めた。
そこには、名前、性別、年齢、職業、配偶者と、レベルを書く様になっていた。
俺は素直に全てを記入してゼムさんに渡す。
ゼムさんはそれを見て一瞬だけ首を傾げたが、何も言わずに処理を進めてくれた。
俺の予想だが、職業【無職】が引っ掛かったんだと思う。
手続きを進めながら、ゼムさんが俺に聞いてきた。
「トウジさん、昨日バーム商会に王毒オロチを売りましたか?」
「あっ、はい。買取してもらいました」
「他にも倒した魔物はいますか?」
「今までに倒したのは、角ウサギと大牙イノシシ、昨日は他に地主オオカミとスライムを倒しました」
「それを保証して下さる方はおられませんか?」
そう言われて俺は城門の門衛をしているエイダスと、その奥さんのエルさん。そして、サヤの名前を告げた。
それを聞いてゼムさんがサヤに問いかけた。
「サヤさん、トウジさんの言う事を保証しまか?」
「はい、保証します」
即答するサヤ。返事を聞いてニッコリ笑ったゼムさんは、俺に言った。
「B級のサヤさんが保証されるという事ですので、ギルドの方でもトウジさんの言われている事を信用致します。ですので、初めて登録される方は、通常F級スタートですが、討伐実績によりC級スタートになります」
いきなり、高ランク!しかし、俺は疑問に思ったからゼムさんに聞いた。
「いくらサヤがB級とは言え、その言葉の保証だけで信頼しても大丈夫なんですか?」
俺の問い掛けに笑いながら返事をするゼムさん。
「トウジさん、種明かしをしましょう。実はエイダスとは同い年でして(笑)そして、私の実家はバーム商会なんです。それだけじゃなく、勿論ギルドの情報部門で裏付けは取りましたよ」
俺は衝撃を受けた!!ゼムさんに慌てて聞いた!!
「失礼ですが、ゼムさんはおいくつですか?」
「私ですか? ちょうど三十になります。トウジさんの二つ年下ですね」
「なっ!!」
絶句する俺をジト目で見るサヤ。
「エイダスさんを年上だと思ってたけど、実は年下だって知ってショックを受けた······ ってところでしょう? ショックを受けるのはそこじゃないからね、トウジ!」
俺の気持ちを見事に代弁したサヤ。結婚した日に旦那の気持ちが分かるなんて、なんて、良い妻なんだ!
「ん? そこじゃないって?」
一方俺は妻の心がわからないダメな夫だった。
「ギルドの情報部門に勝手に調べられてたってトコでしょ!」
そう言ったサヤにゼムさんが困った顔で言った。
「いや、サヤさんそれが、ですね。部門員が持って帰ってきた報告は『分からなかった』なんですよ······」
苦笑と共にそう言うゼムさん。
「えっ! 分からなかったのに、C級スタートって大丈夫なんですか?」
俺がそう聞くと、ゼムさんは
「今までにウチの情報部門員が『分からない』という報告をしてきた事は有りませんでした。逆にそれが、トウジさんが優秀だという証明になりました」
そう言って何やら操作していた手を止めて、俺に銀の小さなプレートを渡しながら、サヤに向かって言う。
「サヤさん、だから怒らないで下さいね」
ゼムさんにそう言われて、少し剥れながらも了承したサヤ。
そして、ゼムさんが立ち上がって言った。
「それではトウジさん、これで登録は完了です。ようこそ、冒険者の世界へ! ギルドマスターとして、トウジさんの参加を心より歓迎します!」
と最後に爆弾をブッ込んで来やがった。
「あんた、マスターかよっ!」
思わず突っ込んだ俺をどうか許してくれ。
「ハハハ、騙した訳ではないですよ。普段も忙しい時は受付業務をしますから。あとの細かい事はサヤさんが教えてくれると思いますので、ハショリますね」
そう言われて納得した俺。そして、サヤと二人でギルドを出た瞬間に声をかけられた。
「おいおい、新人君よ~。いくら【剣風】の連れだからって、大先輩に挨拶も無しかよ~」
俺とサヤの前には、二メートルに近い長身のバカデカイ男と、左右に一人ずつ並ぶ男がいた。
俺はサヤに聞いた。
「【剣風】って?」
「誰かが勝手につけた私の二つ名。私は名乗ってないからね」
へぇ~、B級ともなると二つ名がつくんだと俺は感心した。
そして、目の前にいる男達に言った。
「ご挨拶が遅れて申し訳ありません。諸先輩方を前にして、緊張の余りに大した事も言えませんが、本日晴れて冒険者登録をしました、トウジと申します。以後、ご指導、ご鞭撻の程をよろしくお願い申し上げます。」
そう大声で言って男達に大きく頭を下げる。俺の大声に真ん中のデカブツは、
「おっ、おお! 分かってりゃ良いんだ······」
と、戸惑いながら言ってるので、それを遮り
「では、本日は諸々の準備がございますので、これで失礼いたします!」
と再度頭を下げて、サヤと共に足早にその場を離れた。
日本のサラリーマンを嘗めんなよ!!
サヤちゃんが(闇)魔法に避妊魔法があるなんて言うから、俺は十五回も頑張ってしまった。
惚気はこれぐらいにしておこう!
起きた俺はステータスを確認してみた。すると、職業の下に【配偶者】という項目と、その横に【サヤ】の文字が燦然と輝いていた。
俺は嬉しくて、ニヤニヤとその部分をジーっと眺めていたら、サヤちゃんが起きてきて言った。
「おふぁようございます。うわ~、ト、トウジさんは本当に神級職なんですね!それに凄いスキルです~」
俺はそれを聞いてビックリした。
「えっ、! サヤちゃん見えるのっ!」
「はい、お互いに配偶者と認識した者同士なら、隠れステータスも見れる様になります。トウジさん、こっちには結婚式ってないそうですが、私と結婚してくれますか?」
そう言いながら、自分のステータスを出して俺に見せるサヤちゃん。
俺と同じ様に【配偶者】があり、その横には俺の名前が!!
「勿論だ! サヤちゃん、いや、サヤ! 俺と結婚してください!」
俺は大きな声で応えていた。俺の返事を聞いて抱き付いてきたサヤ。
第二ラウンドが始まった。
三回でTKOになったサヤを見ながら、俺は幸せを噛み締めていた。
何時もより一時間遅く受付に行った俺に、ニヤニヤと笑うコーランさんが声をかけてきた。
「トウジさん、お早うございます。夕べはサヤちゃんと何をしてたんですか~?」
問われた俺は顔を赤くしながらも、コーランさんに言う。
「いや~、コーランさんお早うございます。実はサヤと契りを結びまして······」
こちらでは男女が一緒に生活していく事を決めた時には契りを結ぶと言うそうだ。
「やっぱり! おめでとうございます! 今日の夜は宿からお祝いをお渡ししますので、必ず帰って来て下さいね!」
「はい、分かりました。有り難うございます」
そして、コーランさんに二人分を支払うから、サヤの部屋はキャンセルして欲しいと頼み、了承してもらう。それから何時ものコーヒーを二つ受け取り部屋に戻った。
部屋に戻った俺はサヤを起こして、二人で朝食を食べて部屋をキャンセルした事を伝えた。
この部屋で一緒に過ごせると分かったサヤは凄く喜んでくれた。
そして、互いに呼び捨てで呼びあう事にも合意してくれた。
それから、準備を整えて冒険者ギルドに向かう。サヤは俺と腕を組み、そのまま扉を開けて二人ならんで中に入った。
不躾な視線に晒される俺とサヤ。サヤは気にせずに俺を連れて受付に向かう。向かった受付は俺と同い年位のオジサンが座っていた。
内心、その横にいる美人なお姉さんの誰かが良かったなと思ってしまったのは、健全な男の証拠だから許して欲しい。
受付に行くと、オジサンから声をかけてきた。
「サヤさん、お早うございます。男性連れとは珍しいですね?」
「ゼムさん、お早う。私、この人と契りを結んだの! 今日は私の旦那様の登録にきたの! よろしくね」
「おお! それはおめでとうございます! 登録ですね。分かりました。では、こちらの用紙にご記入をお願いします」
心から祝福してくれていると分かる笑顔でそう言ったゼムさんは、俺に一枚の紙を差し出してきた。
受け取り、用紙を見ると、【冒険者登録書】と読めた。
そこには、名前、性別、年齢、職業、配偶者と、レベルを書く様になっていた。
俺は素直に全てを記入してゼムさんに渡す。
ゼムさんはそれを見て一瞬だけ首を傾げたが、何も言わずに処理を進めてくれた。
俺の予想だが、職業【無職】が引っ掛かったんだと思う。
手続きを進めながら、ゼムさんが俺に聞いてきた。
「トウジさん、昨日バーム商会に王毒オロチを売りましたか?」
「あっ、はい。買取してもらいました」
「他にも倒した魔物はいますか?」
「今までに倒したのは、角ウサギと大牙イノシシ、昨日は他に地主オオカミとスライムを倒しました」
「それを保証して下さる方はおられませんか?」
そう言われて俺は城門の門衛をしているエイダスと、その奥さんのエルさん。そして、サヤの名前を告げた。
それを聞いてゼムさんがサヤに問いかけた。
「サヤさん、トウジさんの言う事を保証しまか?」
「はい、保証します」
即答するサヤ。返事を聞いてニッコリ笑ったゼムさんは、俺に言った。
「B級のサヤさんが保証されるという事ですので、ギルドの方でもトウジさんの言われている事を信用致します。ですので、初めて登録される方は、通常F級スタートですが、討伐実績によりC級スタートになります」
いきなり、高ランク!しかし、俺は疑問に思ったからゼムさんに聞いた。
「いくらサヤがB級とは言え、その言葉の保証だけで信頼しても大丈夫なんですか?」
俺の問い掛けに笑いながら返事をするゼムさん。
「トウジさん、種明かしをしましょう。実はエイダスとは同い年でして(笑)そして、私の実家はバーム商会なんです。それだけじゃなく、勿論ギルドの情報部門で裏付けは取りましたよ」
俺は衝撃を受けた!!ゼムさんに慌てて聞いた!!
「失礼ですが、ゼムさんはおいくつですか?」
「私ですか? ちょうど三十になります。トウジさんの二つ年下ですね」
「なっ!!」
絶句する俺をジト目で見るサヤ。
「エイダスさんを年上だと思ってたけど、実は年下だって知ってショックを受けた······ ってところでしょう? ショックを受けるのはそこじゃないからね、トウジ!」
俺の気持ちを見事に代弁したサヤ。結婚した日に旦那の気持ちが分かるなんて、なんて、良い妻なんだ!
「ん? そこじゃないって?」
一方俺は妻の心がわからないダメな夫だった。
「ギルドの情報部門に勝手に調べられてたってトコでしょ!」
そう言ったサヤにゼムさんが困った顔で言った。
「いや、サヤさんそれが、ですね。部門員が持って帰ってきた報告は『分からなかった』なんですよ······」
苦笑と共にそう言うゼムさん。
「えっ! 分からなかったのに、C級スタートって大丈夫なんですか?」
俺がそう聞くと、ゼムさんは
「今までにウチの情報部門員が『分からない』という報告をしてきた事は有りませんでした。逆にそれが、トウジさんが優秀だという証明になりました」
そう言って何やら操作していた手を止めて、俺に銀の小さなプレートを渡しながら、サヤに向かって言う。
「サヤさん、だから怒らないで下さいね」
ゼムさんにそう言われて、少し剥れながらも了承したサヤ。
そして、ゼムさんが立ち上がって言った。
「それではトウジさん、これで登録は完了です。ようこそ、冒険者の世界へ! ギルドマスターとして、トウジさんの参加を心より歓迎します!」
と最後に爆弾をブッ込んで来やがった。
「あんた、マスターかよっ!」
思わず突っ込んだ俺をどうか許してくれ。
「ハハハ、騙した訳ではないですよ。普段も忙しい時は受付業務をしますから。あとの細かい事はサヤさんが教えてくれると思いますので、ハショリますね」
そう言われて納得した俺。そして、サヤと二人でギルドを出た瞬間に声をかけられた。
「おいおい、新人君よ~。いくら【剣風】の連れだからって、大先輩に挨拶も無しかよ~」
俺とサヤの前には、二メートルに近い長身のバカデカイ男と、左右に一人ずつ並ぶ男がいた。
俺はサヤに聞いた。
「【剣風】って?」
「誰かが勝手につけた私の二つ名。私は名乗ってないからね」
へぇ~、B級ともなると二つ名がつくんだと俺は感心した。
そして、目の前にいる男達に言った。
「ご挨拶が遅れて申し訳ありません。諸先輩方を前にして、緊張の余りに大した事も言えませんが、本日晴れて冒険者登録をしました、トウジと申します。以後、ご指導、ご鞭撻の程をよろしくお願い申し上げます。」
そう大声で言って男達に大きく頭を下げる。俺の大声に真ん中のデカブツは、
「おっ、おお! 分かってりゃ良いんだ······」
と、戸惑いながら言ってるので、それを遮り
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