2 / 175
本編
2 下拵え
しおりを挟む
「あれ?もう始まっちゃってんじゃん」
ガチャリと重い扉を開く音がして、部屋に2人の男が入ってきた。細身だが背の高い男と、スキンヘッドの大柄な男だ。
ベッドから伸びた鎖と枷に、開かされた両手と右脚を拘束されたオレは、唯一自由な左脚を男の肩に乗せられ撫で回されながら、口の中と尻の穴に、『棒が付いた飴』を舐めさせられていた。
ちんこには振動する電動オナホが被せられ、中ではヒダ状のヌルヌルにブルブルと擦られている。
『男のこんな姿を見て、楽しいか?』
冷めた頭でそんなことを考えていられたのは、“本物の性的な快感”というものをオレが知らなかったから、なのだろう。
子どもを授かってから妻とはしていなかったが、仕事が忙しく性的な不満は感じたことがなかった。
自分は性欲が薄いのでは、とさえ思っていた…。
妻はどう思っていたのだろう。
男がオレの口に押し込んできた飴は、意外とおいしかった。
始めは『変なものではないか』と不審に思い、拒絶していた。
だが、逆らってもどうしようもないことを思い出し、抵抗をやめたのだ。
コロリとした丸い白色の飴はやけに大きく、開かされた口は顎の関節が痛いほどで、棒の長さが通常の2.5倍くらいあり奇妙だった。だが、見た目のとおり甘いミルク味で、腹が減っていたオレの舌と唾液は喜んで飴を溶かしてしまう。
手を封じられているため口の中で動かせず、舐めていると少し苦しい。
しばらく経つと、途中でそれは取り上げられ、別の飴に変えられる。
新しい飴はコーラ味、にしては少し苦い。
しかもこちらは先程のものよりさらに大きい上、喉を突きそうなほどの長さ。おえっと嘔吐いてしまいそうだ。
『さっきの方が美味しかったのに』と恨めしく思っていると、そのミルク味の飴は何故か男の口に咥えられていた。
すると、
「あ?」
ツンツンと後ろの穴に何かが触れてくる。
先ほど小袋を破くところが見えたことから考えると、おそらくコンドームを嵌めた男の指だろう。
ゴムにまとわりつくゼリーのヌルみで穴の中に侵入を果たされてしまうと、そのまま『くぷくぷ』と何度か出し入れされる。
ナカを指に掻き回される感覚に耐えていると、男は咥えていた飴を口から取り出した。
先ほどオレの口から奪われた『ミルク味の棒付きの飴』だ。
それを…なんと後ろの穴につぷんと差し込まれる。
唾液で温く溶けた飴をくるくると回し、くすぐるように手前から奥に尻穴の壁へと擦り付けながら出し入れされる。
時折コツンと壁面にぶつけられ、びくっと中を締めてしまった。
すると、ナカの感覚が変わった。
「んっ!」
締め付けたことでパリッと割れた飴の中に、ドロリとした『なにか』が封じられていたらしい。飴を失った棒の先端は柔らかいブラシ状になっているのか、ゴシゴシとその液体を内壁に擦り込まれる。
「っ?…っん」
ナカがじんわりと熱くなってきた。
「…?」
男は答えないまま、オナホらしきものをオレのちんこにセットする。
「飴は特注品。下のはかなり強めのアルコール、上のは若干『気分が上がるお薬』だ」
(薬物か!?)
コーラ味もどきの飴を舌で押し出し、慌てて吐き出そうとするが、後から部屋に入ってきた細身の男によって戻されてしまう。
「おーっと、出しちゃだめ。お尻で気持ちよくなるためにも、しっかり舐めたほうがいいよ~」
常習性はないという。
顔を背けたいのに、喉の方まで飴を押し込まれるため逆らえない。奥に押し込まれ、また嘔吐いてしまい、目に涙が滲む。
「ねぇ、気づいてる?さっきから舐めてる飴」
ズルッと口から引き抜かれた『それ』は
小さな男根の形をしていた。
「…んぶっ、…ん…」
『悪趣味だ』と言おうとした瞬間にまた飴を唇に戻され、揶揄うように抜き差しされる。
いつの間にか、もう一人の男も近くにおり、カメラをこちらに向けていることに気づく。
『撮るな!』と言いたかったが、大きな飴で塞がれた口はくぐもった音しか出すことを許されない。
スキンヘッドの大男だった。
カメラを何台か三脚ごとベッドを囲むように置きながら、手にしたレンズで、
焦るオレの目や、唾液に濡れた飴をまるでフェラのように抜き差しされている唇、オナホを嵌められ震えるちんこ、飴の棒ブラシをズボズボされている尻の穴まで、ジットリ舐めるように撮られている。
尻から腹の中、頭へと、カーッと熱い場所が広がっていく。
「直腸から直飲みだと酒がよく回るな」
男がブラシで尻の中を擦りあげるが、酒で麻痺したのか痛みを感じない。
それなのに、妙なむず痒さを感じる。
「ヒクヒクしてきたな」
ブラシを引き抜かれ、再び指をズブズブと出し入れされる。
「溶けきった」
するとまた、口からちんこの形の飴を抜き取られ、尻の穴に突き刺される。
ナカに馴染ませるようにヌルヌルと擦り付けながら一番奥に押し込まれる。
「…ぁ、…なんだ?」
身体がゾクゾクしてくる。
「酒と混じると効くだろ、コレ」
身体が制御できない。
舌先や喉の奥、尻から腹の中までが、カーッと熱いのに痺れている。
身体が、いや飴を含ませられた尻の穴がパクパクと戦慄く。オナホの振動を受けている前も制御できない。
ジェットコースターで落下した時のような浮遊感。
「…っぁ、…ぁああ」
ビュルルルッ、
無意識に脚がピンと伸び、射精してしまった。
「この人エロいね~」
イッているのにオナホをグジュグジュ動かされ、最後まで搾り取られる。
「ああ、早く突っ込みてぇな」
自身の代わりのように、飴を激しく抜き挿しされた。
ガチャリと重い扉を開く音がして、部屋に2人の男が入ってきた。細身だが背の高い男と、スキンヘッドの大柄な男だ。
ベッドから伸びた鎖と枷に、開かされた両手と右脚を拘束されたオレは、唯一自由な左脚を男の肩に乗せられ撫で回されながら、口の中と尻の穴に、『棒が付いた飴』を舐めさせられていた。
ちんこには振動する電動オナホが被せられ、中ではヒダ状のヌルヌルにブルブルと擦られている。
『男のこんな姿を見て、楽しいか?』
冷めた頭でそんなことを考えていられたのは、“本物の性的な快感”というものをオレが知らなかったから、なのだろう。
子どもを授かってから妻とはしていなかったが、仕事が忙しく性的な不満は感じたことがなかった。
自分は性欲が薄いのでは、とさえ思っていた…。
妻はどう思っていたのだろう。
男がオレの口に押し込んできた飴は、意外とおいしかった。
始めは『変なものではないか』と不審に思い、拒絶していた。
だが、逆らってもどうしようもないことを思い出し、抵抗をやめたのだ。
コロリとした丸い白色の飴はやけに大きく、開かされた口は顎の関節が痛いほどで、棒の長さが通常の2.5倍くらいあり奇妙だった。だが、見た目のとおり甘いミルク味で、腹が減っていたオレの舌と唾液は喜んで飴を溶かしてしまう。
手を封じられているため口の中で動かせず、舐めていると少し苦しい。
しばらく経つと、途中でそれは取り上げられ、別の飴に変えられる。
新しい飴はコーラ味、にしては少し苦い。
しかもこちらは先程のものよりさらに大きい上、喉を突きそうなほどの長さ。おえっと嘔吐いてしまいそうだ。
『さっきの方が美味しかったのに』と恨めしく思っていると、そのミルク味の飴は何故か男の口に咥えられていた。
すると、
「あ?」
ツンツンと後ろの穴に何かが触れてくる。
先ほど小袋を破くところが見えたことから考えると、おそらくコンドームを嵌めた男の指だろう。
ゴムにまとわりつくゼリーのヌルみで穴の中に侵入を果たされてしまうと、そのまま『くぷくぷ』と何度か出し入れされる。
ナカを指に掻き回される感覚に耐えていると、男は咥えていた飴を口から取り出した。
先ほどオレの口から奪われた『ミルク味の棒付きの飴』だ。
それを…なんと後ろの穴につぷんと差し込まれる。
唾液で温く溶けた飴をくるくると回し、くすぐるように手前から奥に尻穴の壁へと擦り付けながら出し入れされる。
時折コツンと壁面にぶつけられ、びくっと中を締めてしまった。
すると、ナカの感覚が変わった。
「んっ!」
締め付けたことでパリッと割れた飴の中に、ドロリとした『なにか』が封じられていたらしい。飴を失った棒の先端は柔らかいブラシ状になっているのか、ゴシゴシとその液体を内壁に擦り込まれる。
「っ?…っん」
ナカがじんわりと熱くなってきた。
「…?」
男は答えないまま、オナホらしきものをオレのちんこにセットする。
「飴は特注品。下のはかなり強めのアルコール、上のは若干『気分が上がるお薬』だ」
(薬物か!?)
コーラ味もどきの飴を舌で押し出し、慌てて吐き出そうとするが、後から部屋に入ってきた細身の男によって戻されてしまう。
「おーっと、出しちゃだめ。お尻で気持ちよくなるためにも、しっかり舐めたほうがいいよ~」
常習性はないという。
顔を背けたいのに、喉の方まで飴を押し込まれるため逆らえない。奥に押し込まれ、また嘔吐いてしまい、目に涙が滲む。
「ねぇ、気づいてる?さっきから舐めてる飴」
ズルッと口から引き抜かれた『それ』は
小さな男根の形をしていた。
「…んぶっ、…ん…」
『悪趣味だ』と言おうとした瞬間にまた飴を唇に戻され、揶揄うように抜き差しされる。
いつの間にか、もう一人の男も近くにおり、カメラをこちらに向けていることに気づく。
『撮るな!』と言いたかったが、大きな飴で塞がれた口はくぐもった音しか出すことを許されない。
スキンヘッドの大男だった。
カメラを何台か三脚ごとベッドを囲むように置きながら、手にしたレンズで、
焦るオレの目や、唾液に濡れた飴をまるでフェラのように抜き差しされている唇、オナホを嵌められ震えるちんこ、飴の棒ブラシをズボズボされている尻の穴まで、ジットリ舐めるように撮られている。
尻から腹の中、頭へと、カーッと熱い場所が広がっていく。
「直腸から直飲みだと酒がよく回るな」
男がブラシで尻の中を擦りあげるが、酒で麻痺したのか痛みを感じない。
それなのに、妙なむず痒さを感じる。
「ヒクヒクしてきたな」
ブラシを引き抜かれ、再び指をズブズブと出し入れされる。
「溶けきった」
するとまた、口からちんこの形の飴を抜き取られ、尻の穴に突き刺される。
ナカに馴染ませるようにヌルヌルと擦り付けながら一番奥に押し込まれる。
「…ぁ、…なんだ?」
身体がゾクゾクしてくる。
「酒と混じると効くだろ、コレ」
身体が制御できない。
舌先や喉の奥、尻から腹の中までが、カーッと熱いのに痺れている。
身体が、いや飴を含ませられた尻の穴がパクパクと戦慄く。オナホの振動を受けている前も制御できない。
ジェットコースターで落下した時のような浮遊感。
「…っぁ、…ぁああ」
ビュルルルッ、
無意識に脚がピンと伸び、射精してしまった。
「この人エロいね~」
イッているのにオナホをグジュグジュ動かされ、最後まで搾り取られる。
「ああ、早く突っ込みてぇな」
自身の代わりのように、飴を激しく抜き挿しされた。
0
あなたにおすすめの小説
邪神の祭壇へ無垢な筋肉を生贄として捧ぐ
零
BL
鍛えられた肉体、高潔な魂――
それは選ばれし“供物”の条件。
山奥の男子校「平坂学園」で、新任教師・高尾雄一は静かに歪み始める。
見えない視線、執着する生徒、触れられる肉体。
誇り高き男は、何に屈し、何に縋るのか。
心と肉体が削がれていく“儀式”が、いま始まる。
ふたなり治験棟
ほたる
BL
ふたなりとして生を受けた柊は、16歳の年に国の義務により、ふたなり治験棟に入所する事になる。
男として育ってきた為、子供を孕み産むふたなりに成り下がりたくないと抗うが…?!
禁断の祈祷室
土岐ゆうば(金湯叶)
BL
リュアオス神を祀る神殿の神官長であるアメデアには専用の祈祷室があった。
アメデア以外は誰も入ることが許されない部屋には、神の像と燭台そして聖典があるだけ。窓もなにもなく、出入口は木の扉一つ。扉の前には護衛が待機しており、アメデア以外は誰もいない。
それなのに祈祷が終わると、アメデアの体には情交の痕がある。アメデアの聖痕は濃く輝き、その強力な神聖力によって人々を助ける。
救済のために神は神官を抱くのか。
それとも愛したがゆえに彼を抱くのか。
神×神官の許された神秘的な夜の話。
※小説家になろう(ムーンライトノベルズ)でも掲載しています。
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる